著者
北原 恵 小勝 禮子 金 惠信 香川 檀 レベッカ ジェニスン 池田 忍
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008 (Released:2008-04-01)

本プロジェクトは、美術(史)で周縁化されてきた女性アーティストに焦点を絞り、海外・日本におけるジェンダーの視点からの美術史研究や、表象文化理論とアート実践の調査を行い、特にアジア太平洋戦争期の女性美術家の活動を実証的に跡付けることによって、戦争や暴力、ディアスポラに関わる表象・アートを明らかにした。
著者
望月 太郎
出版者
大阪大学
雑誌
大阪大学大学院文学研究科紀要 (ISSN:13453548)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.A1-A37, 2004-03-20

Pendant les annees 1670, epoque ou la polemique des cartesiens contre leurs adversaires atteint son paroxysme, sont parus les nombreux ecrits traitant du probleme de l'ame des betes : parmi lesquels le Discours de la connoissance des bestes par le P. Ignace-Gaston Pardies (1672) et le Traitte de l'ame et de la connoissance des betes par Antoine Dilly (:t676) sont inoubliables. Le premier, representant la position des peripateticiens de cette epoque, fut critique par Bayle sous pretexte qu' <<on y trouve les raisons des Cartesiens proposees tres-fortement, et refutees tres-foiblement>> (Dictionnaire historique et critique, 'Rorarius'), mais it atteste que la situation devenait plus difficile pour ceux qui ont voulu maintenir la doctrine aristotelicienne des formes substantielles, face aux nouveaux philosophes. Le second, authentiquement cartesien en principe, denonce explicitement l'auteur du premier livre dans ses chapitres 10, 12 et 13, et essaie de prouver la justesse des animaux-machines selon les raisons a priori. Nous verrons dans cet article le detail des arguments avances dans ces deux oeuvres. Le peripateticien a raison de remarquer la perception vitale irreflechie et d'attribuer aux animaux la liberte de spontaneite (<<libertas spontaneitatis>>); et pourtant it ne pourra pas legitimement identifier son principe a l'ame materielle (I.e. forme substantielle materielle). Le cartesien, par contre, insiste sur l'impossibilite d'avoir une idee claire et distincte de l'ame des betes, qui ne pourra jamais titre creee par Dieu. Mais, si toutes les actions admirables et les apparentes connaissances des animaux sons; explicables par la mecanique, pourquoi ne dira-t-on pas, comme craignait Rohault, <<que le principe de ces connoissances est moins noble dans les hommes que dans les bestes>> (Entretien sur la philosophic)? : ce cauchemar sera realise par La Mettrie. Le machinisme des animaux, pierre de touche des cartesiens, n'est valide que tant qu'il fonctionne comme theorie combattante dans la polemique sur l'ame des betes. Lors -que le peripatetisme fidele aux donnees empiriques, mais incomprehensible, est remplace par l'empirisme scientifique du 18e siecle, cette doctrine ne sera plus qu'une arme defensive des anti-lumieres.
著者
Borre Caroline
出版者
大阪大学
雑誌
日本語・日本文化 (ISSN:09135359)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.61-96, 2004-03-29
著者
北原 恵 香川 檀 小勝 禮子 金 惠信 平田 由美 ジェニスン レベッカ 児島 薫 坂上 香 水野 僚子
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01 (Released:2013-05-15)

このプロジェクトでは周縁化されてきた女性アーティストに焦点を絞り、ジェンダーの視点から、戦時中の女性画家の移動や、移民として国外に出た女性美術家について、包括的な調査研究を行った。研究は次の3本の柱から成る。①戦争・植民地体験と女性アーティストの実証的調査(長谷川春子、赤松俊子、谷口富美枝ら)、②東アジア圏の美術をめぐるネットワーク的移動の解明(朝鮮美術展・台湾美術展・満州国美術展など)、③現代美術における女性美術家の調査。これらの研究の成果は、「アジアをつなぐ 境界を生きる女たち 1984-2012」展や「官展に見る近代美術」展などにも生かされた。
著者
高橋 英之 三船 恒裕 守田 知代 森口 佑介
出版者
大阪大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2014-04-01 (Released:2014-04-04)

文化や社会に応じて超自然的存在の感じ方には大きな個人差が存在している一方,文化普遍的に何らかの形でそのような存在に関する伝説や神話が存在していることは,子どもの心の中に元型となるメカニズムが存在するからと考えられる,本研究では,子どもが超自然的存在を感じるようになるメカニズムを明らかにするため,fMRIで実行可能なリズム同期とパレイドリア錯覚を組み合わせた課題をオリジナルな開発,大人と子どもを対象として行動・fMRI実験を実施した.結果,リズムが同期すると錯覚が生じやすくなるという現象を大人と子供両方で発見した.この現象をベースに,子どもが超自然的存在を知覚するメカニズムについて考察を行った.
著者
Vaage Goran
出版者
大阪大学
巻号頁・発行日
2010

14401甲第14590号
著者
日野林 俊彦 赤井 誠生 金澤 忠博 大西 賢治 山田 一憲 清水 真由子
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010 (Released:2010-08-23)

