1 0 0 0 OA 50GHz帯通信

著者
古濱 洋治 島貫 義太郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.38, no.8, pp.730-735, 1984-08-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
2

1983年6月に新設された50GHz帯の電波を使用する簡易無線局制度の目的, 技術基準, 使用範囲, 運用の仕方等と共に, 本無線局の一中継による伝送可能距離, 無線局の応用分野について紹介している.画像伝送可能距離は, 0.01%の許容断時間率に対して, 30cmφのアンテナを用いたとき, 約1~3kmである.
著者
扇 大輔 長 慶一郎 山内 康平 大崎 繁 田代 直明 古賀 信也
出版者
[九州大學農學部附属演習林]
雑誌
九州大学農学部演習林報告 (ISSN:04530284)
巻号頁・発行日
no.93, pp.28-36, 2012-03

平成18年10月7日午後から8日午前中にかけて台風並みに発達した低気圧により九州大学北海道演習林に大規模な風害が発生した。今後の資料とするため,ここではその被害概要についてまとめた。被害発生時,北海道演習林内では主に北ないし北北東方向から最大風速10m/s以上,瞬間最大風速20m/s以上の風が吹いたと推定された。被害は北海道演習林のほぼ全域にわたり発生し,被害面積158ha,被害推定本数48,481本,被害推定材積21,284m3に達した。今回の被害の特徴として,カラマツを中心とした針葉樹人工林,とくに40年生以上の壮齢林に大規模な風倒被害が発生したこと,被害が北東斜面の林分に集中し,風向とほぼ一致したこと,カラマツ林の被害形態は「根返り」が最も多く,次いで「傾斜・幹曲がり」で,「幹折れ」の被害はわずかであったこと等が挙げられた。

1 0 0 0 OA 古今名物類聚

著者
陶齋尚古老人 誌
出版者
須原屋市兵衛
巻号頁・発行日
vol.[2], 1791
著者
村上 聡 上之薗 和宏 榎津 秀次 古宮 誠一
出版者
社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.4, pp.124-124, 2004

物語理解過程のシミュレートによる物語テキストの自動要約手法が提案される。その手法は、テキストの命題リスト化、連結ルールによる命題ネットワーク構築、連結パターン照合による重要命題導出から構成されている。
著者
古賀 のり子 都留 寛治 戸井田 力 高橋 一郎 石川 邦夫
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
日本歯科理工学会誌 (ISSN:18844421)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, 2014-09-20

Effect of treatment condition on carbonation of calcium hydroxide compact was examined. The result indicated that 100% relative humidity was quite effective for carbonation of calcium hydroxide compact. When calcium hydroxide compact was prepared under high compaction pressure, the calcite block with high mechanical property could be obtained after the carbonation although it took longer time to transform to calcite. High temperature more than 200℃ could enhance the carbonation, however, the heating more than 600℃ facilitated calcium oxide formation which caused lower mechanical property.
著者
斎藤 幸恵 山本 篤志 太田 正光 有馬 孝禮 内海 泰弘 古賀 信也 門松 昌彦 坂野上 なお 山本 博一
出版者
The Japan Wood Research Society
雑誌
木材学会誌 (ISSN:00214795)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.25-32, 2015

伝統技術による檜皮採取が剥皮木の木部性質を変化させるか否か明らかにすることを目的として,檜皮採取前後のヒノキ木部ヤング率,セルロースミクロフィブリル傾角(MFA)について検討した。同一林分のほぼ等しい環境に生育する>69年生ヒノキペア5組を選定し一方から檜皮を一度採取し他方を対照木とした。採取年およびその前後に形成された計<18年輪について放射方向に連続的に試料採取し,同一の母細胞から形成された試験体を作製,ヤング率とMFAの変化を年輪毎に平均し時系列で比較した。剥皮・対照木の個体差を除くため,ある年に形成された年輪の測定値と前年輪の測定値の差を,その絶対値の総和で割り標準化した「変化率」で比較した。その結果,檜皮採取に起因した明瞭な変化は認められなかった。熟練原皮師による形成層を傷つけない方法による檜皮採取は少なくとも,環境や遺伝的要因による変動を上回る木部性質の変化は及さないと結論づけられた。
著者
高橋 亜佑美 古株 慎一 見坐地 一人
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.31-36, 2011

