著者
門脇 俊介
出版者
山形大学
雑誌
山形大學紀要. 人文科學 (ISSN:05134641)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.37-60, 1987-01-20
著者
小嶋 茂稔
出版者
山形大学
雑誌
山形大学紀要. 社会科学 (ISSN:05134684)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.1-37, 2003-02-17

This essay examines the so-called 度田 Dutian ("Measuring Field"[A.D.39-40]) policy, aiming to clarify the relationship between state and society in early Eastern Han Dynasty. In this second part of my essay, I examine how the Eastern Han government have grasped farmers' land owning. The Han Dynasty farmers paid a 田租 Tianzu tax. The 田租 Tianzu tax rate was decided on the basis of an average grain production throughout several years. This way , Eastern Han government caught the amount of every farmer's land-owning . Recently unearthed wooden manuscripts support the above hypothesis. The aim of "Measuring Field"(A.D.39-40) was to grasp farmers' land owning of all governed districts. The system especially targeted to undermine wealthy farmers' (豪族 Haozu) vested interests. A limited number of wealthy farmers became even wealthier during 両漢交替期 LiangHan Jiaotiqi, roughly speaking A.D.8-36, thus managing to survive the civil war. Some distinct governors were punished took a wealthy farmers' side, ending up punished by the central government for filing false reports about the land owning to the central government. I emphasize that the purpose of "Measuring Field"(A.D.39-40) was to grasp wealthy farmers' land-owning statistically. Through the practice of "Measuring Field", the Eastern Han government aimed to actualize a more equal economic balance among local farmers. Wealthy farmers' vested interests were considered as an obstruction, to such a balance.
著者
阿子島 功 坂井 正人 渡邊 洋一 本多 薫 坂井 正人 渡邊 洋一 本多 薫 PAZOS Miguel OLAECHEA Mario
出版者
山形大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

ペルー中南部海岸沙漠のナスカ台地とその周辺の地上絵は、B.C.1~A.D.8世紀頃のナスカ期の文化遺産であり、1994年に世界遺産に指定されたが、詳細な測量図が作成されているのは動植物図像が集中しているナスカ台地の一部のみであり、ナスカ台地全域にわたる地上絵の分布の全体像については必ずしも明らかではなかった。地上絵の成り立ちの解明や今後の保全計画の基礎となる資料を整備する目的で、高精度人工衛星画像解析や現地調査によって分布図作成を行い、自然地理学、考古学、認知心理学などの観点から考察した。ナスカ台地全域の地上絵の分布図が作成されたことにより、自然地形との関係や、地上絵が制作された文化的背景、また現在進行している地上絵の破壊状況などを明らかにすることができる。
著者
綾部 誠 楊 帆
出版者
山形大学
雑誌
山形大学紀要. 社会科学 = Bulletin of Yamagata University. Social Science
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.27-43, 2013-07-31

“Career Development Program for Foreign Students in Japan” pertained to the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology and Ministry of Economy, Trade and Industry has been carried out by the MOT project in Graduate School of Science and Engineering in Yamagata University from October,2008 to September, 2011. This program is devoted to the Japan society education including skill education and Japanese language education for foreign students in order to enable them to find a job in Japanese corporation after the end of graduate school. A remarkable performance and achievement has been realized in this program in Yamagata University, and well learned around the country. Herein, the features of this program for foreign students via Industrial ‐ Academic ‐ Government cooperation will be elaborated, in conjunction with the review of the work of last few years. This research aims to show the achievements of foreign student education based on the local specialty of Yamagata area, and the remarkable influence on the globalization of local corporations by means of Industrial ‐ Academic ‐ Government cooperation in this program.
著者
山科 典子
出版者
山形大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2007

