著者
湯川 進太郎 吉田 富二雄
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.159-169, 1998

This study investigated the effect of the presence of other person on cognition, emotion, and aggressive behavior elicited by media violence. In experiment 1, sixty undergraduate students (30 males and 30 females) were first exposed to a violent video either with the same-gender person or alone. Then, subjects described what they were thinking about while watching the video, and rated their affect about the video. Heart rate and eye blink rate were recorded continuously while watching the video. Results showed that the presence of other person while exposed to media violence inhibited negative affect and facilitated positive thoughts and affect. In experiment 2, sixty undergraduate students (30 males and 30 females)were exposed to a violent video either with the samegender person who reacted positively to the video or with the one who reacted negatively. Unlike the experiment 1, aggressive behavior was measured on the Taylor (1967) paradigm. Results showed that the presence of other person who reacted positively to media violence facilitated aggressive behavior.
著者
湯川 進太郎 吉田 富二雄
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.127-136, 2003

he purpose of this study is to examine the effects of the expressive and contextual characteristics of violent videos on affective reactions. Expressive characteristics are concerned with the way by which violence is represented visually, and contextual characteristics are concerned with the story in which violence happens. Fifty undergraduates (male=24, female=26) evaluated their impressions of 20 violent videos and rated their affective reactions to these videos. Two judges evaluated each contextual characteristic. Results showed that although the expressive characteristics influenced viewers' affective reactions, the contextual characteristics did not. The effects of violent videos on aggressive behavior were discussed from two perspectives, one associated with the affective effects of the expressive characteristics on hostile aggression and the other with the learning effects of the contextual characteristics on imitative aggression.
著者
吉田 光男 乾 孝司 山本 幹雄
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.2502-2512, 2013-12-15

ブログページには,Web検索エンジンなど機械的にページを処理するシステムにおいてノイズになる部分が含まれる.そのため,ブログのコンテンツを利用するためには,コンテンツの抽出処理が必要になる.さらに,ブログのコンテンツは,ポストと呼ばれるブログの書き手によるコンテンツと,コメントと呼ばれるブログの読み手によるコンテンツに二分できる.ポストとコメントの存在はブログの特性の1つであり,ブログの特性を活用するシステムや研究では,ポストおよびコメントを別々に抽出できていることが望ましい.本論文では,ブログページ集合を用いることにより,ポストとコメントを自動的に分離抽出する手法を提案する.複数のブログ記事ページを含むあるブログサイトにおいて,ポストはすべての記事ページに出現するが,コメントはいずれかの記事ページにしか出現しないという点に着目し考案した.また,本手法のアルゴリズムを実装したソフトウェアを用いて実験を行い,日本語ブログサイトに対しての有効性を検証し,コンテンツをポストおよびコメントに分離できることを確認した.
著者
吉田 右子
出版者
日本図書館情報学会
雑誌
日本図書館情報学会誌 (ISSN:13448668)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.121-137, 2002-09-30

第二次世界大戦ではあらゆるメディアが戦力として使われ,公共図書館もまた戦時情報の伝達機関として重要な役割を果たした。本稿ではアメリカ図書館協会(ALA)と戦時情報局(OWI)による戦時情報サービスを分析することによって,アメリカのメディア政策における公共図書館の位置づけを解明した。両者の協同関係に基づく情報提供サービスを検討した結果,第二次世界大戦期に公共図書館は,市民に対し必要な情報を適切に媒介する戦時情報センターとしてメディア戦略の一端に位置づけられていたことが明らかになった。また公共図書館の戦時情報サービスは印刷資料に限らず,映像資料を含む多種のメディアを通じて行われていたことを,ALAとOWIの連携活動を検討するなかから示した。そしてデモクラシー社会を支える見識ある市民にとって,円滑な情報流通が極めて重要であるとの認識が両者の情報提供サービスの理念的基盤にあったことを結論とした。
著者
手塚 清 土居 隆秀 吉田 豊
出版者
[栃木県水産試験場]
雑誌
栃木県水産試験場研究報告 (ISSN:13408585)
巻号頁・発行日
no.48, pp.147-149, 2005-03

