著者
森川 滋之
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.290, pp.50-57, 2017-06

ITエンジニアの中でも、SEやプロジェクトマネジャー(PM)という職種は、顧客(情報システム部門の人ならユーザー部門)と直接折衝する場面が多い。システム導入のプロジェクトが進むに従って、顧客と何らかのトラブルが発生することもあるだろう。そのような…
著者
森 大二郎
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.9-14, 2013-01-01 (Released:2017-04-18)
参考文献数
17

検索エンジンが次の数十年で社会にもたらす変革について予想する。情報端末とヒューマンインタフェースの進歩は,検索エンジンの利便性を飛躍的に高め,人間の記憶と意志決定を強力に支援するようになる。検索サービスを利用する契機が拡大することにより,より多くのユーザデータのフィードバックが得られるようになり,検索精度の大幅な向上も期待できる。一方で,情報取得に対する能動的な態度が損なわれ,類型的で偏向した情報にユーザが満足する危険性についても指摘する。
著者
尾縣 貢 安井 年文 大山〓 圭悟 山崎 一彦 苅部 俊二 高本 恵美 伊藤 穣 森田 正利 関岡 康雄
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.422-432, 2000-05-10 (Released:2017-09-27)
被引用文献数
1

A study was conducted to examine the relationship between the physical characteristics and race patterns of 400-m running in three elite 400-m runners.The experiments were composed of a physical fitness test and an analysis of 400-m race patterns.Maximal O_2 intake, maximal anaerobic power, isokinetic muscular endurance and isokinetic maximum muscular power were evaluated in a laboratory.Final 400-m races in the Japan Championship and the National Sports Festival were filmed using video cameras, and analyzed to calculate the changes in running speed during the 400-m distance.In accordance with the race analysis results, the three 400-m runners were divided into two types.One was the "even pace"type, which showed a tendency to maintain a higher running speed until the finish of the race.The other was the "first half"type, which showed the highest speed from the start until the 190-m point.The even pace type had a higher maximal O_2 intake and isokinetic muscular endurance of the lower limbs.The first half type was a good record holder over 100-m and 200-m distances.These results indicate that physical characteristics influence the race pattern of 400-m running.
著者
金森 博雄
出版者
中央公論社
雑誌
自然 (ISSN:03870014)
巻号頁・発行日
vol.25, no.5, pp.42-47, 1970-05
著者
森田 進 大塚 武夫 前田 治
出版者
The Mining and Materials Processing Institute of Japan
雑誌
Journal of MMIJ (ISSN:18816118)
巻号頁・発行日
vol.123, no.12, pp.707-710, 2007-12-25 (Released:2010-12-17)
参考文献数
3
被引用文献数
1 1

Japan New Metals (JNM) was established in 1963, as a joint venture between Mitsubishi Materials and Awamura Mining, and has consistently produced tungsten, tungsten carbide and molybdenum powder from raw materials. Based on the nonferrous manufacturing technologies, we have produced high purity tungsten powder, heteropolyacids and several non-oxide ceramics powders. These are used for electronics devises, hard components and chemicals. In order to avoid the risk related to the supply of tungsten raw materials greatly dependent on China, JNM started a recycling business since 2002. Tungsten is recovered from cemented carbide scraps by the chemical process in the Akita plant.
著者
落合 直美 森田 知子 大槻 義昭 村田 純一
出版者
国際医療福祉大学
雑誌
国際医療福祉大学学会誌 (ISSN:21863652)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.33-41, 2014-01-31

本研究の目的は,A病院の新生児の回復期治療室(Growing Care Unit:GCU)の現状を把握し,病床管理および病院経営の観点から改善策の要因抽出することである.このため以下の調査検討を行った.(1)新生児集中治療管理室(Neonatal Intensive Care Unit:NICU)・GCUに入院が予測される母体搬送入院患者の動態把握,(2)NICU・GCUの患者の現状および総合周産期特定集中治療室管理料・新生児治療回復室入院管理料の取得状況の現状把握,(3)GCUの稼働率・収入維持のための要因調査と対策の立案.A病院の新生児入退院データ,経営収支などからデータ収集し分析を行った.調査の結果,母体搬送の患者が急性期を超えた時点で転院し,産科の病床確保を行うことが必要である.NICUは加算算定できる患者が大半を占めている反面,GCUは加算期間を超えている患者が多くを占めていた.NICUからGCUへ転床時に加算算定期間を考慮した病床管理や入院早期から退院を視野に入れた支援が必要である.また新生児搬送や院内出生においてGCUで積極的に受け入れることが,GCUの収入や病床稼働率の維持につながることが明らかとなった.
著者
住川 裕岳 宮代 隆平 中森 眞理雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.64, pp.5-8, 2007-06-25
参考文献数
9

