著者
宇賀 大貴 川嶋 大地 永長 知孝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.63, pp.37-42, 2011-05-19

本稿では,加速度センサ搭載端末を用いた早期地震警報システムについて検討が行われている.最初に近年普及してきたスマートフォン等の携帯端末に搭載されている加速度センサを地震計として用いたシステムが提案されている.地震計となる加速度センサ搭載端末では,地震発生時に加速度センサから加速度の値が取得され,閾値以上の加速度が検知されたときに一定地域ごとに設置されたサーバへ情報が送信される.サーバは送られてきた情報を管理し,震度や震源を推定し周辺の利用者端末へ警報を発信する.また,提案システムについて実際にサーバを設置し,送受信能力の測定が行われ,その結果が示されている.
著者
村上 謙 佐藤 浩司 横谷 哲也 安士 哲次郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.279, pp.73-77, 2005-09-15

IEEE802.1のLink Security Task Groupにて, レイヤ2レベルのセキュリティに関する標準化が進められている.具体的には, 802.1AEにてMAC(Media Access Control)サービスを適用するLAN/MAN(Local Area/Metropolitan Area Network)でのセキュア通信機能を, 802.1afにてMACセキュリティのためのコネクティビティアソシエーション確立方法を議論している。802.1AEはDraft3.5によるワーキンググループレベルの投票が7月に行われ、11月までに次のステップ(スポンサー投票)に進む予定である。また来年5月の標準制定を目標としている。一方, 802.1afはDraft0.2が7月に発行されたが, 課題も多く, 依然としてタスクグループ投票前の議論が続けられている。こちらは来年12月の標準制定を目標としている。本報告では, 各ワーキンググループでの審議状況をまとめるとともに, 特に802.1afにおける今後の課題を示す.
著者
橋口 友美 井上 真郷 岡田 真人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.542, pp.55-60, 2008-03-05

一次視覚野(V1)における輪郭抽出の性質は,特定の傾きに対しての方向選択性を持つモジュールの働きによるものであり,この性質を現す単純なモデルとしてGaborフィルタが用いられる.本研究では,視覚画像にGaborフィルタをかけて得られたフィルタ出力から,Bayes推定によって視覚画像を逆推定するという実験を試みた.これは,V1での脳活動情報を観測することで,今見ている視覚画像を推定することに相当する.Bayes推定を用いた画像修復の問題において,事前確率やノイズに並進対称性がある場合はFourier変換を用いて簡単に画像修復をすることができるが,畳み込みフィルタであるGaborフィルタも,Fourier変換を利用することで計算量を減らし,解析解を導くことができる.また,モデルに含まれるハイパーパラメータも,観測画像より推定が可能なことを示す.
著者
山本 拓弥 久保 満 河田 佳樹 仁木 登 大松 広伸 柿沼 龍太郎 金子 昌弘 森山 紀之 江口 研二 森 清志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MI, 医用画像 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.172, pp.43-48, 2000-07-03
被引用文献数
6

肺がん集団検診で撮影された撮影日時の異なる2つのヘリカルCT画像のスライス差を, 自動的に算出する比較読影システムについて述べる.横隔膜部分は吸気量によって横隔膜の形状が異なるので, 肺形状を用いた従来のスライス差算出アルゴリズムでは横隔膜部を正確に合わせることが困難であった.そこで本研究では肺野領域における血管情報を使ったテンプレートマッチングによるスライス差算出アルゴリズムを作成し, 従来の手法と比較を行い, 有効性を示す
著者
岡 隆一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.76, no.5, pp.921-931, 1993-05-25
被引用文献数
9

本論文は文スポッテングに基づく不特定話者を対象とした連続音声認識系を提案する.系は,(1)3連続音素片標準パターンの作成,(2)音素片のネットワークによる文集合の記述,(3)「部分整合法」と「ベクトル連続DP」による文スポッティングの三つの部分からなる.OPEN話者10名が各人11文,計110文(平均単語分岐数は4.1,単語数113のタスク)を発声した文スポッティング認識実験で,文認識率76.4%(文中の単語認識率94.5%)を得ている.この系は3連続音素片標準パターンを492種類のバランス単語セットのみで作り,連続音声による学習を行っていない.系は波形分析から文スポッティング出力まで完全にフレーム同期となっている.
著者
橋本 昂宗 植松 裕子 斎藤 英雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.375, pp.85-90, 2010-01-14
被引用文献数
1

