著者
岡本 優
出版者
一般社団法人 エネルギー・資源学会
雑誌
エネルギー・資源学会論文誌 (ISSN:24330531)
巻号頁・発行日
vol.41, no.5, pp.226-232, 2020 (Released:2020-09-10)
参考文献数
15

Seaweed contains high high-density glucose, from which ethanol or materials such as biodegradable plastic, have been recently produced. A floatable block made from waste glass, that saves on labor and costs, has been developed to culture seaweed. Seaweeds collect nutrients such as nitrogen and phosphorus from eutrophic areas during cultivation. This floatable block would be able to supply nutrients, via a slow release method, in oligotrophic areas; this would constitute most of the exclusive economic zone (EEZ) in Japan. A shortfall in phosphorus supply is feared in the near feature, thereby making it necessary to obtain it from deep sea water through the cultivation of seaweed. The material for the floatable b lock would be supplied from coal ash or incineration ash, and so on by separating rare earth metals and metals using a high high-temperature melting furnace. The separated rare earth metals and metals may be recycled. Large volumes of ethanol made from seaweed can be used as a motor fuel. As the exhaust gases from an ethanol ethanol-fueled car are more toxic than those from a conventionally fueled one, under low low-temperature operation, catalyst activity would need to be assisted by electric discharge with a switching dev ice, namely MOS MOS-assisted gate triggered thyristor (MAGT), which achieves both high speed and high capacity. MAGT was developed for excimer laser.
著者
賈 惠娟 岡本 五郎
出版者
園藝學會
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.223-225, 2001-03-15
参考文献数
9
被引用文献数
5

モモ'白鳳'果実の皮, 果肉あるいは果実全体から発散される揮発成分をヘッドスペース法で定量し, 併せて施肥濃度の影響も調査した.モモの香りの主成分であるlactone類は, 皮よりも果肉に高濃度で存在し, 適濃度の施肥をした果実に最も多かった.他の揮発成分のアルデヒド, アルコール, エステルは, 青臭さを与えるが, 果肉より皮の方が濃度が高く, 施肥区の中では高濃度区の方が高かった.果実全体から発散される揮発成分の量は, 皮や果肉に比べてわずかであった.果実1個の皮と果肉中に含まれる揮発成分の分布をみると, lactone類は97∿98%が, 他の揮発成分は86∿89%が果肉中に存在した.
著者
岡本 ゆかり
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン = Nikkei personal computing (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.818, pp.75-78, 2019-05-27

パソコンからLINEを利用すれば、使い慣れたキーボードで文字を入力できる。"ガラケー"や固定電話の番号でLINEに登録する方法もある。最近では、メールよりもLINEで連絡を取り合う方が多いという人もいるだろう。その中には、スマホでの文字入力を苦手と感じている人も少なからずいるはずだ。そんな人には、パソコンからのLINE利用をお勧めする。
著者
岡本 拓也 朴 鑽欽 瀬井 康雄 川添 和義 横澤 隆子
出版者
The Japanese Society of Nephrology and Pharmacotherapy
雑誌
日本腎臓病薬物療法学会誌 (ISSN:21870411)
巻号頁・発行日
vol.7, no.3, pp.171-180, 2018 (Released:2019-01-29)
参考文献数
62

冠元顆粒は、多彩な生理活性を有し、かつ毒性や副作用がないことから、多くの報告がなされている。我々は、糖尿病性腎障害モデル実験より、冠元顆粒が糖尿病腎に対する治療の証拠を得たので、ここに報告する。まず、腎近位尿細管由来の上皮細胞株のLLC-PK1細胞を用いた実験において、高グルコースでひき起こされる酸化ストレス状態を、冠元顆粒添加群で改善する知見が得られた。さらに、2型糖尿病モデルのdb/dbマウスに、冠元顆粒を投与した腎組織中の終末糖化産物や線維症関連蛋白が低下していた。酸化ストレスや炎症に関与する蛋白発現も低下し、腎糸球体の肥大を改善し、2型糖尿病マウスの腎に好影響を及ぼしていた。このことから、冠元顆粒は腎保護作用を示し、糖尿病性腎症への進展を抑制する証拠が示され、それらはまた多系統段階で効能を発揮していることが示された。
著者
三木 誓雄 寺邊 政宏 森本 雄貴 樋口 徳宏 小川 亜希 白井 由美子 岡本 京子 菱田 朝陽 Donald C. McMillan
出版者
日本静脈経腸栄養学会
雑誌
静脈経腸栄養 (ISSN:13444980)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.597-602, 2013 (Released:2013-04-24)
参考文献数
31