本研究では、スポーツスケジューリング問題の一種である巡回トーナメント問題を扱う。巡回トーナメント問題とは、ホーム&アウェイ形式の二重総当りリーグ戦を行うスポーツにおいて、各チームの移動距離の総和を最小化した試合日程を構築する問題である。この問題では、巡回セールスマン問題の難しさに加え、あるチームの対戦順序が他チームの対戦順序に影響を与えており、問題の難易度を増している。これまでの研究により、巡回トーナメント問題に対してはシミュレーテッド・アニーリングが有効であることが示されていたが、本研究ではタブーサーチを用いて最適化を行った。計算機実験の結果、既存のアルゴリズムによる結果に匹敵する質の良い解が得られた。The traveling tournament problem is a well known benchmark problem in sports scheduling. This problem has both an optimization aspect like the traveling salesman problem and a feasibility aspect as in many scheduling/timetabling problems. Since the traveling tournament problem was established, a number of researchers have tackled the problem with various optimization techniques. Recent researches indicated that simulated annealing algorithms are effective for the traveling tournament problem, and few results by tabu search are reported so far. In this manuscript, we propose a tabu search algorithm for the traveling tournament problem. Our computational experiments show that the proposed algorithm generates good solutions, which are competitive with solutions by simulated annealing algorithms.
著者
碇 朋子 岩崎 邦彦 大平 純彦 勝矢 光昭 小出 義夫 五島 綾子 小林 みどり 鈴木 直義 鈴木 竜太 高野 加代子 福田 宏 堀内 義秀 武藤 伸明 森 勇治 湯瀬 裕昭 渡邉 貴之 渡部 和雄
出版者
静岡県立大学
雑誌
経営と情報 : 静岡県立大学・経営情報学部/学報 (ISSN:09188215)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.69-82, 2002-03-25

School of Administration and Informatics (hereafter, AI) at the University of Shizuoka holds a monthly faculty research session. In the academic year of 2001-02, it was decided that the research session would adopt the systems conversation (i.e. brainstorming) style of the International Systems Institute, and have the following steps: 1. Decision on the theme to work on; 2. Input paper circulation and dialogue by email; 3. Conversation session; 4. Circulation of report from a conversation session, which also serves as the input paper for the next session; and, 5. Final report based on the above interactions. Participation in the input paper submission, conversation, and report writing is all-voluntary. It was decided that the theme be "Roles of Information Education and Computer Education in the Educational Program of the School of Administration and Informatics." This is a topic that all the AI faculty from various academic disciplines could work on. Through such a conversation process, we have two major outcomes: 1. Dialogue among the AI faculty across their A (Administration and Accounting), M (Mathematics and Model-building), and C (Computer and Communication) backgrounds. 2. Common understanding that the AI faculty members have various interpretations of the concepts such as information education; computer education; nature and levels of information and computer-related knowledge and skills the AI graduates are expected to have. Yet, regarding the necessary levels of knowledge and skills required for the AI graduates, the AI faculty seems to have, or have come to an agreement on their contents. Another point of agreement is that information education and computer education need to be linked not only to their advanced levels, but also the A and the M courses.
著者
白谷 敏宏 井料 学 亀井 健二 森岡 洋史 長友 医継 冨永 秀文 上山 健一 松本 啓 留野 朋子 河野 一成
出版者
医学書院
雑誌
精神医学 (ISSN:04881281)
巻号頁・発行日
vol.36, no.9, pp.949-954, 1994-09-15

【抄録】 言語の消失,精神的不穏を主訴に受診した9歳11カ月の女児例を報告した。初めて明らかな異常に気づかれたのは7歳の時であり,それまでの発達は一見ほぼ正常に近いものであったと考えられた。その後,言語面の退行,対人・社会性の障害および執着傾向の出現がみられ,本症例はICD—10の小児崩壊性障害と診断された。本障害は現在では自閉症近縁の広汎性発達障害の1型と考えられているが,本患児の表情や態度は,これまでの多くの報告と異なり,むしろ人なつっこく,自閉症とは一線を画するものであった。また,本障害では,発症に先行する心理・社会的ストレスの存在が高率に認められることが指摘されているが,本症例においても患児が4歳の時に両親が離婚しており,障害の発症の契機と心理的ストレスの関係について考察し,この観点から本症例の発症の時期は,母親が異常に気づいた頃よりも遡る可能性があることを示した。
著者
藤森 克彦
出版者
公益財団法人 年金シニアプラン総合研究機構
雑誌
年金研究
巻号頁・発行日
vol.3, pp.78-111, 2016

