著者
町田 史門 小山 貴之 宋 洋 高田 さとみ 嶋田 茂 越前 功
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMM, マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.226, pp.5-10, 2012-09-27

カメラ付きモバイルデバイスの普及により,SNSへの写真投稿が容易になっているが,その写真投稿に起因したプライバシー侵害の問題が次第に増加しつつある.この問題の多くは,被写体ユーザの了解を得ることなく写真を投稿する行為にあるが,そのプライバシー侵害と感じる要因を,アンケート調査と過去のSNS記事アーカイブを用いたマイニングにより解析し類型化を行なった.更にそれを用いたプライバシー保護サービスの策定を行なった.
著者
酒井 渉 山内 博 國吉 繁一 飯塚 正明 酒井 正俊 工藤 一浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.296, pp.7-11, 2012-11-09

有機ELディスプレイとして優位性を有するアクティブマトリクス駆動型の新型構造素子を提案した。また駆動用トランジスタの半導体層として塗布型ZnO 系材料に着目し透明ZnOトランジスタを作製した。一般にZnO薄膜は熱処理を行うことで特性の向上が見込まれるが、プラスチック基板等に対応するためには加熱温度を可能なだけ低温化させることが望ましい。そこで今回はUV/O_3アシスト熱処理法を行い、プロセス温度の低温化を実現した。
著者
御代川 知加大 小尾 高史 藤田 和重 谷内田 益義 李 中淳 夏目 哲也 平良 奈緒子 庭野 栄一 熊倉 誠 岩丸 良明 大山 永昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.306, pp.69-74, 2012-11-14

今後政府調達が予定されているマイナンバー法案における情報提供ネットワークシステムをユースケースとして、BPMNを使用して業務フローを記述した。具体的には、マイナンバー法案別表第二において、情報照会者が情報提供ネットワークシステムを使用して情報提供者の保有する個人情報を取得するとした情報連携の類型を分析するとともに、代表的な情報連携に関する業務フローは、BPMNにおいて定義されている6つの要素を使用して記述できることを明らかにした。また、業務フローと、この業務フローを基にした詳細な業務フローの関連を明らかにした。
著者
馬瀬 春香 中谷 友香梨 吉田 侑矢 米澤 朋子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.426, pp.175-179, 2014-01-25

本稿ではユーザの精神負荷を吐露する対象としてぬいぐるみデバイスを提案する.意図的な吐露だけではなく,ユーザの落ち込んでいる時の無意識的な仕草(うつむき)をジェスチャ認識などを通じて認識し,SNSにぬいぐるみ自身のつぶやきを書き込む.コミュニティなどへの所属や参加を強要されることなく,ユーザに理解,共感,同情を示しながら他者との間接的なかかわりを促すことを狙う.
著者
馬瀬 春香 中谷 友香梨 吉田 侑矢 米澤 朋子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.426, pp.175-179, 2014-02-01

本稿ではユーザの精神負荷を吐露する対象としてぬいぐるみデバイスを提案する.意図的な吐露だけではなく,ユーザの落ち込んでいる時の無意識的な仕草(うつむき)をジェスチャ認識などを通じて認識し,SNSにぬいぐるみ自身のつぶやきを書き込む.コミュニティなどへの所属や参加を強要されることなく,ユーザに理解,共感,同情を示しながら他者との間接的なかかわりを促すことを狙う.
著者
Ren Fuji Zhou Qiang Shi Hongchi
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.100, pp.17-23, 2000-05-22

重要文の自動抽出とは、文章中から重要な文を、コンピュータにより抜き出すということである。多くの電子化文書が流通することに従って、重要文の自動抽出は益々重要な課題になり、実用的な自動抽出システムが要請されている。我々は、統計情報と文章の構造特徴に基づくアプローチを用い、科学技術論文の重要文自動抽出システムを開発している。一方、いかに重要文を自動抽出するシステムを評価するかが多くの手法を提案したが、標準的な評価方法までに至ってない。人間の重要文抽出状況を調査した上、一つの評価方法を提案する。最後に、この評価手法を用い、我々のシステムの性能を考察する。
著者
美馬 圭介 引原 隆士
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EE, 電子通信エネルギー技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.309, pp.1-6, 2010-11-19

