著者
瀧和男 金田悠紀夫 前川禎男
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.1978, no.18(1978-ARC-032), pp.1-10, 1978-09-13
著者
篠田 佳彦 山野 直樹
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会和文論文誌 (ISSN:13472879)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.95-112, 2015 (Released:2015-05-15)
参考文献数
32
被引用文献数
1 3

The Fukushima Daiichi nuclear accident has led to changes in the acceptance of nuclear power in many people. The authors conducted an opinion survey of 300 adult inhabitants of Tsuruga city in Fukui prefecture, Japan. The aim of this survey is to obtain people’s opinions concerning radiation and its risks. Authors classified Tsuruga inhabitants on the basis of responses to questions on the concept and knowledge of risk and the cognition of radiation by factor and cluster analyses of multivariable analysis. Using the results of these analyses, Tsuruga inhabitants have been assigned to five categories: “acceptance group,” “anxiety group,” and three intermediate groups.

1 0 0 0 [OTHERS]

出版者
日本建築学会
雑誌
建築雑誌
巻号頁・発行日
no.551, 1931-11
著者
八尋 茂樹
出版者
新見公立大学 ; 2010-
雑誌
新見公立大学紀要 = The bulletin of Niimi College (ISSN:21858489)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.119-123, 2018

本稿では、まず発達障害の非行の関係性の研究や発達障害を有する非行少年の再犯防止策に関する先行研究を踏まえ、その後、発達障害を有する少年の少年院出院後の社会復帰に向けた福祉的支援への取り組みの研究の動向の把握を試みた。多くの先行研究では、発達障害を有する少年の少年院出院後の社会復帰支援に関する研究論文は非常に少なく、発達障害と非行との関係性や、少年院等での処遇について論じた後に、課題や展望として出院後の対処について触れられるケースが多かった。非行少年の更生に向けての処遇には、少年刑務所や医療少年刑務所等が存在し、また、社会的に養護されるのは児童家庭福祉的な分野において児童養護施設や児童自立支援施設等が存在する。これらの施設に入所した少年たちのうち、発達障害を有する非行少年を対象としたまとまった調査はほとんど行われておらず、今後、本稿で採り上げた動向と並行しながらそれらが掘り下げられていくことが、発達障害を有する非行少年への適切な処遇のあり方の全体像や方向性を明確にするための貢献となるであろう。
著者
中野玄三
出版者
京都国立博物館
雑誌
学叢
巻号頁・発行日
no.2, 1980-03-31
著者
森 由紀恵 大島 佳代 河合 咲耶 村上 菜菜
出版者
奈良女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

日本中世成立期に編纂された真言宗小野流の教義書『覚禅鈔』は、政治史・外交史・美術史など多分野にわたり情報を含む歴史資料として注目されている。本研究では、『覚禅鈔』を歴史資料として活用するため『大正新修大蔵経』図像部所収『覚禅鈔』のデータベース(年号・書名・図像)を写真帳などによる調査・校訂を行いつつ作成し、年号データベース・図像データベースは報告書により公表した。また、データベース活用の結果明らかになった『覚禅鈔』と院政との関係・大和国における『覚禅鈔』の伝来過程に関する論文を公表した。
著者
Takahiro Komai Song-Ju Kim Takuji Kousaka Hiroaki Kurokawa
出版者
Research Institute of Signal Processing, Japan
雑誌
Journal of Signal Processing (ISSN:13426230)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.177-180, 2019-07-20 (Released:2019-07-20)
参考文献数
5
被引用文献数
2

In our previous studies, we showed that the estimation of the rock-scissors-paper (RSP, janken) game strategy is effective for the prediction of a player's hand sign sequences. The purpose of this study is to propose a method to estimate the RSP game strategy in the basis of human personality in an RSP game. To estimate a player's strategy in the RSP game, it is effective to compare the player's hand sign sequence and the hand sign sequences given by various typical RSP strategies on the basis of similarity. In this study, we propose the method of using a homology search to calculate the similarity between sequences. The results show that our proposed method is effective for strategy estimation.
著者
曽根 理嗣 梅田 実
出版者
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

