著者
Takeaki WADA
出版者
Global Business Research Center
雑誌
Annals of Business Administrative Science (ISSN:13474464)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.137-147, 2017-06-15 (Released:2017-06-15)
参考文献数
18
被引用文献数
1 4

Creatures differentiate themselves into various species through the process of evolution wherein individuals adapt to their environment. Similarly, products adapt to the environment of each country to evolve into products with completely different characteristics. This paper discusses computer role-playing games (CRPGs), which have evolved into different products in Japan from those in the West despite having the same roots. In the West, CRPGs emerged from table-top role-playing games (TRPGs) that reproduced it with video games. Through the technical developments thereafter, many TRPG fans became involved in the development. This was to recreate similar “fun” as TRPGs and emphasize “story developments based on the free selection of actions” and “realistic simulations in virtual worlds.” On the other hand, importation from Western CRPGs was the basis of Japanese CRPGs. Japan came into contact with CRPGs first instead of with TRPGs. The elements of CRPGs were different from the essential elements of TRPGs. The elements differed with regard to the following characteristics: (1) “fixed storylines” due to the technical limitations of CRPGs at the time; (2) the “systems that bring about character development by accumulating experience points and increasing the levels” were considered to be “fun”; (3) the anime-style character designs influenced by Japan’s manga and anime culture were further added and diffused as CRPG standards in Japan. This resulted in the genre known as Japanese role-playing games, which sought after a different type of “fun” that have heterogeneity compared with TRPG and CRPG in the West.
著者
野中 福次 原 学
出版者
九州病害虫研究会
雑誌
九州病害虫研究会報 (ISSN:03856410)
巻号頁・発行日
no.21, pp.126-128, 1975

1. エンドウ胚軸を10<SUP>-4</SUP>M HgCl<SUB>2</SUB>に浸漬することによりpisatinの生成が認められ,その生成量は浸漬して48時間後に最高に達した。この胚軸から抽出した粗pisatinはF. solani f. sp. pisiの胞子発芽管の伸長を強く阻害した。<BR>2. エンドウ胚軸を数種の殺菌剤に浸漬した場合,カスミン液剤,サンヨール乳剤,ベンレート水和剤およびサンケル水和剤でpisatinの生成が認められた。
著者
岩沢 武彦
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.31-48, 1967-03-20 (Released:2013-05-10)
参考文献数
19

Kimotab is a proteolytic medicine which consists of Bromelain and Trypsin. It was given through mouth to 24 chronic paranasal sinusitis patients.They consciously responded to it in 5 to 14 days. The intranasal appearance became better in 10 to 14 days. Roentgenologically the effects appeared in 10 to 20 days.Eleven of the patients (50%) remarkably responded, nine (37.5%) medially, and the rest three(12.5%) were unresponsive. So, the patients who were responsive amounted to 87.5%.This percentage is very high probably because Kimotab is a mixture medicine and the author selected the patients who had been suffering for a shorter period (one year on an average) and whose intranasal appearance was mild.
著者
中谷 圭子 松元 文子 桜井 芳人
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.201-206, 1974-06-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
6

前報につづいて醤油が加熱調理食品をかたくする原因を追求するため, 大豆を用いて, 醤油中に含まれる化学成分の影響を調べた.その結果を要約すると, 1) 醤油に含まれる有機酸16種はいずれも, 加熱処理大豆をかたくし, その程度は酸の種類によってことなる.また, アミノ酸の中では酸性アミノ酸のグルタミン酸とアスパラギン酸が大豆をかたくした.一価のイオンの食塩と塩化カリウムは水処理のものよりやわらかく, カルシウム, マグネシウム, 三価の鉄の各塩化物溶液は逆の結果となった.2) 上記のアミノ酸および有機酸0.1モル濃度を含む5g/dl食塩濃度の醤油水で大豆を加熱処理すると, 同醤油水のみで処理した大豆のかたさの約1.5~2倍のかたさを示した.また, 食塩濃度5g/dlの醤油液あるいは同食塩濃度の緩衝液をベースにして, 乳酸, コハク酸および酢酸を溶かした各溶液で加熱処理した大豆は, 前三者の水溶液の場合より, やわらかく, 酸の添加量による影響は小さかった.
著者
中谷 圭子 松元 文子 桜井 芳人
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.195-200, 1974-06-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
14