カジカ資源についての基礎情報を得るため、今回は荒井川におけるカジカの生息状況について調査した。平成15年12月10日鹿沼市南西部を流れる荒井川本流およびその支流の一部から8地点を選び調査を行った。電気ショッカーで採捕されたカジカは81尾であり、単位時間漁獲努力あたり24。42尾/時、単位面積あたり0。0365尾/m2採捕された。その体長および体重は広範囲に分散していることから、順調に資源の再生産が行われているものと思われた。

1 0 0 0 涙松集

著者
吉田義卿 [詠]
出版者
松下村塾
巻号頁・発行日
1862

1 0 0 0 縛吾集

著者
[吉田]松陰著
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
1865
著者
吉田 国光
巻号頁・発行日
2011

Thesis (Ph. D. in Science)--University of Tsukuba, (A), no. 5899, 2011.7.25Includes bibliographical references (leaves 149-158)
著者
[吉田兼好 著]
出版者
吉岡平助
巻号頁・発行日
1894
著者
伊藤誠悟 吉田 廣志 河口信夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.90, pp.25-31, 2005-09-15
被引用文献数
18

近年無線LANの普及が急速に進み,無線LAN環境を用いた位置測位システムが非常に多く開発され位置情報システムが身近に利用できる環境になりつつある.本論文では,無線LAN測位システムのためのプロジェクトLockyプロジェクトの紹介,位置推定手法とその応用アプリケーションについて提案する.Lockyシステムにおいては環境に存在する無線LANのBSSID(Basic Service Set Identifier)情報や受信電波強度分布の情報をユーザのコラボレーションで収集しそれらの事前電波情報と,ユーザがある状態において観測できる無線LAN情報を用いて位置推定を行う.本システムにおいてはユーザはノートPCやPDA等の無線LAN機能付き端末さえもっていれば端末の位置推定を行い位置依存サービスを手軽に享受することが可能である.Over the last few years, wireless LAN and location-based services has been a hot subject of controversy. Many positioning systems using wireless LAN have been developing. In this paper, we introduce a community based positioning project using wireless LAN named Locky.jp. And we propose a positioning method and location based application using Locky. In Locky system, pre-observation data of wireless environment information that user can collect at that point, system estimates terminal's location. When a user wants to utilize location based service based on Locky system, the user only need a laptop or PDA with wireless LAN.
著者
國森 裕生 竹中 秀樹 布施 哲治 後藤 忠広 久保岡 俊宏 豊嶋 守生 吉田 和哉 桑原 聡文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.107, pp.99-104, 2012-06-21

東北大が計画している小型衛星「ほどよし21」別名RISESATに光通信ミッションのレーザ送信機器コンポーネントを搭載し、先進的宇宙実証をおこなう計画を述べる。ミッション名VSOTA(Very Small Optical Transmitter for component validation)の目的と仕様、リンク計算、衛星インタフェースと実験とその評価方法の概要を述べる。
著者
渡辺 昭一 木畑 洋一 秋田 茂 横井 勝彦 菅 英輝 吉田 修 木畑 洋一 秋田 茂 横井 勝彦 菅 英輝 吉田 修 都丸 潤子 波多野 澄雄 河西 晃祐 山口 育人
出版者
東北学院大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2007

冷戦体制の確立期におけるアジア国際秩序の再編問題について、国際援助計画コロンボ・フランの実施過程との関連から検討した。第一に、コロンボ・プランは、イギリスにとってコモンウェルス体制として影響力を残存させるために、インドおよびオーストラリア、ニュージーランドにとってアジア安全保障体制の強化のために、策定されたこと、第二に、その計画のド要な財源となったスターリング・バランスの枯渇により、イギリスの支援が資本援助から技術援助へとシフトしたこと、それによって被援助のアジアは、積極的な資本援助を求めて支援の多様化を図っていったこと、第こに、イギリスのコモンウェルスの存続、アメリカのヘゲモニー支配が強化される中で、その多様化が自立したアジア地域連合という新体制の成、忙につながったことを明らかにした。
著者
吉田 憲正 武井 勝
出版者
日本情報経営学会
雑誌
オフィス・オートメーション (ISSN:0389570X)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.31-38, 1997-10-10