本論文では,多視点のカメラの映像を合成することにより,中央カメラに映る障害物を取り除くとともに,障害物に隠れていた物体を透視することで,シースルー映像を生成する手法を提案する.本手法を野球の試合映像に適用し,審判とキャッチャーに隠されたピッチャーの姿を透視した映像を生成する.本手法は,ピッチャーの合成,審判とキャッチャーの除去,ボール軌跡の可視化の処理から成る.ピッチャーの合成では,左右カメラにおけるピッチャー領域を,Homographyによって中央カメラ視点へ変換して合成する.審判とキャッチャーは,Graph cutを用いた領域検出によって除去する。ボール軌跡は,左右および中央カメラ間に成立するTrifbcal Tensorを用いて中央カメラでのボール位置を推測することで可視化する.最後に,それぞれの処理によって生成された結果を領域ごとに合成することで,シースルー映像を生成する.実験では,球場にて撮影した多視点映像に本手法を適用し,障害物であるキャッチャーと審判を除去したシースルー映像を合成することができた.
著者
山口 正泰 山中 直明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. USN, ユビキタス・センサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.47, pp.61-66, 2009-05-15
参考文献数
5

本稿では,複数地点に設置したセンサ(雷検知器)群をネットワークで結んで雷を観測する簡易型多地点雷観測システムの構成法とプロトタイプによる実験結果について報告する.汎用パーソナルコンピュータをベースとした簡易な構成を採ることで,従来のシステムに比べて経済性の高いシステムを構築できる可能性がある.試作した雷検知器を3つの観測地点に設置して,実際の雷が発する空電パルスの観測が可能であることを確認するとともに改良のための課題について考察した.
著者
櫻岡 萌 高橋 応明 齊藤 一幸 伊藤 公一 石川 典男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.475, pp.59-62, 2009-03-02

近年,RFID(Radio Frequency Identification)システムは,セキュリティ管理や物流管理など様々な分野で利用されている.その一つとして,個人認証が挙げられ,社員証や学生証などとしてカード型のタグが用いられている.本研究では,歯に貼付するタグを用いた個人認証システムを提案する.RFIDタグを歯に貼付して使用する場合,生体組織や水(唾液)の電気定数によりアンテナ諸特性が変化する.そこで本稿では,簡易なモデルとして歯に貼付したダイポールアンテナを使用した場合の特性を解析するために,FDTD(Finite Difference Time Domain:有限差分時間領域)法を用いて数値解析を行い,さらに,歯ファントムを用いてアンテナの放射パターンと入力特性の測定を行った.その結果,歯のある方向へは放射が少ないことを確認した.
著者
野田 耕平
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.98, no.76, pp.95-102, 1998-05-23
被引用文献数
2

本論文では、文章を読む過程そのものを外に見える形で取り出し操作する支援法を提案、その方法での読みが文章理解に与える効果を確かめた幾つかの実験を報告する。さらに、その結果を踏まえ開発したコンピュータ上の読解支援ツールの概要と評価の結果を報告する。文章を文または節の単位でカード化しそれを自由に配置しながら読むと、カードを文章順直列配置で読む場合に比べ、より広い範囲でカード同士の関連付けをし、文章の対比を捉えた理解などがされやすいことを実験で確かめた。その結果を踏まえ、読解支援ツールCArD(Card Arrangement Displayer)を開発、その評価を行っている。紙に比べカード作成が容易であり、複数のカードを一度に動かせる、などの利点がある。
著者
熊谷 遼平 濱本 和彦 舘岡 洋子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.155, pp.25-28, 2007-07-14