悪液質は「単なる栄養補給では改善できない、骨格筋喪失を伴う栄養障害」と定義される。悪液質は通常の低栄養とは異なり全身の代謝異常を伴い、治療の継続性、有効性に悪影響を及ぼし、QOLの低下のみならず生存期間の短縮をも、もたらす。これまで悪液質はがん終末期の病態と考えられてきたが、比較的早期の段階から出現し、病期に依存しない予後不良因子であることがわかってきた。20世紀半ばより悪液質に対する強制的経腸あるいは経静脈栄養が試みられてきたが、有効性を示すエビデンスは得られなかった。近年全身性炎症を制御する目的でEPAが悪液質の治療に用いられるようになった。しかしながらQOLを向上させるエビデンスは示されているものの生存期間の延長に関しては一定の見解は得られておらず、今後治療開始時からの免疫栄養療法の早期導入や分子標的治療を初めとする抗腫瘍療法との組み合わせなどが期待されている。
著者
大橋 実 岡本 恒雄
出版者
The Chemical Society of Japan
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.60, no.7, pp.893-902, 1957

パン酵母培養における通気の生理化学的意義を解明することを目的として研究をはじめ, その手段として培養液の酸素濃度および酵母の呼吸能をポーラログラフ法により測定することを企図し,まず測定法ならびに装置につき諸種の基礎的検討を行った。酵母培養液(廃糖蜜液)の酸素還元波は第1段波の部分が共存成分の悪影響が少なく定量の対象とすることができ,波高の評価は空気飽和食塩水溶液0.5mol濃度(6.33mg O<SUB>2</SUB>/<I>l</I> at 30℃)によることが実際的方法と認めた。ワールブルグ検圧法とポーラログラフ法の呼吸測定結果は大体の一致をみ,菌濃度2.5~20g/<I>l</I>の範囲で酸素吸収速度と菌濃度は比例する結果をえた。改良制動回路を有する手動直読式の自作のポーラログラフならびに付属装置は研究室ならびに現場使用に便なことが証明された。
著者
岡本 保 高橋 邦夫 大枝 真一 大澤 寛 小林 智 岡部 憲幸 吉屋 重和 原田 誠 朝倉 健二 石井 弘允
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.98, no.12, pp.622-625, 2014-12-01 (Released:2019-10-05)

In the saury fishing, incandescent lamps are usually used for a fishing light. However, there are problems of the conventional fishing lights using incandescent lamps . First, electric power consumption is large. And the incandescent lamps are very inefficient, because much infrared light is included. Furthermore, life time is short and there is a problem of a lot of heat generation. Therefore, we attempted the development of highly efficient fishing lights using LEDs for saury fishing. We designed the combination of various LEDs for a fishing light, based on the spectral luminous efficacy of a Pacific saury. We performed the saury-fishing experiments by using the LED fishing lights, and comparable catch of Pacific saury was achieved by approximately 55% electric power by using both LED poles and incandescent lamp poles. Moreover, we attempted the development of LED fishing lights for squid, and it was found that comparable catch was achieved by lower electric power than that of conventional fishing lights.
著者
佐々木 武彦 阿部 眞三 松永 和久 岡本 栄治 永野 邦明 丹野 耕一 千葉 芳則 狩野 篤 植松 克彦
出版者
宮城県古川農業試験場
雑誌
宮城県古川農業試験場研究報告 (ISSN:09172904)
巻号頁・発行日
no.2, pp.1-17, 1994-03

宮城県古川農業試験場において、コシヒカリと初星の交配組合せから粳種の耐倒伏性極強・食味極良の新品種「ひとめぼれを育成した。本品種は東北中南部では中生の晩で、草型は偏穂数型である。耐倒伏性はやや弱、いもち病真性抵抗性推定遺伝子型はPi-i型で、圃場抵抗性は葉いもちにはやや弱、穂いもちには中、障害型耐冷性は極強である。玄米品質、食味は極めて良好でササニシキに優る。適地は東北地方中南部の平坦部、関東以西の早期栽培地帯及び温暖地、暖地の高冷地である。1991年に岩手、宮城、福島の各県で奨励品種に採用され、1992年には千葉、茨城、栃木、群馬、山梨、静岡、大分の各県で、1993年には鳥取県でそれぞれ奨励品種に採用された。
著者
名塚 ちひろ 岡本 誠
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.56, pp.C04, 2009

買い物には生活に必要な行為の他に,娯楽的な側面もある.買い物の娯楽的側面の要素は視覚情報からもたらされる場合が多い.しかし視覚障害者は買い物の娯楽的側面を楽しむことは困難である.本研究では,シナリオベースドデザイン手法を用いて,視覚障害者の買い物に置ける現状や潜在的なニーズを明らかにした.抽出したニーズの中でも特に「店内で買い物しながら使えるものであるべき」「思わぬ発見をしたい」「目の前に何があるのかを知りたい」の3点に着目した.そして,視覚障害者が能動的に商品を探せたり,知らない商品に気付くことのできる「COMPASS」という機器を提案した.評価では,モックアップとMoving Prototype,オーディオドラマを用いた.実験の結果,COMPASSを使用することで「欲しいものを見つけられる楽しみが生まれる」「その場で欲しいものを決められる」という結果が得られた.このことからCOMPASSが買い物を楽しくし,意欲をわかせる機器として有効であったことが確認できた.今後の展開として,形状や仕様の改良,様々な売り場における買い物への応用方法を考える必要がある.
著者
宇佐美 洋 岡本 能里子 文野 峯子 森本 郁代 栁田 直美
出版者
言語文化教育研究学会:ALCE
雑誌
言語文化教育研究 (ISSN:21889600)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.383-403, 2019-12-31 (Released:2020-03-10)