1.目的本研究は、保育者が幼稚園児にどのように関わることで、文字への関心が生まれ、就学前の適切な発達が促されるのか、教師による意図的な環境構成を教育課程と絡めて考えることを目的とした。2.方法(1)年長1学期と3学期に個別に面接を行い、文字への関心と実態をはかる。(2)「おみせやさんごっこ」「お手紙ごっこ」「かるた・すごろく」など遊び場面と、「グループの名前を決めよう」「運動会のポスターをかこう」など生活場面における、子どもと文字のかかわりを観察し、援助する。(3)小学校1年生との交流を持ち、育ちの違いを意識しながら、文字とかかわる。3.結果と考察(1)面接により、年長中頃には、ほとんどの子どもが50音を読めることがわかった。書き方になると、その割合は減少。読み・書き両面において自分の名前に関する意識は高い。しかし、書ける子どもにおいても、鉛筆の持ち方や書き順には課題が多かった。ここから、読みが先行すること、関心が高く接する機会が多いものから習得すること、書くことにおいては指先の発達との関連が推測される。(2)遊園地ごっこにおいて、ホワイトボードの活用を提示。子どもが、どんな遊園地にしたいか、絵や文字で記す。仲間にイメージを分かりやすく伝えると共に、次の日の遊びへの橋渡しとしても有効だった。文字の持つ「伝える」「残す」という働きが、遊びの中でも大きな意味を持った。(3)1月にした1年生との給食試食会では、平仮名で書かれたカードをプレゼントされた。一緒の活動後、学校の楽しさを伝え、君を待っているよというメッセージをもらったことは、幼児にとって心動く体験であった。文字は書けないが読むことはできる子ども達にとって、文字に対する大きな刺激となった。楽しかった思いと共に、家庭にお土産としてカードを持ち帰るということは、入学への期待を膨らませる意味においても有効であった。
著者
松尾 剛次
出版者
山形大学
雑誌
山形大学人文学部研究年報
巻号頁・発行日
vol.7, pp.121-170, 2010-03-23

はじめに ここで文書目録を刊行する真田玉蔵坊文書は, 羽黒山妻帯修験の頂点に立っていた真田玉蔵坊家に伝わった文書群である。真田玉蔵坊家は, 承久元(一二二一) 年に起こった承久の乱に際し, 鎌倉幕府から羽黒山に所司代として遣わされた真田家久に始まるという。玉蔵坊文書は七一六点もある。そのほとんどは, 一七-一九世紀の江戸時代の文書および冊子であるが, 二点の中世文書(近世に書写された) が特に注目される。それらは, 康暦二(一三八〇) 年一一月一五日付の「なかをく辺いのこほりのちしきとう々之事」(目録番号2-136,以下, 番号のみ記す) と応永二五(一四一八) 年九月四日付「二迫うくい沢木仏等先達之者之預ける分書上写」(1-1) である。それらは, 中世における霞(修験者の縄張り) 支配のありようを伝える貴重な史料であり, 別稿で紹介し考察を加えた。ところで, 羽黒修験は, 山上の別当宝前院以下三十二院に暮らす清僧修験と麓の手向の三六〇坊に暮らす妻帯修験とに分かれる。真田玉蔵坊家は, 手向の妻帯修験の代表者として, 種々の特権と義務を負っていた。玉蔵坊文書からも, そのありようを窺うことができる。
著者
山口 一郎 齋藤 康
出版者
山形大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1995

1.当院の通常検査にてHDLコレステロール(HDL-C)100mg/dL以上の対象のうち62名(男17、女45、年齢平均52±14歳、HDL-C 100〜173、平均109±12mg/dL)で白血球からDNAを抽出した。2.イントロン14変異ヘテロ接合体4名(女のみ、HDL-C 114±9mg/dL)、エクソン15ヘトロ接合体16名(男3、女13、HDL-C 110±12mg/dL)が検出され、複合ヘテロ接合体とホモ接合体はなかった。両変異を持たない42例(男14、女28、HDL-C 109±113mg/dL)と前2群のHDL-C平均値には差がなかった。3.イントロン14変異頻度は3.2%で一般人口の約5倍、エクソン15変異頻度は12.9%で一般人口よりも約2倍高値であった。両者併せた頻度は16.1%で、HDL-C 100mg/dL以上の対象の約1/6であった。4.イントロン14変異群のCETP蛋白量は0.8±0.2ng/mLで、無変異群1.6±0.4ng/mLの1/2であった。一方エクソン15変異群のCETP蛋白量は1.7±0.4ng/mLで、無変異群と差がなかった。5.結論(1)100mg/dL以上の高HDLコレステロール血症の1/6にCETP遺伝子変異が関与する。(2)イントロン14変異ではCETD発現が低下するが、エクソン15ヘテロ変異では低下しない。(3)高HDLコレステロール血症にはCETP遺伝子変異以外の要因の関与が想定される。
著者
干場 隆志 堀田 純一
出版者
山形大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