This paper describes the evolution of information technology (IT) from the 1980 to the present by examining the experiences of the member corporations of the Leading-edge Systems Users Group (LS-KEN), a Fujitsu user association which conducts research on new IT and its uses. Two sources provide the lens through which this transformation is viewed. First are annual survey reports, which are used to reveal trends of IT utilization, and second are the yearly themes of research groups within the LS-KEN. Based on this analysis, the author divides the evolution of IT into 3 phases: a Data Processing phase; an IT phase; and an Open Network phase. The characteristics of IT technologies and use, along with the activities of the members of the LS-KEN, are discussed for each of the phases.
著者
今本 成樹 岩崎 隆 三好 紀彰 三好 喜久雄 増田 国充 二本松 昭宏 渡辺 修一郎 山下 洋平 射場 満 今本 三香子 難波 信一 吉田 留理子 相馬 武久
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.96-102, 2012-10-20 (Released:2013-10-10)
参考文献数
14

一般病院に来院した犬1,104 頭,実験用ビーグル犬74 頭,2 つの繁殖場の犬120 頭の3 群に分け,Heat extract enzyme-linked immunosorbent assay(HE-ELISA)およびマイクロプレート凝集反応(MA)を用いて,抗Brucella canis (B.canis)抗体の保有状況の調査を実施した。一般病院群における検査においては,6 頭(0.54%)が抗B.canis 抗体陽性であり,1,073 頭(97.2%)は抗体保有が確認されなかった。実験用ビーグル群とカイ2乗検定を用いて比較すると,p-value < 0.0001 となった。 抗体陽性犬の6 頭のうち4 頭が繁殖場から引き取られた犬であった。この6 頭全てにおいて臨床症状は確認されなかった。一方,繁殖場の犬においては,26 頭(21.7%)が抗B.canis 抗体陽性と判定され,流産や精巣炎といったブルセラ症を疑わせる臨床症状を示す犬は抗体陽性犬のうち3 頭に過ぎなかった。 B.canis 感染を診断するにあたり,感染してからの期間,治療歴,発情,検査方法により診断結果に差が生じることや, B.canis 感染犬が必ずしも臨床症状を示すわけではないことは,既に知られている。今回の結果でも,抗体陽性犬の全てが,臨床症状を示したわけではない。そのため,B.canis 感染の検査においては,定期的・複数回の臨床症状の観察やB.canis 抗体検査を実施することが望ましい。B.canis 感染の蔓延を防ぐための犬のブルセラ症の監視・管理方法については,一般病院においては,感染症例に遭遇することは今回の結果からも非常に少ないと考えられるので,繁殖場をはじめとした集団飼育施設における管理について,今後さらなる対応を検討する必要があると考えられる。
著者
出口 拓彦 吉田 俊和
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.160-169, 2005

The purpose of the present research was to investigate the relationships among normative consciousness, individual traits, and the frequency of private conversations, in the form of whispering, amongst students during a college lecture. In the first study, the relationships among normative consciousness against whispering, perspective taking, social skills, and the frequency of whispering were examined through a questionnaire survey consisting of 251 respondents. The results showed that students who whispered frequently indicated high perspective taking or social skills. In the second study, the relationships among the goals of college life, normative consciousness, and the frequency of whispering were focused upon. The relationships between whispering and feelings of adjustment were also investigated. A questionnaire survey was conducted, and 369 responses were obtained. The results showed the following. (1) Despite having a high normative consciousness, students who valued the development of interpersonal relationships during college life were more likely to have conversations irrelevant to the lecture. (2) There were positive relationships between whispering and feelings of interpersonal adjustment.