著者
野村 律夫
出版者
島根大学
雑誌
島根大学教育学部紀要. 自然科学 (ISSN:05869943)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.21-23, 1984-12-25

Six taxa of cassidulinid foraminifera were obtained from the Seoguipo Formation, Jeju Island, Korea. The cassidulinid assemblage is characterized by the abundant occurrence of Cassidulina norvartgi Thalmann, and in spite of small numbers of individuals it contains a few Pacific forms such as Paracassidulina minuta (Cushman) and Globocassidulina venustas Nomura. Such an assemblage is considered to be transitional between the Japan Sea and the Pacific Provinces.
著者
野村 真理
出版者
御茶の水書房
雑誌
地域統合と人的移動: ヨーロッパと東アジアの歴史・現状・展望 (金沢大学重点研究)
巻号頁・発行日
no.野村真理, 弁納才一[編], pp.143-176, 2006-03-15

地域統合と人的移動 : ヨーロッパと東アジアの歴史・現状・展望 (金沢大学重点研究)の一部, 第1部 ヨーロッパ 第6章
著者
中島 昭 長田 明子 石原 慎 大槻 眞嗣 橋本 修二 小野 雄一郎 野村 隆英 松井 俊和
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.397-406, 2008

藤田保健衛生大学医学部入試では, 全入学者の約30%を推薦入試により選抜している.推薦入試入学者の入学後の成績が適正であるかどうかを検証するために, 入学直後に実施した基礎学力を測定するプレースメントテストの成績と, 入学後の1, 2年次の欠席状況と成績との関連性を比較検討した.<BR>1) 平成14年から17年までの入学生398名を, 推薦入試入学者 (126名), および, 一般入試の成績の上位1/2入学者 (137名) と下位1/2入学者 (135名) の3群に分類して解析した.<BR>2) 入学時のプレースメントテストの成績 (基礎学力) は, 一般上位>一般下位>推薦の順であったが, 入学後の成績は1, 2年次共に, 一般上位>推薦>一般下位となった.<BR>3) 推薦入試入学者の1, 2年次欠席コマ数は, 一般入試上位・下位入学者よりも少ない傾向にあった.<BR>4) 2年次の成績は1年次の成績とよく相関し, また, 2年次の欠席コマ数は1年次の欠席コマ数とも強く相関した.<BR>5) 入学時の基礎学力だけでなく, 1年次での勉強の取り組み方が, その後の成績に影響する重要な要因であることが示唆された.
著者
稲盛 和夫 野村 裕知
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1103, pp.74-77, 2001-08-06

問 参議院選挙も終わり、これからの国造りについての議論が本格化します。今の閉塞状況の根っこにある問題は何だと思われますか。 答 やっぱりそれは官だと思います。日本という国はいまだに本当の意味での民主主義の国ではないと強く感じています。
著者
金子 暁子 野村 康通 高木 周 松本 洋一郎 阿部 豊
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集B編 (ISSN:18848346)
巻号頁・発行日
vol.78, no.786, pp.207-217, 2012 (Released:2012-02-25)
参考文献数
14
被引用文献数
8 19

Microbubble has distinguished characteristics of large surface area to unit volume and small buoyancy. Recently microbubble generators with low energy and high performance are required to wide applications. In the present study, we propose one new effective technique to generate tiny bubbles with less than 200μm diameter utilizing a venturi tube under high void fraction condition. The objective of the present study is to elucidate the mechanism of bubble breakup phenomena in the venturi tube and to clarify the effects of parameters which are necessary to realize an optimum system experimentally. Under low velocity condition, bubbles which were observed with a high speed camera parted gradually in a wide region. On the contrary under high velocity condition, bubbles expanded after passing through the throat and shrank rapidly. Since the speed of sound in gas-liquid system is extremely lower than that of single-phase flow, the bubble breakup phenomenon in the venturi tube is explained as the supersonic flow in a Laval nozzle. With rapid pressure recovery in diverging area, expanding bubbles collapse violently. The tiny bubbles are generated due to the surface instability of shrinking bubbles.
著者
羽田 次夫 清瀬 篤信 高橋 重三 野村 春治 黒川 正隆
出版者
The Society of Polymer Science, Japan
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, pp.383-391, 1983
被引用文献数
1 3