醤油が加熱調理品をかたくする現象を官能検査と物理的測定 (カードメーター) によって確かめ, その原因を追求した.その結果はつぎのように要約される.1) 醤油水と食塩水とで加熱処理した大豆, 大根およびじゃがいもはいずれも食塩濃度18g/dlまでの範囲で醤油水処理の方が, 食塩水処理のものよりかたくなった.2) 醤油中の主成分 (食塩, アミノ酸および有機酸) の組合わせによって調製した溶液で大豆を加熱処理すると, そのかたさは (アミノ酸+有機酸) 液>有機酸液>アミノ酸液> (食塩+アミノ酸+有機酸) 液>水> (食塩+有機酸) 液>醤油水> (食塩+アミノ酸) 液>食塩水であった。これにより, 加熱調理の際食塩はやわらかくする性質を, また有機酸およびアミノ酸はかたくする性質があり, 有機酸はアミノ酸より大きな影響を与えると考えられる.

1 0 0 0 OA 調理と食塩

著者
畑江 敬子
出版者
日本海水学会
雑誌
日本海水学会誌 (ISSN:03694550)
巻号頁・発行日
vol.53, no.5, pp.350-355, 1999 (Released:2013-02-19)
参考文献数
19

日本海水学会の会員の多くの方は, 日頃食べ物としての塩とはあまりかかわりのない分野の仕事をしていらっしゃるのではないかと思う. しかし, 日常生活の上では毎日食塩を食べている筈なので, 食塩が食生活とどうかかわっているが, いくつかの話題について述べたい.
著者
村元 隆行 宮崎 真緒 手塚 咲
出版者
公益社団法人 日本畜産学会
雑誌
日本畜産学会報 (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.87, no.4, pp.389-392, 2016-11-25 (Released:2016-12-15)
参考文献数
16

パイナップル果汁の注入が日本短角種牛肉のテクスチャーおよび保水性に及ぼす影響について検討を行った.6頭の日本短角種去勢牛の半膜様筋から各4個の筋肉サンプル(2cm厚かつ60g)を切り出し,対照区,針刺区(注入なし),塩水区(生理食塩水注入),および果汁区(パイナップル果汁注入)の4つの試験区に分けた.すべての筋肉サンプルは真空包装し,4°Cで24時間の貯蔵を行った後,ドリップロス,クッキングロス,およびテクスチャーを分析した.最大荷重,ガム性荷重,および凝集性は,果汁区が他の試験区に比較して有意に低かった.付着性,破断変形,および破断歪率に試験区間での有意な差は認められなかった.ドリップロスおよびクッキングロスには試験区間での有意な差は認められなかった.これらの結果から,日本短角種牛肉へのパイナップル果汁の注入は保水性を低下させることなく軟化させられる可能性が示された.
著者
米田 千恵 粟津原 元子 畑江 敬子
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.41, no.5, pp.337-343, 2008-10-20 (Released:2013-04-26)
参考文献数
13

冷凍メバチ肉の塊を,30℃ の3%食塩水に浸漬する解凍法(解凍法1),30℃ の水に浸漬する解凍法(解凍法2)および4℃ での緩慢解凍(解凍法3)に供した。品質の同じ試料では,解凍過程における重量変化,色は解凍法1と解凍法2の間で差異はみられなかった。上物とよばれる品質の高いマグロ肉についての官能検査では, 解凍法1 で解凍した試料は解凍法2で解凍したものに比べて,水っぽくなく,一方で,粘性,塩味,マグロらしい味(うま味)が強かった。解凍法1で解凍した刺身の外側の食塩濃度は,解凍法2および解凍法3で解凍した試料の食塩濃度よりも有意に高かった。マグロ肉へ食塩が浸透することによって,粘性が増し,うま味が増強されるものと考えられた。
著者
Yasuko MANABE Tohru FUSHIKI
出版者
Center for Academic Publications Japan
雑誌
Journal of Nutritional Science and Vitaminology (ISSN:03014800)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.81-88, 2002 (Released:2009-04-28)
参考文献数
113
被引用文献数
2 2

