出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.736, pp.52-55, 2009-08-05

東京都品川区に住む百瀬進也さんが本格的にパソコンを使い始めたのは、2008年の暮れのことだ。 半年後。ヘルパーさんとのメールのやりとりはもちろん、外出時に撮影した写真の管理や、好きなGLAYやBOAの音楽を聴くのにもパソコンを使う。いずれはブログにもチャレンジしたいと考えている(写真10)。 百瀬さんは現在30歳。
著者
佐原 菜桜 佐々木 一雅 中里 恵梨香 木村 由美子 日高 裕介 橋本 好一 酒井 利育 萩原 繁広
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.705-712, 2021-10-25 (Released:2021-10-25)
参考文献数
14

Aeromonas属の中には,染色体上にAmbler分類クラスB2に属するカルバペネマーゼ産生をコードする遺伝子を保有する株が存在する。今回,我々はカルバペネム耐性のAeromonas属の薬剤感受性検査において,自動分析装置であるVITEK2とディスク拡散法(Eテスト)の結果に乖離が生じた例を経験した。そこでAeromonas属のカルバペネム耐性株について自動分析装置の機種間差,および各種カルバペネマーゼ確認試験の検討を行った。当院において検出されたカルバペネム耐性のAeromonas hydrophilaおよびAeromonas veroniiについて,VITEK2,MicroScan WalkAway,RAISUS ANYの3機種を用いて,薬剤感受性検査を実施したところ結果に乖離を認めた。使用した装置の中でVITEK2が最もよくカルバペネム耐性を検出できた。カルバペネマーゼ確認試験を併用することで,薬剤感受性試験でカルバペネム系薬が偽感性になってしまうAeromonas属の見逃しをなくすことが可能となり,治療および院内感染対策に繋がることが考えられた。
著者
杉本 良男 Yoshio Sugimoto
出版者
国立民族学博物館
雑誌
国立民族学博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Ethnology (ISSN:0385180X)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.285-351, 2012-02-27

小論は,スリランカの仏教改革者でかつ闘う民族主義者としてのアナガーリカ・ダルマパーラの流転の生涯,およびそれ以後のシンハラ仏教ナショナリズムの展開に関する人類学的系譜学的研究である。小論ではダルマパーラの改革理念のもつ曖昧性や不協和にこだわり,あらたに再編されたシンハラ仏教を,近代西欧的,キリスト教的モデルを否定しながらその影響を強くうけたものとして,その理想と現実との食い違いを明らかにする。こうした改革仏教はオベーセーカラによって2 つの意味を持つ「プロテスタント仏教」と名づけられた。ひとつには英国植民地支配に「プロテスト」するためのシンハラ仏教ナショナリズムと深く関わっている。ふたつには,マックス・ウェーバーのいう在家信者を主体とするプロテスタント的な現世内禁欲主義を仏教に応用しようとしたものである。しかしながら,ダルマパーラの急進的なナショナリスト的改革はいったん頓挫し,1950 年代半ばのバーダーラナーヤカ政権の「シンハラ唯一」政策などによって実質化されることになった。そのさい仏陀一仏信仰を旨とするプロテスタント的仏教は,宗教的に儀礼主義と偶像崇拝を排除し,また政治的にはタミル・ヒンドゥー教徒などの少数派を排除する論理を提供した。もともとナショナリズムと親和的なプロテスタンティズムの論理が貫徹したシンハラ仏教ナショナリズムはそれまであいまいであった民族間,宗教間の対立を実体化し深刻化する結果を招いた。ダルマパーラの改革仏教はそうした紛争の一因を提供した意味においても評価されなければならない。
著者
惠良 友彦 松枝 美智子 江上 千代美 増滿 誠
雑誌
福岡県立大学看護学研究紀要 (ISSN:13488104)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.5-15, 2020-03-31

【目的】抑うつ状態に対するアロマセラピーを用いた介入研究の現状を明らかにし、今後の研究課題を考察することを目的とした。【方法】研究デザインはマトリックス法を用いた文献研究である。医学中央雑誌Web版Ver.5を使用し、「原著論文」and「アロマ」and「抑うつ」or「うつ病」のキーワードで検索し、31件を対象とした。マトリックスの横軸には、研究デザイン、研究目的、抑うつ状態の評価尺度、施術者、施術方法など14項目を設定した。【結果】研究デザインは、実験研究が9%と少なく、研究目的は生理的・心理的効果の検討が全体の38%で最も多かった。抑うつ状態の評価尺度は、POMSまたはPOMS短縮版が全体の59%で最も多かった。研究対象者自身が施術者となりセルフケアを行った研究は13%と少なく、その場合の施術方法は一定していなかった。【考察】抑うつ状態の軽減を目的に、抑うつ状態の評価に特化した尺度を用いたシングルケースデザインやランダム化比較試験等エビデンスレベルの高い研究の必要性が示唆された。また、うつ病の発症や再発予防を視野に入れた、アロマセラピーによるセルフケア方法の確立が必要だと考える。
著者
岡田 浩樹
出版者
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
雑誌
繊維製品消費科学 (ISSN:00372072)
巻号頁・発行日
vol.38, no.6, pp.284-294, 1997

一般に韓服 (ハンボク) とは, 韓国における伝統的な衣服の総称である.原色をふんだんに用いた女性のチマ・チョゴリは韓国人にとって伝統的民族文化のシンボルとなっている.<BR>しかし, 今日のようにチマ・チョゴリが韓民族文化のシンボルとなり, またそのように語られることには, 韓国人が日本による植民地統治とその後の近代化の中で他者 (異文化) を意識し, その視線を内面化していく過程を読みとることができる.<BR>本稿は, 近代以降におけるモノとモノをめぐる語りをテキストとして読みとることにより, 特定のモノがある伝統や民族といったシンボリックな価値を帯びていく過程を明らかにする.さらにそのような過程の枠組みである近代以降の社会・文化を読み解いていこうとする試みのひとつである.
著者
池上 俊一
出版者
東京大学出版会
雑誌
UP (ISSN:09133291)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.22-28, 2015-03
著者
丸山 共存 明 愛国 下条 誠 梶谷 誠
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2003, 2003
被引用文献数
1

本研究では, 干渉駆動を用いた高速動作を実現するゴルフスイングロボットを開発し, その機構と制御法の有効性を実証してきた。本報では手首関節にストッパ無しの場合フルスイング実験を行い, その結果を報告する。

1 0 0 0 風詩余録

著者
野間恒著
出版者
大日本雄弁会講談社
巻号頁・発行日
1939

1 0 0 0 劍道讀本

著者
野間恒著
出版者
大日本雄辯會講談社
巻号頁・発行日
1939

1 0 0 0 剣道読本

著者
野間恒著
出版者
講談社
巻号頁・発行日
1976
著者
山田 孝
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.86-90, 2006-11

2005年夏、ヴェトナムのホーチミン・フエ・ハノイを訪問した。この旅は、平成17年度科学研究費補助金(奨励研究)研究テーマ「現代史の世界史教育における新しいビュジアル教材の研究〜ヴェトナム戦争の教材化の取り組み〜」の一環としての現地調査とビジュアル教材を作成するための取材旅行であった。本報告では、「ヴェトナム戦争の被害の痕跡」の調査と取材、それから「現在のヴェトナム」についての簡単な報告を行うものである。