著者
廣松 卓真 小清水 孝夫 WIDYAPARAGA Adhika 河野 正道 高田 保之
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
スターリングサイクルシンポジウム講演論文集 (ISSN:09189238)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.17, pp.71-72, 2014-12-05

We have constructed and tested a shell and tube heat exchanger with a dual speaker thermoacoustic device. We have tested a shell and tube heat exchanger by changing the phase between two speakers at both ends of the device. Five thermocouples are positioned within the regenerator and inlet and outlet water temperature were measured with two other thermocouples. Two pressure sensors are positioned each side of the device along the regenerator. We have measured the regenerator temperature and pressure at both sides of the regenerator with changing the mass flow rate of coolant water. The temperature distribution of regenerator and the acoustic power were gained from measured values.
著者
石橋 賢太
出版者
中央大学
巻号頁・発行日
2016

著者は学位授与報告書による

2 0 0 0 OA 日本名勝図会

著者
清親 画
出版者
松本平吉
巻号頁・発行日
1897

2 0 0 0 新吉原史考

出版者
東京都台東区
巻号頁・発行日
1960
著者
斎藤 功
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:13479555)
巻号頁・発行日
vol.77, no.11, pp.734-759, 2004
被引用文献数
1

カリフォルニア州のチュラーレ郡を対象に,本郡が大規模な酪農家の転入によりアメリカ最大の酪農郡となった過程を分析し,工業的酪農の実態を明らかにした.酪農の担い手は当初のイギリスやアルプス山麓のヨーロッパ系移民からポルトガル系,次いでオランダ系移民の子孫に変わった.1980年代以降,特に1990年代にロサンゼルス郊外のチノバレーから転入したオランダ系酪農家は,土地の販売代金を元手に2,000~3,000頭を搾乳する酪農場を複数立地させた.彼らはヒスパニック労働力と一度に70頭搾乳できるヘリンボーン式搾乳機等を使い,流れ作業方式の工業的酪農を成立させた.酪農家の耕地には畜舎から出る雑廃水を吸収させるためトウモロコシ・小麦が栽培され,それは家畜用サイレージとされ,循環利用される.また,酪農家にアルファルファベイルの干草棚が並ぶのは,それらがインペリアルバレーやユタ州などから購入されたものであることを示している.加えて,綿実,オレンジ残澤,アーモンドの皮などが酪農家に利用され,酪農家の堆肥も綿花栽培や果樹栽培に利用されている.このような地域間結合の存在も工業的酪農を支える基盤になっている.さらに,チュラーレにはLOLやCDIという農協系の乳業工場に加え,クラフト,サプートなどのチーズを生産する多くの乳製品工場が立地し,飼料会社,肥料散布会社などを含めアメリカ最大の酪農複合地域を形成している.
著者
大村 政博 角所 考 岡留 剛
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.105, pp.17-22, 2013-06-15
被引用文献数
1

実世界での動向を「リアルタイム」に捉えることを目的として,感情表現に関係した形容詞を含むtweetsを時間単位で区切り,それを1つの文書とみなして,Latent Dirichlet Allocation (LDA)により,社会的感情を分析する手法を提案する.その手法では,常識的な社会的感情のほか,直感的には意味が不明確な「感情」も取り出される.ただし,抽出された社会的感情の日々の変動に対する感度が低い.この低感度性を回避すべく,多数の形容詞を代表的少数の形容詞に縮約し,それ以外の語を除いて縮約された形容詞を残して「文書」としLDAを適用する手法を提案する.その手法により抽出される社会的感情の時間的変動に対する感度は縮約なしの分析により抽出される感情よりも高く,社会的感情を入力とする入力つきARモデルによるDJIA(ダウ平均株価)の予測は,通常のARIMAモデルによる予測よりも平均予測誤差が小さい.
著者
村上 理昭 山口 敬太 川崎 雅史
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D2(土木史) (ISSN:21856532)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.11-24, 2015

堺大濱では,明治期半ば以降,堺市や阪堺電気軌道株式会社によって公園地経営が進められた.本研究では堺市会決議録・会議録や行政資料,大阪毎日新聞堺周報等の資料をもとに,堺市大濱公園における管理と経営の変遷と,作り出された海浜リゾート空間の形成過程を明らかにした.具体的には,堺市による官有地を借り受けての料理屋・茶店営業を主とした遊園地経営,内国勧業博覧会を契機とする水族館と西洋式広場の整備,堺市の財源不足や鉄道会社間の競合関係を背景とした阪堺電気軌道の公園経営への参画と公会堂や潮湯などの文化・娯楽施設の整備,市と阪堺電気軌道の考えの相違による契約解消,といった公園地経営の経緯を明らかにし,海浜リゾートとしての空間形成の実態を明らかにした.
著者
谷本 圭子
出版者
同志社大学
雑誌
同志社法學 (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.60, no.7, pp.3269-3310, 2009-02