本報告では,リチウムイオン電池と電気二重層キャパシタの併用効果の検討に向け,各素子の数式モデルを導出する.このモデルは,素子内部における電流密度,電位のほか,電気伝導に関与するイオン濃度の分布に着目し,充放電における各々の現象の支配方程式に基づく動的挙動の表現可能な偏微分方程式系となる.実験結果およびモデルを用いた数値計算結果に基づき,両蓄電デバイスの電気的特性の検討を行なう.
著者
植村 祐二 森勢 将雅 西浦 敬信
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.56, pp.1-6, 2010-05-19

近年,音声認識技術の飛躍的な発達に伴い,音声認識を活用した音声情報案内システム等が利用されるようになりつつある.しかし,騒音環境下での音声認識性能は,十分なSNRが確保できないことや,ロンバード効果と呼ばれる発話変形により低下するという問題がある.ロンバード効果とは,十分な聴覚フィードバックが確保できないときに生じ,基本周波数やフォルマント周波数等,音声認識に用いる特徴量に変化が生じる現象を示す.このロンバード効果により,騒音環境下での音声認識性能が静環境下での音声認識性能に比べ著しく低下するという問題がある.そのため,騒音環境下における音声認識性能の改善には,ロンバード効果の抑圧が必要となる.しかし,ロンバード効果の抑圧には大量のロンバード音声と平常音声が必要となるが,データが不足しているのが現状である.そこでまず,ロンバード効果を含むロンバード音声コーパスを構築した.構築したコーパスから,ロンバード効果による特徴の変化を詳細に分析し,ロンバード音声と平常音声の識別実験を実施した,識別実験は主観評価とマハラノビス距離による客観評価にて行った.その結果,主観客観評価ともに平均80%を超える識別率が確認できた.次いで,分析したロンバード音声の特徴をリサンプリング処理を施し平常音声の特徴に変換することで,ロンバード音声の音声認識性能の改善を試みた.その結果,ロンバード音声の特徴を平常音声の特徴に変換することによって,女声約10%,男声約4%の音声認識性能の改善が確認できた.
著者
高田 さとみ 小山 貴之 町田 史門 宋 洋 嶋田 茂
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.189, pp.69-74, 2012-08-20

最近,SNSへの画像投稿に伴うプライバシー侵害のトラブルが次第に増加している.そこで,4年間に及ぶ多量のSNSアーカイブを対象にしたテキストとそれに紐づく画像の分析を行い,プライバシー侵害要因を調査した.その結果,プライバシー侵害項目の抽出が投稿画像のみでは難しく,投稿画像と投稿記事に含まれたテキストの併用により,プライバシー侵害項目の抽出を行うことが可能となる.本稿では,プライバシー侵害項目抽出のための効果的な分析方法を検討した.
著者
浦野 雄貴 松原 岳志 林 勇 ジョハリ アブル・ハサン 小平 薫 徐 照男 黒田 忠広 石黒 仁揮
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.170, pp.127-132, 2012-07-26

本研究では高速近接無線通信のための適応パルス幅制御を用いたパルスベース磁界結合通信機を提案する.適応パルス幅制御器はデジタル制御の多位相アレイ発振器で生成した20位相のクロックを用いて,極低電圧下におけるPVTばらつきによるパルス幅の変動を防ぐ.パルス生成とパルス幅検出を同一の多位相発振器で行うことによって回路面積を削減した. 65nmCMOSを用いて作成したテストチップは電源電圧0.7Vにおいてデータレート850Mb/s/ch,消費電力4.1mWを達成した.
著者
土居 恭平 進藤 隆彦 二見 充輝 雨宮 智宏 西山 伸彦 荒井 滋久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.180, pp.41-46, 2012-08-16

