著者
高橋 一人 齋藤 泰智 小笠原 愛美 中河 知里 佐藤 多嘉之 森川 知世 秋田 隆司 政氏 伸夫
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.117-124, 2017-03-25 (Released:2017-03-29)
参考文献数
9

近年,様々な産業で業務の標準化や透明化が求められ,医療分野でもその重要性が増している。ISO 15189は臨床検査室の国際規格であり,品質管理と技術能力に関する様々な要求事項について第三者評価機関の日本適合性認定協会が審査し認定する。しかし,ISO 15189の導入や維持には,文書や記録の作成をはじめとする膨大な事務作業を伴い,日常業務とISO 15189を両立させることが大きな課題となっている。そこで我々は煩雑な事務作業の効率化を目的として,ISO 15189に特化した独自の支援システムを開発した。支援システムを用いた文書の電子化や情報の一元化によって,文書の作成・閲覧・確認・承認作業,機器の管理,不適合業務や苦情の報告・是正・検証が迅速に行われるようになり,進捗状況の把握も容易になった。我々が開発した支援システムは事務作業の効率化に寄与し,ISO 15189の導入や維持に有効な手段と考えられた。
著者
森下 忠
出版者
有斐閣
雑誌
ジュリスト (ISSN:04480791)
巻号頁・発行日
no.786, pp.p37-43, 1983-03-15
著者
山崎 貴子 伊藤 直子 岩森 大 堀田 康雄 村山 篤子 古田 和浩 金子 慶子 田中 照也
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 創立40周年日本調理科学会平成19年度大会
巻号頁・発行日
pp.105, 2007 (Released:2007-08-30)

【目的】 硬さのために食用としての利用度が低い牛肉の部位について低温スチーミング調理により軟らかく食べやすくなることを報告した。一方、食肉の軟化としてキウイ、パパイヤやショウガなどのプロテアーゼの利用による報告もある。低温スチーミング調理は任意の温度管理が容易のため、種々の内在性および外から添加した酵素を最大限利用することができることが特徴である。そこで、低温スチーミング調理とキノコのプロテアーゼを併用した食肉軟化について検討した。 【方法】 キノコにはカゼイン分解活性の高かったマイタケを用いた。マイタケに2倍量の水を加えてろ過したものを抽出液として牛肉とともに加熱した。比較として、マイタケ抽出液のかわりに水、ショウガ抽出液を用いたものについても同様に行い、加熱後溶出したペプチド・アミノ酸量、遊離グルタミン酸量、肉の物性測定および官能検査により評価した。さらに低温スチーミング調理による効果をみるため、70℃2hスチーミングしたものと茹で10分加熱したものを比較した。 【結果】 肉をマイタケ抽出液とともに加熱すると、水やショウガ抽出液とともに加熱した場合より、溶出したペプチド・アミノ酸量、グルタミン酸量が多かった。また物性測定、官能評価の結果でも肉が軟らかくなっていた。スチーミングしたものと茹でたものではスチーミングしたものの方が全体的に評価が高く、特にマイタケ抽出液とともに低温スチーミングをした肉について高い評価が得られた。
著者
森本 武利
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.9-10, 2007-02-01 (Released:2007-05-15)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1
著者
松井 知之 高島 誠 池田 巧 北條 達也 長谷 斉 森原 徹 東 善一 木田 圭重 瀬尾 和弥 平本 真知子 伊藤 盛春 吉田 昌平 岩根 浩二
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.C4P1122, 2010

