著者
濱口 郁枝 上島 一泰 吉田 有里 森 由紀 大森 敏江 中野 加都子 松村 俊和 山本 存 藤堂 俊宏 宮田 倫好
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.69, 2017

<b>目的 </b>女子大生のコーヒーの嗜好について調査し、好まれるコーヒーを検討した。 <br> <b>方法 </b>兵庫県内の一大学の女子学生を対象とし、コーヒーを飲む頻度や嗜好に関する質問紙調査と、2回の官能評価を実施した。1回目は、普段コーヒーを飲まない24名に円卓法で検討した。試料は、H:数種のブレンド・焙煎標準、J:ミャンマー産をブレンドに追加・焙煎軽め、P:オリジンごとに分けて焙煎、の3種とし、ブラックとミルクや砂糖を入れて評価した。2回目は64名に、1回目の結果をもとに改良したものと、エチオピア産のシングルオリジンをブラックで味わい、2点嗜好試験法で比較した。 <br> <b>結果 </b>ドリップコーヒーを飲む者は23%と少なく、カフェラテなど甘めのコーヒーを飲む者が70%と多かった。官能評価1回目の結果、Hは、香ばしくて美味しく飲みやすいが酸味がある、Jは、ブラックでも飲みやすくミルクと砂糖を入れると一番美味しい、Pは、酸味が強く美味しさは他より劣る、との評価が得られた。そこで、評価の高いJの焙煎度を上げてコクを出し、ミャンマー産の豆をインドネシア産マンデリンG-1にかえて改良した。2回目の結果、酸味、総合評価ともにJの改良が好まれた(各p<0.01)。Jの改良を飲んだ後は、コーヒーの好みの程度が上昇した(p<0.01)。したがって、穏やかな酸味とバランスのとれた味わいのブレンドコーヒーは、ブラックでも女子大生に好まれることが示唆された。
著者
中澤 史 伊藤 マモル 山本 利春 泉 重樹 朝比奈 茂 笠井 淳 マクラーレン ジェイソン
出版者
法政大学体育・スポーツ研究センター
雑誌
法政大学体育・スポーツ研究センター紀要 = The Research of Physical Education and Sports, Hosei University (ISSN:21862842)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.29-34, 2012-03-31

The purpose of this study was to investigate the psychological effect by comparing changes in feelings and psychological condition before and after wearing the compression garment for sports. Two kinds of questionnaire investigations, Two-dimensional mood Scale and Psychological condition inventory, were executed for 50 non-athletes (35males and 15females) and 25 college athletes (21males and 4 females) before and after wearing the garment. The result was as follows. (1) Regardless of the non-athletes or the athlete, it was shown that the activation level, the stability level and the degree of comfort were improved, and a moderate arousal level to sports was obtained by wearing the garment. (2) It was shown that the anxiety level of athletes and non-athletes was reduced, and there was an effect of promoting mental stability to sports. In conclusion, by wearing the garment, the possibility of becoming one method of the lead into an appropriate psychological condition for sports was shown.
著者
菊池 幸大 山本 孝志 才所 敏明 生沼 達哉 岡本 郁子 並木 敦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.865-866, 1989-03-15

Lispの言語仕様統一の目的で1984年に発表されたCommon Lispも、現在では多くの処理系が実現され、使用されるようになった。日本においてもこの仕様に準拠した国産システムが作成され、利用者の数も増大している。当社では、この実質的な世界標準であるCommon Lispを、社内の標準処理系とし実務に供することを可能にすべく、京都大学よりKCLを導入し、これをもとにAI応用システムの開発環境の整備を行なっている。当社のAS3OOOシリーズはサン・マイクロシステムズ社のSUN3に日本語機能を強化したエンジニアリング・ワークステーションであり、社内のAI応用システム開発の標準ツールとしてKCL/EWSを利用している。現在までにこの処理系に対し、グラフィック・システムの国際標準であるGKSをリモート・システムとして実行可能なKCL/GKS、リレーショナル・データベースUNIFYをLisp環境から使用することを可能にしたKCL/Unifyほか様々なシステムを開発し、AI応用システムの開発を行っている。
著者
荒井 啓 山本 明
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.31-37, 1977-03-19
被引用文献数
1

