1 0 0 0 OA 芸苑講談

著者
関根黙庵 著
出版者
いろは書房
巻号頁・発行日
1914
著者
山﨑 孝史
出版者
人文地理学会
雑誌
人文地理学会大会 研究発表要旨 2013年人文地理学会大会
巻号頁・発行日
pp.66-67, 2013 (Released:2014-02-24)

今日の領土問題について、政治地理学者ジョン・アグニューが1994年に唱えた「領土の罠」論をもとに、領域性の効果や実効主権の概念から再検討する
著者
伊藤 博之 筈井 俊輔 平澤 哲 山田 仁一郎 横山 恵子
出版者
日本ベンチャー学会
雑誌
日本ベンチャー学会誌 (ISSN:18834949)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.11-24, 2021-03-15 (Released:2022-12-01)

企業家研究は多元的な概念の発展を通して興隆してきたが、シュンペーターが当初描いた、意志の力を伴って創造的破壊に突き進むという企業家像よりも,富やイノベーション創出のための道具的存在としての企業家像が敷衍している。これに対して、本論文は、フーコーのパレーシア概念を援用することで、「既存の体制と異なる真理を語り、勇気をもって、リスクを冒し挑戦するという企業家の生き方」を「パレーシアステースとしての企業家」と捉える。小倉昌男の事例研究を通して、企業家的真理ゲームとして展開される企業家活動の政治的・倫理的実践のあり方を明らかにする。
著者
宮川 幸子
出版者
日本ベンチャー学会
雑誌
日本ベンチャー学会誌 (ISSN:18834949)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.25-39, 2021-03-15 (Released:2022-12-01)

本論文は、中国シャオミの事例研究に基づき、後発のスタートアップ企業の短期的な成長の原動力となったユーザーイノベーションの独創的な仕組みについて考察したものである。シャオミが、後発だったにもかかわらず短期間で急速に成長できた理由は、複数のコミュニティに属するリードユーザーが各コミュニティに属する人々の情報を集約する仕組みを作ったことにより、持続的にコミュニティへのアク セスと製品の機能向上が進み、リードユーザーのロイヤルティ向上とともに新規顧客獲得の促進につながった結果、短期間に大量の顧客を獲得できたからであった。そこでは企業が一般ユーザーに直接アプローチするのではなく、リードユーザーに一般ユーザーのコミュニティを活性化させ、そこで生まれた情報を、リードユーザーを介して企業に還流させるという間接的マネジメントが行われていた。
著者
品田 誠司
出版者
日本ベンチャー学会
雑誌
日本ベンチャー学会誌 (ISSN:18834949)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.57-72, 2021-03-15 (Released:2022-12-01)

近年、優れたアイデアを実行に移すために、クラウドファンディングが資金を集める手法として重要視されている。スタートアップを中心に我が国においても重要なファイナンス戦略として認められつつある。しかし、従来からこのシステムについてはその根幹に「共感」を置き、どのように支援を集めるか、といった分析が主であり、クラウドファンディングと実施後の製品開発との関連性が明らかではなかった。本稿では、特に複数回の購買型クラウドファンディングを成功させた企業事例を取り上げて検討を行った。その結果、1)共感を中心としつつもテストマーケティングに移行していること 2)支援者間のソーシャルキャピタルが複数回の実施には重要であること3)資金が集まった後のプロジェクトのその後と製品開発には、支援者間のソーシャルキャピタルが大きく影響をしている可能性があること、が明らかとなった。
著者
閻 乃筝
出版者
Hokkaido University
巻号頁・発行日
2020-09-25

北海道大学. 博士(水産科学)

1 0 0 0 機械学会誌

出版者
機械学会
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, 1899-12
著者
独立行政法人 国立女性教育会館
巻号頁・発行日
2020-03

学校教育における男女共同参画に関する課題の1つである女性の管理職登用の促進をテーマとし、統計データを用いて現状をわかりやすく示すとともに、女性の管理職登用の促進に向けた基本的な考え方や、実践事例を交えた取組のヒントをまとめたものです。
著者
嶋田 喜昭 星野 貴之 舟渡 悦夫 伊豆原 浩二
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.51-58, 2003-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
8
被引用文献数
2 2

本論文では、交流分析による若者ドライバーの性格を考慮した交通安全教育の可能性を検討するために、交流分析のエゴグラムを用いたドライバーの性格分類と交通事故経験、ならびに事故の要因となる運転特性との関連性について示した。そして、どのような性格が事故経験と関わっているか、またそれらと運転特性も含めた相互の因果関係を明らかにするとともに、交通安全教育における交流分析適用の有用性を述べた。
著者
川端 浩
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.99, no.6, pp.1173-1179, 2010 (Released:2013-04-10)
参考文献数
12
被引用文献数
2