2011 年 2 月に日本全国より 45,830 人の女子児童・生徒の初潮に関わる資料を収集した。プロビット法による日本女性の平均初潮年齢は 12 歳 2.3 ヵ月 (12.189 歳)で、現在 12 歳 2.0ヵ月前後で、第二次世界大戦後二度目の停滞傾向が持続していると考えられる。初潮年齢は、睡眠や朝食習慣のような健康習慣と連動していると見られる。平均初潮年齢の地域差は、初潮年齢が各個人の発達指標であるとともに、進化的指標でもあり、さらには国内における社会・経済的格差や健康格差を反映している可能性がある。
著者
内田 雅之 吉田 朋広 増田 弘毅 深澤 正彰
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01 (Released:2012-04-24)

今年度は,(i) 非エルゴード的拡散型過程モデルのハイブリッド型推定法の開発,(ii) レヴィ過程で駆動される確率微分方程式モデルにおける二段階推定の構築,(iii) ボラティリティの縮小推定,について研究を行った.(i)については,昨年度に開発したエルゴード的拡散過程のハイブリッド・マルチ・ステップ(HMS)推測法を非エルゴード的拡散型過程に応用する研究を行った.HMS法とは,規格化した擬似尤度関数による初期ベイズ推定量を用いてスコア法を必要回数実行した統計手法であり,前年度の研究成果からエルゴード的拡散過程のパラメータ推定に有効であることが知られている.本研究では,非エルゴード的拡散型過程のボラティリティパラメータを推定するために,オイラー・丸山近似に基づく擬似尤度関数による初期ベイズ推定量を用いてHMS推定量を導出し,それが漸近混合正規性およびモーメントの収束性を有することを証明した.また,数値実験によって,初期推定量の収束率に応じて,HMS推定量の漸近挙動が変化するという知見を得た.(ii)については,一般のレヴィ過程駆動型確率微分方程式モデルについて,二段階推定手法を構築し,漸近同時分布を導出した.また,局所安定型モデルに関する非正規型疑似尤度解析についてこれまで得た結果の技術的な改良を行い,ノイズの変動指数がコーシー以上ウィーナー過程未満の場合に統一的な正則条件の下で推定量の漸近混合正規性が得られることを示した.特に局所安定型レヴィ過程の場合に尤度比の局所漸近正規性を導出し,提案推定量が漸近有効であることを証明した.(iii)の縮小推定は,実現ボラティリティ統計量に1より小さい定数を乗じて縮小し,高次の有効性を改善するものである.前年度までに得られたブラウン運動モデルに対する結果を,非整数ブラウン運動やブラウン型半定常過程で駆動されるモデルへ拡張する研究を行った.
著者
坂田 泰彦 中谷 大作 砂 真一郎
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010 (Released:2010-08-23)

今回、これまでの我々の知見を発展させ、動脈硬化関連因子 LTA に関連してマクロフマージ泡沫化に関わるマイクロ RNA の同定を試みたが、LTA はマクロファージ泡沫化しないことが明らかとなった。そのため途中より研究計画を変更し、動脈硬化の最終段階として生じる心筋梗塞後の心臓死亡に関連するマイクロ RNA を同定した。
著者
久米 弥寿子
出版者
大阪大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2003 (Released:2003-04-01)

本研究では、コミュニケーション技術教育における面接プログラム学習のモデルプログラムを構築し、効果的な面接学習プログラムを開発することを目的としている。今年度、新たに分析データを追加し、A看護系大学2年生のコミュニケーション技術の演習参加者169名に対して、事前に同意を得た139名を分析対象者としてコミュニケーション行動の出現傾向や面接の展開および技法の難易度の点から解析を行った。ロールプレイング1場面を1記録とし、計96記録について行動コーディングシステムを用い、コミュニケーション行動の出現頻度、持続時間を測定した。出現パターンは、各発話の単位時間における出現の有無(1-0サンプリング)の時系列データと隣接ペア構造によって捉えた。これらの状況分析の結果を基盤にして面接プログラム学習のモデルプログラム原案を作成した。時系列での出現パターンでは、「挨拶」「焦点をあてる」「OQ」「CQ」などがロールプレイング前半で多く、中間では「いいかえ」「情報提供」、後半には「個人的支援」「協力関係」が出現しており、場面展開に対応した出現傾向が示唆された。後半では、発話継続に困って「沈黙」になり、「関係のない笑い」「視線をそらす」が出現していて、発話を持続していくことの困難さが示された。さまざまな言語的コミュニケーション行動の出現、セッション設定時間内の演技の継続困難さなどから、改めてプログラムの目標設定については、1)「基本的傾聴技法」から「積極技法」など、段階的にコミュニケーション技術の活用を行うことができる、2)集中してロールプレイングにおける役割演技を行うことができる、3)各役割の体験によって他者の心理面への理解を深めることができる、という3点に焦点をあてるものが有効と考えられる。出現パターンの分析から、場面展開に応じたコミュニケーション行動の出現傾向が示された。また、「支持的コメント」や「助言」など傾聴技法だけではないものも含まれていた。このことから、一つ一つの技法の基礎知識に加え、実際の活用法や一つの面接場面の展開として捉えられるような視聴覚教材が有効であると考える。また、学生の準備状態に合わせて「傾聴技法」と「積極技法」を組み合わせた実際の具体例を示すことも重要であると思われる。