【目的】われわれは整形外科医師の協力を得て,理学療法士(以下PT),トレーナーでメディカルサポートチームを有志で組織し,スポーツ選手の肩肘関節疾患の障害予防と治療を目的に2008年から活動を行っている.今回その活動内容と特徴について報告する.<BR>【方法】1. 京都府高校野球連盟(以下高野連)からの依頼によって,京都府高校野球地方大会のサポートを,PT,医師,トレーナーが協力して行っている.具体的には,試合前検診,処置,試合中の救急対応,試合後の検診およびアイシング,コンディショニングを行い,選手が安心,安全にプレーできるようにサポートしている.<BR>2.中学生,高校生の野球選手に対してシーズンオフである冬季に行われる技術・トレーニング講習会で検診を行っている.医師による肩肘超音波検査,PT3名,1グループによる理学所見評価を行い,トレーナーがコンディショニングを指導している.<BR>3.肩肘関節の障害を認め,保存療法が必要な選手を月2回医師,PT,およびトレーナーでリハビリテーション加療を当院で行っている.<BR>4.月一回,PTが中心となって円滑な情報交換を行うことを目的に勉強会を行い,多施設(病院およびスポーツ現場を含む)共通の問診表,評価項目,投球復帰プログラムの作成を行っている. <BR>【説明と同意】京都府高校野球地方大会のサポートに関しては,高野連から各チームに事前通達を行った.またわれわれも大会前の抽選会,試合前のコイントス時に部長,主将に説明し,試合前後の検診やコンディショニング指導を行っている.検診事業も,原則希望者のみとし,施行するにあたっては,監督,保護者,選手に十分な説明と同意を得た上で実施している.<BR>【結果】1.京都府高校野球大会のサポートは,春・夏・秋の準々決勝から行った.2009年秋季大会では,登板投手24名中,検診およびコンディショニングを実施したのが14名,アイシングのみ実施が3名であった.<BR>2.検診事業は,昨年投手68名に対し,肘関節の超音波検査および理学検査を行った.その際超音波検査で上腕骨小頭障害の投手は5名であった.同年12月には中学生野球教室の際に287名に対し肘関節の超音波検査,投手57名に理学検査を行った.上腕骨小頭障害の選手は8名であった.いずれの検診の際も,検診結果のフィードバックおよびコンディショニング内容のパンフレットを配布し指導を行った.<BR>3.2008年6月から2009年10月までに当院スポーツリハビリテーションに受診した選手は,小・中学生7名,高校生24名,大学・社会人が24名であった.うち投球障害肘が16名,投球障害肩が31名,その他8名であった.多施設間の情報交換資料として,問診表から評価表を作成した.<BR>【考察】京都府高校野球大会のサポートとしては,抽選会時などにメディカルサポートチームの案内に加え,傷害予防,熱中症対策など講演を行い,啓蒙活動を行った.大会中には,投球直後の身体所見を評価し,コンディショニング指導を行った.コンディショニングに関しては,どこまでわれわれが介入するか,難しい問題であるが,コンディショニングの大切さを啓蒙することが重要と考えている.大会サポートに関しても,選手のみならず,可能な限り指導者とコミュニケーションを図る必要があると考える.<BR>検診事業は,ポータブル超音波機器を使用することで,障害の早期発見,早<BR>期治療が可能であり,フィールドで簡便に行える有用な評価法とされ,われわれも導入した.PT3名1グループによる理学所見検査によって,正確なデータを蓄積し,それを分析することで,根拠ある評価,治療を確立し,障害予防に寄与すると考えた.しかし,検診の開催時期,二次検診などフォローアップに関する問題点も多く,今後の課題である.当院スポーツリハビリテーション受診数は増加傾向にあるが,現状は月2回程度の実施であり,多施設で協力して診療を行う必要であり,施設間における共通の評価,投球障害復帰プログラムの作成の必要性が生じる.これによって,選手の現状把握が容易となり,円滑な情報交換が行なえると考えた.また,診療場面に多くのスタッフが集まることで,実際の評価,診療内容を共有可能であり,選手の問題点についても討論することも可能であった.しかし医師,PTおよびトレーナーの連携は良好だが,指導者や家族とのコミュニケーションは十分とは言えず,今後の課題である.<BR>【理学療法学研究としての意義】われわれの取り組みは,多くの職種との連携を重視したものである.投球障害の治療は原則保存療法であり,PTが担う役割は大きいが,投球障害を有する選手の競技復帰は,医師や現場のトレーナーなど多職種との連携,協力が必要である.本活動は,他府県の活動を参考にしているが,今後このような活動を行う方への参考になれればと考える.
著者
大島 久華 木村 功 木村 義雄 田島 茂行 何森 健
出版者
日本応用糖質科学会
雑誌
Journal of Applied Glycoscience (ISSN:13447882)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.261-265, 2005
被引用文献数
1

