著者
室井 尚 佐藤 守弘 吉田 寛 吉岡 洋 秋庭 史典 島本 浣 安田 昌弘 小松 正史 吉村 和真 前川 修 大久保 美紀 丸山 美佳
出版者
横浜国立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-10-21

本研究は5名の研究代表者、分担者を中心とした研究会を複数回開催するとともに、大規模な公開研究集会を年に一回開催し、その成果を映像記録や報告書にまとめることによって、一般からもその成果に対する広い関心を集めることができた。最終年度には報告書として論文集を公刊した。また2014年の国際記号学会においてはラウンドテーブルを組織して、海外の研究者との議論を深めることができた。これらの研究活動によって新しい理論的な枠組の構築に結びつけることができた。本研究はポピュラー文化に関する美学的アプローチの最先端の成果を挙げることができた。
著者
小松 正明
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会誌 (ISSN:00214663)
巻号頁・発行日
vol.50, no.579, pp.59-72, 2002-04-05 (Released:2019-04-12)
参考文献数
5
被引用文献数
1
著者
小松 正史 加藤 徹 桑野 園子 難波 精一郎 近藤 明 井上 義雄 山口 克人
出版者
The Institutew of Noise Control Engineering of Japan
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.268-276, 2000-08-01 (Released:2009-10-06)
参考文献数
26
被引用文献数
2

道路交通騒音の不快感緩和対策として, 本稿では樹木葉擦れ音のマスキング効果に着目し, 高木類6種が発生する葉擦れ音の周波数やレベル分析, 距離減衰に伴うレベル変化などの物理測定を実施した。その結果, 各樹種とも100Hzから1,000Hzにかけて平坦な成分をもち, 1,000Hz以上で樹種間に差が現れた。レベルの高い音を発生する樹種の特性は受風感度の高い形状をもつものであり, 高域の周波数成分を多く含む樹種の特性は葉縁部の硬度が高いことが示された。また, 距離減衰に伴って高域の周波数成分が減少することも確認された。3樹種については風速値とLAeq,10minの間に相関がみられた。最後に葉擦れ音を活かした沿道植栽計画の必要性を論じた。
著者
志村 俊昭 小山内 康人 豊島 剛志 大和田 正明 小松 正幸
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 = THE JOURNAL OF THE GEOLOGICAL SOCIETY OF JAPAN (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.112, no.11, pp.654-665, 2006-11-15
参考文献数
57
被引用文献数
2

日高変成帯は,第三紀の火成弧の地殻断面であると見なされている.シンテクトニックなトーナル岩マグマは地殻規模のデュープレックス構造のフロアースラスト,ランプ,ルーフスラストに沿って迸入している.このトーナル岩マグマは露出していない最下部地殻のアナテクシスによって生じた.<br>日高変成帯北部の新冠川地域には,含輝石トーナル岩類(最下部トーナル岩体)が分布している.このトーナル岩体には,斜方輝石の仮像や,アプライト脈などの様々な冷却過程を示す証拠を見ることが出来る.これらの組織から,このトーナル岩体の冷却過程が明らかになった.シンテクトニックなトーナル岩体と,変成岩層の<i>P</i>-<i>T</i>-<i>t</i>経路は地殻の上昇テクトニクスを示している.一方,デラミネーションを起こした最下部地殻の<i>P</i>-<i>T</i>-<i>t</i>経路も推定することが可能である.<br>
著者
小松 正志 岩松 洋子 安倍 敏 兼平 正史 笹崎 弘己 奥田 礼一
出版者
東北大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1995

