著者
浜田 麻里
出版者
独立行政法人国際交流基金
雑誌
日本語国際センター紀要 (ISSN:09172939)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.57-69, 1993-03-29

本稿は指示詞ソレと助詞ガの単純な和では説明できない接続語としてのソレガの機能と基本的な性質について考察するものである。ソレガは「PソレガQ」のPの内容から予想される結果が後続のQ部の内容と異なっていることを、事柄の生起の順に、話し手の判断を交えず述べていく逆接の機能がある。対話で用いられる場合には、ソレガは相手が持つ期待に反する内容の発話をすることを示す。また、逆接以外の機能として、情報が続けて提示される時に後続部が情報価値の高いものであることを示すというものもある。これらは全てソレガが「物語性」という特性を持つことにより説明される。 このようなソレガの機能に共通する基本的な性質は「ここからあなたの知らない話を始めるよ」ということを話し相手に伝えることである。

1 0 0 0 法政研究

出版者
法政學會
巻号頁・発行日
1931
著者
Shu ZHANG Waheed MIRAN Divya NARADASU Siyi GUO Akihiro OKAMOTO
出版者
The Electrochemical Society of Japan
雑誌
Electrochemistry (ISSN:13443542)
巻号頁・発行日
pp.20-00021, (Released:2020-04-21)
参考文献数
34
被引用文献数
9

Microbial extracellular electron transfer (EET) in diverse environments has gained increasing attention. However, the EET capability of oral pathogens and associated mechanisms has been scarcely studied. Here, our results suggest that the Capnocytophaga ochracea, an etiological human pathogen showed current production and demonstrated a rate enhancement of electron transport at a high cell-density. C. ochracea produced ∼10-fold more current at an OD600 of 0.5 associated with twice a higher glucose consumption rate per cell, compared to 0.1, measured in a three-electrode electrochemical system by single-potential amperometry at +0.2 V (vs Ag/AgCl [sat. KCl]). During current production, the accumulation of the redox molecules on the electrode was observed at high OD600 compared to low OD600. Apart from cell released redox active product, externally added redox active additives enhanced the electron transport, suggesting the EET capability of C. ochracea via electron mediator. A higher metabolic activity via single-cell assay (based on anabolic incorporation of 15NH4+) in cells that did not attach to the electrode strongly suggests the EET rate enhancement through an electron mediator. As bacterial populations play a role in the pathogenesis of human infections such as periodontitis, our results suggest that population-induced EET mechanisms may facilitate in-vivo colonization of C. ochracea.
著者
名野 隆夫 菊地 修一 岩津 勝彦 西部 栄次 鈴木 琢也 佐々木 義智 伊藤 和男 小林 春夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路
巻号頁・発行日
vol.98, no.352, pp.79-86, 1998-10-23
参考文献数
11

本論文はBSIM3v3SPICEモデルによる、高耐圧MOSデバイスのモデル技術について報告する。標準のSPICEモデルは高耐圧MOSデバイスの電圧依存を持つR_d、R_sに対して高精度なモデルを提供しておらず、電圧-電流特性のシミュレーションと実測値との間に大きな差異を生じる。我々はオリジナルBSIM3v3のパラメータの一部に対して本来とは異なる物理的な意味合いを設定しR_d、R_sの電圧依存を表現する技法を考案した。本技法により得たパラメータによる、高耐圧MOSデバイスの電圧-電流特性のシミュレーションと実測値とは非常に良く一致する。提案モデル技法と高耐圧MOSデバイスの動作原理との関係についても検討を行った。
著者
井上 創造
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.5, pp.453-455, 2020-04-15

本稿では,2050年の情報処理について,応用の観点から,以下の5点を展望した.それは,1.現在の機械学習技術の延長線上で,少し先の未来を予測する近未来予測技術が発展するだろうこと,2.原理研究だけではなく,手法に新規性がなくとも社会実装した結果得られた知見も重視すべきであること,3.伝統ある統計的仮説検定は30年後には廃れているであろうこと,4.身体的な人間拡張に加え,情報的な人間拡張のための,Ability-aware技術が確立しているであろうこと,5.現在の散在する情報プラットフォームが30年後にどれだけ継続されているかという懸念,である.
著者
高安 秀樹 水野 貴之 高安 美佐子
出版者
サイエンス社
雑誌
数理科学 (ISSN:03862240)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.78-83, 2002-03
被引用文献数
1
著者
吉田 怜 冨田 和秀 野崎 貴宏 河村 健太 門間 正彦 大瀬 寛高
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.46 Suppl. No.1 (第53回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.I-126_1, 2019 (Released:2019-08-20)