論説(article)
著者
鵜瀬 匡祐 木本 文子 中原 春奈 別府 幸岐 吉村 真紀 深野 拓
出版者
一般社団法人 日本ペインクリニック学会
雑誌
日本ペインクリニック学会誌 (ISSN:13404903)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.165-168, 2009-05-25 (Released:2011-09-01)
参考文献数
12

アルコール性慢性膵炎の急性増悪による上腹部痛が柴胡桂枝湯で消失し,画像所見も改善した症例を報告する.62歳の維持透析中の男性で,内科に入院中であった.視覚アナログスケールで60-80/100 mmの上腹部痛と背部痛があり,疼痛の治療のために麻酔科を紹介された.モルヒネの持続静脈内投与を開始し,疼痛は軽減し,2週間後にモルヒネを中止した.しかし,経口摂取を開始後に膵炎が再燃し,上腹部痛が再発した.モルヒネ,フェンタニルの持続静脈内投与,アトロピン,非ステロイド性抗炎症薬を併用したが,上腹部痛は軽減しなかったので,柴胡桂枝湯の内服を追加した.上腹部痛は10日後に消失し,オピオイドを中止した.腹部CTで遷延していた膵の炎症性変化が軽減していた.柴胡桂枝湯は単に疼痛を軽減しただけでなく,膵炎の治癒も促進したと考えられた.
著者
吉田 充
出版者
日本獣医生命科学大学
雑誌
日本獣医生命科学大学研究報告 (ISSN:18827314)
巻号頁・発行日
no.62, pp.8-16, 2013-12

2002年に高温加熱加工・調理食品中にアクリルアミドの存在が確認されて以来,食品におけるアクリルアミドの生成,様々な食品中の濃度,食品からの摂取量推定に関する研究・調査が進められてきた。日本においても,トータルダイエットスタディに加えて,日本やアジア特有の食品を含めた市販加工品や,炊飯米を含めた調理食品の分析が行われた。アクリルアミドの毒性と摂取量とをあわせて考えると,食品中のアクリルアミドの人の健康に対するリスクは無視できず,低減の努力が必要と考えられる。そこで,食品規格に関する政府間機関Codexでも,2009年にじゃがいも加工品と穀物加工品に関するアクリルアミド低減のための実施規範が採択された。食品におけるアクリルアミドの生成抑制や,食品中のアクリルアミドのリスク管理のためには,簡易迅速な分析方法の確立が望まれていたところ,2011年にアクリルアミドのEIA検出キットが開発された。また,アクリルアミドの分析の精度管理に関しては,加熱食品をマトリクスとした標準物質や分析の技能試験も供給されており,利用しやすい状況になっている。
著者
近藤 秀和 高橋 尚彦 脇坂 収 岡田 憲広 油布 邦夫 中川 幹子 原 政英 犀川 哲典 谷口 弥生 大家 辰彦
出版者
Japan Heart Foundation
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.S3_74-S3_74, 2011

[目的] ATP感受性心房頻拍(Iesaka AT)の電気生理学的特性について検討した.<BR>[方法] EPSでATP感受性心房頻拍と診断した10症例(年齢69±21歳, 男性5名, 女性5名). ATP(5mg)急速静注によるAT停止直前のAT-CL延長の程度と, AT中の最早期興奮部位の電位のfragmentationの有無を検討した.<BR>[結果] (1)最早期興奮部位での心房電位が明らかなfragmentationを示した症例は5例〔frag(+)群〕, そうでなかった症例は5例〔frag(−)群〕であった. (2)すべての症例で, ATP静注後, AT-CLが延長して頻拍を呈したが, 停止直前のAT-CL延長の程度は, frag(+)群の方が, frag(−)群に比し軽度であった(11.2±12.8 vs 38.6±16.1ms, p<0.01). (3)頻拍中の3D-Electro Anatomical Mappingを5例で行った〔3例がfrag(+)群, 2例がfrag(−)群〕. frag(+)群では, 最早期興奮部位近傍にlow voltage zoneが認められ, これに一致して伝導遅延が認められた. 一方, frag(−)群ではこれらの所見を認めなかった.<BR>[結語] ATP感受性ATは, 最早期興奮部位でのfragmentationの有無によりATPによる停止様式が異なり, 2つのカテゴリーに分類できる可能性が示唆された.
著者
小林 由佳
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.123-127, 2017-03-01 (Released:2017-03-01)