<i>Aspergillus sojae</i>の液体培養液からエキソ-1,5-&alpha;-L-アラビナナーゼを電気泳動的に均一な標品として精製した. 精製酵素標品の分子質量は, ドデシル硫酸ナトリウム-ポリアクリルアミドゲル電気泳動 (SDS-PAGE) によって41kDa, ゲル濾過クロマトグラフィーによって43 kDaと決定された. 本酵素の等電点は3.7であった. 本エキソ-アラビナナーゼ活性は, カルボキシメチル-直鎖アラビナンに対し, 50℃, pH 5.0で作用させることで最大となった. 活性はpH 6.0から8.0, 45℃まで安定であった. 精製酵素標品の活性はAg<sup>+</sup> (1 mM) およびCr<sup>2+</sup> (1 mM) によって強く阻害され, SDS (5 mM) の添加により促進された. 1,5-アラビナンに対する<i>K</i><sub>m</sub>値は5.8mg/mLとなった. 本精製酵素標品のN末端アミノ酸25残基は, <i>Penicillium chrysogenum</i>のそれと69%という高い相同性を示した. 精製酵素標品をビート由来の1,5-アラビナンに作用させた場合のおもな生産物は, アラビノビオースであり, 反応溶液中にアラビノースの遊離は認められなかった.
著者
平良 昭 金城 正吉 仲村 毅 島袋 勝 浮島 明進 森川 豊 外間 政吉 屋嘉 宗松 新垣 昌光 石川 雅弘 亀山 朝幸 文吉 康昭 TAIRA Akira KINJYO Masayoshi NAKAMURA Tsuyoshi SHIMABUKURO Masaru UKISHIMA Meishin MORIKAWA Yutaka HOKAMA Seikichi YAKA Soumatsu ARAKAKI Masamitsu ISHTKAWA Masahiro KAMEYAMA Tomoyuki MATAYOSHI Yasuaki オリオンビール名護工場 Orion Breweries LTD
出版者
南方資源利用技術研究会
雑誌
南方資源利用技術研究会誌 = Journal of the society tropical resources technologists (ISSN:09129588)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.61-65, 1988-03-30

ビール製造工程における各香気成分の変化について調べ,次のような結果が得られた.(1)発酵工程における高級アルコール及び酢酸エチル量の変化を調べた結果,高級アルコール及び酢酸エチルは発酵初期から生成がみられた.とくにイソアミルアルコールの生成が量的に多く,発酵7日目で約50ppmであった。(2)発酵液中のn-プロピルアルコール,イソブチルアルコール及び酢酸エチル生成屋は、約10~20ppmの範囲であった.(3)各銘柄の市販ビール中の低沸点香気成分の組成は,各銘柄のビール間で異なっていることがわかった.(4)発酵液中のDMS量は,発酵4日目で最大値となり,以後発酵の進行とともに減少した.(5)各銘柄の市販ビール中のDMS量は,約30~60ppbの範囲内にあり,各銘柄間に大きな差異はなかった.(6)製品ビール中には酢酸イソアミル,n-カプリン酸エチル,n-カプリル酸エチル,ラウリン酸エチル,フェニル酢酸エチル,フェニルエチルアルコール,ミリスチン酸エチル及びパルミチン酸エチル等の中高沸点香気成分が同定された.Changes in aroma components during the brewing process were observed by a gas chromatog raphic method. The results were as follows; (1) Higher alcohols and ethyl acetate were produced at the beginning of the fermentation. Especially,i-amylalcohol was produced during fermentation, in the largest amount among aroma components, reaching 50 ppm after 7day. (2) Ethyl acetate,i-buthylalcohol and n-propylalcohol were produced to a level of approximately 10~20 ppm during fermentation. (3) Analyis of low-boiling point aroma components in commercial beer revealed that there were much difference in contents and the rate of the components among the brands tested. (4) The amount of dimethylsulfide reached the maximum after 4 days and then decreased with the progress of the fermentation. (5) Analysis of dimethylsulfide for commercial beer revealed that there were no differences in the amount formed among the brands tested, ranging from 30 ppb to 60 ppb. (6) The middle and high-boiling point aroma components such as isoamylacetate, ethyl caprate, ethyl laurate, phenylethyl alcohol, ethyl phenylacetate, ethyl myristate and ethyl palmitate were identified in the commercial beer.
著者
森 哲彦
雑誌
人間文化研究 (ISSN:13480308)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.1-14, 2008-12-23