ポリテトラフルオロエチレン (PTFE) の構造を明らかにするため, ディスパーション粒子を圧縮, 圧延して作った生テープの構造を熱分析 (示差熱分析, 熱機械分析), X線回折, 電子顕微鏡で調べた. 生テープはディスパーション粒子が圧着しており, X線回折図は配向を示す. 焼結時にほぼ無配向となり, 冷却により再びめいりょうな配向構造にもどる. 冷却速度を遅くすると, 圧延方向に平行な縞 (Striation) を持つバンド構造が割断面に現れる. 焼結時間が長くなると配向構造から無配向構造へと変化する. 熱機械測定によって, PTFE生テープは溶融状態においてさえ, 焼結前の履歴を長く保っていることが明らかになった. 十分に履歴を解消するには約450℃の高温または低温で長時間, 例えば370℃で2時間以上の焼結が生テープでは必要である.
著者
野村 尚司
出版者
玉川大学観光学部
雑誌
玉川大学観光学部紀要 = The journal of Tamagawa University College of Tourism and Hospitality (ISSN:21883564)
巻号頁・発行日
no.2, pp.1-12, 2014

本稿は,旅行商品取引のグローバル化進展に伴う日本の旅行業がおかれた状況を踏まえ,今後のあるべき姿について考察するための準備段階として,これまで旅行業法で規定されてきた公的な旅行業ライセンス制度や旅行業者破綻に対する弁済制度の廃止といった大胆な政策改革を推進する豪州の事例を紹介し,その考察から得た含意を特定することを目的とする。 2012年12月に,豪州連邦政府・各州政府は消費者を統括する大臣会議を行い,旅行業法の見直しやTravel Compensation Fund(以下,TCF)廃止などを柱としたTravel Industry Transition Plan(以下,TITP)を推進することで合意した。豪州政府はその合意に関するコミュニケで,「旅行業のライセンス制度を維持することはもはや困難であり,品質保証としての認証制度が国の手を離れる流れに変化させざるを得なかった」との理由を述べている。豪州旅行業協会(以下,AFTA)ではこの政府決定を歓迎するコメントを発表。同協会内でワーキンググループを発足させ,TITPの趣旨に沿った新たな業界主導の旅行業認証制度や消費者保護策の策定作業に入ったのである。これは,公的な旅行業ライセンス廃止といった,極めて大きな変革であり,2012年年末の決定から約3年を掛け2015年にはTITPが完了することとなる。 そもそもグローバル展開を行うオンライン・トラベル・エージェンシー(以下,OTA)はインターネットという情報通信技術を最大限に活用することでその強みを発揮させる事業モデルである。それは,容易に世界市場へアクセスできる技術力のみならず,各国で定めた法制の枠組みを「すり抜ける」力も具有している。また地球上のどこかに顧客が存在し自社商品の競争力があると見るや即市場参入し,収益が上がらない場合は即撤退を決断する身軽さも有している。OTAの事業モデルが世界で市場シェアを増大させるにつれ,「国」の枠組みで構築されてきた各国の旅行業法制は次第に綻びが出てくる可能性があり,本稿で取り上げた豪州の事例と同様わが国においてもその見直しは避けられないのではないだろうか。
著者
野村 景至
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン = Nikkei personal computing (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.742, pp.83-88, 2016-03-28

スタンダードな「順光」で撮る/「逆光」で視点を変える/「光をまわす」「光がまわる」とは?/曇り空は難しい/曇りの柔らかい光を利用する/背景で失敗/ぼけ表現が使えないと厳しい/背景の明暗を意識する/ピントの合う位置には要注意/被写体の前にある物体をぼかす「前ぼけ」
著者
内田 芳雄 野村 茂治 近藤 正一 佐伯 満 前川 正幸
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.651-655, 1980-01-10 (Released:2010-02-25)
参考文献数
8

Congenital metatarsus varus is different from congenital club foot in many respects, but thy have been often confused.We experienced eight cases of this deformity during the years 1970 through 1979 which is sufficiently severe to require treatment in corrective casts. Two were unilateral and six were bilateral.Here we discuss the diagnosis and results of treatment in our clinic.
著者
野村 大成 足立 成基 笠井 文生 梁 治子 振津 かつみ
出版者
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2017-04-01