現在、第二言語学習者のための日本語教育は様々な視点から研究されている。本研究は、その中でも日本語読解教育に焦点をあてる。効果的な読解教育を行うためには、まず、読み手がどのように読解を展開しているかを知る必要がある。しかし、読解プロセスは目では見えないという特徴を有しており、読み手一人一人ずつ分析していくのはとても困難である。そのため、本研究では読解プロセスを可視化できる学習システムを開発する。そして、その読解プロセスを認知心理学的手法により分析を行い、その分析結果から効果的な日本語教育方法を提案することを目的とする。
著者
日高 慶太 片山 統裕 石川 大晃 辛島 彰洋 中尾 光之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.298, pp.27-32, 2012-11-09

マウス用没入型バーチャルリアリティシステムを開発した.このシステムを用い,無限に広がるバーチャル空間におけるマウスの自由行動を計測した.その結果,動物の移動運動の計測に用いる球式トレッドミルの力学パラメータが移動軌跡の形状に大きな影響を与えることが分かった.パラメータを適切に調整したトレッドミルを用い,移動運動と海馬脳波を同時記録した.解析の結果,実空間の場合と同様に,海馬脳波の周波数スペクトルが移動運動と関連して変化することが確認された.さらに,バーチャル空間においても移動速度と海馬シータ波の周波数が相関することを見出した.
著者
飯島 泰蔵 岩城 護
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.79, no.1, pp.77-87, 1996-01-25
被引用文献数
19

自然観測法の理論は,既に近接型および平衡型と称する互いに表裏の関係にあるところの体系として,定式化されている.本論文では,近接型および平衡型の両体系のいずれにも属さない新しい体系の提案を行い, これを正規型と名付ける.正規型の自然観測法理論は,有限個の観測値の和によって波形を再構成できるという特徴をもっている.正規型の自然観測法理論は,波形およびそのパワー成分が和の形式によって表されるということを条件として自然に導かれる.次に正規型の自然観測変換の周波数特性を従来のフィルタバンクと比較することによってその意味を考察する.更に与えられた許容誤差範囲内で正規型の自然観測を実現するための定数の決定基準を示す. ここに提案される理論は,自然観測法の理論を新しい側面から体系化することに,寄与するものであると考えられる.
著者
神藤 善洋 手島 知昭 荒井 伸太郎 小沢 慎治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.150, pp.7-12, 2010-07-21
参考文献数
1

本稿では,料金所の屋根に設置された定点カメラの画像を用いて交通流解析を行うために必要となる背景画像の動的更新の手法を提案している.従来手法の問題点として,背景画像を直接とるのは現実的ではなく,背景画像の更新が必要である.また,複数のフレームの平均を取るだけでは不十分であることが,従来研究で示されていた.そこで,本手法ではアシスト画像と呼ばれる動物体が頻繁に通過する領域が明るくなっている画像を導入している.これを導入することで車両がほとんど走行していない領域においてのみ平均値と標準偏差を計算することができ,信頼度の高い背景モデルを生成できることを示している.この信頼度の高い背景モデルを用いて,複数のフレームから背景画像らしい画素を求めることによって背景画像を更新する手法を提案している.実験により,走行している車両が背景画像に映り込まないことを確認した.また,従来の手法で問題となった画素値が一様なトラックによる背景画像の劣化が低減できたことを示している.
著者
村井 厚介 降旗 建治 柳沢 武三郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.397, pp.31-36, 2003-10-23
被引用文献数
2

前報[1]では,耳栓型イヤホンによる再生時に,頭外定位感が得られる条件について検討した.その結果,耳栓の装着感が定位感に深く関係することが示唆された.本報では,耳栓型イヤホンの装着感が主に外耳道閉塞効果によるものと考え,空気漏洩孔を設けることで外耳道閉塞効果を低減したイヤホンを設計・製作した.次に,スピーカ再生音とイヤホン再生音を片耳ずつ同時に受聴する状態で音像定位実験を行い,外耳道閉塞効果と頭部伝達関数それぞれの頭外定位感に対する影響を検証した.その結果,頭外定位感に対し,外耳道閉塞効果を低減することの有効性が1kHz以下の帯域において見られ,個人の頭部伝達関数を補正することの有効性が特に正中面内前方において見られた.
著者
清川 清 竹村 治雄 片山 喜章 岩佐 英彦 横矢 直和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.80, no.9, pp.1517-1526, 1997-09-25
被引用文献数
21

