著者
関 伸一
出版者
森林総合研究所
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.89-92, 2007 (Released:2011-12-19)
著者
大浜 公司 折居 英章 河野 英昭 前田 博 生駒 哲一
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第25回ファジィ システム シンポジウム
巻号頁・発行日
pp.131, 2009 (Released:2009-12-15)

書類や資料などの文章画像の二値化は,文字認識や古くなった本の電子化のような多くの応用において重要な役割をはたす.しかし劣化した文章画像において,背景と文字を判別することは難しい. 本研究では,そのような劣化した文章画像においてもうまく二値化できる手法を提案する. まず,大まかな背景画像を取得するために元画像にメディアンフィルタを適応する.その背景画像と元画像の差分を取り,背景が除去された画像を得る.さらにその差分画像をローカルに線形変換することで字部分の特徴を大きくし.その画像を二値化することによって劣化部分を取り除いた鮮明な文章画像を得る. 提案手法と四つの既存手法を複数の劣化した文章画像に対して適応し,その有効性を示す.

2018年度オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)総会日時:2019年3 月13 日(水) 13:30~17:00会場:一橋大学一橋講堂中会議場
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.759, pp.54-59, 2017-12

日産自動車とSUBARU(スバル)による検査不正問題は、過去3年間に製造した国内市場向け車両全数をリコールする事態に陥った。両社とも「完成検査そのものは実施していた」として、安全性や環境規制への対応など保安基準を満たしていると強調したが、自動車の型式指定制度*1における法令違反は言い逃れできなかったからだ。

1 0 0 0 OA 栄花物語 40巻

出版者
巻号頁・発行日
vol.[18],
著者
保田 洋
出版者
学校法人 甲子園短期大学
雑誌
甲子園短期大学紀要 (ISSN:0912506X)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.27-31, 2019-02-28 (Released:2019-04-12)
参考文献数
13

要 旨 プロジェクトマネジメントではQCD(品質:Quality、コスト:Cost、納期:Delivery)という言葉がよく使われる。プロジェクトマネジメントにおいて、QCDは重要なマネジメント要素であり、プロジェクトを成功させるために守らなくてはならない項目でもある。著者らは中小企業への支援活動を行ってきたなかで、ほとんどの企業がプロジェクトを上手く回せないという問題を抱えている状況が見受けられた。そこで、失敗したプロジェクト内容と理由に関する報告を収集し、プロジェクト毎にQCDへの影響の重み付けを行った。さらに、失敗につながるキーワードを報告から抽出し、失敗要因からリスク分析を実施した。
著者
野原 博人 田代 晴子 森本 信也
出版者
一般社団法人 日本理科教育学会
雑誌
理科教育学研究 (ISSN:13452614)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.443-455, 2019-03-25 (Released:2019-04-12)
参考文献数
16

本研究では,発達の最近接領域によって実現に向かう協働的な問題解決を念頭におき,科学概念構築を促す対話的な理科授業デザインについて検討した。対話を社会的相互作用の過程と捉え,その視点として,Alexander(2005)が示した「対話的な教授の原理」の指摘に着目した。また,対話的な教授の原理を促進する視点として,先行研究における形成的アセスメントに関する論考を援用し,「対話的な教授をアセスメントする視点」を措定した。分析の結果,以下の諸点が明らかとなった。(1)Alexanderの指摘する「対話的教授」に基づく授業デザインは,対話的な授業に有効に機能した。(2)評価する視点として措定した「対話的な教授をアセスメントする視点」は,「対話的な教授の5つの原理」を具現化することへ寄与した。これらの知見は,対話的な理科授業に基づく科学概念構築を促進する視点として援用できる可能があると考えられる。
著者
出口 憲
出版者
常葉大学教育学部 初等教育課程
雑誌
教育研究実践報告誌
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.1-4, 2019-03-31

要旨:最近の教員養成に関する動向は目まぐるしいものがある。本学においても再課程認定が行われ,多くの教職員が対応に追われることとなった。再課程認定が行われたのは教育職員免許法及び同施行規則が改正されたことによるのだが,中央教育審議会教員養成部会等の答申や,文部科学省が平成26~28 年度まで行った「総合的な教師力向上のための調査研究事業」,及び平成29 年度から継続中の「教員の養成・採用・研修の一体的改革推進事業」の成果の多くが反映されていることが見逃せない。そこで,教員養成に関する最近の動向で注目すべきものとして,教育職員免許法及び同施行規則の変更点を取り上げながら,今後の初等教育課程のあり方について論じたい。
著者
傳 康晴 小磯 花絵 森本 郁代 高梨 克也 横森 大輔 遠藤 智子 名塩 征史 黒嶋 智美 石本 祐一 居關 友里子
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2017-04-01