Taste plays an important role in the regulation of food and fluid intake in animals. Taste information on the tongue is transmitted to the brain, and we feel hedonic or aversive sensation from the taste of a food. Various studies have shown that opioids or the dopamigenic system is deeply related to the hedonic response in the brain. Few studies have been made, however, about the aversion to food, which is an important signal for animals to protect them from poison that usually has a bitter taste and causes an aversive sensation. We recently suggested that diazepam binding inhibitor (DBI) was released in the brain after stimulation by an aversive taste and might be involved in the aversive sensations of taste. In this review we describe the studies on aversive sensation after eating and propose a novel concept that food aversion may be divided into aversion and rejection. Furthermore, we suggest that DBI is involved in aversion.
著者
下村 道子 小串 美恵子 山崎 清子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.27-31, 1982-01-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
5

カマスサワラの冷凍魚肉を用いて, 魚肉調理における酒類の影響を調べることを目的とし, 魚肉を清酒, 煮切り酒, エチルアルコール溶液, 有機酸・糖液などに浸漬し, その後蒸し加熱を行い, 浸漬液の違いによる魚肉の性状の変化を調べた結果, つぎのようなごとがわかった.1) 清酒, 煮切り酒, 焼酎希釈液, エチルアルコール溶液, 水などの液に食塩を加えて魚肉を30分浸漬した場合, 魚肉は液を7~8%吸収し, 重量が増加した.加熱した場合, 加熱後の重量はどの浸漬においても大差なく, 加熱魚肉の水分・揮発分の魚肉水分に対する割合もほぼ同じであった.2) 生魚肉から浸漬液中へ溶出するたん白質の溶出率は, 煮切り酒が最も少なく, 加熱による魚肉からの溶出たん白質率は, どの浸漬液でもあまり差がみられなかった.3) テクスチュロメーターによる硬さの測定値では, 浸漬液によって差がみられた.清酒と煮切り酒では煮切り酒を用いたほうがやわらかく, 有機酸・糖の影響は, 濃度の高いほうが魚肉はやわらかかった.エチルアルコールの濃度の違いによる影響は, 15%以下の濃度では有意差がみられなかった.
著者
橋場 浩子 牛腸 ヒロミ 小見山 二郎
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.26-30, 2015 (Released:2015-03-06)
参考文献数
15

豚ロースブロック肉中の食塩の拡散挙動を調べた結果,大根,凝固卵白,豚肉,ジャガイモ中の食塩の拡散に比べ食塩が浸透しにくいという結果が得られた。そこで,浸透がしやすい豚ロースミンチ肉を調製し,SEM観察を行った。ミンチ肉の筋線維が破壊されており,拡散プロファイルは他の食材のそれに近づいた。二元収着拡散理論を適用して,NaClのラングミュアー型および分配型の熱力学的拡散係数,DT(L)とDT(p)を求めたところ,ミンチ肉はブロック肉の約2倍大きいことがわかった。これらの結果に基づいて,ミンチ肉とブロック肉の感覚に及ぼすミンチの影響を官能評価により比較した。これら2種の豚ロース肉の官能評価の結果,2点識別法ではミンチ肉はブロック肉に比べて,有意に色が明るく,塩味が強く,軟らかかった(p<0.01)。これらの結果は色度測定,塩分測定,テクスチャー測定の結果に対応していた。2点嗜好法では,軟らかさに対する好ましさでミンチ肉が有意に好まれた(p<0.01)。以上の結果から,組織構造が煮物の味やおいしさに関与することが示唆された。
著者
萩原朔太郎著
出版者
筑摩書房
巻号頁・発行日
1975

1 0 0 0 OA 年録

出版者
巻号頁・発行日
vol.[533],
著者
春日太一著
出版者
文藝春秋
巻号頁・発行日
2016
出版者
立風書房
巻号頁・発行日
1975