鹿児島県内数ケ所の公園, 街路に植えられたカナリーヤシ(Phenix canariensis Hort.et Chab.)に立枯症状が認められ, その原因を調べたところ, 以下のことが明らかにされた.1.本症状を呈する樹は, 鹿児島市, 指宿市, 揖宿郡喜入町, 鹿屋市, 垂水市, 曾於郡大崎町, 肝属郡佐多町などで認められた.2.病徴は主として下枝に認められ, 初期には葉身の片側半分が枯れるのが特徴である.やがて下枝全体が枯れ, 次第に上枝に進展する.最終的には樹全体が枯れ立枯症状となる.このような樹の葉身, 葉脚, 根の導管内に多数の菌糸が認められ, 導管周辺の細胞は褐変していた.このような現象は, 外観緑色で健全にみえるような部分にもしばしば認められた.3.罹病組織より, PDA培地を用いて菌の分離を行なつたところ, 葉身, 葉脚, 根のいずれからも, 白色綿毛状の菌叢の菌が分離された.この菌をカナリーヤシに接種したところ, 発病が認められ, 立枯症状を呈した.発病株より, 菌の再分離を試みたところ, 根および葉身より, 同種の菌が分離され, この菌が病原菌であることが確かめられた.病原菌の菌糸は隔膜を有し, 隔膜のない短かい担子梗を分岐し, その上に無色単胞楕円形の小型分生胞子(2.5〜5×4〜10μm)を擬頭上に多数形成していた.時には, Fusarium菌特有の大型分生胞子(3〜5×10〜35μm, 4〜5胞)が認められた.培養過程でスポロドキアが高頻度に観察され, 古くなると, 厚膜胞子(径7.5〜10μm)や菌核の形成が認められた.このような培養所見から, 本菌はFusarium oxysporum Schl.emend.Snyd.et Hans.と推定された.4.病原菌の寄主範囲を調べるために, 分離菌を12科26種の植物に"ふすま"を用いて土壌接種したところ, カナリーヤシとナツメヤシに立枯症状が認められた.以上の結果から, カナリーヤシの立枯症状は, Fusarium oxysporumによる病害であることが確かめられた.このようなカナリーヤシの立枯症状は, わが国では報告がなく, 本病を「カナリーヤシ立枯病 : Fusarium disease of Canary Island date palm」と命名した.
著者
山本 幸生 飯國 芳明
出版者
富民協会
雑誌
農林業問題研究 (ISSN:03888525)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.88-93, 2014

中山間の条件不利地域では人口減少により,都市に在住する相続人に土地の所有権が移転し,相続人が山間部にある土地の状況だけでなく,所在すら認識できない事態が頻発している。こうした状況は所有権を有していながら,その管理を放棄するいわば権利の空洞化が進んでいることを示している。所有権が空洞化すれば,現在の集落での起業や経営規模の拡大などの土地の有効利用や環境整備の機会が失われるだけでなく,将来にわたって森林等の資源の有効利用や環境整備の機会が失われていく。本稿では中山間地域での土地所有権の空洞化対策の取組の方向性を検討するため,(1) 土地所有情報の構造の整理,(2) GISによる可視化,(3) これらの情報を元にして筆界確定や相続登記について経費の推計を行うなどの基礎的作業を行うことを課題とした。調査地の高知県大豊町は,全国に先駆けて人口減少や高齢化が進み,大野晃(2005)が限界集落を概念化する際にフィールドとした地域のひとつである。
著者
砂川 文 山口 さやか 深井 恭子 山本 雄一 粟澤 剛 内原 潤之介 高橋 健造
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.130, no.12, pp.2567-2571, 2020

<p>症例1は35歳男性,5年前より好酸球増多症に対してプレドニゾロンやシクロスポリンで加療していたが,誘因なく四肢に紫斑と腫脹が出現した.症例2は36歳女性,誘因なく左下腿と足関節部に紫斑が出現した.2例ともAPTT延長,第VIII因子活性低下,第VIII因子インヒビター力価上昇があり,後天性血友病Aと診断し,プレドニゾロン内服を開始した.いずれの症例も治療に反応し,第VIII因子インヒビターは陰性化した.後天性血友病Aは出血による死亡例もあり,誘因なく突然出現した斑状出血の場合,本症を念頭に入れる必要がある.</p>
著者
山本 有幸
出版者
日本比較文学会
雑誌
比較文学 (ISSN:04408039)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.60-78, 1959