歯根膜細胞(PDL)、間葉系幹細胞(MSC)、および線維芽細胞(NHDF)より形成した脱細胞化マトリックスを作製した。脱細胞化前にはアクチンおよび細胞核が観察されたが、脱細胞化後には観察できなかったことから、細胞が除去できていることを確認できた。作製した脱細胞化マトリックス上にPDLは接着することができ、その接着はPDLが形成した脱細胞化マトリックス上で最も多かった。さらに、PDLの増殖性を評価したところ、脱細胞化マトリックス上でPDLは増殖できたが、PDLおよびMSCが形成した脱細胞化マトリックス上ではその増殖は抑制された。このように、歯根膜細胞のニッチェの生体外での再構築が期待できる。
著者
Das Happy Kumar 河野 銀子 Islam Azharul
出版者
山形大学
雑誌
山形大学紀要 教育科学 (ISSN:05134668)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.173-185, 2008-02

要旨 : 国連ミレニアム開発目標に基づき、2015年までに世界中の全ての人々が基礎的な初等教育を受けられる環境の整備が進められている。バングラデシュは、1991年に初等教育を義務化したものの、基礎教育を受けられない者が依然として存在する。特に、都市部と農村部の識字率の格差は大きく、政府やNGOは「万人のための教育(EFA : Education for All)」活動に取組んでいる。本稿では、同国においてノン・フォーマル教育の提供に重要な役割を担ってきた主要NGOであるプロシカに注目する。プロシカは、1990年より初等一般教育のプログラムを実施してきた。 本稿では、プロシカの実践を対象とし、学習者の基礎教育の習得度を明らかにするとともに、社会経済的要因が学習者の基礎教育習得にどのような影響を与えているかについて考察する。調査は、ラジャヒ地区(農村部)とダカ地区(都市部)の第4学年以降の子どもを対象とし、「読み・書き・計算・生活上のスキルと知識」の4分野の習得度について実施された。調査の結果は、学校の類型別、性別、地区別ごとのクロス集計や多変量解析によって処理した。基礎教育習得度に対する社会経済的要因に関するおもな知見は次のとおりであった。 ・両親の学校教育経験は、都市部では影響があったが農村部ではなかった。 ・生活保護受給の程度は、都市部の女子においてのみ影響があった。 ・土地所有面積が大きい方が、習得度が高い傾向が見られた。 ・都市部では、世帯の月収による差が習得度に影響していた。 ・テレビへのアクセスはすべての子どもの習得度に影響があり、ラジオへのアクセスは都市部でのみ正の影響を与えていた。 以上のような分析から、プロシカの学校における基礎教育の習得度には、社会経済的要因の影響があることが明らかとなった。こうした社会経済的要因に関する格差を踏まえて、「万人のための教育」の取り組みが行われる必要がある。
著者
山崎 理美 岩田 宏紀 村田 恵理 片野 由美 石幡 明
出版者
山形大学
雑誌
山形大学紀要. 医学 : 山形医学 (ISSN:0288030X)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.45-56, 2011-08-15

【背景】赤ワインに含まれる多種類のポリフェノール化合物(RWPCs)は強い血管弛緩 作用を有する。RWPCs中の血管弛緩作用を有するポリフェノールはいくつか報告されて いるが、RWPCsにはそれら以外にも未知の成分が多数存在することが知られている。本 研究では、血管弛緩作用を有する新たな赤ワインポリフェノールを探索し、その特性を 検討することを目的に、RWPCsの比較的親水性の高い成分を分離・分画してから、(1)特 に強い血管弛緩作用を有する分画を特定し、(2)分子量の測定と構造の推定を行い、(3)血 管弛緩作用の濃度反応曲線を作成し、作用機序を調べた。【方法】(1)RWPCsのうち比較的親水性の高い成分を、高速液体クロマトグラフィーによ り分画した。(2)得られた各成分の血管弛緩作用は、ラット胸部大動脈を用いて検討した。 (3)強い血管弛緩作用を惹起した分画について、MALDI-TOF型質量分析計を用いて質量 分析を行い分子量決定と構造の推定を行った。(4)その分画の血管弛緩作用については濃 度反応曲線を得るとともに、血管内皮細胞の除去、NO・過分極因子・プロスタサイク リンの阻害による影響を検討した。【結果】RWPCsの主要な血管弛緩成分のひとつとして知られているレスベラトロールよ りも低濃度から弛緩作用を惹起する分画が得られた。その弛緩作用は内皮除去により消 失した。内皮細胞での作用機序を調べた結果、血管弛緩反応はNO合成酵素の阻害によ りほぼ完全に抑制された。質量分析では3469Daの分子量が検出され、解析の結果、糖鎖 を付加した配糖体であることが予測された。【結論】今回得られた分画の成分は、RWPCsが惹起する血管弛緩反応において主要な役 割を果たしている成分の一つである可能性が示唆された。分子量3469Daのポリフェノー ルが現在データベースにないことから、新規物質である可能性が示された。
著者
立松 潔
出版者
山形大学
雑誌
山形大学高等教育研究年報 : 山形大学高等教育研究企画センター紀要
巻号頁・発行日
vol.2, pp.51-55, 2008-03-31

