著者
山口 義久
出版者
大阪府立大学人文学会
雑誌
人文学論集 (ISSN:02896192)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.1-9, 2015-03-19
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.12-13, 2004

海の向こうでは、イチロー選手がメジャーリーグ史上の最多安打を達成したが、東京・本郷の東大キャンパスにも、すごい打者があらわれた。ストライクゾーンに入る球ならどんな球でも打つことができる。その名はー。
著者
米沢 高明 井手 慎司
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
環境システム研究論文集 (ISSN:13459597)
巻号頁・発行日
no.34, pp.117-122, 2006

本研究では, 滋賀県における自然を活用した環境学習 (自然環境学習) と学校ビオトープ整備に関する実態を把握するために同県全小中学340校を対象にアンケート調査を実施した. その結果, 1) 有効回答150校のうち95%が校外で, 71%が校内と校外の両方で自然環境学習を実施しており, 2) 校内では, 理科や生活の教科の中で陸上の動植物調査や野鳥観察などを, 校外では, 学校から徒歩20分以内の近距離の場所で, 総合的学習の時間の中で水質調査や水生生物調査, 川の流れ学習などを主に実施している, また3) ビオトープは回答校のうち17校 (11%) に整備されており, 同整備校は, 校外での自然環境学習にも長時間取り組んでいる, といった実態が明らかになった.
著者
赤井 直紀 モラレス ルイス 洋一 平山 高嗣 村瀬 洋
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.745-753, 2019 (Released:2019-11-20)
参考文献数
29

This paper presents a localization approach that simultaneously estimates a robot's pose and class of sensor observations, where “class” categorizes the sensor observations as those obtained from known and unknown objects on a given geometric map. The proposed approach is implemented using Rao-Blackwellized particle filtering algorithm. The robot's pose can be robustly estimated utilizing sensor observations obtained from the only known objects by the simultaneous estimation. The proposed approach is efficient in terms of computational complexity because its complexity is same as that of the likelihood field model. Performance of the proposed approach was shown through experiments using a 2D LiDAR simulator.
著者
Tatsuya IMAI Tomo UMEMURA Emiko TANIGUCHI Anita L. VANGELISTI René DAILEY
出版者
Japan Communication Association
雑誌
日本コミュニケーション研究 (ISSN:21887721)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.135-150, 2016-03-31 (Released:2017-01-16)
参考文献数
38

Abstract. This study examines relationship-specific rumination(RSR)as a key cognitive factor corresponding with relational uncertainty(RU)in romantic relationships to extend the relational uncertainty model(Knobloch, 2007). Actorpartner interdependence models were employed to investigate the impact of RSR not only on the ruminatorsʼ own uncertainty, but also on their partnerʼs uncertainty. One hundred and twenty dating couples completed self-report measures examining their relationship, self, and partner uncertainty as well as RSR. Results revealed that RSR was associated with the ruminatorsʼ own relationship and partner uncertainty as well as their partnerʼs relationship and self uncertainty. The discussion highlights the theoretical implications of these findings for extending the relational uncertainty model.
著者
伊藤 守幸
雑誌
学習院女子大学紀要 (ISSN:13447378)
巻号頁・発行日
no.12, pp.1-12, 2010-03-31
著者
太田 聡
出版者
近代英語協会
雑誌
近代英語研究 (ISSN:21864381)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.25, pp.127-133, 2009-05-01 (Released:2019-09-03)
参考文献数
6
著者
市川 裕
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.91, no.2, pp.27-51, 2017-09-30 (Released:2017-12-30)

ユダヤ人は近代西欧の市民権取得時において、既にブルジョア的経済倫理を身に着けた成熟した経済共同体を形成した。マルクスはこのことを平日のユダヤ人の経済観念として理論化した。では、この平日のユダヤ教の経済観念とはどのように形成されたのか。本論は、ラビ・ユダヤ教の啓示法が、時間的聖性を厳守し聖と俗を厳格に分離する宗教共同体を形成していたことが彼らの経済観念をもたらした原因と捉え、ユダヤ教の行為規範であるハラハーがユダヤ人の日常の商業活動に与えた意味を明らかにした。聖書では、利子取得は、弱者に対する強者の不法行為とされたが、ミシュナでは商取引の不正行為の一つと理解された。中世以降ではマイモニデスが無利子の金銭貸与は貧者に対する喜捨より優れた行為とみなし、シュルハン・アルーフでは、ついに同胞でも商行為での金銭貸与は危険負担を伴うがゆえに利子取得は許されるという合理的解釈に至る。これによって二重道徳は解消されたのである。
著者
野島 啓子 林田 哲郎 藤谷 順子 田中 こずえ 三島 佳奈子
出版者
一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
雑誌
日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 (ISSN:13438441)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.33-40, 2000

