著者
中村 浩介 砂山 渡
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第20回全国大会(2006)
巻号頁・発行日
pp.123, 2006 (Released:2006-12-07)

Webページデザインにおいて、情報の配置や表記によって変化する「わかりやすさ」や「見やすさ」等の心理的な評価を客観的に行った。Webページを閲覧する際の脳波の変化とWebページデザインの関係について仮説を構築し、実験により検証した。
著者
小出 誠二
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第20回全国大会(2006)
巻号頁・発行日
pp.113, 2006 (Released:2006-12-07)

Webサービスの分解と実行の機構には階層型計画システムが適している。一方、類似の計算機構としてオブジェクト指向言語におけるメソッドディスパッチがある。両者の共通点と相違を明らかにし、両者を融合したWebサービス実行のためのサービスディスパッチ手法を提案する。
著者
古山 真之 向井 淳 今井 倫太
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第20回全国大会(2006)
巻号頁・発行日
pp.87, 2006 (Released:2006-12-07)

セマンティック・センサネットワーク(SS)においては、システムの持つクラス、実世界のインスタンス、センサ間に様々な関係があり複雑である。本研究では、SS上の関係情報を可視化して人間に提示するViewlonを設計・実装した。
著者
桑田 喜隆 高橋 一成 白樫 和明 有村 忠朗 藤本 浩
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第20回全国大会(2006)
巻号頁・発行日
pp.53, 2006 (Released:2006-12-07)

オフィスでのコラボレーションを支援するため、RFIDによる人の位置把握および屋内のセンサを活用した基盤システムを試作した。本稿では試作システムの概要と実証実験による評価結果を述べる。
著者
友部 博教 長尾 確
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第20回全国大会(2006)
巻号頁・発行日
pp.4, 2006 (Released:2006-12-07)

本研究では、実世界の会議に関するコンテンツやメタデータを取得・解析することによって、会議の構成要素間の意味関係を表すディスカッションオントロジーの構築を行う。そしてディスカッションオントロジーに基づき、会議における重要コンテンツや重要議論の発見ならびに会議参加者の行動解析・支援を行う。
著者
山家 雄介 中村 聡史 ヤトフト アダム 田中 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.131, pp.259-264, 2007-06-25

ソーシャルブックマークは,Web利用者がブラウジング中に興味や関心を持ったページを記録,共有,分類そして発見することを支援するWebサービスである.本論文では,ソーシャルブックマークから各Webページのメタデータを抽出し,これを利用することによるWeb検索結果の対話的再ランキング法を提案する.我々はこの手法を実現するプロトタイプを実装し,そのインタフェースを中心に試験的な評価を行った.
著者
三宅 裕志 山本 啓之 北田 貢 植田 育男 大越 健嗣 喜多村 稔 松山 和世 土田 真二
出版者
日本海洋学会
雑誌
海の研究 (ISSN:09168362)
巻号頁・発行日
vol.14, no.6, pp.645-651, 2005-11-05
被引用文献数
1 4

シロウリガイ類は深海から採集すると通常2, 3日しか生存せず, 飼育を試みた報告は皆無であった。本研究では, シロウリガイ類の飼育の試みとして, 良好な健康状態で採集し, かつシロウリガイ類の共生細菌のエネルギー源(泥中の硫化水素)を確保するために, 圧力以外の現場環境をできる限り維持した状態で採集する装置のMTコアを開発した。また, シロウリガイ類は高酸素濃度に弱いため, 溶存酸素濃度制御装置により低酸素濃度環境を維持する飼育システムを製作した。シロウリガイとエンセイシロウリガイをそれぞれ相模湾初島沖水深1,150m〜1,160mの地点, 石垣島沖の黒島海丘の643mの地点で採集した。採集したシロウリガイは約1週間で死亡したが, 黒島海丘のエンセイシロウリガイは17日間生存した。また, エンセイシロウリガイでは2回放卵が確認された。以上のことから, エンセイシロウリガイは飼育が容易な種と考えられた。
著者
宮永 直樹
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2004

画像認識に用いられる一般化ハフ変換は,ノイズや重なり,隠れに強いが処理速度が遅いとされているアルゴリズムである。この一般化ハフ変換の高速化を目的として,GPU (Graphics Processing Unit) を用いた実装を行った。GPUとはグラフィックスの計算に使用されるプロセッサであるが,近年急速な進化を遂げ,高速な並列計算能力を持つようになった。また,自由なグラフィックス表現のため,GPU上でプログラムを動作可能となった。これらの特徴を利用し,GPUに汎用計算をさせる,GPGPU (General Purpose computation on GPUs) という研究がある。このGPGPUの手法を用いて一般化ハフ変換の高速化を図る。
著者
北 一郎
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, 1991-12-01
著者
西垣 安比古
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文報告集 (ISSN:09108017)
巻号頁・発行日
no.420, pp.83-93, 1991-02-28
被引用文献数
1

In this report we discuss about the meaning of dwelling topo-logically through Yi T' oegye's "陶山十二曲 (twelve poems on Dosan)". In the first half of these poems, T' oegye's calm life in his hermitage is described. His house was set between a mountain and a river, and his life in this place was united with nature. The last poem of the first half includes two inportant phrase of "鳶飛魚躍 (A kite is flying in the sky and fishes are jumping in the river)" and "雲影天光 (Shadow of clouds and the light of the sky are wandering together)". From the former phrase we can understand that T' oegye's way of life was united with Heaven, and everything was able to take place in its own way of being at the place where he lived. In the latter phrase of "雲影天光", T'oegye talked about the importance of thinking to dwell between a mountain and a river in its true meaning. That thinking to dwell must be a search for the origin of all phenomena. And T'oegye showed that thinking will be realized by "観書 (Reading books)" in the way of "俟 (wait)". To dwell between a mountain and a river is completely subjective conduct, but at the same time it was regarded as the conduct without intention. In the last hall of "陶山十二曲", Yi T'oegye shows that man must intend to act without intention to dwell between a mountain and a river. A mountain exists and a river flows without intention, so man must follow those natural things to dwell. We understand the following facts from "陶山十二曲". By dwelling between a mountain and a river, man can realize himself and open the stage of "道(Tao)". This stage of "道" is absolute and transcendental but immanent.
著者
梶川 嘉延
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DSP, ディジタル信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.55, pp.39-44, 2003-05-09
被引用文献数
1