山形大学の教養教育では、平成16年度よりGPA制度を導入している。GPA制とは「学生の学習の成果を、履修した単位数とともに成績を平均したGPAによって把握し、その値に基づいて、学生の学習に関する相談に応じ、指導を行うためのもの」であり、やはり16年度から導入された新たな修学支援体制である「YUサボーティングシステム」の3つの柱の一つという重要な役割を与えられている。GPA制度に基づく修学指導とは、たとえば各学部ごとにGPAの最低基準値をさだめ、それを下回る学生を対象にアドバイザーが面談を行ったり、勉学の督励を行ったりすることを意味している。山形大学中期計画(平成16年6月3日文部科学大臣認可)に、「GPAを活用した機動的な修学支援を行う」とされているのも、このような指導を念頭に置いたものである。このように本学のGpA制は学生への修学支援・学習指導のためと位置づけられて導入されたのであるが、本来のGPA制度の役割は単にそれだけにとどまらない。それは教育内容の改善に向けた教員側の取組みにとっても有用な道具となりうるからである。山形大学では、平成13年3月の『山形大学のあるべき姿』で「卒業生の質の確保」のための方策として、次のようにGPAに言及している。すなわち、「大学が社会に対し,卒業生・修了生の一定水準の学力を保証するためには,成績評価の客観的システムを構築する必要がある。そのためには,例えばアメリカ等で導入されているGPA(Grade PointAverage)のような指数方式を用いて,個々の学生に対しても,適宜,現時点でのトータル評価を把握させ,あるいは努力目標として示し,より的確な評価を与え,学生の4年間の勉学における学習効果を高めるように措置するとともに,社会に対して卒業生・修了生の持つ学力の水準を示す必要がある」と。「より的確な成績評価」の実施が、社会に対して卒業生の学力水準を示すための不可欠の条件であり、その実現のためにGPA制度を活用すべしというのである。また、中期計画でも「教育の成果・効果を検証するため,GPA分布の継続的調査」を行うとしており、さらに「単位取得状況,GPAの分布,履修状況,学生に対するアンケート調査などを踏まえ,教育課程の改善・充実を図る」としている。教育の成果の検証、教育内容の改善のための道具としてGPAを積極的に活用する方針を打ち出しているのである。本稿は以上のような動向を踏まえ、今後の授業改善への取り組みに生かすため、本学の教養教育科目のGPA分布を分析しようというものである。
著者
新宮 学 岡村 敬二 熊本 崇 谷井 俊仁 吉田 公平
出版者
山形大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2001