自動車の走行状態における高周波領域の振動,騒音を解析する手法として,統計的エネルギー解析手法(SEA法)が最近用いられるようになったが,解析精度に課題があった.そこで筆者らはSEA法の解析精度向上を目的とした手法として,ハイブリッドSEA法を提示し,実車の車室内音響解析に対する有効性を報告する.
著者
照屋 典子 砂川 洋子 豊里 竹彦 伊波 華 知念 正佳 木村 安貴 與古田 孝夫
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.49-56, 2018 (Released:2018-02-20)
参考文献数
42

本研究は,喉頭摘出者の不安・抑うつ傾向と個人属性および日常生活における困難感との関連性を検討することを目的とした. A県患者会に所属する135名を対象に無記名の質問紙調査を行った.調査内容は基本属性,日常生活における困難感,不安・うつ尺度(NAS-J-L 6項目)である.有効回答が得られた43名を対象として重回帰分析を行った結果,年齢(β=-0.369,p=0.004),外出・趣味に関する困難感(β=0.419,p=0.002)は不安・うつ尺度得点と有意な関連性が認められ,若年,中年者および外出・趣味に困難を有する者では不安・抑うつ傾向が高いことが明らかとなった.看護者はこれらの対象者に対し,より注意深く心理状況や生活環境のアセスメントを行い,継続的な心理社会的支援を行う必要性が示唆された.
著者
古波藏 契 コハグラ ケイ Kohagura Kei
出版者
同志社大学グローバル・スタディーズ学会
雑誌
同志社グローバル・スタディーズ = Journal of global studies (ISSN:21859396)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.29-49, 2017-03

論文米軍占領期の沖縄において、労働運動は住民自治要求の最前線に位置している。しかしながら、このことは自明なことではない。労働運動勢力は単に弾圧の対象であっただけではなく、占領当局にとっても体制内化すべき工作の対象と見做されてきたのである。本稿では、こうした企図が破綻し、労働運動が革新勢力の中心に留まることになる要因を、米国沖縄統治の枠組みに内在された欠陥と関わらせて検討する。In postwar Okinawa, labor movements composed main motivation for the autonomy of local population against the U.S. military occupation. This is not selfevident. Because for the authorities in Okinawa, labor movements was not just taken as targets to be oppressed, but as negotiating partners to build consensus on the present regime. This paper will arugue on the factors for whic the original intention failed to achieve and led to the direct conflict with the labor movements, in reference to the deficiency built in the governing structure of U.S. military occupation of Okinawa.戦後沖縄労働運動史, History of Labor Movements in Occupied Okinawa国際自由労連, ICFTUP.W.キャラウェイ, Paul Wyatt Caraway
著者
辻野 元大 古城 直道 山口 智実 廣岡 大祐 松田 茂敬 岩佐 康弘 寺内 俊太郎
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.856, pp.17-00161-17-00161, 2017 (Released:2017-12-25)
参考文献数
18

Diamond cutting tools show severe wear in turning of steels. In previous paper, it was shown that carbides on ferrite phase, which were precipitated by carburization, suppressed the diamond tool wear. In this paper, detailed distribution of constituents of the carbides was analyzed by EDS (energy-dispersive X-ray spectroscopy). In addition, characteristics of each carbide such as occupancy, diameter, and degree of circularity were measured. Results indicate that those characteristics of the carbides influence suppression of the tool wear.
著者
古賀 雄二 植村 桜 伊藤 聡子 井上 和代 大西 純子 小幡 祐司 杉江 英理子 杉野 由起子 藤野 智子 古厩 智美 茂呂 悦子
出版者
日本クリティカルケア看護学会
雑誌
日本クリティカルケア看護学会誌 (ISSN:18808913)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.37-48, 2017-03-31 (Released:2017-04-19)
参考文献数
18
被引用文献数
2