<p> 本稿では、40 代・50 代の未婚の男女を「2人以上世帯」と「単身世帯」に分けて、生活実態、未婚者における2人以上世帯の規定要因、老後リスクとその備え、現在及び老後の生活不安、を考察した。特に、2人以上世帯に属する中年未婚者――中年未婚者の6割を占める――の生活実態などは、これまであまり考察されてこなかった。本調査では、以下の点が明らかになった。</p><p> 未婚者が属する2人以上世帯の構成をみると、未婚者の9割強は親と同居している。</p><p> 2人以上世帯の未婚者は単身世帯よりも正社員の比率が低く、無職者の比率が高い。また、2人以上世帯の未婚者は単身世帯よりも低所得者の比率が高い。</p><p> 一方、未婚者が属する2人以上世帯の「生計維持の中心者」をみると、未婚男性の4割、同女性の7割弱が生計維持の中心者は親となっている。特に、本人年収100 万円以下の未婚者では、その7~8割は親が生計維持の中心者である。</p><p> 住まいの状況をみると、単身世帯の6割強が「借家住まい」なのに対して、2人以上世帯では男性の5割強、女性の7割弱が「親の持ち家」に住んでいる。</p><p> 次に、未婚者について2人以上世帯の規定要因を分析すると、①年収が低いこと、②家族に要介護者がいること、③職場で社会保険に入れないこと(女性のみ)、があげられる。</p><p> 老後への備えをみると、2人以上世帯に属する未婚者の6割強は国民年金加入者(第1号被保険者)であり、厚生年金に加入していない。単身世帯の同割合は5割程度である。</p><p> 国民年金加入者で借家住まいの人は単身世帯の3割、2人以上世帯の1割程度である。</p><p> これらの世帯の場合、老後の公的年金は基礎年金のみであることが想定されるので、高齢期に家賃負担が重くなる可能性がある。</p><p> 2人以上世帯の未婚者は親などと同居しているので、経済援助や看護・家事などで「頼れる人がいない」という人の比率は低い。しかし、老後は親などの同居人が死亡する可能性があるので、「頼れる人がいない」という人の比率が単身世帯に比べて著しく高まる。</p>
著者
川上 栄子 森下 紗帆
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.28, 2016

<br><br><b>【目的】</b>日本の食文化において緑茶は欠かすことのできないものであり、最近では、緑茶が健康に及ぼす好効果も評価されている。また、静岡県では日本有数な緑茶の産地として有名であるが、急須で入れる緑茶(リーフ)を飲む習慣が薄れ、家庭でもペットボトル緑茶が飲まれている現状がある。そこで、その実態を明らかにするために、緑茶離れが進んでいる大学生を対象にアンケートを行なった。<br><br><b>【対象及び方法】</b>本調査は、2015年6月~12月の間に、授業において説明の上、同意が得られた学生に対して、自己記入アンケート形式で行われた。対象者は、H市内の2校に通う大学生213名で、その内訳はT大学169名(女98名、男71名)、S大学44名(女35名、男9名)である。アンケート調査は4項目とした。質問内容は属性、各食事の主食の内容、各食事における1日の飲料の種類及び量、1日の食事以外に飲む飲料の種類及び量である。統計分析はSPSS(ver.20)により行なった。有意水準は5%とした。<br><br><b>【結果】</b>対象者の年齢、体形、居住状況は以下の通りであった。T大学の平均年齢は19.8歳、S大学は20.0歳。T大学の自己申告の体形が、やせ22名(13%)、普通123名(72.8%)、肥満24名(14.2%)。S大学はやせ3名(6.8%)、普通29名(65.9%)、肥満12名(27.3%)であった。また。T大学の居住状況は単身62名(36.7%)、核家族82名(49.1%)、3世帯同居24名(14.2%)。S大学は単身16名(36.4%)、核家族19名(43.2%)、3世帯同居9名(20.4%)であった。2大学間の属性に大きな差異がなかったため213名の調査結果をまとめた結果、朝食時では緑茶(リーフ)が16.4%、ペットボトル緑茶が15.5%であり、昼食時では緑茶(リーフ)が12.7%、ペットボトル緑茶が37.1%で、夕食時は、緑茶(リーフ)が21.6%、ペットボトル緑茶が18.3%という結果であった。<br><br><b>【結論】</b>緑茶は、昼食時では緑茶(リーフ)よりペットボトル緑茶が飲まれている。朝食時と夕食時においては、ペットボトル緑茶より緑茶(リーフ)が飲まれていることがわかった。