水道水に0.04〜0.07%程度の微量のNaClを加え、特殊な隔膜を介して電気的に分解する事により陽極側から生成される酸化電位水は殺ウィルス、殺菌作用を有している。しかし、人体に為害性を有する成分であるCl^-を含有しており、問題があることが指摘されている。NaClに代わる電解促進剤を微量添加することにより、同様の効果を有し、しかも無害の酸化電位水を作成し、その殺ウィルス、殺菌メカニズムの解明をはかることを目的に本実験が行われた。NaClの代わりに各種酸を添加してその濃度と導電率の関係を調べ、1000μs/cm程度の導電率を示した酸の電気分解を行い、その酸化還元電位(ORP),pHを測定したが、ORPが1100mV以上でpHが2.7以下の条件を満たす酸化電位水を作成することはできなかった。酸化電位水の殺ウィルス、殺菌メカニズムを解明するために電解時間、ORP,pH,残留塩素濃度の相関を調べた。電解時間が長くなるにつれ、ORPは漸増し、pHは漸減した。残留塩素は8分までは時間の経過とともに増加し、9〜12分までは減少、その後再度時間の増加とともに増加した。残留塩素濃度が10〜40ppm程度含有されている場合は残留塩素濃度に応じて、ORPは急激に増加し、pHは急激に低下した。40ppm以上になると、濃度に応じてORPは緩やかに増加し、pHは緩やかに減少した。pHが2.14のHCl水溶液を12分間電気分解し、陰極側より得られたpH2.27,ORP-375mVの水(1液)および0.05%NaClを含むpH11.66のNaOH水溶液を同様に電気分解し、陽極より得られたpH11.50,ORP 303mVの水(2液)の連鎖球菌、ヘルペスウィルス、ポリオウィルスに対する殺ウィルス、殺菌効果を調べた。その結果、1液は原液でヘルペスウィルスにのみ効果がみられ、2倍、4倍稀釈したものは効果がみられなかった。2液は原液でヘルペスウィルス、連鎖球菌に効果がみられたが、2倍,4倍稀釈したものでは効果がみられなかった。さらに、NaOClを30ppm含む0.001 N HCl水溶液(10%ハイポライト0.03mlを0.001NHClに溶解し全量を100mlとする)がpH2.0,ORP 1147mVを示し、NaOClを20ppm含む0.0005N HCl水溶液がpH2.26,ORP 1126mVを示すことが判明しており、今後、各濃度とpH,ORPとの関係を詳細に調べると共に、その殺ウィルス、殺菌効果を検討してゆく予定である。
著者
小松 正憲 横内 圀生 阿部 恒夫 小澤 周司 北沢 貴一
出版者
Japanese Society of Animal Science
雑誌
日本畜産学会報 (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.7, pp.493-497, 1981
被引用文献数
2

農林水産省岩手種畜牧場と福島種畜牧場における後代検定娘牛ホルスタイン種407頭,ジャージー種30頭を用いて,κ-力ゼイン(κ-cn),β-ラクトグロブリン(β-1g),αS1-カゼイン(αS1-cn),β-カゼイン(β-cn)座位の遺伝子型と乳量との関連性につき検討した.乳量記録はホルスタイン種では初産のもの,ジャージー種では初産から8産までのものを使用した.なお,ジャージー種における乳量は,産次が同一でないため成年型に換算して分析を行なった.分析方法は,ホルスタイン種の3年度の乳量記録では,乳量を集団平均,牛乳蛋白質型の効果,種雄牛の効果,誤差に分けた二元分類データととして最小二乗法により分散分析を行なった.残りのホルスタイン種とジャージー種の乳量記録については,種雄牛あたりの娘牛の数が少なかったため,乳量を集団平均,牛乳蛋白質の効果,誤差に分けた一元分類データとして分散分析を行なった.またあわせて,乳量の全分散に占める牛乳蛋白質型の効果の割合についても推定した.牛乳蛋白質型の判定は,既報の尿素加澱粉ゲル電気泳動法によって行なった.その結果,κ-cn型だけは常に,乳量の全分散の少なくとも数パーセントの割合を占める効果をもっていることが推察された.またκ-cn型間で乳量に統計的有意差が認められたのは,集積データのうち岩手種畜牧場のものであり,乳量の平均値をκ-cn型間で比較すると,κ-cn AB型の乳量は他のホモ型のそれよりも常に多かった.他の牛乳蛋白質型であるβ-1g型,α<sub>S1</sub>-cn型,β-cn型,およびκ-cnとβ-1g両座位におけるヘテロ座位数と乳量とには関連性は認められなかった.また牛乳蛋白型と脂肪率,無脂固形分率との間にも,一定の関連性は認められなかった.
著者
小松 正之
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.77, no.5, pp.908-914, 2011 (Released:2011-10-11)
参考文献数
9
著者
小松 正之
巻号頁・発行日
2004-04-09