カントの哲学フレーズに「人は哲学を学ぶことはできない...ただ哲学することを学びうるのみである」(B866)とある。カントのいうこの「哲学を学ぶ」とは、知の認識偏重に対する諫めのことで「哲学すること」とは、哲学を通しての思考を求めていることである。カントも前批判期で苦闘して道を開いたように「哲学すること」は、哲学と哲学史の相互関係問題でもある。つまり「哲学すること」にとっては、誰かの根源的なものを問う哲学や人間社会の現実を思考する思想を手掛かりとして、歴史的に対話することが問題となる。従って「哲学の過去に立ち戻ることは、常に同時に哲学的自己省察と自己反省という行為でなければならない」といえよう。さて十八世紀後半のカントが課題とする理性、人間、人格、平和、啓蒙、多元主義をめぐる諸問題は、今日的課題とある種の類似関係がある、と思われる。そうだとするとこのような問題意識を自覚するために、本論では、カント批判哲学の理性哲学、実践哲学、美学、宗教哲学、そして人間学を解明るものである。なおカントは、今日に至るまでドイツや日本のみならず世界的にも、多くの市民により、高く評価されてきている。では人々を引き付けて止まないカントの偉大な精神とはなにか。まず第一は、批判の精神といえよう。カントの批判精神は、恣意的、独断的見解や懐疑的見解を退け、厳密な思考により、対象を全体的な関連から明晰に解明する。つまり批判とは「書物や体系の批判のことではなく、理性が全ての経験に依存せずに切望するべく全ての認識に関してのことであり、従って形而上学一般の可能性もしくは不可能性の決定、この学の源泉、範囲、限界を規定」(AXII)することにより、普遍的なものを求める精神である。第二は、人格尊重の精神である。カントによれば、理性的存在者としての人格は、相対的価値しかもたないものから区別され、目的自体として絶対的価値をもつとする。つまりカントは、人間尊厳の根拠のために、普遍的な道徳的法則を立て、理性自ら立法する自律的、理性的人格を確立する。その理性的人格は、良心の声、絶対的な道徳の声、道徳的義務の声を要請する。そしてこの道徳的義務の使命を発するところの人間を尊ぶカントの人格主義が、カントの名を不朽のものにしているのである。
著者
鈴木祥平 森本祥一
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.733-734, 2012-03-06

ブロードバンドの普及に伴う通信速度の高速化により,インターネットを経由したテレビ放送サービスが可能となった.しかしながら,広告収入等のビジネスモデル上の問題や,放送コンテンツの知的財産権を巡る問題,ソフト・ハード双方の技術面の標準化の問題,既存メディアとの競合の問題などが指摘されている.その一方で,近年の若者のテレビ離れや,レコーダーの高機能化による視聴率低下などを打開する手段として期待されている.よって本論文では,日本におけるインターネットテレビの現状を調査し,上記の問題の解決に向けて課題を整理する.更に,今後のインターネットテレビのあるべき姿について考察する.
著者
大野 健次 延原 弘明 有村 聡美 唐澤 秀武 多久島 匡登 塩谷 正弘 井関 明生 森下 孝仁
出版者
Japan Society of Pain Clinicians
雑誌
日本ペインクリニック学会誌 (ISSN:13404903)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.92-96, 1996-04-25 (Released:2009-12-21)
参考文献数
16

