著者
鹿島 高光
出版者
渋沢栄一記念財団
雑誌
青淵 (ISSN:09123210)
巻号頁・発行日
no.853, pp.39-41, 2020-04
著者
奥田 豊
出版者
渋沢栄一記念財団
雑誌
青淵 (ISSN:09123210)
巻号頁・発行日
no.853, pp.32-35, 2020-04
著者
鈴木 典子
出版者
渋沢栄一記念財団
雑誌
青淵 (ISSN:09123210)
巻号頁・発行日
no.853, pp.27-29, 2020-04
著者
龍井 葉二
出版者
渋沢栄一記念財団
雑誌
青淵 (ISSN:09123210)
巻号頁・発行日
no.853, pp.21-23, 2020-04
著者
藤原 房子
出版者
渋沢栄一記念財団
雑誌
青淵 (ISSN:09123210)
巻号頁・発行日
no.853, pp.24-26, 2020-04
著者
新田 知生
出版者
渋沢栄一記念財団
雑誌
青淵 (ISSN:09123210)
巻号頁・発行日
no.853, pp.12-14, 2020-04
著者
郡司 幸夫 白川 智弘 春名 太一 森山 徹
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

動物の相互作用が感覚-運動というだけのもではなく、そこに複数のモダリティーが関与することで一対多の運動とそこからの縮退を実現されることを実験的、理論的に示した。その結果、外部刺激に対する内部予期と調整が実現され、複雑な個の多様性と、全体に寄与する個の操作性、全体としての一貫性、頑健性が実現されるという結論を得た。この事実は、甲殻類や社会性昆虫、群れをつくる魚類などに幅広く認められ、細胞の群れである一個の身体、意識を持つ身体にまで拡張可能であることが示唆された。
著者
In Hyouk Hyong Jong Ho Kang
出版者
The Society of Physical Therapy Science
雑誌
Journal of Physical Therapy Science (ISSN:09155287)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.113-116, 2013 (Released:2013-02-25)
参考文献数
15
被引用文献数
8 18

[Purpose] The purpose of the present study was to examine the immediate effects of passive hamstring stretching exercises on cervical spine range of motion and balance. [Subjects] The present study was conducted with 60 healthy university students without any musculoskeletal dysfunction as subjects. They were divided into an experimental group consisting of 30 subjects and a control group consisting of 30 subjects. [Methods] Cervical spine range of motion was measured using a cervical range of motion goniometer, and the stability test was conducted to assess balance. The experimental group were administered hamstring stretching with ankle dorsiflexion for 30 seconds three times, whereas the control group received the same treatment without ankle dorsiflexion. [Results] Cervical spine range of motion and balance immediately increased in the experimental group while there was no change in the control group. [Conclusion] The results show that hamstring muscle stretching exercises the fascia of the skeletal muscles of the human body and that the fascia are connected to each other by interactions of force. The human skeletal muscles interacted with each other to increase the flexion and extension range of motion of the cervical spine. In addition, the transfer of these forces to the stabilizer muscles of the pelvis and spine were the most important factor in the improvement of the subjects’ balance.
著者
土田 勝義
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 Vol.16(第16回環境研究発表会)
巻号頁・発行日
pp.17, 2002 (Released:2003-09-22)

長野県の霧ヶ峰高原は、昔から半自然草原が発達しているが、草原景観や、草花を嘆賞する観光地として親しまれている。しかし最近、亜高山帯にもかかわらず帰化植物の繁殖が目立ってきている。とくに北米原産のヒメジョオンやヘラバヒメジョオンが草原に一面に広がってきている。これらの帰化植物は、草原景観や、野生植物に大きな影響を与え、生物多様性の低下を招いている。そこでヒメジョオン類の生態を調査し、適正な駆除法を得るために、引き抜きや茎の切断実験を行った。その結果、ヒメジョオン類の生活史や繁殖様式が明らかにされた。また実験により7月初旬に茎の根元の切断が、個体の駆除と種子生産の阻止に効果があることが分かった。
著者
赤堀 雅幸
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.82, no.3, pp.367-385, 2017 (Released:2018-05-16)
参考文献数
31

女性に対する暴力が、「名誉」の概念の下に振るわれる諸事例に注目した特集中にあって、本稿がまず指摘するのはしかし、名誉に基づく暴力の行使は「女性」に対するものだけではない点である。地中海周辺域において名誉と暴力との関係に注目した人類学分野の研究が過去に注目してきたのは、むしろ血讐といった、主として男性によって集団間で展開される暴力行為であった。本稿でも、著者が1980年代末から断続的に調査を行っているエジプト西部砂漠のベドウィンについて収集した情報を主たる事例として、前半部では血讐をめぐり名誉が論じられる文脈を取り上げ、「名誉に基づく暴力」の概念を拡張して捉えることをまず提案する。同時に、暴力の行使が名誉に基づいて正当化されるだけではなく、暴力の抑止や和解もまた、名誉に基づいて説明されることを明らかにし、「名誉に基づく暴力」の概念を見直す。 後半部では、そのようにして拡張した「名誉によって正当化される暴力」の枠組みの中で、女性の性的不品行を契機に発動される暴力が、血讐などとは異なる、別個の種類の事象として設定しうるものであるかを、同じく西部砂漠ベドウィンの事例に則して検証する。注目されるのは、男性の調査者がベドウィンの男性から聞き取りを行うに際して、血讐については誇らしいことがらとして積極的に語るのに対して、名誉殺人について語ることにはある種の気まずさを伴う点である。そうした気まずさは、女性の性的不品行が、集団による女性のセクシュアリティの管理の失敗という、他集団との関係において語ることのできない事象であることと深く関わっている。 これらの議論を通して、本稿は「名誉に基づく暴力」の概念をより大きな研究対象として設定し、その中で名誉が暴力の行使を正当化するだけではなく、暴力について語る際の汎用的なイディオムであることを指摘し、次いで女性の性的不品行に対して発動される暴力が名誉の増進をめぐる集団間の公的な競争ではなく、集団内で隠蔽されるべき名誉の喪失として、血讐などとは区別されると結論づける。