報告番号: 乙15982 ; 学位授与年月日: 2004-04-09 ; 学位の種別: 論文博士 ; 学位の種類: 博士(農学) ; 学位記番号: 第15982号 ; 研究科・専攻: 農学生命科学研究科
著者
小松 正直 竹中 博士 岡元 太郎 中村 武史
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.76, pp.17-30, 2023-05-24 (Released:2023-07-27)
参考文献数
57

In this study, we conduct First-motion Augmented Moment Tensor (FAMT) analysis to estimate the source parameters of small-to-moderate suboceanic earthquakes (MJMA 4.5-5.8) occurring off the Okinawa island, Japan, from October 2007 to April 2020. We calculate Green’s functions for a land-ocean unified 3D structure model that includes non-flat complicated land and seafloor topographies, the sediment layers, the oceanic plate and Moho interfaces obtained by compiling with recent seismic survey results. For the inversion, we use velocity waveform data in two period ranges of 4-40 s and 10-40 s and reproduce both the body and surface waves at K-NET and F-net stations. The results indicate that two of ten events are located in the oceanic mantle of the subducting Philippine Sea (PHS) slab, and eight ones are located in the oceanic crust of the PHS slab. The focal mechanisms of the former two events are primarily strike-slip and/or normal-fault type. The latter crustal events have mechanisms of reverse-fault type with the extension axis of NW-SE direction, which is consistent with the subducting direction of the slab. It is found that the depth difference between the JMA unified hypocenter catalog in travel time data and our estimated FAMT solution is large for events near the Ryukyu trench. Our results show that the offshore events in the trench side are located around the submarine active faults and are the same strike direction as the orientation of the faults.
著者
室井 尚 吉岡 洋 秋庭 史典 佐藤 守弘 吉田 寛 小松 正史 安田 昌弘 島本 浣 吉村 和真 須川 亜紀子 カルパントラ ファビアン 大久保 美紀 丸山 美佳 入江 哲朗 ロート マーティン 簗瀬 洋平 井上 明人 小島 秀夫 バラカン ピーター 輪島 裕介 増田 聡 松蔭 浩之 前川 修 増田 展大
出版者
横浜国立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究は5名の研究代表者、分担者を中心とした研究会を複数回開催するとともに、大規模な公開研究集会を年に一回開催し、その成果をや報告書にまとめ、webで幅広く公開することによって、一般からもその成果に対する広い関心を集めることができた。また2016年の国際美学会、2017年の国際記号学会においてはラウンドテーブルを組織して、海外の研究者との議論を深めることができた。これらの研究活動によって新しい理論的な枠組の構築に結びつけることができた。本研究はポピュラー文化に関する美学的アプローチの最先端の成果を挙げることができた。
著者
田代 光輝 小松 正 浅子 秀樹
雑誌
第82回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, no.1, pp.285-286, 2020-02-20

インターネットによる未成年の誘い出し被害や、いじめの予防のため、北海道・宮城・東京・大阪・福岡の8校の高校生にパネル調査(有効回答数1,017人)を2018年度(以下:RIS調18)と2019年度(以下:RIS調19)の2回、及び、神奈川県の高校生にアドホック調査を2018年度(有効回答5,573人・以下:神奈調18)に行った*注1(以下、調査全体を本調査)。本調査結果から、高校生の多くがネットでの出会いを経験してる実態が明らかになった。ネットでの出会いのうち67.6%は高校生同士であるが、大学生や社会人も16.9%、不明が9.9%あり、誘い出しのリスクにつながっていると考えられる。