著者
河野 康輝
出版者
九州大学法政学会
雑誌
学生法政論集
巻号頁・発行日
no.14, pp.17-31, 2020-03-23

1 0 0 0 OA 褐鉄鉱

著者
小出 博
出版者
地学団体研究会
雑誌
地球科学 (ISSN:03666611)
巻号頁・発行日
vol.1953, no.13, pp.12-18, 1953-06-30 (Released:2017-07-22)
著者
松本 美佐子 瀬谷 司
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.20-24, 2017 (Released:2017-01-01)
参考文献数
22

がん免疫療法では、免疫チェックポイント阻害剤による腫瘍内CD8+ T細胞の機能抑制解除とともに、リンパ節局所での腫瘍反応性CD8+ T細胞の誘導が重要である。新しく開発したRNAアジュバントARNAXは、プライミング相で抗原提示樹状細胞のTLR3を活性化し、炎症応答を誘導することなく抗原特異的CD8+ T細胞を誘導する。がんワクチンや免疫チェックポイント阻害剤との複合的免疫療法が期待される。
著者
貝谷 誠久 大西 竜哉 弘本 律子 田中 秀和 生駒 一憲
出版者
日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.26, no.6, pp.265-269, 1999
参考文献数
23
被引用文献数
2

健常者12名を対象に,1km歩行による膝伸展筋(大腿直筋,外側広筋,内側広筋)の筋活動を測定し,長距離歩行が膝伸展筋に与える影響を検討した。歩行開始時に比べ1km歩行時では,大腿直筋の活動量が増加し,外側広筋は減少した。各筋の活動量に性差は見られなかった。特に,大腿直筋は,立脚相前・中期で増加し,外側広筋は,遊脚相中期で減少した。歩行開始時と1km歩行時での各筋の1歩行周期中における最大活動時期では差は見られなかった。膝伸展筋において,長距離歩行の獲得には,大腿直筋の持久力を考慮する必要があると考えられた。
著者
北原 正彦
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.29-39, 1996-03-15 (Released:2017-08-10)
参考文献数
24
被引用文献数
3

A local adult population of the nymphalid butterfly, Brenthis daphne rabdia (Butler), was studied by the mark-release-recapture method in a grassland at the foot of Mt Kayagatake in central Japan, in June and July, 1985. The number of adults captured and marked during the study period was 36 for males and 22 for females. The average number of recaptures among each research day in all recaptured adults was l for males and 1.6 for females. The rate of recapture throughout the study period was 11.1% and 45.5% for males and females, respectively. The maximum longevity observed was 21 days for males and 19 days for females. The present results suggest that dispersibility was higher in males than in females, while females showed a tendency to be sedentary. The causes of the differences in the mobility and dispersal patterns between males and females are discussed in the light of the distribution patterns of larval hostplants and adult nectar plants, and the emergence site of females.
著者
鈴木 健
出版者
東京水産大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1996

海藻は陸上植物と違う環境に生息するため、その構成成分は特有な栄養・生理機能を持つことが期待されるが、海藻食物繊維に関する研究はこれまでにあまり行われてこなかった。そこで本研究では海藻に含まれる食物繊維の栄養機能を明らかにすることを目的とし、脂質の消化吸収やコレステロールの代謝に深く関わっている胆汁酸に注目することとした。肝臓では一次胆汁酸(コール酸、ケノデオキシコール酸)が合成されるが、腸内細菌により変化を受け二次胆汁酸(デオキシコール酸など)となり、小腸から吸収されて肝臓に戻り、腸肝循環と呼ばれている。脂質の消化吸収には水不溶性の脂質を乳化する胆汁酸が必要で、腸肝循環による吸収を食物繊維が阻害することによりコレステロールの代謝が改良されると考えられている。本研究ではワカメ、コンブ、ヒジキ、ノリなどの海藻を試料とし、胆汁酸との結合を調べた。コール酸との結合では、pHの上昇にともない結合率の低下がみられた。またコール酸、デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸との結合の実験では、水溶姓食物繊維は不溶性食物繊維に比べると、いずれの胆汁酸の吸着も全般的に大きかった。一方、食物繊維の摂取過剰による問題点も指摘され、ビタミンや無機質の利用率の低下も考えられる。無機質との吸着として亜鉛を用いたが、不溶性食物繊維についてはワカメで多く、スサビノリで低く、一方、水溶姓食物繊維についてはコンブで高かった。食物繊維の測定には酵素重量法が用いられているが、これらをほとんど含まない海藻においては測定に要する時間を考慮した改良法が必要でこれらについて検討を加えた。
著者
遠藤 貢
出版者
Japan Association for African Studies
雑誌
アフリカ研究 (ISSN:00654140)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.71, pp.107-118, 2007-12-31 (Released:2012-08-13)
参考文献数
31

本稿の目的はアフリカの現代的文脈において国家をめぐって生起している現実とそれに対する認識とが有する意味を読み解く作業を行うことである。敷術すると、国家は現代世界においていかなる条件、いかなる理由のもとで国家でありうるのか(また、ありえないのか)という問いをめぐる問題を検討することである。その作業を行うに当たり、「国家」と「政府」を便宜的に腔分けし、また国家の亜型とでもいう形で出現している「崩壊国家」(collapsedstate)と「事実上の国家」(defactostate)が並存するソマリアを事例にして検討する。ここでは、国内統治と国際関係、言い換えれば「下からの視角」と「上からの視角」、あるいは内と外の論理の交錯するところに生起する問題系としての国家を位置づける視座から取り上げようと試みるものであり、国家の変容が、内なる論理ばかりでなく外の論理の変化を伴う形で生起していることが示される。
著者
都竹 愛一郎 永塚 守 三浦 龍
出版者
The Institute of Image Information and Television Engineers
雑誌
映像情報メディア学会大会講演予稿集
巻号頁・発行日
pp.139, 2003 (Released:2004-03-26)

