著者
池田 智彦 馬 闖 新井 遼真 森迫 昭光 劉 小晰
出版者
公益社団法人 日本磁気学会
雑誌
日本磁気学会論文特集号 (ISSN:24320471)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.10-13, 2017-05-01 (Released:2017-05-01)
参考文献数
11

In this study, FeCo magnetic wires with different widths were fabricated by photolithography and facing targets sputtering. Specifically, the domain configurations in the magnetic wires were studied. Flux closure domains with both 90° and 180° domain walls were found in magnetic wire with uniaxial transversal magnetic anisotropy. Furthermore, when the uniaxial transversal magnetic anisotropy was increased, a dramatic increase of 180° domain walls was found in the magnetic wire. These results suggest there are potential for applications for magnetic wires in stress-induced magnetic domain wall motion devices.
著者
森田 直賢 清水 岑夫 竹崎 孝行
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.88, no.10, pp.1277-1280, 1968-10-25 (Released:2008-05-30)
参考文献数
14
被引用文献数
9 12

A new glycoside (I), C24H26O18·11/2H2O, mp 274-275°, was isolated from Chrysosplenium grayanum MAXIM. (Japanese name"Nekonomeso"), and a glycoside (II), C24H26O12·2H2O, mp 175-176°, from C. flagelliferum FR. SCHM. (Japanese name"Tsurunekonomeso"). I was determined as oxyayanin-A (5, 2', 5'-trihydroxy-3, 7, 4'-trimethoxyflavone)-2'-glucoside, and was named chrysosplenoside-A, and II as pendulin (5, 4'-dihydroxy-3, 6, 7-trimethoxyflavone-4'-glucoside).
著者
森田喜久男著
出版者
同成社
巻号頁・発行日
2014
著者
七川 正一 森 將晏 掛橋 千賀子
出版者
一般社団法人 日本看護研究学会
雑誌
日本看護研究学会雑誌 (ISSN:21883599)
巻号頁・発行日
vol.25, no.5, pp.5_27-5_34, 2002-12-01 (Released:2016-03-31)
参考文献数
17

マウスの大腿後部を50mmHg または200mmHg で2時間圧迫し,組織傷害の圧力による差について検討した。 50mmHg で圧迫した場合,皮膚は著変が見られなかったが,圧迫直後から3時間後にかけて皮下浮腫が増強し,好中球の血管内集簇や血管外への遊走も観察された。 浅層の筋肉には壊死や炎症細胞浸潤が見られたが,深層の筋肉には著変が見られなかった。 24時間後には浮腫は治まり,炎症細胞浸潤も軽減していた。 200mmHg で加圧した場合には肉眼的に腫脹が観察され,組織学的に高度の皮下浮腫と好中球浸潤が見られるとともに,深層の筋肉にも強い炎症と壊死が見られた。 また,出血や血管内へのフィブリンの析出も観察された。 24時間以降においては出血の増強とともに皮下脂肪細胞の壊死も観察された。 このことから,肉眼的には傷害が認識されない場合でも深部には傷害が起こっている可能性があり,傷害は圧力が強い場合には強さと深さが増すだけでなく,質的変化も加わることが明らかにされた。 また,圧迫解放後傷害が強くなるのは虚血再灌流傷害が関与していると考えられ,圧迫後早期に適切な処置をする事により傷害を軽減出来ると考えられた。
著者
森山町編
出版者
森山町
巻号頁・発行日
2004
著者
柴田 篤志 森 友洋 縣 信秀 宮本 靖義 宮津 真寿美 河上 敬介
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.40 Suppl. No.2 (第48回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.48101555, 2013 (Released:2013-06-20)