日本語教育関係者を対象に,フォーラム・シアター(FT)と呼ばれる演劇ワークショップを実施した後で,参加者に対するインタビューを実施し,各参加者にどのような変容があったかを分析した。その結果,ある参加者はFTへの継続的な参加を経て,ネガティブ・ケイパビリティ(すぐに答えを求めず考え続ける能力)を深化させていったことが確認されたが,一方でFTに明確な終着点を求めてしまう参加者もいたことが確認された。またある参加者は,FTでは「一人称的アプローチ」(自分の内観をそのまま他者に当てはめて理解しようとする)によって他者理解をしようとしていたが,その後他者から「二人称的アプローチ」(対象の情感を感じ取り,対象の訴え・呼びかけに答えようとする)を受けることで,一人称的アプローチから脱却していくプロセスが確認された。このことを踏まえ,この種のワークショップを運営する者に求められる配慮についても論じた。
著者
岡本 光司
出版者
全国数学教育学会
雑誌
数学教育学研究 : 全国数学教育学会誌 (ISSN:13412620)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.15-26, 2013-06-22 (Released:2019-01-17)
参考文献数
26

This article is concerned with “class culture” in mathematics learning based on the widely accepted idea of ‘culture’. We define the purpose of the article as follows: ・Building on previous studies about the characteristics and effects of culture, we will consider and discuss the status and role of “children’s questions” in mathematics learning. As a result of our discussion, we have gained several insights (from ① to ⑫). In addition, we have given several examples of children’s questions.① “Children’s questions” are generated in a “class culture.” Moreover the former in turn contributes to the shaping of the latter.② Individual “children’s questions” are often related to something universal or paradigmatic.③ “Children’s questions” can provide strong motives for cooperative learning in school.④ “Children’s questions” can help overthrow the stale procedures of learning.⑤ “Children’s questions” can stimulate the children to surpass themselves. ⑥ “Children’s questions” can enliven activities for collective learning. ⑦ “Children’s questions” can instigate interaction between tangible resources (such as textbooks, reference books, teaching materials, etc.) and intangible ones (value judgments, beliefs, thought processes, behavior, etc.).⑧ “Questioning” can be one of the effective strategies for mutual nurturing.⑨ Learning activities in which the people involved appreciate and recommend “questioning” can lay the foundation of the understanding of others.⑩ “Questioning” can encourage learners to strive for superior values.⑪ Learning activities in which “children’s questions” are appreciated and recommended may be valuable not only in terms of efficiency and economy but also in terms of spiritual and moral cultivation. ⑫ “Questioning” can trigger the formation of true identities.
著者
伊藤 君男 天野 寛 岡本 真一郎
出版者
The Japanese Group Dynamics Association
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.17-27, 1998-06-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
19
被引用文献数
2 1

本研究の目的は, 緊急事態における避難行動に見られる事前の探索経験と集合行動の効果の検討である。実験室内に被災状況を模した迷路を作製し, 被験者の実際の脱出行動を観察した。実験では, 被験者は電気ショック装置を持った実験者から逃れるように教示された。実験1 (被験者64名) は, 2 (探索経験の有・無) ×2 (単独脱出・集団脱出) のデザインで行われた。探索経験は単独で行われ, その後, 単独または4人集団で実験が行われた。その結果, 探索経験は脱出所要時間の短縮を促進するという結果が得られた。また, 単独-未経験条件の被験者は他の条件の被験者と比較して, 脱出に要した時間を長く認知しているという結果が得られた。実験2 (被験者44名) では2種類の出口を設定し, 探索経験の際, 半数の被験者には一方の出口を, 別の半数の被験者にはもう一方の出口を学習させ, 本実験では4人集団で実験を行った。その結果, 集団脱出における同調行動が観察され, 集団による避難行動において, 不適切な行動であると考えられる同調行動の生起が示唆された。本研究の結果は, 探索経験の効果を証明し, ふだんの避難訓練の有益性を改めて示唆するものであった。
著者
稲垣 貴弘 中根 直人 岡本 昌明 森本 知昭 門崎 司朗
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
年次大会 2019 (ISSN:24242667)
巻号頁・発行日
pp.J18101, 2019 (Released:2020-03-25)

In this paper, we propose a method to evaluate vehicle dynamics performance using trajectory tracking control of autopilot system. In recent years, high performance is required as a need for vehicle. In the past, vehicle dynamics performance evaluation often relied on human driving, making quantitative evaluation difficult. Therefore, the autopilot system that controls the steering and pedals in a closed loop control was used to minimize the variation. The vehicle dynamics performance was evaluated from the steering stability tests such as "Straight" and "Lane change".