1 0 0 0 OA 群論マジック

著者
伊東 桂司
出版者
愛知教育大学数学教育講座
雑誌
イプシロン (ISSN:0289145X)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.87-92, 2013-12-07

毎年夏に開かれるオープンキャンパスにて「模擬授業」と称して数学マジックを生徒さんたちに見てもらっています.その一つのネタに手品師ボブ・ハマーが考案したといわれる「3つの品の手品」というのがあります(本論ではカードで説明していますが,普段は3匹のぬいぐるみで行っています).これは演じやすく,また観客にもルールは分かり易いのですが,なぜ観客が選んだ品を演者がすぐに当てられるのか,なかなか見破られないという数理論理の優れたネタです.ある日,伊東君に「このネタは長年やっているのだけど,これを4つ以上の品の手品にできないだろうか?」と何気なく問題提起したところ,クラインの四元群を利用したうまい手品を彼が思いつきました.それまで私は「背理法のパズル」のつもりでやっていたわけですが,彼はこれを置換の話題だと見抜き,その場で新しい手品を作り上げたのです!(数学教育講座 橋本行洋)
著者
松崎 朝樹
出版者
認知神経科学会
雑誌
認知神経科学 (ISSN:13444298)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.172-175, 2015

【要旨】マジック=手品とは、マジシャンが巧妙な方法を用いて見る者の目をあざむき数々の不思議なことをしてみせる芸である。実際に奇跡が起きる訳ではないが、そこには人が持つ、認知を主とした様々な精神の機能が関与している。マジックを成立させる上で、秘密を特定するに至る光学的情報の抑制、情報のピックアップを妨げること、あり得ない出来事を思わせる情報を作りだすことの3つが重要となる。マジシャンが隠すべき秘密に警戒心を持てば観客にもその警戒心が、そして秘密の存在が伝わるものであり、マジシャンは隠すべきところの緊張感を消すように努めている。人は物事を個々ではなく集合、すなわちゲシュタルトとして認識する力を持っており、その際には真の正確さよりも、自然さが優先されている。それにより人は、情報が完全にそろわずとも推測で補い物事を迅速に処理することを可能にし、細部を過剰に認知せずに処理することで費やす認知リソースを節約できる。その推測で保管された認識と現実の狭間に秘密を隠しこむのがマジシャンの技術である。人は物事に疑問を抱くと考え、何らかの答えを得たところで、その疑問に対する思考を終える。これは認知リソースを節約するための機能だが、マジシャンは偽りの答えを観客に提供することで、秘密を探る観客の思考を止め、惑わすことに成功している。しばしばマジックでは起きる現象を予告しなかったり、わざと疑うべき点を多数残したりすることで、「いつ」「どこ」を疑うべきかを不明確にし、マジックの秘密に気付くことを防いでいる。さらに、観客にトランプを覚えたり道具を調べたりするなどのタスクを課し、さらには、動く物体や視線などに向けられる自動的な注意を引き出すことで、マジックの秘密を探る観客の注意を操作して情報のピックアップをコントロールしている。これらの現象は、観客が正常の認知機能を有するからこそ成り立つことであり、マジックを不思議だと思えてこそ正常と言えよう。人がマジックに非現実を見る機能を通すことで、日常的な人の認知機能につき理解は深まる。
著者
片山 冬馬 夏目 季代久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.227, pp.79-84, 2012-09-27
参考文献数
12

「飽き」はヒトが感じる情動で有り脳で処理されていると考えられる.「飽き」は学習効率低下の要因かもしれないが,もし科学的に素早く「飽き」を検出できれば,学習者に休憩を取るように助言したり,学習教材を変更する事で効率を下げずに学習できるようになると考えられる.そこで被験者に英語リズム学習を繰り返し行なってもらい,脳波(EEG)で「飽き」を検出出来るかどうか実験を行った.その結果,被験者が「飽き」を自覚する前に,前頭と後頭,頭頂と後頭のコヒーレンス値,及び頭表面の多くの場所でのα波,β波,γ波パワーが低下した.従って,コヒーレンス値減少及びパワー値減少が「飽き」と関連する脳の反応と考えられる.
著者
深谷 優子
出版者
日本読書学会
雑誌
読書科学 (ISSN:0387284X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.15-23, 2009-03-30 (Released:2020-01-13)
参考文献数
12

The author reexamined the textbase and the situation model of reading comprehension. New classification, ―fragmentary, horizontal and vertical ―, was made on the basis of relation between comprehension and readersʼprior knowledge. Concerning the vertical comprehension, effect of making graphically-based summaries on reading and recall was examined. Sixty-two undergraduates were assigned task of making two summaries and recall task. Each of the participants made both textual-based summaries and graphically-based summaries. The results suggested that making graphically-based summaries had strong effect on recall regarding additional information from readersʼknowledge. The findings were discussed as difference of processes between making graphically-based summaries and textualbased summaries while reading.