(E)班「出版政策研究」では、昨年度の東洋大学で行った研究会(白山学会)につづき、平成16年10月にキャンパスプラザ京都で、(B)班「出版物の研究」と合同で研究会(下京学会)を開催した。全体で10本の研究報告が行われた。(E)班の班員の報告は以下のとおりである。報告1 清乾隆期にみる出版の権威性 谷井 俊二(三重大学)報告2 清代官界における先例情報の共有と出版 寺田 浩明(京都大学)報告3『皇明資治通紀』の禁書とその続編出版 新宮 学(山形大学)報告4 明代科挙における「試録」の「程文」をめぐる問題について 鶴成 久章(福岡教育大学)報告5 印刷文化の大衆化と地域社会の受容 五代 雄資(元興寺文化財研究所)報告6 「満洲国」の出版体制 岡村 敬二(京都ノートルダム女子大学)報告7 『欧陽文忠公集』の出版について 熊本 崇(東北大学)(E)班では、研究課題遂行のための研究方法として、それぞれの研究代表者の個別研究を基礎にしながらも、その成果を報告しあって課題の共有化を進めるための研究会を毎年に開催してきた。とくに最終年度となる今回の研究会では、研究代表者のほぼ全員が報告し、共同研究の進展と深化を図ることができた。そこで共有された認識の一端は、ニューズレター『ナオ・デ・ラ・チーナ』7号掲載の「出版政策史料集」としてまとめられている。本史料集は、時代や地域的な偏りが見られ必ずしも全般的なものではないが、これまで類例を見ない新たな試みである。さらに、その後の研究成果を補充した「東アジアの出版政策史料集」を、調整班(E)の成果報告書の中に収めた。
著者
大神 訓章 井上 眞一 朴 宣映
出版者
山形大学
雑誌
山形大學紀要. 教育科學 (ISSN:05134668)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.1-19, 2002-02-15

本研究は,高校女子バスケットボールチームにおいて,常時,全国のトップレベルに位置するO高校バスケットボールチームを分析対象として,先に報告したマルコフ過程の応用による数量化に則り,チームの戦力及びプレイヤーの競技力の解明を試みたものである。 分析データには,1999年度において,3冠を達成したOチームの公式25ゲームを用い,分析対象者は,プレイタイムの多い上位6名とその他のプレイヤー1グループである。 算出された数値は,高校女子バスケットボールのトップチームであるO高校バスケットボールチームの戦力を適切に評価し得る数値であり,プレイヤーのオフェンス力,並びにチームディフェンス力として標準化できるものと捉えられた。チーム戦力及びプレイヤーの競技力を数値で捉え,これらを把握することは,自チームの戦力評価,並びに他チームとの戦力比較において,コーチングの観点からも重要なことであり,本研究によって得られた戦力及び競技力の数量的評価は,指導の実際場面における客観的情報のひとつを提示しているものと思われる。 The purpose of this study is to analyze the basketball games, and numerical terms on basketball player's ability in detail on the women's champion team of high school in Japan by the application Markov process. The results may be summarized as follows : 1.It was shown that Y. W. and Y. O. were 0.575, 0.558 in the offensive efficiency (αi), that their another factors were high value, and therefore they are superior players. 2.The whole each factor was analyzed, advanced smoothly to a limit except 3 P. O team needs to have a practice of highest ability of 3 P. 3.The defensive ability for 2 P and 3 P showed high r-value at 2.211 and 1.152, respectively. This means that the defensive ability in which a balance was generally removed was rather than high. 4.It is understood that quantitative figures from the calculated data represent value which we can highly estimate the ability of the players of the women's champion team in Japan. They also represent the standard quantitative value of the superior players. 5.It is important that the team ability can be analyzed at the numerical value from the viewpoint of the coaching with regard to the ability comparison against opponent teams, and this seemed to show an objective information in terms of basketball coaching.
著者
大神 訓章 浅井 慶一 オオガ クニアキ アサイ ケイイチ Oga Kuniaki Asai Keiichi
出版者
山形大学
雑誌
山形大學紀要. 教育科學 (ISSN:05134668)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.69-83(163-177), 2003-02-17
被引用文献数
1