目的: 三叉神経痛に対する小柴胡湯・桂枝加芍薬湯併用療法の有効性を調べるために visual analogue scale (VAS) と4段階評価を用いて prospective study を行った. 対象と方法: 特発性三叉神経痛患者13名を対象とした. 対象患者には朝夕の食前に, 小柴胡湯と桂枝加芍薬湯のエキス顆粒をそれぞれ1包ずつ服用させた. 投与前と2週間後に発作痛の強さをVASで評価し, 痛みの頻度および自覚症状の総合的な強さについて服用開始前を10とする numerical score で回答を求めた. また食事と洗顔について, (1)全く痛まない/(2)軽く痛むが支障なし/(3)痛いがなんとか可能/(3)痛くて不可能/の4段階評価を投与前と2週間後の時点で行った. 結果: 2週間後のVASは有意に低下した (p=0.0030). 食事・洗顔に際しての4段階評価も有意に改善した (それぞれp=0.0158, p=0.0021). 2週間後, 痛みの頻度は平均2.8に, 自覚症状の総合的な強さは平均3.6に低下した. 結論: 小柴胡湯と桂枝加芍薬湯の併用療法は発作痛の強さを軽滅し, その頻度を減少させた. また食事・洗顔に際しての痛みも軽減し, 自覚症状を全体として改善した. 本療法は三叉神経痛の薬物療法として有用であると思われた.
著者
占部 正義 小笠原 正 森 寛 森川 千尋
出版者
都城工業高等専門学校
雑誌
都城工業高等専門学校研究報告 (ISSN:0286116X)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.115-123, 2000-01

It seldom snows in south Kyushu. Therefore, it is very effective to show unique artificial snow crystals for Junior High School Students. It's prsumable that they should have a greater interest in Science from seeing ephemeral artificial snow crystals and this extension course should contribute to increased nummbers of students preparing for an entrance examination to Miyakonojo National College of Technology, though the population of applicants has been decreasing recently. The experiment certainly cultivates creativity or originality, and gives not simple knowledge but intellectual theory. This extention course was operated by a teacher of high school physics. The project team is most important not only for industry, but for education as well. It shall be expected that this experience of forming artificial snow crystals shall be usefull for students in the future of the natural sciences or humanities.
著者
堀田 之 大橋 邦和 中尾 初生 渡辺 鑑江 久世 妙子 浅木森 利昭
出版者
The Japanese Society of Health and Human Ecology
雑誌
民族衛生 (ISSN:03689395)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.193-197,A11, 1961 (Released:2010-11-19)
参考文献数
15

This study of 1230 infants and newborns was undertaken to realize the development of motor activity. Followings are the results obtained.(1) The percentage of the infants who had acquired the activity arised with the monthage advanced, increasing its value rapidly near the point at which median infants had acquired the activity. And it became a slow increase after that point, showing this tendency more obviously in the higher stages of motor development.(2) The harder became the behavior to achieve, the longer were needed the periods during which the percentage of the infants who had acquired the activity came to 100% from 50%, for there were the infants who acquired the activity extremely late for their chronological age. This fact suggests that the motor development is affected by the physical and environmental components.(3) No remarkable differences were observed in the period at which 50% of the infants had acquired the activity comparing with the pre-war babies.(4) No sexual differences were observed in the period at which 50% of the infants had acquired the activity
著者
森田 敦郎 木村 周平 中川 理 大村 敬一 松村 圭一郎 石井 美保
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本プロジェクトは、地球環境の持続的な管理に向けての試みに焦点を当てて、インフラストラクチャーと自然環境の複雑な関係を解き明かすことを目的としている。本研究が取り上げる事例は、インド、カンボジア、日本(東北地方)などの多様な地域におよぶ。これらの事例を通して、本プロジェクトは、物理的なインフラストラクチャー(堤防、コンビナートなど)と情報インフラストラクチャー(データベース、シミュレーションモデルなど)が、いかに現地の自然環境および社会関係と相互作用するのかを明らかにした。その成果は英文論文集、国際ジャーナルの3つの特集号およびおよび多数の個別論文、学会発表として発表された。