<p> Engelbert Kaempfer,naturaliste et voyageur allemand,après avoir séjourné au Japon pendant trois ans de 1690 à 1692,écrivit un vaste livre sur l'histoire japonaise,<i>The History of Japan</i>. Cette oeuvre,publiée en 1727 après la mort de l'auteur,connaissait immédiatement le plus vif succès,par sa documentation et sa description objectives,auprès du public européen du XVIII<sup>e</sup> siècle.</p><p> Vers 1760,Diderot,rédacteur en chef de l'Encyclopédie,rédigeait consultant toujours l'oeuvre de Kaempfer, un article sur l'histoire des idées japonaises sous le titre de ((Japonais (philosophie des) )).</p><p> Nous présentons d'abord,en le confrontant avec <i>l'History of Japan</i> de Kaempfer,le texte de Diderot dont les matières sont en majeure partie empruntées à l'oeuvre de Kaempfer. Puis, en analysant un peu attentivement l'article de Diderot,et dégageant ainsi certains traits caractéristiques de sa composition : l'arrangement des matières,la manière des citations,ainsi que les réflexions semées par endroits,nous y remarquons quelques intentions cachées de l'auteur,disons mieux,quelques aspects mal connus des idées sociales,politiques et religieuses de Diderot lui-même.</p>
著者
延本 尚也 岡野 生也 篠山 潤一 山本 直樹 安田 孝司 代田 琴子 安尾 仁志 相見 真吾 橋本 奈実 太田 徹 深津 陽子 鳥井 千瑛 田村 晃司 山口 達也 陳 隆明
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.11247, (Released:2017-05-01)
参考文献数
27

【目的】本研究の目的は在宅脊髄損傷者の退院後の褥瘡発生の有無を調査し,在宅脊髄損傷者の褥瘡発生危険因子を明らかにすることである。【方法】1996 年1 月~2005 年12 月までの10 年間に,当院を退院した脊髄損傷者310 名を対象に,郵送法による自記式アンケートを実施した。アンケート回答結果とカルテ診療録の情報を基に,後方視的に検討した。【結果】アンケート回収率は51.0%であり,約半数の対象者は退院後に褥瘡を経験していた。損傷の程度,入院中の褥瘡既往の有無,調査時の介助量,介助量の変化,外出頻度,自家用車の運転の有無が有意な因子として認められた。【結論】在宅脊髄損傷者において,完全損傷であること,入院中の褥瘡の既往があること,介助量が多いこと,活動性が低いことが褥瘡発生危険因子となることが明らかとなった。一方で,同居人の存在や在宅サービス利用の有無については褥瘡予防に有効に作用していない可能性が示唆された。
著者
山本 晃
出版者
養賢堂
雑誌
機械の研究 (ISSN:03685713)
巻号頁・発行日
vol.38, no.9, pp.p1023-1026, 1986-09
著者
山本 晴彦 鈴木 義則 早川 誠而
出版者
The Remote Sensing Society of Japan
雑誌
日本リモートセンシング学会誌 (ISSN:02897911)
巻号頁・発行日
vol.15, no.5, pp.463-470, 1995-12-30 (Released:2009-05-22)
参考文献数
23

The changes in spectral reflectance of plant leaves due to overlapping, leaf thickness, content of chlorophyll and content of water in leaf were investigated using spectrophotometer with integrating sphere. As experimental plants, we selected soybean (c.v. Fukuyutaka), sweet potato (c.v. Benikomachi) and mulberry (c.v. Tokiyutaka), which were main upland cultivar in Japan.1) Spectral reflectance of leaf surface in near infrared range increased in ASLW (accumulated of specific leaf weight, g/cm2). In visible range, even if ASLW increased, spectral reflectance of leaf surface not increased.2) In near infrared range, spectral reflectance of leaf surface linearly increased with increasing SLW (specific leaf weight, g/cm2) in the range of 0-0.05 g/cm2, which showed leaf thickness. For soybean leaves, the equation was "Reflectance in near infrared range (800-1100 nm, %)=2010× SLW+47.2", where correlation coefficient (r) was 0.905. The correlation coefficient value was 0.514 for sweet potato and 0.806 for mulberry respectively.3) Spectral reflectance of leaf surface from visible range to near infrared range increased with decreasing the leaf water content.
著者
杉山 明宏 牧野 日和 大澤 功 山本 正彦
出版者
一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
雑誌
日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 (ISSN:13438441)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.38-46, 2020-04-30 (Released:2020-08-31)
参考文献数
33