有人宇宙活動の長期化や拠点化が進む中では炭酸ガス有効利用は重要である。今日、炭酸ガス還元にはサバチエ反応が用いられる(CO2+4H2→CH4+2H2O)。この反応はメタンと水を生じる。水は活用されるがメタンは廃棄される為、閉鎖系物質収支はマイナスとなる。また当該反応は一般に350℃以上で平衡になる発熱反応であり、高温維持の為のエネルギー投入と熱処理に課題が多い。提案者らは炭酸ガスの酸化力と水素の還元力に着目し、両者の間で燃料電池を構築し、電力と炭酸ガス還元体の同時創出に世界で初めて成功した。当該反応は100℃以下で維持が可能であり、外部エネルギーの投入は不要であり、「発電」が可能である。本提案ではヒトの生活に有効な生成物の選択性と収率の向上を図るために反応機構を解明し、当該技術の実利用を可能にするための研究を進めている。触媒としてPt-Ruを使用し、反応メカニズム解明のための実験を展開した。反応生成物に電位依存性があるが、この電位に電極の接触抵抗が影響を及ぼすことが可能性としてあり得るため、接触抵抗が異なる複数の実験を実施した。ただし、結果としては特に影響を受けているような兆しはなく、従来の燃料電池セルの設計に、反応場に対して影響を与えるようなパラメータはないことが認識されつつある。また、特に当該反応場では、炭酸ガスと水素を反応させている。水素は炭酸ガス側に混入することは、物理的および化学的に可能であり、この混入した水素がカソード側で化学反応を起こしていることが可能性としてありうる。これは、当該反応が純粋に燃料電池反応として期待される生成物を作り出しているのか、生成物生成過程と反応場は別に存在するかを明確にするために重要な要素となる。当該実験には、カソード側に微量の混合ガスを使用して混合ガスごとの反応生成物への影響を見極める必要があり、現在も検討を進めているところである。
著者
柳原 大輔
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会誌 (ISSN:00214787)
巻号頁・発行日
vol.80, no.6, pp.514-517, 2011 (Released:2013-02-21)
参考文献数
6
著者
永澤 済
出版者
名古屋大学国際言語センター
雑誌
名古屋大学日本語・日本文化論集 (ISSN:1348804X)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.27-44, 2017-03-31

複合動詞「Vおく」衰退の実態を、資料から得た実例とコーパスにおける用例数推移により示した。「Vおく」は、古代から近代まで前項Vに多様な動詞をとる生産性の高い複合動詞として多用され「送置」「差遣し置く」「要求し置く」等の形で、(a)存在、(b)効力持続を広く表すものであった。しかし、現代には、前項Vに立つのは「書く」「取る」等の限られた動詞のみとなっている。この変化について近代コーパスで調べた結果、「Vおく」の用例数は、1895年の300例あまりから徐々に減少し、1925年時点では約10分の1の30例であった。このことから、「Vおく」は近代に用法が限定化し、現代のような生産性の低い複合動詞に変化したと結論した。
著者
能勢 晶 濱崎 天誠
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.111, no.6, pp.362-370, 2016 (Released:2018-07-13)
参考文献数
16

清酒製品の着色は,品質劣化の大きな要因であることから,製造者及び販売店は輸送時や店頭での着色増加が起こらないよう大きな注意を払っているのが現状である。 着色反応は温度の影響を最も大きく受けるが,今回,割水由来のフミン酸が存在すると,低温下でも蛍光灯の光により徐々に着色が進行し品質が劣化していくことが著者らによって見出された。 最近は,出荷前の瓶貯蔵が多くのメーカーで行われており,店頭での陳列時と合わせて,蛍光灯の光を受ける機会が増えてきており,当事者の知らない間に着色が進行していることが考えられる。醸造用水の環境悪化による有機物の混入も多くなってきていることから,フミン酸による着色現象や着色機構,品質への影響等について解説して頂いた。熟読をお勧めしたい。
著者
阿久津 洋巳 石亀 雅哉 AKUTSU Hiromi ISHIGAME Masaya
出版者
岩手大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要 (ISSN:13472216)
巻号頁・発行日
no.11, pp.167-175, 2012-03-31

大学生の共通教育科目の学力は,合理的な手立てとして多くの場合試験によって評価される。受講生の人数が多いため,客観式テストによる学力評価が望ましいが,信頼性のあるテストを作成することは容易なことではない。本研究は,項目反応理論を用いて,適正な評価を行うために必要な試験問題の選び方とその採点の方法について検討した。そのため実際の共通教育試験問題のデータに対して項目反応理論を適用し,不適格な問題項目を見出し,それらの問題項目を取り除いた採点結果と初めの試験問題を使った通常の採点結果とを比較した。項目反応理論を適用する有効性がいくつかの側面で明らかとなった。