我々は、オンチップ光インターコネクション用の光源として半導体薄膜(membrane)DFBレーザを提案してきた。半導体薄膜レーザでは、クラッド層に低屈折材料を用いた強い光閉じ込め効果により極低しきい値での動作が期待されている。これまでに、コア層厚450nm、共振器長300μmの半導体薄膜DFBレーザを試作し、しきい値電流値11mAの室温パルス発振を得た。しかし、室温連続動作には至っておらず、この原因を検討するため熱分布シミュレーションによる熱特性の解析を行った。その結果、試作した構造における熱抵抗値は1100K/Wと見積もられ、室温連続発振が困難であることが明らかとなった。そこで、将来的に極低しきい値動作が期待されるコア層厚150nmを有する半導体薄膜レーザについても同様の理論解析を行った。動作電流1mAにおいて熱抵抗値は7000K/Wと大幅に上昇するが、強い光閉じ込め効果に伴う極低しきい値動作が可能となるため、室温連続動作条件下で10Gbit/sのオンチップ光インターコネクションを行うのに十分な光出力を得られることを示した。
著者
大塚 敬義 内海 彰 奥村 学
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.61, pp.19-26, 2001-05-11
被引用文献数
3 2

文章の自動要約を行う際に脱落した先行詞を補完することは, 文章の結束性を保つ上で重要である. 本研究では要約文中に出現する「この」「その」「あの」などのコソア系列の連体詞形態指示詞を取り扱う. 新聞の解説記事を対象とした自動要約の過程で, 脱落した先行詞を文単位でなく語句単位で推定して補完処理を行うことにより, 要約文の結束性を維持しつつ文字数を抑えることに成功している. 具体的には先行詞の候補となる形態素を複数取り出し, 表層的表現を手がかりとし, またシソーラスを用いて先行詞となる最適な名詞を選択する. その名詞に係る直前の要素が, 体言か用言かに応じて複数の形態表を結合させた先行詞句を生成する.
著者
アハロム レダ 外村 慶二 バルーク ダニエル 中島 震 鵜林 尚靖
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.231, pp.13-18, 2009-10-08
被引用文献数
1

Webアプリケーションは一般の利用者にとってわかりやすいことから機能変更の要求が多い。プロトタイピング中心の繰り返し開発の方法が採用され、その結果、プログラム構造が悪くなり保守性が低下する。アスペクト指向プログラミングを用いると、横断的な関心事を含む多様な観点からプログラムを良構造化することができ、繰り返し開発と保守性を両立させることを期待できる。本稿ではWebアプリケーション構築にアスペクト概念を適用することで、開発スタイルがどのように変わるかを考察する。
著者
河瀬 諭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.189, pp.75-78, 2014-08-15

本研究の目的は,演奏者の日常的なコミュニケーション能力が合奏の成否に与える影響を明らかにすることである.本研究では,演奏者のコミュニケーション能力が合奏の練習方略に影響し,練習方略と個人の演奏スキルが合奏の出来に影響すると仮定した.音楽専攻生68人を対象として,質問紙調査を実施した.その結果,以下のことが示された.(1)社会的スキルと,対人葛藤を自分も他者も満足できるように解決する能力は,合奏での平等な練習方略に影響していた;(2)日常場面でのリーダーシップは,合奏の練習でのリーダーシップ方略に影響していた;(3)2つの練習方略は,合奏の出来に寄与していた;(4)日常場面でのコミュニケーション能力,合奏の練習方略,合奏の出来には因果関係があった.
著者
河瀬 諭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.189, pp.75-78, 2014-08-22

本研究の目的は,演奏者の日常的なコミュニケーション能力が合奏の成否に与える影響を明らかにすることである.本研究では,演奏者のコミュニケーション能力が合奏の練習方略に影響し,練習方略と個人の演奏スキルが合奏の出来に影響すると仮定した.音楽専攻生68人を対象として,質問紙調査を実施した.その結果,以下のことが示された.(1)社会的スキルと,対人葛藤を自分も他者も満足できるように解決する能力は,合奏での平等な練習方略に影響していた;(2)日常場面でのリーダーシップは,合奏の練習でのリーダーシップ方略に影響していた;(3)2つの練習方略は,合奏の出来に寄与していた;(4)日常場面でのコミュニケーション能力,合奏の練習方略,合奏の出来には因果関係があった.
著者
中嶋 信生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.192, pp.33-38, 2007-08-16
被引用文献数
3