【はじめに、目的】 骨、皮膚、靭帯などの損傷に対して超音波刺激を行うと、組織の回復を促進させると言われている。また動物モデルにおいて、筋損傷からの回復促進に超音波刺激が有効であるという報告も多い。しかし、これらの報告では、用いられている動物モデルの損傷の程度や再現性が十分に示されていない。また、損傷からの組織学的回復過程と、我々理学療法士にとって重要な“筋力”という機能的回復過程とをあわせて、経時的に検証した報告はない。そこで、本研究の目的は、既に再現性を確認してある筋損傷モデルを用いて、機能的側面と組織学的側面とを合わせて筋損傷からの回復過程を定量的に評価し、超音波刺激の効果を明らかにすることである。【方法】 8週齢Wistar系雄性ラット18匹を、無処置のSham群(n=6)、遠心性収縮により前脛骨筋を損傷させたControl群(n=6)、遠心性収縮による筋損傷後に超音波刺激を施行したUs群(n=6)に分けた。遠心性収縮を用いた筋損傷モデルは、前脛骨筋に対して最大収縮が生じる条件で電気刺激を与え、足関節の他動的な底屈運動により作製した。底屈運動の条件は、角速度を200度/秒、運動範囲を脛骨と第 5 中足骨の成す角度が60度から150度までの90度、運動回数を10回、5セットとした。超音波刺激は周波数が3 MHz、照射様式が間欠的照射 (50% cut)、照射出力強度が0.5 W/cm²、照射時間が10分間とし、損傷2時間後に1回のみ行った。筋損傷からの回復過程の評価には、機能的評価と組織学的評価を用いた。機能的評価は遠心性収縮前、2、7、14、18、21日後に小動物足関節運動装置を使用して、電気刺激時の最大等尺性足関節背屈トルクによりおこなった。なお、筋損傷前の最大等尺性足関節背屈トルク値を100%として算出した結果で比較した。組織学的評価は、遠心性収縮21日後にラット前脛骨筋を採取し、凍結横断切片を作製し、DAPIによる核染色と細胞膜に局在するDystrophinの免疫染色を行った。染色後、バーチャルスライドスキャナ(Nano Zoomer RS 2.0、浜松ホトニクス)で撮影した。撮影した前脛骨筋の筋腹横断面における浅層部、中間層部、深層部から、それぞれ一辺が0.5 mmの正方形の範囲を合計 0.75 mm²抽出し、その範囲に含まれる筋線維の筋線維横断面積を、画像解析ソフト(Image-J) にて測定した。統計処理は、先ず一元配置分散分析を行い、有意差を認めた場合に多重比較検定 Tukeyを行った。いずれの統計手法も有意水準は 5 % 未満とした。 【倫理的配慮、説明と同意】 本研究は当大学動物実験委員会の承認を得て行った。【結果】 遠心性収縮2日後の Us群の足関節背屈トルクは、Control群に対して有意に大きく、 Sham群に対して有意に小さかった (Us群:30.7±4.6% 、Control群:25.2±3.0%、Sham群:101 .0 ±2.74%)。しかし、遠心性収縮7日後では、Us群とControl群間に有意な違いはなかった(Us群:55.7±5.7% 、Control群:44.0 ±5.7%)。一方、遠心性収縮14日後のUs群はControl群に対して有意に大きかった(Us群:94.0±4.4%、Control群:84.1±5.7%)。この有意な違いは18日後(Us群:109.2±6.6% 、Control群:97.8±5.2%)、21日後(Us群:123.1±8.3% 、Control群:105.8±2.5%)でも存在した。筋線維横断面積は、遠心性収縮21日後のUs群とSham群と有意な違いはなかった(Us群:3043.1±268.7 μm²、Sham群:3209.9±628.3 μm²)が、Control群(Control群2478.5±293.3 μm²)はSham群に対して有意に小さかった。【考察】 損傷2時間後に超音波刺激を行うと、遠心性収縮48時間後の足関節最大背屈トルクの減少が緩和された。これは超音波刺激が、二次的損傷による筋損傷を防止したためだと考える。しかし、遠心性収縮7日後では、control群と有意な差がなかったことから、筋損傷を防止する効果は一時的なものであったと考えられる。また、遠心性収縮21日後の結果より、超音波刺激によるに筋損傷からの回復促進効果が機能的、組織学的に明らかになった。筋組織は損傷すると、損傷 2時間後より好中球やマクロファージの活動が開始すると言われている。このマクロファージが分泌するサイトカインは、この後に生じる筋衛星細胞の活性化を促すことが分かっている。本研究の結果は、損傷 2時間後の超音波刺激がマクロファージの活動性を亢進し、サイトカインの分泌量が増加し、その結果、筋衛星細胞の増殖・分化・融合の開始を早めたことによると考える。【理学療法学研究としての意義】 超音波刺激による筋損傷からの回復促進効果を客観的に明らかにした。本研究を用いれば、強度、時間、タイミングなどの違いによる回復促進効果の違いを検証することが可能となり、最も効果的な超音波刺激の条件を明らかにすることができる。
著者
加藤 幸宣 高林 哲司 坂下 雅文 意元 義政 徳永 貴広 二之宮 貴裕 森川 太洋 吉田 加奈子 野口 恵美子 藤枝 重治
出版者
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
雑誌
耳鼻咽喉科免疫アレルギー (ISSN:09130691)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.261-266, 2018 (Released:2018-12-26)
参考文献数
37