仮想空間内で3次元形状を生成できるモデラ(仮想物体モデラ)には直感的操作性など多くの利点がある. 仮想物体モデラの利用者を束縛せずに, 効率良くかつ正確な形状生成を可能とするには, 特殊な装置を要する力覚提示装置などを用いずに, ソフトウェアによる適切な操作補助手法を導入することが有効である. このような考えに基づき, 我々は仮想物体モデラVLEGOを開発した. VLEGOはブロック玩具を模倣し, 1) 形状プリミティブ同士の相対位置を離散的に制約する, 2) 形状プリミティブ同士の干渉を検出し, 干渉を回避するよう位置を補正する, 3) 二つのカーソルを用いて柔軟な両手操作を可能にする, の三つの特長を有する仮想物体操作補助手法を導入している. この結果, VLEGOは操作に熟練を要さずに直感的に正確な形状生成が行える環境を提供する. 本論文ではVLEGOの設計方針と基本機能について述べる. 更に, VLEGOの仮想物体操作補助手法が作業効率に与える影響を実験により評価する.
著者
和泉 諭 栗山 大 三浦 祐太朗 安田 尚史 四倉 涼 加藤 靖 高橋 薫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.523, pp.19-24, 2007-01-26

高血圧や肥満といった生活習慣病の人々が増加している現代において,その予防策が求められている.本研究では,健康に関するオントロジを導入し,生活習慣病改善を目指す人々を支援するシステムの構築を行う.このシステムでは,センサデバイスやモバイル端末を利用し,ユーザの身体データの取得や管理を行い,さらに,取得した身体データを利用し,健康に関するドメインオントロジに基づいて推論を行うことで,ユーザに適した健康アドバイスを導出する.本稿では,支援システムの設計と実装について述べる.
著者
山田 寛章 石井 雄隆 原田 康也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.100, pp.55-60, 2014-06-21

大学1年生50〜90名が第三著者の担当する英語の授業で3人ずつのグループで「応答練習」を30分ほど行ったのちに、30分前後の時間で授業中に500語を目標に英語で作文をまとめて提出し、次の授業で宿題として完成させた作文を提出して6人のグループで相互チェックを行い、さらに次の週にコメントに基づいて修正した最終版を提出している。年間30回の授業で15の作文について授業中のドラフト・宿題として完成させたバージョン・相互チェックを反映した最終版の3つのバージョンを回収した電子ファイルが過去10年分ほど蓄積してあるが、単語数の自己報告を毎回の授業で提出したものを集めているほかは、各種統計情報の抽出等の分析を行っていなかった。構文解析器などを利用して作文の特徴量を抽出し、年間を通じての作文の長さと質の向上を検討する目安に利用したいが、学生が提出する電子ファイルに若干の事前処理を施す必要があり、どのような特徴量に着目すべきかも実データをもとに検討する必要がある。本発表では、事前処理と手作業の一致具合なども含め、予備的調査の結果と今後の課題について報告する。
著者
石黒 秀一 栗田 泰市郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ
巻号頁・発行日
vol.96, no.87, pp.19-26, 1996-06-07
被引用文献数
30

通常の8倍のフィールド周波数で動作する8倍速走査CRTディスプレイを用いた主観評価実験により、ホールド型の時間-光特性を持つディスプレイの動画像表示における画質を検討した。加えて、より応答の遅い指数型表示の動画質についても検討した。これらの表示方式では画像の動き速度とともに画質が劣化することが定量的に明らかになった。改善案として、シャッタを用いる方式、2倍速表示方式を検討した。結果として、シャッタ方式において開口率を50%以下にすれば一定の画質改善効果が得られた。また、2倍速表示方式においても、シャッタ方式における開口率50%と同等の画質改善効果が得られた。