【目的】本研究は,日本版感覚プロファイル短縮版(SSP-J)を用いて高齢者の触覚過敏が脱感作療法によって軽減するかどうかを明らかにし,拒否反応の状態および開口保持の状態が変化することで,口腔機能に影響を与えるか否かを検討することである.【対象および方法】嚥下障害の診断で入院し,言語聴覚士(ST)が嚥下訓練を実施した患者522 名から,1)自立した口腔ケアが困難な者,2)触覚過敏による拒否反応によって看護師の口腔ケアおよび食事の介助が困難な者,3)認知症と診断されている者,を満たした患者を抽出した.年齢は,SSP-J に準拠して65 歳以上82 歳までとした.訓練は,ST による脱感作療法後に口腔ケアを1 週間に5 回の頻度で行い,5 週間継続した.SSP-J による感覚刺激反応,改訂口腔アセスメントガイド(ROAG)による口腔機能の評価を行った.さらに,脱感作療法中の拒否反応の変化および口腔ケア中の開口保持方法の変化を記録した.【結果】抽出患者は20 名であった.脱感作療法後は,SSP-J の触覚過敏性および拒否反応が低下し,触覚過敏が軽減した.口腔機能の改善は特に「唾液」の項目で顕著であった.8 症例で開口保持具が不要となり,口腔ケアを受容した.【考察】脱感作療法の継続的な施行によって,高齢者の触覚過敏に軽減を認めた.先行研究より高い改善傾向を示した.脱感作療法においては,一度の介入時間を延長するよりも一定の介入で集中的に訓練するほうが有効である可能性が示唆された.脱感作が奏功しなかった患者に対しては,他の表在・特殊感覚刺激を複合・統合的に導入した新たな脱感作療法の構築が重要である.脱感作療法後は,開口保持が容易となったことで固有口腔内の口腔ケアが施行可能となった.ROAG における唾液の項目に改善がみられ,口腔内湿潤度が増加したと考えられた.
著者
金本 郁男 井上 裕 金澤 ひかる 内田 万裕 中塚 康雄 山本 幸利 中西 由季子 佐々木 一 金子 明里咲 村田 勇
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, pp.133-140, 2020

<p>2種類の低糖質パンを摂取した時の食後血糖推移を食パンおよび全粒粉パンと比較するとともに, セカンドミール効果および糖質の消化性を評価するために試験を行った。健常成人11名 (男性2名, 女性9名) を対象者とした。摂取する熱量を統一した食パン (糖質38.6 g) , 全粒粉パン (糖質36 g) , マイルド低糖質パン (糖質8.5 g, 高たんぱく) , スーパー低糖質パン (糖質3.4 g, 高たんぱく高脂質) のいずれかを朝食に摂取し, 昼食にカレーライスを摂取する4通りの試験を行い, 食後血糖を経時的に測定した。糖質の消化性はGlucose Releasing Rate法で測定した。その結果, マイルド低糖質パン, およびスーパー低糖質パン摂取後の血糖値は低値を示したが, セカンドミール効果は認められなかった。本研究で用いた2種類の低糖質パンのうち, 消化性, 食後血糖, 満腹度の観点からマイルド低糖質パンの方が優れていると考えられた。</p>
著者
山本 恭子 安井 久美子 茅野 友宣 鵜飼 和浩
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 = Japanese journal of environmental infections (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.5, pp.347-352, 2009-09-25
参考文献数
13
被引用文献数
2

&nbsp;&nbsp;手洗いは感染予防策のなかでも,最も重要な手段のひとつである.本研究では,地域における高齢者を対象に手洗いの除菌効果,手洗い方法の特徴を明らかにし,手洗いの指導方法を検討した.<br> &nbsp;&nbsp;石けんと流水による手洗いの除菌効果について調べるために,高齢者(17名)および看護師(15名)の手洗い前後での手指の細菌数を測定したところ高齢者では手洗い前の手指の細菌数が平均620.2 CFUであり看護師の164.1 CFUと比較して多く,高齢者においては17名のうち8名で手洗い後に手洗い前よりも多くの細菌が検出された.手洗いの手技を観察すると,手のひらや手背部,指の間は半数以上の人が擦り合わせていたが,指先や母指,手首については擦り合わせている人が少ないことが分かった.また,すすぎを確実に行っていた人は23.5%,乾燥を確実に行っていた人は29.4%と少なかった.<br> &nbsp;&nbsp;そこで,感染予防のための手洗いの必要性や手洗い方法を指導した後,手洗い手技等について再度観察を行い指導の効果を見たところ,64.7%の人が指先を,76.5%の人が母指を,41.2%の人が手首を擦り合わせており,すすぎを確実に行った人70.0%,乾燥を確実に行った人94.1%と有意な増加が見られ,手洗い手技の改善が示唆された.これらの結果より,手洗いを感染予防に繋げるためには手洗いを奨励するだけでなく,手洗い手技についても指導する必要があると考えられた.<br>