本研究は, 全日本女子バスケットボールチームを分析対象とし, バスケットボールゲームにおける時系列から捉えた攻撃形態について, 発現されたデータの数量的処理により, オフェンス力の分析を試みたものである。分析にあたり, ボール保持から攻撃が終了するまでのプレイ数により, 攻撃形態をファーストブレイク, アーリーオフェンス, セットオフェンスの3 局面に区分し, それぞれの起点別に, 成功率, 得点効率, 発生率, 得点率, 重要度を算出した。 その結果, 日本は, 対中国戦において, ファーストブレイク及びアーリーオフェンスの発生率が低く, その成功率は, 顕著に劣位であった。対韓国戦では, ファーストブレイク及びアーリーオフェンスにおいて, 優位であるが, セットオフェンスでは, 劣位を示し, 両チーム間には, 戦力的な差違は認められなかった。また, 重要度分析からは, ファーストブレイク及びアーリーオフェンスのゲームに及ぼす影響力の大きさを捉えることができた。そして, 算出された数値は, 全日本女子バスケットボールチームの競技レベルを把握できるとともに, 今後の練習内容の設定やコーチングに役立つものと考えられる。The purpose of this study is to analyze the basketball games, and offensive patterns by elapsed time on the Japan women basketball team in the Asian basketball championship for women. The results may be summarized as follows : 1. It was shown that Japan was remarkable low score on the ocurrence rate and the sucsess rate in the fastbreak and early offense against China. 2. It was shown that Japan was superior on numerical terms in the fastbreak and early offense to Korea, but was inferior in the set offense to that. Therefore, strength potential difference couldn't be recognized between both teams. 3. It was understood that the fastbreak and early offense influenced over games, in comparison with the importance rate in offensive patterns. 4. On the starting point of the fastbreak and early offense, the ocurrence rate of offense from the rebound was the highest. It seems that the difference of the rebound force causes the effect for offensive patterns of the team. 5. It is understood that quantitative figures the calculated data represent value which we can highly estimate the offensive ability of the Japan women basketball team, and this seemed to show an objective information in coaching and setting of practice.
著者
浅尾 裕信 武田 裕司 斉藤 真一
出版者
山形大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2023-04-01

閉経後肥満症はヒト乳癌のリスク因子の一つであり、脂肪組織由来のエストロゲンがその主な要因と考えられる。膜型インターロイキン21(IL-21)を発現するマウスでは血中エストロゲンや脂肪組織が増加し、乳腺組織の異形成と乳癌が高頻度で発生する。この病態はヒト閉経後乳癌の発症基盤と共通するものがあると考えた。本研究では、IL-21が脂肪組織の増加を介してエストロゲンの産生亢進に至る機構と、その後の乳癌発生へのIL-21の関与を解明することを目的としている。ヒト乳癌発生においてもIL-21の関与が確認できれば、閉経後乳癌発症の予防法の開発が期待される。
著者
鈴木 民夫 穂積 豊 岡村 賢
出版者
山形大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

蒙古斑は生下時より認められることや民族によって発生率が大きく異なることから、その形成には遺伝子が大きく関わっていると考えられる。そこで、我々は蒙古斑関連遺伝子を明らかにするために同一家系内に蒙古斑を持つ子供と持ってない子供が存在する蒙古斑形質が分離している4家系(モンゴル3家系、日本1家系)見つけ、その構成員計41人より遺伝子を提供してもらった。そして、得られたgenomic DNAを用いて連鎖解析を行なった。しかしながら、蒙古斑関連遺伝子の染色体上の位置を特定することができなかった。親の蒙古斑に対する記憶があいまいであり、Ascertainment biasの存在があると考える。
著者
渡部 徹 三浦 尚之 西山 正晃
出版者
山形大学
雑誌
挑戦的研究(開拓)
巻号頁・発行日
2020-07-30

本研究では,ノロウイルスを蓄積しない性質を有する牡蠣を選んで養殖することで,絶対的に安心・安全な牡蠣を生産する新たな構想のもとで挑戦的研究を実施する。まず,胃腸炎患者由来のノロウイルス株による牡蠣の汚染実験を行い,「ウイルスを蓄積しない牡蠣」を選別する。ノロウイルスが牡蠣の消化組織に発現した糖鎖に特異的に結合する性質に着目し,汚染実験で選別された「ウイルスを蓄積しない牡蠣」に特有な糖鎖の発現様式や発現量を明らかにする。さらに,その糖鎖の発現に関わる遺伝子を特定する。将来的に,この遺伝子をマーカーに用いて「ウイルスを蓄積しない牡蠣」をあらかじめ判別することで,ウイルスフリーな牡蠣養殖を目指す。
著者
森川 亮
出版者
山形大学
雑誌
山形大学紀要. 工学 = Bulletin of Yamagata University. Engineering
巻号頁・発行日
vol.31, pp.17-25, 2009-02-15

Abstract: In this paper the criticism to the Bohm's quantum theory has been discussed in the beginning. Then a formalism change of this theory from its original form to recent one is shown. The differences between the normal Copenhagen interpretation and that of Bohm's quantum theory are possible to be seen. Bohm's new idea and new terms such as implicate and explicate order, process, unfold and enfold are discussed to give an interpretation to the theory. This is also able to show that Bohm theory requests the radical change about our world-picture. Key words; Bohm theory, The implicate & explicate order, Quantum potential and Information.