出版者
巻号頁・発行日
vol.[37] 三十六 欠所之部,
著者
日暮 琢磨 中島 淳
出版者
横浜市立大学医学会
雑誌
横浜医学 = Yokohama Medical Journal (ISSN:03727726)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1・2, pp.35-46, 2017-05-30

大腸癌の罹患率,死亡率は本邦のみならず世界中で増加傾向であり対策が求められている.特定の栄養素や医薬品の投与によって癌を積極的に予防するという方法を化学予防というが,糖尿病の治療薬のひとつであるメトホルミンを用いた大腸癌の化学予防の取り組みを概説する.メトホルミンは複数の大規模疫学研究により内服者は非内服者と比較して大腸癌を含む種々の癌の発生が少ないことが報告されている.我々はこの事実に着目し,2つの大腸発癌モデルマウスを用いてメトホルミンの予防効果を実証し,その機序がAMPKの活性化とmTORの抑制にあることを示した.更にトランスレーショナルリサーチとして臨床研究を行い,大腸癌の代替指標であるヒト直腸にあるAberrant Crypt Foci が減少すること,ポリープ切除後の新規ポリープの発生を抑制することを,無作為比較試験を実施し報告した.大腸癌の罹患,死亡の抑制に向けて今後更なる発展が期待される.
著者
軍需商会編纂部 著
出版者
軍需商会
巻号頁・発行日
vol.第1巻, 1910
著者
朴 賛弼
出版者
関西大学東西学術研究所
雑誌
関西大学東西学術研究所紀要 (ISSN:02878151)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.57-69, 2013-04-01

Five palaces were in Seoul. It is Kyongbok Palace Changdok Palace, Changgyung Palace, Doksu Palace, Kyonhee Palace. A purpose of this study is that current Seoul clarifies what kind of plan space has been built under in the past. It is to make the positioning clear how a palace was planned in Seoul castle wall. I analyzed the north and south of the palace in the Seoul castle wall, East-West axis constitution as a study method. I compared the axial constitution in each palace and analyzed it. And I made each characteristic clear. Kyongbok Palace became clear in being the place that fulfilled each seeing from a geography mark of the Feng Shui. In addition, it was revealed that five palaces were constructed equally with the mountains of four directions. In Changdok Palace, Changgyung Palace, a scale becomes small to some extent from Kyongbok Palace. Kyongbok Palace becomes straight from the gate to politics, life space in the north and south. In Changdok Palace, Changgyung Palace, north and south key is not decided clearly.
著者
義城子 編
出版者
軍事雑誌社
巻号頁・発行日
vol.第4巻, 1908
著者
谷 泰
出版者
京都大学人文科学研究所
雑誌
人文学報 (ISSN:04490274)
巻号頁・発行日
no.42, pp.p1-58, 1976-12
被引用文献数
1

1 0 0 0 OA 孝義録

出版者
巻号頁・発行日
vol.[35], 1801
著者
坂下 泉 北村 諭
出版者
The Japanese Respiratory Society
雑誌
日本胸部疾患学会雑誌 (ISSN:03011542)
巻号頁・発行日
vol.24, no.7, pp.770-773, 1986-07-25 (Released:2010-02-23)
参考文献数
13

卵白アルブミン感作および非感作モルモットの血漿中ヒスタミン, セロトニン値の変動を迷走神経電気刺激前後で比較検討した. 迷走神経電気刺激前の血漿中ヒスタミン値は非感作群26.4±10.7ng/ml (n=20), 感作群29.2±9.4ng/ml (n=27) で有意差はなかった. 血漿中セロトニン値は非感作群245.1±80.3ng/ml (n=17), 感作群237.0±55.0ng/ml (n=24) で有意差はなかった. 刺激前後の paired t-test では感作群でヒスタミンが1分後および5分後, セロトニンが1分後に有意に高値を示した. これらの結果より迷走神経電気刺激がヒスタミン, セロトニン放出を直接促進する可能性が示唆された.
著者
大西 真晶 原井 洋明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信
巻号頁・発行日
vol.112, no.44, pp.179-185, 2012-05-14
参考文献数
11

地震,台風などの広域災害発生直後でも健全である無線アクセス網の構成法として無線メッシュ網の基地局の位置に基づいて局所分散構成可能なネットワーキング手法として迂回経路を用いたドロネーオーバーレイ網構成手法が提案されている.本研究報告ではこの詳細な実装方針について検討する.まず,ローレイヤと迂回経路レイヤ,ドロネーオーバレイネットワークレイヤにおける接続の関係について整理する.また,各層の関係に基づいた接続の確立手順についても検討する.具体的には既存の接続を最大限に利用した安定的な迂回経路の確立を優先し,確立の可否が不明な層の接続の確立を後回しにする.迂回経路による接続の確立後,この接続を用いて制御メッセージを交換し他の層の接続を確立する迂回経路の後追い接続構成法の手順について検討する.また,簡易なシミュレーションの実行により,構成手順の動作を確認する.
著者
久城 真代 鄭 雅志 Thammawong Manasikan 小澤 徹 中川 博之 長嶋 等 岡留 博司
出版者
日本食品化学学会
雑誌
日本食品化学学会誌 (ISSN:13412094)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.173-178, 2014

ゼアラレノン(ZEA)は小麦の主要な自然汚染物質であり、同じくフザリウム属菌産生カビ毒の一種であるデオキシニバレノール(DON)との共汚染が起こりやすい。小麦加工後のZEAの残存率を明らかにし、DONの残存率と比較するため、人工的にフザリウム属菌に罹病させた国産軟質小麦を用いて製粉を行い、小麦半加工製品(小麦粉)でのZEAの濃度変化を解析した。穀粒を製粉に供し、3種類のブレーキ粉(1B、2B、3B)、3種類のミドリング粉(1M、2M、3M)ならびに外皮分画(大ふすま、小ふすま)を得た。ストレート粉は6種全ての粉から調製し、ヒトの可食部となる上質粉は1B、1M、2Bと2Mから調製した。単一試験室で妥当性確認された、多機能カートリッジ精製とHPLC蛍光検出を用いる分析法にて、ストレート粉、上質粉、大ふすま、小ふすまに含まれるZEAを定量した。DONについても同様に定量を行った。ストレート粉におけるZEAの残存率は50%未満であり、DONの残存率より低かった。上質粉でのZEAの残存率はさらに低く、粉の分画によりZEAが効率的に減衰することが示された。