著者
小泉 真也 濱田 百代
出版者
稚内北星学園大学
雑誌
稚内北星学園大学紀要 (ISSN:2189244X)
巻号頁・発行日
no.17, pp.33-44, 2017-03-31

プログラミングの土台は情報科学であり、情報科学の土台は数学である。数学の視座に立つ者と情報学の視座に立つ者それぞれが、斯様な関係を理解しながら互いの「スマートさ」の差異を「なんとなく」実感している。筆者らの関心は、プログラミング教育の必修化が迫る中、その対象として数学が適するかにある。プログラミング・ソースが「数学の解説者」たりうるかを議論するにあたっては、それ以前の問題として「プログラミング」と「数学」の差異を具体的に追及することが必要となるであろう。本稿では、プログラミングや数学、そしてそれぞれの教育に関する事例を四散的に取り上げることによって、両者の違いや、数学科におけるプログラミング教育の可能性を考察した。
著者
近藤 由佳
出版者
関西学院大学
雑誌
年報フランス研究 (ISSN:09109757)
巻号頁・発行日
no.29, pp.51-60, 1995-12
著者
田所 諭
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.134-137, 2010 (Released:2012-01-25)
参考文献数
2
被引用文献数
3 14
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1266, pp.74-76, 2004-11-08

10月5日から5日間、千葉・幕張メッセで開かれた通信、情報、映像分野の展示会である「シーテックジャパン2004」。その会場で、メモ用紙に書いた文字やイラストが、その場ですぐに携帯電話に転送されるというデモンストレーションが披露され、ひときわ注目を集めた。日立マクセルが開発したデジタルペン「ペンイット」だ。
出版者
講談社
雑誌
週刊現代
巻号頁・発行日
vol.52, no.37, pp.168-171, 2010-10-09
著者
古谷 紋子
出版者
古代学協会
雑誌
古代文化 = Cultura antiqua (ISSN:00459232)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.1-21, 2015-06
著者
池上 幸江 大澤 佐江子 石井 恵子 本田 節子 永山 スミ子 山口 迪夫
出版者
Japanese Association for Dietary Fiber Research
雑誌
日本食物繊維研究会誌 (ISSN:13431994)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.67-74, 1998-12-28 (Released:2010-06-28)
参考文献数
21

本研究では,とうもろこし水溶性食物繊維(CSD)の血圧に対する影響を中高年男女と高血圧自然発症ラット(SHR)について検討した。用いたCSDは食物繊維含量が83.6%であった。 人に対するCSDの影響は,平均年齢60歳の18人の対象者に4週間,毎食59のCSDを湯又は茶に溶いて摂取させた。対象者は,収縮期血圧140mmHg以上と以下の2群に分けた。6名の軽度高血圧群では,CSDの摂取によって,収縮期血圧と拡張期血圧ともに有意に低下した。正常群では,収縮期,拡張期の血圧に対する影響は明確ではなかった。対象者の血漿脂質とインスリン値には有意な影響は見られなかった。また,軽度高血圧,正常両群ともに,血糖値は正常であった。 SHRラットには,5%CSD溶液を飲料水として投与し,コントロール群は蒸留水を投与し,固形飼料を投与して10週間飼育した。その結果,飼育開始1週目より,水投与群より5%CSD群の血圧の上昇は有意に抑制された。体重,肝臓などの臓器重量は両群に差はなかったが,消化管重量は有意に重く,脂肪組織は有意に小さかった。血清脂質,血糖値,インスリンには有意な影響はなかった。 これらの結果より,とうもろこしより精製した水溶性食物繊維には高血圧状態の改善の可能性が示されたが,臨床的な有効性については,その作用機構も含めてさらに検討が必要である。
著者
高宮 彰紘 田澤 雄基 工藤 弘毅 岸本 泰士郎
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.15-23, 2019-01-01

精神科診断は主に患者の訴える症状をもとに行われており,脳画像などの生物学的な検査は診断補助ではなく器質性疾患の除外目的で行われることが多い。近年は主に機械学習といった人工知能技術を脳画像検査に応用し,精神疾患の診断や治療反応に用いるための研究が行われている。人工知能技術は,個別の症例の診断補助となり得るうえ,精神疾患の病態解明に寄与する可能性がある。
著者
山形 拓 平澤 大 藤田 直孝 尾花 貴志 菅原 俊樹 大平 哲也 原田 善博 前田 有紀 小池 良樹 鈴木 憲次郎 山本 康央 日下 順 田中 恵 野田 裕
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.56, no.7, pp.2211-2219, 2014 (Released:2014-07-29)
参考文献数
20

【目的】Barrett腺癌は正常扁平上皮下へ側方進展することがあり,癌が表層に露出していないため内視鏡による範囲診断が困難となる.Barrett腺癌の扁平上皮下進展部の内視鏡的特徴を明らかとし,その範囲診断に酢酸撒布法が有用であるかを検証することを目的とした.【対象と方法】当センターで内視鏡切除したBarrett腺癌25例を対象とした.扁平上皮下進展の存在と進展範囲を病理学的に検討した.その後,Barrett腺癌の扁平上皮下進展部の内視鏡画像をReviewし,その同領域の内視鏡的特徴および出現頻度を検討した.【結果】Barrett腺癌25例中10例(40%)に扁平上皮下進展を認めた.扁平上皮下進展部の内視鏡所見は,白色光では淡い発赤,扁平隆起,NBIでは淡い茶褐色を呈していた.扁平上皮下進展部に1.5%酢酸を撒布すると,小孔,小白斑,溝状の構造が観察され,この所見をSmall White Signsと呼称した.上述の所見によるBarrett腺癌の扁平上皮下進展部の範囲診断正診率は白色光50%,NBI 43%,酢酸撒布法100%であった.【結語】Barrett腺癌の扁平上皮化進展部の内視鏡診断に酢酸撒布法は有用であった.

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雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, 2021-01-15
著者
水野 博介
出版者
埼玉大学教養学部
雑誌
埼玉大学紀要. 教養学部 = Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts (ISSN:1349824X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.159-164, 2014

1 はじめに2 リキッドモダンとは何か? ~近代史の現段階の比喩~ ① 近代の流動性 ② 自由と解放 ③ 個人化 ④ 人間的絆のネットワークの解体3 リキッドモダンにおけるメディアの現状4 リキッドモダンにおける「監視」の概要 ① パノプティコン時代 ② ポスト・パノプティコン時代5 結語
著者
永井 睦子
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.427-430, 2010 (Released:2015-05-30)
参考文献数
20

看護や看護教育の世界でも『省察的実践家 (reflective practitioner)』という考え方が注目を集めるようになってきている. D.ショーンはJ.デューイの探究理論を発展させ, 専門家像のパラダイム転換を示し, 専門職としての教師や看護師の実践を勇気づけることにも貢献した. 臨床経験を積んだ看護師や看護師としての臨床経験を基盤に看護教育に携わる看護教育者も『省察的実践家』であることはいうまでもない. 『省察的実践家』にとって自らの実践を省察していくことで, 自らに身体化されている「臨床の知」を自覚化し, 成長していくことはきわめて重要であるといえる. そういった視点から本稿では筆者らが看護教育において取り組んでいる授業の省察 (reflection) について紹介する.