本研究の目的は、(1)新たに構築する特定場面(教授・接客・公的場面)と日常場面を統合した会話コーパスを構築し、(2)これらの多様な場面の会話コーパスの相互利用により、会話行動を多角的・総合的に分析することで、日本人の会話行動に関する言語・相互行為研究に新展開をもたらすことてである。本年度は以下のことを行なった。・国立国語研究所で開発中の『日本語日常会話コーパス』の指針に基づき、収録・公開に関わる倫理的なガイドラインをとりまとめた。・このガイドラインに基づき、以下のような場面の会話データ計106時間を収録した(うち30時間程度は公開可能):教授場面(武道指導・音楽練習・ゼミなど)・接客場面(理容室・コンビニなど)・公的場面(共同制作・宗教儀礼など)・これら新規収録データおよび既有データを用いて以下のような言語・相互行為分析を行ない、国際会議や論文集で発表するとともに、年度末に成果発表のシンポジウムを開催した:参与構造・社会的役割・身体配置・意見形成・認識的スタンス・メタファー表現・視覚の相互行為的基盤・環境認知・以上を支える研究基盤として、研究用付加情報(談話行為・発話連鎖アノテーション)やコーパス共有環境を試行した。
著者
多田 敦子 増田 愛乃 杉本 直樹 山形 一雄 山崎 壮 棚元 憲一
出版者
[日本食品衛生学会]
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.48, no.6, pp.179-185, 2007
被引用文献数
9

天然由来のエステル系ガムベース10品目(ウルシロウ,カルナウバロウ,カンデリラロウ,コメヌカロウ,シェラックロウ,ホホバロウ,ミツロウ,モクロウ,モンタンロウおよびラノリン)の成分分析を行い,含有成分組成の差異を比較検討した.TLC分析の結果,含有脂質成分組成の概要が把握でき,いくつかの品目では,その特徴的なTLCパターンにより,他品目との区別が可能であった.しかし,TLCパターンの類似した品目間では相互の区別ができなかったため,さらに,GC/MSにより構成脂肪酸およびアルコールを分析した.その結果,構成脂肪酸およびアルコールの種類やピーク強度比が品目ごとに特徴的であり,TLCパターンが似ている品目同士も,脂肪酸組成分析とアルコール組成分析を組み合わせることで,相互に区別できることが示唆された.今回得られた結果は,エステル系ガムベース製品の種類の推定・判別を行う上で有用な情報であると考えられる.
著者
杉本 巧 串田 秀也 鍋島 弘治朗 林 誠 中野 阿佐子
出版者
広島国際大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究課題は、会話におけるメタファー使用に関して、以下の三点の研究成果を得た。第一に、会話分析の立場から、会話でのメタファーの出現位置に注目し、メタファーが会話の相互行為のなかで、相手の語りの理解を示す資源として用いられることを明らかにした。第二に、同じく会話分析の立場から、しばしばメタファーと共起する「こう」が、話し手の発話に対する聞き手の理解や反応を方向づけるという相互行為上の働きを持つことを明らかにした。第三に、認知メタファー理論の立場から、会話の中でメタファーが動的に展開する様を観察し、会話に現れる非日常的で創造的なメタファー表現を既存の概念メタファーと結びつける方法を具体的に示した。

1 0 0 0 OA 二人比丘尼

著者
鈴木, 正三
出版者
松会
巻号頁・発行日
vol.下巻,
著者
大橋 浩
出版者
学校法人 産業医科大学
雑誌
産業医大誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.429-437, 2002

本稿は日本医学英語教育学会第5回学術集会(平成14年8月3-4日 於川崎医療福祉大学)の報告, 本学医学部における英語教育の現状と課題の報告, さらにその課題を克服するための改善策の提案から成る. 同集会での発表からは, 特に本学の英語教育に生かすべきものとして,「医学英語」をどう捉えるかという問題, 医学系教員参加型授業の実例, その他英語の特定技能を養育する上での様々な試みを取り上げて報告した. 続いて本学医学部における英語教育の現状と課題を述べ, より効果的な英語教育に向けて, 今後医学専門科目担当者との連携が必要であることを述べた. 最後に文部科学省が策定した「『英語が使える日本人』育成のための戦略構想」に触れ, 本学の英語教育プログラムもこの構想に則った対応をする必要があることを述べた.