ロシア連邦小児放射線防護研究センター(センターと略す)が実施しているチェルノブイリ原発事故による汚染地域住民とその子ども(約97000人)の健康診断、治療データおよび野村によるマウス継世代影響研究試料を、臨床、病理学的、分子遺伝学的に調査し、放射線被ばくと未来世代における健康との相関を調査・研究した。1. 放射線被ばくの次世代に及ぼす健康影響調査:被ばく住民およびその子孫におけるがん、先天異常、その他の疾病ついて、センター研究者の協力を得て調査を開始し(野村、連携研究者;振律、吉田、研究協力者;センター・Baleva, Sipyagina, Karakhan, Potrohova, Saakyan)、被ばく住民の子供には小児特有のがんの上昇が初めて見られた。マウス実験においても、原子炉放射線により、マイクロサテライト突然変異が誘発され、5GyのX線を♂マウスに1回照射したことにより、次世代以降にがん、発生異常を好発した2系統の34~54代目マウスを調べたところ、マイクロサテライト突然変異がほぼ全例に蓄積していることを発見した(非照射マウスでは2%以下)(野村、梁、足立)。国際学会発表、国際誌共同発表を行った。また、10月にモスクワ、3月に大阪において共同研究集会を行った。2. 分子レベルでの継世代影響調査:被ばく住民の家族から末梢血を採取をセンター研究協力者が開始した。次世代シークエンサーIon Torrentのシステムに対応した試薬を用いてシークエンスライブラリーを作製し、Ion PGMにてシークエンスを行えば、変異を特定するために十分なデータ量が得られる見込みであることがわかった(笠井、梁、足立、野村)。また、マイクロサテライト変異、遺伝子発現変化とがん遺伝子変異の検出についても、当研究所において解析する。実施内容についてはすでに当研究所の倫理委員会の承認済である。
著者
野村 万蔵
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.2-3, 2018-12-15
著者
寺師 浩人 前重 伯壮 野村 正 宇佐美 眞
出版者
日本静脈経腸栄養学会
雑誌
静脈経腸栄養 (ISSN:13444980)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.939-943, 2013 (Released:2013-08-23)
参考文献数
30

脂質は皮膚を構成する重要成分であり、細胞膜の正常機能維持や免疫に寄与する。従って、創傷治癒機転を把握するためには、脂質の主成分である脂肪酸を理解することが重要である。そのためには、皮膚における脂肪酸代謝、表皮角化細胞や線維芽細胞の脂肪酸組成、さらに脂肪酸と創傷治癒との関係を多角的にみなければならない。脂肪酸は食事 (もしくは内服) と外用から体内に吸収されるわけであるが、正常に吸収・代謝されなければ、迅速な創傷治癒機転が働くことが困難となり、正常皮膚の機能維持も図ることができない。時宜を得た脂肪酸の代謝がなければ正常創傷治癒機転が機能しなくなり、結果として創傷治癒遅延のみならず瘢痕形成にも繋がりかねない。本項では、正常皮膚の脂肪酸組成、創傷治癒過程における脂肪酸代謝、瘢痕における脂肪酸組成、さらには脂肪酸によるケロイド制御の展望について述べる。
著者
富田 雅人 宮田 倫明 野村 賢太郎 尾﨑 誠
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.207-211, 2018-03-25 (Released:2018-05-21)
参考文献数
5
被引用文献数
1

[はじめに]比較的稀な手に発生した石灰化,骨化を伴う脂肪性腫瘍の症例を報告する.[症例]症例1.72歳,女性.1年程前に右手掌の1 cm大の腫瘤に気づき,その後右手背にも同様の腫瘤がある事に気づいた.腫瘤が徐々に増大したため近医を受診し当科紹介受診となった.単純X線にて右第3,4中手骨間に石灰化を伴う腫瘤をみとめた.切開生検を行った後に辺縁切除術を行った.病理診断は軟骨脂肪腫であった.症例2.74歳,男性.1年半程前に右母指,示指間の腫瘤に気づき近医を受診した.経過観察されていたが,腫瘤が増大したため当科紹介受診となった.単純X線にて右第1,2中手骨間に骨化を伴う腫瘤をみとめBPOPが疑われた.辺縁切除術を行い病理診断は骨化性脂肪腫であった.[考察]脂肪腫が軟骨化または骨化を伴う事は稀とされており,更にこのような腫瘍が四肢末梢に発生する事は稀とされている.文献的考察を加えて報告する.
著者
野村 照幸
出版者
医学書院
雑誌
訪問看護と介護 (ISSN:13417045)
巻号頁・発行日
vol.22, no.6, pp.468-477, 2017-06-15

ここまで、クライシス・プランの活用例を紹介してきました。各ケースでのやりとりを見ると、決して特別な関わり方をしているわけではないとわかります。しかしながら、どういう利用者に対し、どのような点でクライシス・プランをお勧めでき、実際にはどういったやりとりのなかで作成していけばよいのか、「もう少し詳しく知りたい!」という方もいるのではないでしょうか。 ここで、前項の「こんなケースに使えます、クライシス・プラン」の事例を用いながら、クライシス・プランの作成・導入・運用のプロセスを11のステップに切り分け、必要な考え方や知識を整理していきます。