ユビキタス社会やセンサーネットワークに適合する、近距離無線やローカルネットワークの研究実用化が最近非常に賑わっている。本報告では、関連する無線規格である無線LAN、Bluetooth、IEEE802.15.4、UWB、RF-ID、微弱電波などの特徴を紹介すると共に、それらの無線規格を用いたネットワークの構成例を述べる。特に、測位応用については、GPSの補完としての屋内測位(LPS : Local Positioning System)が今後の主要研究テーマの1つと考えられるので、報告者の研究結果を含めいくつかの実例を紹介する。
著者
金 ハンヨウル 前川 聡 苗村 健
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.478, pp.151-156, 2012-03-05

本稿ではミュージアムにおいて展示物に情報を重畳提示する複合現実感展示システムMRsionCaseの改良について報告する.これまでにハーフミラーを用いたシンプルな光学系を実装してきたが,ハーフミラーは虚像による提示になるため,結像の位置制御に限界があった.その制約を解消し,より自由な情報重畳の実現するためには実像で結像された空中像からの情報提示が必要となる.そのため,本稿では凹面鏡と実像鏡を用いたシステムを提案し,複合現実感展示システムとしての有効性を実証する.
著者
大西 仁 望月 要
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.155, pp.51-55, 2011-07-16

機械インピーダンス(弾性、粘性、慣性)の質的な感じ分けのモデルを提案する。提案するモデルは、反力の時系列を予測するリカレントネットワークをモジュールとし、複数のモジュールが競合する自己組織化ネットワークからなる。提案するモデルを実装し、弾性、粘性、慣性の認識と機械インピーダンスの定量的予測を試みた。
著者
石川 智治 小林 幸夫 宮原 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.259, pp.75-82, 1999-08-26
被引用文献数
8

過去に,音質評価語の収集及びグループ化を行い, それらを多次元空間にマツピングし, 解析することにより, 高度感性情報に関連する評価語群(16語)を明らかにした. しかしながら, 多次元空間内の心理距離による評価語のクラスタ化で, 少数の重要な評価語がクラスタ化されない事, 多次元空間内における解析で求められる評価語の重要度と衆目評価法による重要度の順序が一致しない事などの問題があり, これ以上の解析はできなかった. そこで, 聴取者の音楽再生における音の聴き方の違いから, 評価語のグループ化を行い, 各グループ毎に評価語の解析を行うという新しい考え方に基づき, 多次元尺度構成法(MDS)やDematel法を行った結果, 上記問題点が解決された. そして, 得られた各グループと高度感性情報との位置付けを議論すると共にキー評価語の抽出を試みた.
著者
高田 真樹 松本 忠 茂呂 征一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CST, コンカレント工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.89, pp.61-68, 2001-05-18
被引用文献数
4

P/Tペトリネットの状態方程式Ax=b (A∈Z^<m×n>, b∈Z^<m×1>)の任意の非負整数非同次解は,generator, (u_i, ν_i)を用いて表すことができる(χ=Σα_iu_i+Σβ_jν_j). generator, (u_i, ν_i)を求める際の計算複雑度によって7つのレベルに分けられる. 特に, レベル6において極小T-インバリアントの非負整数重みつき一次結合と非負整数特解1個(ただし, 一般に複数個存在する)の和で表される. これは最も簡単な形式であり, 可到達問題を考える上で最も有用であると思われる. そこで, これらのgenerator (極小T-インバリアントu_i∈U_6と非負整数特解ν_j∈V_6)を効率的求めることが望まれる. 本論文では, レベル2のAx=0^<m×1>に対するgeneratorU_2 (拡大接続行列の整数基底)からレベル6のAx=bに対するgenerator (U_6, V_6)を同時に導出する方法を示している.