好酸球性副鼻腔炎(ECRS)は,鼻腔内に多発性鼻茸を有し,鼻茸・末梢血中に好酸球増加を伴う難治性副鼻腔炎である。次世代シーケンサーを用いた,鼻茸のRNA-sequencingにおけるtranscriptome解析では,ECRS患者の鼻茸でCST1の発現が高い傾向にあった。我々はCST1がECRSの病態に関与していると考え,ECRSの鼻茸内でのCST1の発現や働きについて詳細な検討を行った。CRSwNP患者の鼻茸内におけるCST1の発現に関して,real-time PCRを用いたmRNAの発現・免疫組織化学を用いた解析では,non-ECRS患者群に比べて,ECRS患者群でCST1が有意に高発現していた。特にCST1はsevere ECRSの鼻茸上皮で強い発現を示していた。つまり,CST1の発現は,ECRSの難治性や再発性と関連する。ECRS由来の鼻茸上皮細胞を精製し,IL-4+dsRNA+CST1で刺激すると,IL-4+dsRNAで刺激した時に比べて,TSLPの発現が有意に上昇した。鼻茸上皮細胞へのTSLPあるいはIL-33の刺激は,CST1の発現を誘導した。また,ECRS由来の鼻茸線維芽細胞に対するCST1の刺激は,CCL11とperiostinの発現を誘導した。CST1は鼻茸内において,ECRSの鼻茸形成・増悪に関わる様々な因子と相互作用することにより,Th2/好酸球性炎症として作用し,鼻茸の重症化,難治性,再発に関わる。ECRSの鼻茸に対して,CST1をtargetとした治療戦略が有用となる可能性がある。本稿では,CST1のECRSにおける役割を中心に解説する。
著者
大越 隆文 野一色 泰晴 冨澤 康子 森島 正恵 小柳 仁
出版者
一般社団法人 日本人工臓器学会
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.1194-1197, 1990

我々は新しい抗血栓性心臓壁補填材料(CUFP)を開発し, 長期動物実験により, その安全性を検討した。成犬に, 右室流出路再建術の要領で, CUFP(超極細ポリエステル繊維をコラーゲンで被覆し, 親水性エポキシ化合物で架橋した材料)を縫着した。CUFPの内腔面は植え込み後, 血栓付着は少なかった。また, 28日目で, 新生内膜が形成され, 中心部のわずかな部分を残して, 内皮細胞被覆がみられた。168日目で, 新生内膜内に平滑筋細胞を認めた。486日目では, 内皮細胞被覆を伴った薄くて, 均一な新生内膜が保持されていた。CUFPの材料壁内部では, 28日で, 線維芽細胞侵入, 血管新生がおこり, 168日, 486日で基質化された材料壁が認められた。CUFPは植え込み後, ポリエステル繊維によって補強された, 一種の自己器官として再構築され, 新陳代謝が行なわれる。そのため, CUFP植え込み後長期間, 変性及び劣化がおこらず, また, その表面に形成された新生内膜を保持すると考えられる。
著者
森岡 弘之 ヤン チャンマン
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.149-150, 1990
被引用文献数
1

シロトキコウ<i>Ibis cinereus</i>はジャワ&bull;スマトラ&bull;東マレーシア&bull;カンボジア&bull;ヴェトナム南部に分布するが,タイ国からは記録がなかった.国立シンガポール大学動物学部所蔵の鳥類標本中にタイ国産雄成鳥の標本(1930年8月19目タイ南部のSetulで採集)が1点あるので,この種をタイ国鳥類目録に追加する.マレー半島では,タイ&bull;マレーシアの国境をほぼ境に,北部にインドトキコウ<i>Ibis leucocephalus</i>が,南部にシロトキコウが分布するが,両種とも個体数が近年著しく減少している.今回報告した標本は,マレー半島におけるシロトキコウの北限にあたると考えられるので,貴重なものであろう.
著者
大森 房吉
出版者
東京大学
雑誌
震災豫防調査會報告
巻号頁・発行日
vol.98, pp.23-31, 1922-08-31
著者
森 均
雑誌
摂南大学教育学研究 = Bulletin of Educational Research of Setsunan University
巻号頁・発行日
no.11, pp.57-79, 2015-01

近畿高等学校統一応募用紙は、高校生が就職試験を受験するために求人事業所に提出する用紙であり、紹介書、履歴書、調査書からなる。近畿高等学校統一応募用紙が昭和46(1971)年2月に制定され使用されるまで、求人事業所は就職差別を温存助長する恐れのある思想、信条、宗教、尊敬する人物、支持政党、家族の資産、住居環境、家族の学歴などの記入項目のある独自の応募用紙<社用紙>の提出を求めていたが、そのことによって適性と能力以外のことで社会的差別を受けてきた多くの同和地区出身生徒等、非差別の状態におかれた生徒の苦しみは計り知れないものがあった。そこで、こうした差別を生み出す社用紙を撤廃するために制定されたのが近畿高等学校統一応募用紙である。しかしながら、近畿高等学校統一応募用紙が制定されてから40年以上が経過し、制定の趣旨が教育関係者等に徹底されていないだけでなく制定の経過を正確に記録にとどめることも難しくなりつつあることから、本論考では資料をもとに制定の経過を明らかにして後世に残すとともに、近畿高等学校統一応募用紙制定の趣旨を再認識することを目的とする。
著者
葛原 茂樹 小久保 康昌 佐々木 良元 桑野 良三 伊藤 伸朗 冨山 弘幸 服部 信孝 辻 省次 原 賢寿 村山 繁雄 齊藤 裕子 長谷川 成人 岩坪 威 森本 悟 赤塚 尚美
出版者
国立精神・神経センター
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