<p>ジストニアが出現した後,嚥下障害が徐々に悪化した症例に対し,リラクゼーションと寒冷刺激を中心とした訓練を実施し,藤島の嚥下Grade5Aから7Aに改善する成果が得られた.症例の嚥下透視検査を分析し,考察を加えた.</p><p>〈症例〉18歳男性.8歳時,ギランバレー症候群の加療中に無酸素性脳障害発症.後遺症として,四肢体幹失調,仮性球麻痺,下肢筋力低下,action myoclonusが残るものの車イスにてADLはほぼ自立していた.しかし17歳5ヶ月でジストニア出現を契機に,他院にて嚥下訓練をうけたものの徐々に嚥下障害が悪化し,11ヶ月後誤嚥性肺炎をきたし当院入院.</p><p>〈経過〉摂食状態の観察,嚥下透視検査結果から咽頭期障害として嚥下反射惹起大幅遅延,食道入口部開大不十分,嚥下反射と食道入口部開大の連動不全等が認められた.嚥下障害の背景として①ジストニア,②嚥下パターン形成器(いわゆる嚥下中枢)への入力の障害,③飲み込もうとする過剰な努力を考え,円滑な嚥下運動が可能な条件を作ることを目標に訓練を実施した.嚥下状態は徐々に改善し,入院後約3ヶ月で全粥軟菜極キザミ食が40分以内で摂取可能ととなった.</p><p>〈分析結果と考察〉嚥下透視検査のビデオ映像の分析から嚥下反射惹起までの時間の短縮と嚥下運動パターンの変化(舌骨,喉頭の動く方向が上方から前方に変化)が認められた.これらの変化について嚥下パターン形成器の概念を用いての説明を試みた.また本例の嚥下障害は無酸素性脳障害発症後長期間経てからの脳幹の二次的変性によるものと考えられた.</p>
著者
マイケル チャプレン 羽田 美也子
出版者
文教大学
雑誌
文学部紀要 = Bulletin of The Faculty of Language and Literature (ISSN:09145729)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.59-73, 2016-09-01

フィルム・ノワールの巨匠と呼ばれるドイツ人映画監督フリッツ・ラング(Fritz Lang, 1890-1976)の最初期の作品に、『ハラキリ』(1919)がある。彼の初期の代表作である『ドクトル・マブゼ』(1922)、『メトロポリス』(1927)、『M』(1931)のような作品とは明らかに一線を画しているロマンチシズムの極致のような『ハラキリ』は、内容的にはまさにドイツ版「蝶々夫人」である。「蝶々夫人」は、原作はアメリカ人ジョン・ルーサー・ロングによる短編小説で、初出は1898年『センチュリー・マガジン』誌1月号である。これが大評判となってアメリカ人劇作家デイビッド・ベラスコが戯曲化、この舞台をイギリスで観て感激したイタリア人プッチーニが1904年にオペラ化したものが、全世界を席巻したという経緯がある。19世紀後半から20世紀初頭にかけてのジャポニスム全盛期の象徴的作品と言っても過言ではない。この作品を「ハラキリ」というタイトルで、1919年というジャポニスムも下火になりつつある時期に製作したフリッツ・ラングの意図は、どこにあったのであろう。また、以後時代を風刺する作品を撮り続け、社会や人間に対する不信感を抱き続けたラングにとって、この作品はどういう意味を持っていたのであろうか。彼の描く悪役には通底するモチーフがあり、それは最初期に制作された『ハラキリ』にも見て取れる。一見その後の作品とは指向が全く違っているかのようにみえる『ハラキリ』であるが、他作品と同様に人間への不信感というものが独特の味わいで描かれている。本稿では、これらの点につき、表象文化(映像)の観点からの分析と、ジャポニスムを軸とした検証を各自が担当し、可能な限り多角的視点で論じることを試みた。
著者
岡崎 佑平 萩原 誠 赤木 泰文
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. D, 産業応用部門誌 (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.133, no.12, pp.1157-1164, 2013
被引用文献数
2

A modular multilevel cascade inverter based on double-star chopper cells (MMCI-DSCC) is expected as one of the next-generation multilevel PWM inverters for medium-voltage motor drives. This paper presents theoretical and experimental discussions on a practical speed-sensorless start-up method for an induction motor driven by the MMCI-DSCC from a standstill to a middle speed. This motor drive is suitable, especially for a large-capacity fan- or blower-like load, the torque of which is proportional to a square of the motor mechanical speed. Unlike the so-called &ldquo;volts-per-hertz&rdquo; control, three-phase stator currents are based on &ldquo;feedback&rdquo; control, whereas their amplitude and frequency are based on &ldquo;feedforward&rdquo; control. Although the motor drive has no speed sensor attached to the motor shaft, this method makes a slow start-up stable with the help of a stator current-feedback loop. Experimental results obtained from a 400-V, 15-kW downscaled system verify the stable operating performance from a standstill to a middle speed of 590min<sup>-1</sup> with a 40% load torque.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.839, pp.94-96, 2013-07-25

2013年6月1日、「湘南国際マラソン」の申し込みシステムでエントリー画面が表示されないなどのトラブルが発生。受付処理が大幅に遅延した。原因はアクセス集中による通信機器の動作不良。
著者
岡田 淳子 山水 有紀子 山根 啓幸 山村 美枝 松本 由恵 百田 武司 西條 美恵 板橋 美絵
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.29, no.6, pp.437-443, 2014 (Released:2015-01-26)
参考文献数
18
被引用文献数
4 5

大規模な災害時は生命の危機状態にある患者が急増し,医療機関は入院患者の対応が優先されるため避難所への支援は困難になる.そのため,避難所での感染伝播を防ぐには,避難者が実施する衛生管理が重要になる.そこで,避難者が実施した衛生的な行動を明らかにし,避難所の感染予防策について検討した.   東日本大震災で避難所生活を経験した避難者80名を対象に,手指衛生と環境衛生について構成的面接を実施した.その結果,震災直後は手を洗う環境が全くなかったと約60%が回答したが,救援物資の到着や水道の復旧によって手指衛生は強化された.しかし,手指衛生の実施場面は個人の衛生習慣が影響するため,日常から住民の手指衛生が習慣化する関わりが必要と思われる.また,外部支援による感染予防行動や衛生管理の指導は約25%の避難者にしか認識されていなかった.しかし,指導を受けた避難所リーダーが感染予防行動を具体的に指示した避難所は,環境の衛生状態を維持していた.避難所で感染を防止するためには,集団をマネジメントするリーダーの存在が重要であり,外部支援としては避難者らが予防行動を開始できるように支援することが示唆された.