【はじめに】肋間筋は胸郭の拡張, 縮小に関わり, 呼吸運動において重要な役割を果たしている. その働きは胸郭の部位により異なることが基礎実験で報告されているが (Le Bars, 1984), ヒト肋間筋の呼吸運動としての働きは十分に解明されていない. また, 先行研究では肋間筋活動を針筋電図により評価されているが, 気胸のリスクを有するため臨床的評価として容易に使用しづらい. 近年, 超音波画像検査における筋収縮を評価する報告が散見されており(Hodges PW 2003, Kian-Bostanabad S 2017), 侵襲を伴わないため理学療法の評価にも用いられている. 本研究の目的は超音波画像検査を用いて, 吸気時の肋間筋の筋厚を計測することで呼吸運動時におけるヒト肋間筋の筋収縮を分析することとした.【方法】対象は, 喫煙歴のない健常成人男性7名 (平均年齢23.7 ± 2.4 歳) とした. 実験方法は被験者に仰臥位を取らせ, 安静呼気と吸気抵抗負荷課題による最大努力吸気を行わせ, 超音波画像検査を用いて肋間筋の筋厚を計測した. 測定部位は胸郭右側の前面・側面・後面の肋間とした. 前面部は第1-6肋間で, 胸骨右縁から外側2.5-3.0㎝, 側面部は第3, 6, 9肋間で, 腋窩前縁から上前腸骨棘を結ぶ線上, 後面部は第3, 6, 9肋間で胸椎棘突起から外側5.0 – 6.0㎝で測定した.安静呼気時と最大努力吸気時の筋厚の変化をWilcoxonの符号付き順位検定を行った. 解析にはIBM SPSS Statistics Ver. 22.0を用い, 有意水準は5 %とした.【結果】安静呼気時/最大努力吸気時の筋厚の中央値 (25%値: 75%値) (mm) は前面部肋間で, 第1肋間: 2.10 (1.20: 2.60)/2.60 (2.00: 3.70), 第2肋間: 2.50 (1.60: 2.60)/3.10 (2.50: 3.60), 第3肋間: 2.20 (1.50: 3.40)/3.10 (2.20: 3.80), 第4肋間: 2.70 (2.20: 3.20)/3.20 (2.80: 3.40), 第5肋間: 1.80 (1.60: 3.20)/2.60 (2.30: 3.30), 第6肋間: 2.30 (2.00: 3.00)/2.90 (2.00: 3.00)であり, 第1, 2, 3, 4肋間で有意差を認めた. 側面部肋間と後面部肋間では有意差を認めなかった.【考察】努力性吸気課題条件下での超音波画像検査によるヒト肋間筋収縮評価は, 前面部肋間の第1, 2, 3, 4肋間で安静呼気時に比べ, 有意な筋厚増加を認めた. 前面部肋間筋である傍胸骨肋間筋は吸息性筋活動を有することが報告されており (De Troyer, 1998), 本結果も同部位において肋間筋厚の増大を示すことから先行研究と同様に吸息性活動を示す所見と考えられた. 一方, 動物実験では側面部肋間, 後面部肋間で吸息性筋活動を認めているのに対し, 本結果では側面部肋間と後面部肋間での吸気性筋収縮に伴う肋間筋厚の増大を捉えることができなかった.【結論】ヒト肋間筋収縮は, 超音波画像検査を用いて評価することが可能であった. 努力性吸気に伴う肋間筋厚の増大を前面部肋間筋で確認することができた.【倫理的配慮,説明と同意】本研究は茨城県立医療大学倫理委員会の承認を得た. 本研究の実施にあたり, 被験者へは実験内容を十分に説明し, 研究参加は自由意志に基づいて行った. また研究への参加を拒否された場合でも不利益が生じないことを説明し, 研究の途中であっても断る権利を保障した.
著者
關西大學商學會 [編輯]
出版者
關西大學
巻号頁・発行日
1955

1 0 0 0 OA 饒河の少年隊

著者
加藤武雄 著
出版者
偕成社
巻号頁・発行日
1944
著者
笠松 千夏 立山 和美 高取 幸子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 平成18年度日本調理科学会大会
巻号頁・発行日
pp.85, 2006 (Released:2006-09-07)

目的 麻婆豆腐は、ひき肉を炒め、調味料とスープ、さいの目に切った豆腐を加えて煮た後、でんぷんでとろみをつけて仕上げる調理である。加工食品として数多くの合わせ調味料も販売されており、家庭で簡単にできる中華料理の一メニューである。近年、家庭において調理済み食品や加工食品が利用される中、女子学生の調理技術の低下が懸念されている。簡便とされている加工食品を学生がどのように使用し調理を行っているかの実態を知ることを目的とした。方法 パネル(N=12)を一人ずつ調理室に呼び、中華合わせ調味料(「CookDo広東式麻婆豆腐」(味の素製))を用いて麻婆豆腐を作るよう指示し、下処理から仕上げまでの一連の動作をビデオに撮影した。フライパン内の表面温度変化はサーモトレーサ(TH7100、NEC製)にて30秒ごとに撮影し、仕上がりの豆腐、肉ソースの物性を測定した(TA-XT2i、SMS製)。比較のため、中華シェフに同様の条件で調理をお願いした。結果 女子学生は裏面の作り方説明を読みながら、丁寧に調理を行っていた。しかし下処理の段取りが悪く時間がかかり、豆腐の下ごしらえの湯通しを行ったのは12名中8名であった。また、シェフの調理時間が7分30秒であったのに対し、女子学生は平均14分で、最も調理時間が長かったものは20分かかっていた。フライパン内の温度変化はシェフが80℃以上、ほぼ一定であるのに対し、女子学生では調味料や豆腐を加える度に温度が下がり加熱が不十分な様子が観察された。そのため仕上がりの豆腐のテクスチャーがシェフ品と大きく異なり、下ごしらえを含めた豆腐の扱いが最も重要であることが示唆された。