紀伊半島の一部集落に多発する神経風土病の筋萎縮性側索硬化症・パーキンソン認知症複合(ALS/PDC)類似疾患で知られているほぼ全ての原因遺伝子を調べ、異常変異は認められなかった。病態と発症に関して、脳のアルツハイマー神経原線維変化の分布様式はALSとPDCでほぼ同じであった。脳と脊髄にはTDP-43の蓄積が認められ、生化学的にはタウ/TDP-43異常蓄積症と考えられた。尿中の酸化ストレスマーカーが有意に上昇しており、神経変性に参加ストレスの関与が推定された。タウとTDP-43の蓄積を起こして神経変性が進行する仕組みと、遺伝子の関与の解明が今後の課題である。
著者
森田 信一 松本
出版者
富山大学
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.247-260, 2006-12-14

大正期の童謡運動は、鈴木三重吉が子どものための質の良い読み物を考慮し、「子供の純性を保全開発するために、現代第一流の藝術家の真摯なる努力を集め、兼て、若き子供のための創作家の出現を迎ふる、」(鈴木 1917)ことを目指して大正7年に創刊した「赤い鳥」に代表され、続いて「金の鈴」「童謡」などの雑誌も刊行された。これらの雑誌を中心とした童謡作品については、主に物語や詩などの言葉の面から多くの研究が行なわれている(藤田 1971,童謡詩人會 1997)。音楽面からは童謡運動に参加した作曲家について、小島(2004)が「赤い鳥」と「金の鈴」を中心にとりあげ、成田為三、草川信、弘田龍太郎、本居長世、中山晋平、藤井清水、山田耕筰、河村光陽の童謡作品について、特に旋律の音階構造を詳しく分類、分析している。これらの作曲家は、日本近代の洋楽作曲家として、大正期から昭和期にかけて活躍した人々である。それらの作曲家のうち草川信については、現在でも「ゆりかごの歌」「春の歌」「どこかで春が」「風」「夕焼け小焼け」「汽車ポッポ」「みどりのそよ風」などの童謡作品がよく聴かれ、演奏されている。草川は童謡の作曲家と捉えられることが多いが、実際には童謡以外にも、歌曲、合唱曲、器楽曲などを残している。しかしこれらについては、現在ほとんど知られていない。そこで本稿では、まずいくつかの資料とご子息(次男)草川誠氏へのインタビューから草川信の生涯と仕事を概観する。次に、和声学を中心とした当時の日本の作曲理論の状況を調査し、彼の音楽技法上の背景を知る。そしてそれらに基づいて、草川信の作品のいくつかを分析して、この作曲家の、和声構造を中心とした音楽上の特徴を明らかにする。これによって、これが草川信の作曲法の特徴をつかむとともに、大正から昭和期へかけての日本の洋楽の作曲様式の状況を知る、ひとつの手掛りにもなると考えられる。
著者
古森 郁尊 西口 法明 匹田 政幸 水谷 照吉
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌) (ISSN:03854205)
巻号頁・発行日
vol.113, no.8, pp.586-593, 1993-08-20 (Released:2008-07-15)
参考文献数
12
被引用文献数
1 5

We have constructed a prototype of partial discharge (PD) pulse measurement and degradation diagnosis expert system (PDM/ES-I) using a personal computer for insulation degradation diagnosis of materials suffering from PDs. For 0.1 mm-thick low density polyethylene (LDPE) with CIGRE Method II electrode system, temporal change of phase-angle-resolved PD pulse occurrence distribution was measured with PDM/ES- I. We applied the so-called "pattern recognition" of the PD pulse distribution to diagnosis of insulation degradation and assessment of residual life. Experimental results revealed that in spite of large scattering of time to breakdown, i. e. life, from 5 to 43 hours, all the tested samples exhibited similar evolution of the profile of PD pulse occurrence distribution with increasing aging time. The PD pattern measured at a given aging time was compared with five standard normalized PD patterns which had been registered in advance as five representative degradation stages from initial degradation category to final one. The degradation stage determined by the pattern recognition (PR) method proved to vary from the initial degradation category to final one in a correct turn. Consequently, the PR method permitted an exact determination of the degree of degradation at a given aging time. In other words, the PR method was capable of predicting the residual life of LDPE with a CM-II electrode system.