近年,非線形システムの同定,非線形ひずみの除去などにVolterra級数展開に基づいたディジタルフィルタ(Volterraフィルタ)を利用する方法が提案されている.Volterraフィルタは従来の線形ディジタルフィルタを非線形に拡張したものであり,その構造や性質は線形ディジタルフィルタを包含している.よって,線形ディジタルフィルタで培われてきた技術を容易に導入することが可能である.本稿ではVolterraフィルタのうち,特にそのフィルタ係数を自動修正する適応Volterraフィルタに焦点を当て,その更新アルゴリズムを紹介するとともに,その一応例として非線形音響エコーキャンセラについても論じる.
著者
東 保男 野上 勝憲 大島 信男
出版者
東海大学
雑誌
東海大学紀要. 工学部 (ISSN:05636787)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.153-160, 1993
被引用文献数
1

The monodispered ferric oxide (ferric oxyhydrate) particles were synthesized by the hydrolysis of ferric nitrate in an aqueous nitric acid solution at high temperature. The precipitated particles were examined by TEM, XRD, TG-DTA and S_BET. The ferric nitrate solutions of different concentration dissolved in 0.01 mol/l nitric acid were aged for 24hr at 95℃, and the morphologies of the precipitated particles were observed, and it was found that the shapes of the particles precipitated from 0.5,0.2,0.005∿0.1,0.003 and 0.001 mol/l of ferric nitrate solutions were cubic, ellipsodial, fine grain, spherical and irregular, respectively. The cubic particles (by-products : ellipsodial particles) precipitated from the 0.3 mol/l ferric nitrate solution containing 0.05 mol/l nitric acid were goethite, and the ellipsodial particles from 0.03 mol/l solution were hematite. The latter particles were porous, and its specific surface area was calculated as 52∿98m^2/g. The ferric ion concentration of 0.05 mol/l ferric nitrate solution was decreased at one step with aging time, but as for 0.3 mol/l solution the ferric ion concentration was decreased at two steps, and the pH values of the solutions were shifted to acidic. ⊿G_desovl. were calculated as 115 and 135 kJ/mol by Bourne's equation. When the concentration of ferric nitrate was high, the precursors of iron aquacomplex were formed, and then goethite was precipitated by the polymerization of precursors, but in the case of low concentration of ferric nitrate, hematite was obtained immediately.
著者
鎌倉 友男 阿比留 巌 熊本 芳朗
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.46, no.10, pp.802-809, 1990-10-01
被引用文献数
2

音波の吸収、回折、非線形効果を集約したKZK放物形波動方程式を数値解析することで、1周期の正弦波パルスが伝搬するに際し発生する波形歪を追跡した。初期波形、特に符号のみ異なる正及び負で立ち上がるパルスに対して、波形の変化のみならずパワースペクトルの変化についても言及した。広帯域なパルス波においては1次波と2次波のスペクトルが重畳し、周波数成分間の非線形相互作用や回折効果の違いにより複雑な波形変化をする。初期信号の符号のみを変えることでこのような歪んだ波形から1次波と2次波を分離することができ、この手法について実験結果を加えて議論した。
著者
隈崎 健二 曹 景文 伊藤 貴司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.67, pp.59-63, 2002-05-13

2次高調波エコー信号から生体組織の減衰特性や散乱特性を排除し,2次高調波を引起こす生体組織の音響パラメータを示す非線形パラメータを検出し,画像化する非線形パラメータ・イメージングが秋山らによって提案されている.しかし,広帯域の送信において,エコー信号に含まれる基本波成分と2次高調波成分の周波数帯域が重なっている場合では,両帯域を完全に分離し,精度よく非線形パラメータを検出することは困難である。また散乱特性の排除により,特に強い反射エコーが高輝度で表れないため,組織の構造的表現が乏しい画像となるとの問題点がある.本報告では,鎌倉ら考案の技術を用いて基本波成分と2次高調波成分を個別に検出し,更に強い散乱体の散乱特性をある程度保持させることによって非線形パラメータ・イメージの画質を改善する。
著者
秋山 いわき 大矢 晃久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響
巻号頁・発行日
vol.98, no.532, pp.17-21, 1999-01-22

最近、臨床診断の分野では、生体内部の非線形効果による第2高調波成を利用してより高解像度な断層画像を得ようとする映像系が着目されている。しかし、実際に生体内部での非線形性をいわゆるin vivoで計測したという報告は極めて少ない。In vivoでの計測を可能とするためには、エコー信号の利用が重要となる。筆者らはすでにエコー信号における第2高調波の発生率から非線形パラメータを測定する手法を提案した。ところが、本手法によって非線形パラメータを計測するためには、初期音圧や回折による影響を補正係数として予め計測しておく必要があった。そこで、本稿では、あらかじめ非線形パラメータをはじめとする各音響パラメータが既知のファントムを用いて、初期音圧や回折効果による補正係数などを測定系のシステムパラメータとして計測し、それを用いて、イソプロピルアルコール、ベンジンアルコール、エチレングリコール、牛肝について測定した。