著者
田中 暁龍
出版者
桜美林大学
雑誌
桜美林論考. 人文研究 (ISSN:21850690)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.92(55)-76(71), 2012-03
著者
Hanley Sharon 櫻木 範明 伊藤 善也 玉腰 暁子 大島 寿美子 山本 憲志 岸 玲子
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

幼児期に身につけた生活習慣は成人期に持ち越され、その内容によってはがんのリスクを高める行動に繋がる。本研究の目的は、学童の健康教育の歴史が長い英国・豪州のがん教育を参考に、小中学生向けの教材を開発する。両国では、効果的な教材の開発の為に保健医療省と教育省が連携している。英国では小児期の肥満が問題となり、保育園から食生活と運動習慣が健康教育に含まれている。気候のよい豪州では、屋外での活動は一般的であるが、皮膚がんのリスクが増加する為、紫外線への曝露を避けるように学校単位で指導される。どちらの国でも、学校単位でのHPV教育が効果的に行われている。現在、英国の教材を日本で使えるよう翻訳を進めている。
著者
佐々木 暁子
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤國文 (ISSN:04523652)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.87-100, 1991-02
著者
犬塚 貴 木村 暁夫 林 祐一
出版者
日本神経治療学会
雑誌
神経治療学 (ISSN:09168443)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.94-98, 2016 (Released:2016-08-10)
参考文献数
20
被引用文献数
2

Several autoantibodies are associated with autoimmune encephalitis. Some of these antibodies are directed against intracellular neuronal antigens such as Hu and Ma2, which are strongly associated with paraneoplatic syndrome. In the past 10 years, various antibodies were identified that recognize neuronal cell–surface or synaptic proteins in patients associated with or without malignancy. Some of these antibodies are able to directly access receptors of neurotransmitters or channels and are responsible for causing neurological syndromes. Autoimmune encephalopathy with these antibodies generally responds to immunotherapies, such as steroids, plasmapheresis, and intravenous immunoglobulin as well as immunosuppressant and anti–cancer treatments in cases of paraneoplastic syndrome.Patients with N–methyl–D–aspartate (NMDA) receptor antibodies, which are the most common in autoimmune encephalopathy, often cause psychiatric manifestation, memory impairment, seizures, dyskinesia, catatonia, autonomic instability and respiratory failures. Although 86% of patients become worse at the stage of mRS5, almost 80% of all patients recover to the stage of less than mRS2 with immunomodulatory therapy and careful management for their general condition. Detection of those antibodies in both serum and CSF using cell–based assays is important for definite diagnosis. Availability of screening systems of antibodies and covering health insurance for immunomodulatory therapy for autoimmune encephalitis are highly expected.
著者
岡 暁子 櫻江 玲史 中田 稔
出版者
一般財団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.209-213, 2003-03-25 (Released:2013-01-18)
参考文献数
15

エネルギー代謝における咀嚼の役割を明らかにすることを目的とし,ラットが摂取する飼料の硬度を変化させて,食事に伴って上昇する体温(食後熱産生)を比較した.実験に用いた低硬度飼料の硬度は,通常飼料と比較して約2分の1とした.また,成分と形状は通常飼料と等しくすることで,両飼料が各ラットに与える味覚や嗅覚,摂食時の行動には大きな違いがでないようにした.雄性成熟ラット(n=8)を用いて腹腔内に体温センサーを留置し,24時間絶食後各飼料を与え,食行動,食後熱産生,活動量を経時的に計測した.実験は2回行い,各飼料を入れ替えることですべてのラットは通常飼料,低硬度飼料のどちらも与えられた.1回摂食量,摂食時間,摂食速度は,通常飼料摂取時と低硬度飼料摂取時との間に有意な差を認めなかった.低硬度飼料摂取時における食後熱産生は,通常飼料摂取時と比較して明らかに低下していた.この時の活動量には差が認められなかった.以上の結果から,食後熱産生は食物の性状の影響を受けており,硬度の低い食物を摂取する際には,食後の体温上昇が十分に行われないことがわかった.従って,食物の硬度は,食後の熱産生の上昇に影響を与えていることがわかり,食物をよく咀嚼することは,摂食中のエネルギー代謝機構を活性化させる可能性が示唆された.
著者
伊藤 正次 嶋田 暁文 荒見 玲子 手塚 洋輔 松井 望 鈴木 潔 関 智弘
出版者
首都大学東京
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究は、多元的に分立している国・自治体の行政機関相互の連携・協働の実態を把握し、効果的な連携手法を探究することを目的としている。研究の第3年度目となる平成29年度においては、前年度に引き続き研究会を開催してメンバーの視座の共有を図ったほか、学会の公募企画に応募し、研究成果の発信とピア・レビューの機会を得た。同時に、自治体に対する合同のヒアリング調査を実施した。具体的には第1に、平成29年5月28日に開催された日本行政学会に公募企画「多機関連携の行政学」を応募し、学界への研究成果の発信を行った。同企画では、研究代表者の伊藤正次、研究分担者の松井望、鈴木潔がそれぞれ報告を行い、青木栄一・東北大学大学院准教授を討論者に迎え、討論を行った。第2に、研究会を開催した。まず、日本公共政策学会の開催に合わせ、平成29年6月18日に富山市で通算第6回の研究会を開催した。そこでは、各自の研究分担の内容に関する中間報告を行い、研究全体のとりまとめに向けたスケジュール等を確認した。また、日本政治学会の開催に合わせ、9月24日に九州大学東京オフィスで通算第7回の研究会を開催し、研究分担内容の中間報告とそれに基づく討論を行った。さらに、後述の大牟田調査に合わせ、通算第8回研究会を平成30年3月6日に福岡市で開催し、次年度の研究方針に関する調整を行った。第3に、研究メンバー全員による調査を実施した。平成30年3月5日に大牟田市役所を訪問し、動物園行政、高齢者福祉行政等に関する多機関連携の現状と課題について聞き取りを行った。
著者
西山 暁
出版者
一般社団法人 日本顎関節学会
雑誌
日本顎関節学会雑誌 (ISSN:09153004)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.162-165, 2017-12-20 (Released:2018-02-05)
参考文献数
3