働く人のメンタルヘルスケアにおいて,これまで事業所の取組みは徐々に広がっているものの,不調を呈した一部の人に向けた取り組みのみでは全体の悪化に歯止めをかけることは難しいことが実態からも示されてきた。不調者対応に加えて,今後は組織全体の健康度を向上させることによって,働く人の働きがい,幸福,生産性,不調者の減少につなげていくポジティブメンタルヘルスの観点が重要となる。組織全体の健康度を向上させるためには組織の心理社会的資源を個人と組織の両面から高めることが必要であり,この取り組みを通して多様な人材(立場,性別,年代,健康状態など)が受け入れあえる状態を目指していくことが望まれる。
著者
Hiroaki MASUOKA Kouya SHIMADA Tomoyo KIYOSUE-YASUDA Masaharu KIYOSUE Yukie OISHI Seiji KIMURA Akio YAMADA Kazuhiro HIRAYAMA
出版者
BMFH出版会
雑誌
Bioscience of Microbiota, Food and Health (ISSN:21863342)
巻号頁・発行日
pp.BMFH-2016-021, (Released:2016-11-12)
被引用文献数
43

Although it is established that the composition of the human intestinal microbiota changes with age, transition of the intestinal microbiota of animals with age has not been well studied. In the present study, we collected fresh fecal samples from dogs of 5 different age groups (pre-weanling, weanling, young, aged, senile) and analyzed the compositions of their intestinal microbiota with a culture-based method. The results suggested that the composition of the canine intestinal microbiota also changes with age. Among intestinal bacteria predominant in dog intestines, lactobacilli appeared to change with age. Both the number and the prevalence of lactobacilli tended to decrease when dogs became older. Bifidobacteria, on the other hand, was not predominant in the intestine of the dogs. We also identified lactobacilli at the species level based on 16S rRNA gene sequences and found that the species composition of Lactobacillus also changed with age. It was further suggested that bacteria species beneficial to host animals may differ depending on the host species.
著者
白峰 旬
出版者
別府大学史学研究会
雑誌
史学論叢 (ISSN:03868923)
巻号頁・発行日
no.45, pp.37-54, 2015-03

拙稿「『十六・七世紀イエズス会日本報告集』における織田信長・豊臣秀吉・豊臣秀頼・徳川家康・徳川秀忠に関するイエズス会宣教師の認識について(その1)」(『別府大学大学院紀要』17号、別府大学、2015年)より続く。『十六・七世紀イエズス会日本報告集』に収録された各年報には、各年次における日本の政治状況を分析した記載箇所があり、それをもとに当時の最高権力者であった織田信長、豊臣秀吉、豊臣秀頼、徳川家康、徳川秀忠の各時代における政治権力の推移を通時的に見通すことができる。よって、本稿では『十六・七世紀イエズス会日本報告集』に記載された内容の検討をもとに、織田信長・豊臣秀吉・豊臣秀頼・徳川家康・徳川秀忠に関するイエズス会宣教師の認識について考察する。
著者
白峰 旬
出版者
別府大学史学研究会
雑誌
史学論叢 (ISSN:03868923)
巻号頁・発行日
no.45, pp.55-73, 2015-03

拙稿「『十六・七世紀イエズス会日本報告集』における関ヶ原の戦い関連の記載についての考察(その1)-関ヶ原の戦いに至る政治的状況と関ヶ原の戦い当日の実戦の状況-」(別府大学大学院紀要17号、別府大学会、2015年)より続く。これまで関ヶ原の戦いに至る政治的状況と関ヶ原の戦い当日の実戦の状況については、日本国内の史料(日本側の史料)により検討されてきたが、イエズス会宣教師が当該期の日本国内の政治状況などを報じた『十六・七世紀イエズス会日本報告集』には、関ヶ原の戦いに至る政治的状況と関ヶ原の戦い当日の実戦の状況などが詳しく記されているので、本稿では『十六・七世紀イエズス会日本報告集』の記載内容の検討をもとに、関ヶ原の戦いに至る政治的状況と関ヶ原の戦い当日の実戦の状況について考察する。