鉄は生命にとって必須な微量元素であるが,過剰に存在すると肝障害や糖尿病,心不全などの原因になり感染症のリスクも増加する.細胞レベルでの鉄の取り込みにはトランスフェリン受容体が重要で,この発現は鉄制御蛋白(IRP)により転写後調節されている.個体レベルでの鉄代謝機構には十二指腸からの鉄の取り込み系と網内系を介した鉄のリサイクル系があるが,いずれも肝臓から分泌されるヘプシジンによってコントロールされている.
著者
佐藤 靖泰 長濱 澄 川田 拓 宇田 悠 長田 のぞみ 阿部 太輔 髙橋 ひかる 堀田 龍也
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会研究報告集 (ISSN:24363286)
巻号頁・発行日
vol.2022, no.4, pp.46-51, 2022-11-28 (Released:2022-11-28)

宮城県内の2つの小学校の一部の学年を対象に,教材配信やデータ分析可視化機能を持つLEAFシステムを導入し,教科等を限定せず活用した.教師や児童がシステムの利用に慣れた時点で,教師対象に半構造化インタビューを実施した.結果,児童が持つ疑問や願いに沿って適時的に授業展開を変化できる可能性や,使用するシステムに適した教材を作成することを通して教材研究が深まる可能性などが示唆された.
著者
呉羽 真
出版者
応用哲学会
雑誌
Contemporary and Applied Philosophy (ISSN:18834329)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.62-82, 2021-10-14

本稿は、京都生命倫理研究会2021年3月例会(2021年3月20日、オンライン)での発表「日本人とロボット --テクノアニミズム論への批判」に基づく。
著者
梅田 信 古里 栄一 浅枝 隆
出版者
一般社団法人 ダム工学会
雑誌
ダム工学 (ISSN:09173145)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.269-281, 2006-12-15 (Released:2008-06-27)
参考文献数
46
被引用文献数
7

富栄養化した貯水池における藍藻類の現存量と成層強度との関係について検討を行った。いくつかのダム貯水池において,成層強度の指標である浮力周波数がO (10-4) からO (10-3) (s-2) を下回る弱い成層状態において藍藻類の現存量が少なく,曝気循環施設が導入されているダムにおいては浮力周波数の低下と藍藻類の減少が生じていた。ダム貯水池ごとの限界浮力周波数に大きな差はみられなかった。浮力周波数は,曝気循環対策の計画設計および管理運用の合理化において有効であることが示唆された。
著者
志田 未来
出版者
日本教育社会学会
雑誌
教育社会学研究 (ISSN:03873145)
巻号頁・発行日
vol.107, pp.5-26, 2020-11-30 (Released:2022-06-20)
参考文献数
20

本論の目的は,これまで逸脱集団として扱われてきた生徒の相互作用を詳細に描くことにより,逸脱研究に対して新たな視角を提示することにある。既存の逸脱研究は,生徒の相互作用を下位集団に限定してきた,生徒を下位文化に染まる受動的な存在だと仮定してきた,という2つの課題が残されていた。そこで本研究ではFurlong(1976)のインタラクション・セット概念を用いて彼らの学校経験について分析を行った。分析より以下が明らかになった。①ある生徒の行動によって,それまで逸脱することはなかった生徒たちの「適切なふるまい」が作り変えられたことが逸脱の契機となっていた。②彼らはインタラクション・セットへの参加者に応じて逸脱の強度を変え,その意味も変化していた。関係性のない教師には「消極的逸脱」を,関係性のある教師には「積極的逸脱」を行っており,後者は「コミュニケーション系逸脱」とも呼べる,教員との関係性構築のための代替手段の機能を有していた。③受験制度はインタラクション・セットに大きな影響を与える外圧であった。3年生になると,最小限の努力で入試を成功させるということが「状況の定義」を行う際の新たな判断基準に採用されていた。 以上より,彼らの相互作用の場は集団ではなく常に構築されるインタラクション・セットとして捉える必要があること,そして逸脱に対して彼らが持つ価値規範をも累積される相互作用の過程で常に創造し直されていることが明らかになった。
著者
白木澤 涼子
出版者
北海道大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2022-04-01

本研究では、第二次世界大戦を未曽有の人災と捉え、そこでの町内会の働きをソーシャル・キャピタルの観点から捉え直し、そのポジティブとネガティブな二面性を明らかにする。ソーシャル・キャピタルの二面性を前提として、今後のわが国の自然災害・人災を問わず、災害時における人々の生活と生命を守る指針の一つとなることを目指す。従来の研究史では、町内会は第二次大戦下、戦時国家体制を支えたとされた。仮に町内会がなければ、国民生活はより壊滅的でパニック状況に陥り、戦後の復興は遅れたであろう。戦時下の町内会は、人々の生活と生命を守るために、地域の実情と特徴に合わせた創意工夫ある働きを行った。その全国的実態の解明を行う。