Research and development of the stratospheric platform (SPF) has been aggressively pursued. SPF is useful for wireless communications, broadcasting and scientific observations. Although stably control of the SPF is difficult by means of strong wind in the stratosphere. In this paper, we described the wind velocity in the stratosphere, and proposed new operation method of the SPF.
著者
安田 茂 坂 久美子 夏秋 啓子
出版者
Japanese Society for Tropical Agriculture
雑誌
熱帯農業 (ISSN:00215260)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.85-93, 1998-06-01 (Released:2010-03-19)
参考文献数
14

葉脈沿いに進展した退緑モザイクを主な症状とするアルストロメリアから分離されたウイルスの性状を調べ, その同定を行った.汁液接種によって調査した本ウイルスの宿主域は, 12科34種の試験植物のうち, 3科4種であった.感染葉汁液の電子顕微鏡観察では, ウイルス粒子は長さ700nm, 幅12nmのひも状で, 併せて層板状封入体も認められた.また, 超薄切片の電子顕微鏡観察では, 葉肉細胞細胞質に散在したウイルス粒子とともに, 渦巻状および風車状の封入体も観察された.本ウイルスは, モモアカアブラムシおよびネギアブラムシによって, 非永続的に伝搬された.SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動によってウイルスの外被たんぱく質の分子量を調べたところ, 約33kDであった.本ウイルスを精製し, 家兎に注射して抗血清 (As-AlMV-Y) を作製した.本ウイルスはBOUWENおよびBRUNT両博士より分譲されたアルストロメリアモザイクウイルスに対する抗血清と反応した.以上の結果から本ウイルスはPHILLIPSら (1986) , およびわが国では井上ら (1992) が報告したアルストロメリアモザイクウイルスと同定された.さらに, As-AIMV-Yを利用した発生調査で, 本ウイルスは栽培圃場あるいは市販の切り花からも検出されることから, わが国でも広く発生していると考えられた.本ウイルスは, ティッシュブロット法などによって根茎や貯蔵根からも血清学的に診断可能であることが示された.アルストロメリアはプラジル, チリなど南アメリカに広く自生し, これらから多くの園芸品種が作出されている.また, アルストロメリアおよびこれと近縁で熱帯・亜熱帯に多く見られるヒガンバナ科植物ウイルスについての研究は少ない.したがって, アルストロメリアのウイルス病に関する研究は, これら植物の栽培や育種上も重要な課題の一つであると考えられた.
著者
榊 泰純
出版者
大正大学国文学会
雑誌
国文学踏査 (ISSN:02883392)
巻号頁・発行日
no.25, pp.24-34, 2013-03
著者
小峯 和明
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館紀要 = The Bulletin of The National Institute of Japanese Literature (ISSN:03873447)
巻号頁・発行日
no.14, pp.31-62, 1988-03-30

安居院流の唱導書の一である国文学研究資料館蔵『澄印草等』(鎌倉写)の紹介と翻刻。内容は安芸前司義盛逆修表白と養和二年二月の仁和寺宮五部大乗経供養(法会次第・表白)とからなる。前者は転法輪鈔(十二)密教上の一部に合致。台密の教義にもとづき、法華経と大日如来・両界曼陀羅との顕密不二を説く。後者は後白河院と守覚法親王が覚性法親王の菩提供養を仁和寺大聖院で行ったもの。吉記・玉葉によれば、講師は澄憲であり、この表白が彼の手になることが証明される。表白は対句の修辞を駆使した力作であり、院政期の法会文学として貴重であるばかりでなく、中世の文体形成の礎としても注目される資料である。 This is an introduction and a reprint of “Choin soto”(澄印草等)(reprinted in the Kamakura period) which is one of books of Agui school sermon stored in National Institute of Japanese literature. The contents consists of Hyobyaku (supplications) of gyakushu (holding a memorial service prior to one’s death) of Yoshimori, the former official of Aki Province and five teachings of Mahayana Buddhism memorial service in Ninnajinomiya (programs for the Buddhist mass・hyobyaku) in February, 1182. The former is equal to a part of “Tenborinsho”(転法輪鈔)(12) in esoteric Buddhism. Based on a doctrine of the esoteric Buddhism of the Tendai sect, it preached the nonduality of Kenmitsu between the Lotus Sutra and Dainichi Nyorai・Ryokai Mandara. Contents of the latter one is that Goshirakawa-in and Shukaku houshinno held a memorial service for Kakushohoushinno in Ninna-ji sanctuary. According to Kikki(吉記)・Gyokuyo(玉葉), a lecturer was Choken. It is proved that he wrote this hyobyaku. It is the masterpiece which made full use of the rhetoric of the couplet, and it is not only valuables as Buddhist ceremony literature of the Insei period, but also is the material which attracts attention as a foundation of the writing style formation of the Middle Ages.
著者
水垣 渉
出版者
東京女子大学
雑誌
東京女子大学論集 (ISSN:04934350)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.1-26, 1974-09