クリティカルケア領域のせん妄ケアにおける急性・重症患者看護専門看護師(CCNS)の役割に関する実態調査(研究以外)を目的に自記式質問紙調査を行い,質的帰納的に分析した.その結果,実践29個,相談8個,調整5個,倫理調整2個,教育8個のカテゴリーが抽出された. CCNSのせん妄ケアはせん妄予防ケア・発症後ケア・離脱後ケアの3局面に対して,『せん妄要因のモニタリングと管理ケア(基盤的要素)』・『認知と生活リズムの再構築ケア(核心的要素)』・『Patient-Family empowerment(補完的要素)』により構成され,螺旋的に有機的相互作用を続けながら,せん妄リスクファクターからの解放と患者生活の再構築を促進していた.また,CCNSは家族をケア提供者として捉えてせん妄ケアチームへの参画を促し,せん妄にチームで取り組む体制を構築していた. CCNSのせん妄ケアは,患者ニードの追求とそれに基づく看護ケアに包含され,せん妄ケアの方向性は自己実現のニードの具体形である患者生活の再構築であることから,包括的患者生活管理である.
著者
富永 哲郎 和田 英雄 古川 克郎 黨 和夫 柴崎 信一 岡 忠之
出版者
日本腹部救急医学会
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.1087-1091, 2011-11-30 (Released:2012-01-27)
参考文献数
26

症例は71歳,男性。腹痛を主訴に当院を受診した。腹部CT検査で腹腔内出血と上腸間膜動脈(superior mesenteric artery:以下,SMA)の閉塞を認め,腹部血管撮影検査を施行した。右結腸動脈からの出血がみられ,コイル塞栓術にて止血した。また,SMAは回結腸動脈(iliocecal artery:以下,ICA)の起始部で閉塞していた。形状からSMAの解離が疑われ,血行再建術が必要と判断し手術を施行した。開腹所見では,回腸末端から上行結腸にかけての色調が不良であった。ICA内腔を確認すると塞栓を認めたため,塞栓除去術を施行した。その後,ICA末梢の血流は再開し腸管の色調が改善したため,腸管切除術を行わずに手術を終了した。術後は,大きな合併症を認めず退院した。しかし,3ヵ月後に腸閉塞症で再入院し,右半結腸切除術を施行した。回腸末端から上行結腸は,瘢痕化し狭窄していた。腸間膜動脈塞栓症に対する塞栓除去術後は,虚血に伴う腸管狭窄を念頭に置いた厳重な経過観察が重要である。
著者
上田浩 中村素典 古村隆明 神智也
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.97-104, 2015-04-15

筆者らは大学の情報系センターでの経験から,大学等における情報倫理教育には次の3つの問題:(1)標準化と可視化がなされていない,(2)留学生への教育が困難,(3)持続可能性が低い,があり,これらの問題に対処し,大学等における情報倫理教育を充実させるため「高等教育機関の情報セキュリティ対策のためのサンプル規程集」に準拠し日英中韓の4カ国語に対応した情報倫理eラーニングコンテンツ「倫倫姫」を開発し運用してきた.2012年11月より「倫倫姫」は,学認連携Moodleにおいて,学認参加機関であれば無償で利用できるようになっている.本稿では「倫倫姫」開発・運用を総括するとともに,複数の大学等に本コンテンツを提供している学認連携Moodleの構築・運用事例とそこから得た知見を報告する.
著者
古賀 康男 井上 敏克 立屋敷 久志 助清 満昭 岡本 雅道 浅野 闘一
出版者
一般社団法人 日本原子力学会 バックエンド部会
雑誌
原子力バックエンド研究 (ISSN:18847579)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.17-25, 1997
被引用文献数
7

原子炉の解体に伴い、大量の非放射性コンクリートが発生する。環境への配慮から、このコンクリートを処理して重量比で80 %を占める骨材を回収し、新設の工事等に使用することが期待されている。そこで、コンクリート塊に加熱処理とすりもみ処理を施して骨材を回収することを検討した。  加熱処理が分離した骨材の性能に与える効果は温度が高いほど大きいが、高温になるにしたがって骨材そのものも劣化する。骨材の品質へ与える影響を考慮した効果的な加熱温度は200~500 ℃であった。加熱保持時間の影響は相対的に小さかった。また、300 ℃の加熱を施し、すりもみ効果の卓越したロッドミルおよび攪拌ミルによりそれぞれ30~120分処理したとき、建築工事標準仕様書・同解説JASS 5Nの絶乾比重および吸水率の規定値を満足する品質の粗骨材および細骨材が得られることが判明した。