われわれは,EBM(evidence based medicine)を患者に提供するために,良質なエビデンス(臨床研究の結果)を集めることが必要である。特にシステマティックレビュー(SR)やRCT(randomized controlled trial)が重要である。SRではすでに各研究のアウトカムについて評価されているが,RCTについては改めて効果推定値の確実性を評価する必要がある。“risk of bias”はその際に必要なポイントの一つである。
著者
岩間 暁子
出版者
日本家族社会学会
雑誌
家族社会学研究 (ISSN:0916328X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.177-189, 2010-10-30 (Released:2011-10-30)
参考文献数
47
被引用文献数
2

本稿の課題は(1)この20余年の階層研究における家族をめぐる研究の整理,(2)家族社会学で階級や階層に払われてきた関心のありようの検討,(3)両分野における1980年代半ば以降の研究動向のまとめと今後の課題の提示,という三つである。(1)に関しては,階層研究では家族は所有する社会経済的資源をもとに再生産機能を遂行する単位であるとみなされてきたこと,女性や家族も研究対象となったが家族内部の関係性への関心は低かったことが明らかになった。(2)に関しては,階級・階層論的アプローチの必要性は90年代後半まで指摘されてきたものの,実証研究は少なかった。また,90年代には家族の「個人化」「多様化」を「個人の選択」ととらえた研究への関心が高まったが,階層論的観点からの検討はおこなわれなかった。(3)については家族の社会階層や女性自身の階層が家族に及ぼす影響の実証的検討,階級や階層を考慮した個人化の再検討の必要性を指摘した。
著者
越智 啓太 喜入 暁 甲斐 恵利奈 長沼 里美
出版者
法政大学文学部
雑誌
法政大学文学部紀要 = Bulletin of Faculty of Letters, Hosei University (ISSN:04412486)
巻号頁・発行日
no.70, pp.101-110, 2014

本研究では,女性に対する蔑視的な態度を測定する尺度を構成した。大学生カップルの男性のもつ女性蔑視的態度を測定し,女性蔑視的態度の構造およびこの傾向と他のパーソナリティ尺度の関連を分析した。また,女性蔑視的態度とカップル内における各種のハラスメントの頻度との関連を分析した。その結果,女性蔑視的な態度を含む尊大さに関する傾向があらゆるハラスメント行為を促進することが示唆された。

16 0 0 0 OA 国訳密教 : 経軌

著者
塚本賢暁 編
出版者
国訳密教刊行会
巻号頁・発行日
vol.第1, 1923
著者
福島 徹 濱崎 暁洋 浅井 加奈枝 佐々木 真弓 渋江 公尊 菅野 美和子 幣 憲一郎 長嶋 一昭 稲垣 暢也
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.9, pp.653-659, 2013-09-30 (Released:2013-10-30)
参考文献数
19
被引用文献数
1

症例は19歳女性.8歳時に1型糖尿病と診断されインスリン治療開始となった.2012年3月(19歳)にはインスリンリスプロ各食直前14~18単位,インスリングラルギン眠前20単位使用下においても,食事量増加のためにHbA1c(NGSP)が15 %と増悪していた.低炭水化物食による食事療法目的にて同年3月から前院に入院し,リスプロ中止,グラルギン眠前4~8単位/日の施行となった.しかし第2病日深夜から嘔吐が出現し,翌朝の血糖値が532 mg/dlにて糖尿病ケトアシドーシスが疑われ,輸液とインスリン持続静注を開始されるも全身状態が改善しないため,前院から当院への転院依頼があり,緊急搬送入院となった.入院後は輸液とインスリン持続静注を強化して改善し,最終的に強化インスリン療法と食事療法の再調整にて退院となった.本症例から,1型糖尿病患者の低炭水化物食開始時にインスリン量を調整する際は,必要インスリン量の注意深い評価が不可欠であると考えられた.
著者
森 茂暁
出版者
福岡大学
雑誌
福岡大學人文論叢 (ISSN:02852764)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.1271-1308, 2006-03