著者
鹿野 政直
出版者
法政大学
雑誌
沖縄文化研究 (ISSN:13494015)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.173-246, 1981-06-30
著者
佐藤 史明
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.63, no.6, pp.322-327, 2007-06-01 (Released:2017-06-02)
参考文献数
34
被引用文献数
4
著者
髙岸 輝 岡田 貴憲 ディディエ ダヴァン 海野 圭介 山下 則子 滝澤 みか 中嶋 英介 入口 敦志 恋田 知子 太田 尚宏
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.52, pp.1-16, 2018-08-01

●メッセージ絵巻研究とデジタル画像の活用●研究ノート「硯に向かひて」考――『源氏物語』手習巻の表現探究――国際共同研究 中近世日本における知の交通の総合研究国際共同研究 UCバークレー校所蔵古典籍資料のインスタレーション・キュレーション国際共同研究 古典芸能における身体――ことばと絵画から立ち上がるもの――●書評ブックレット〈書物をひらく〉6 高津孝著『江戸の博物学 島津重豪と西南諸島の本草学』●エッセイ共同研究(若手) 「山鹿素行関連文献の基礎的研究」を終えてAAS2018 ANNUAL CONFERENCE 見聞記●トピックス特別展示「祈りと救いの中世」のご案内平成30年度国文学研究資料館「古典の日」講演会〈国文学研究資料館展示室より〉特設コーナーのご案内ホームページのリニューアルについて連続講座「多摩地域の歴史アーカイブズ(古文書)を読む」を終えて表紙裏反古ワークショップ第42回国際日本文学研究集会告知総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況●表紙絵資料紹介『解体新書』
著者
太田 蓉子 村田 仁代 北尾 和信
出版者
大阪樟蔭女子大学
雑誌
大阪樟蔭女子大学学芸学部論集 (ISSN:18807887)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.81-108, 2007-03-20

この度神戸ファッション美術館との学館協働事業の一環として、18世紀初期・ロココ初期の宮廷衣装ローブ・ヴォラントを借用することができた。実物を手に取って間近に観察し測定する機会を得て、このローブの再現を目指す復元品の製作を試みた。 本研究は、ローブ・ヴォラントの復元製作をもとにして、ローブの形状と構造および縫製の仕方を明らかにしたものである。さらに、「ロココの華」と言われるローブ・ア・ラ・フランセーズへと形状が移行する過程、および当時の服作りに対する考え方や衣服製作の技術を方法を探ることを目的としている。
著者
リー トンプソン
出版者
日本スポーツ社会学会
雑誌
スポーツ社会学研究 (ISSN:09192751)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.21-36, 2008-03-20 (Released:2011-05-30)
参考文献数
13
被引用文献数
2

本稿の目的は、日本のスポーツメディアにおける「日本人種」言説を浮き彫りにすることである。2007年に、黒人選手の身体能力に対するステレオタイプを有害な神話として批判するホバマンの翻訳本が出た (Hoberman, 1997)。この本は、人種は生物学的なカテゴリーなのか社会的なカテゴリーなのかという、欧米における人種論争を起点としている。人種に関してホールは「言説的な立場」をとる。人種とは、人類の無限の多様性を整理するための言説上の概念である、という。深刻な人種問題を歴史的な背景に、欧米の人種論争は主に黒人を中心として展開されている。日本において人種が話題になる場合も、その欧米の論争を反映して黒人問題が中心になることは多い。そのため、日本において主流といえる人種言説は見逃されやすい。日本における主流の人種言説とは、外国人と区別した「日本人種」を想定する言説である。本稿では、ホールの「言説的な立場」から人種をとらえる。本稿の目的は、いくつかの事例を分析することによって日本のメディア、特にスポーツメディアにおける一つの主流の人種言説である「日本人種」言説を浮き彫りにすることである。書籍、広告、そしてテレビ中継、多様なメディアからの事例を取り上げる。テクストに登場するスポーツ種目は欧米発祥の陸上競技と日本古来の大相撲である。テクストの分析を通して、「外国人」を対照として日本人には共通した「身体特性」があるという人種的な考えを浮き彫りにする。そしてその人種が及ぶ範囲やそれが持つ意味などは、テクスト間、あるいは同じテクストのなかにも一定していないことを指摘する。
著者
筒井 早苗
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.188, pp.99-113, 2017-03

高松院姝子は二条天皇の后となるものの、天皇との婚姻生活はわずか四年ほどで破綻してしまう。その後は出家を遂げ、女院に列せられて高松院と称し、静かな仏道生活を営んでいると思われたが、唱導の名手として名高い澄憲との間に、密かに海恵、八条院高倉という二人の子を儲けていたことや、さらに女院の早世の原因が澄憲の子を出産したことに伴う疾患であったことなどが、角田文衛氏や田中貴子氏により明らかにされている。これらの研究により、高松院と澄憲との密通関係は明白であるが、日記や寺院文書などに見られる断片的な記事の分析が中心であったため、これまで二人の具体的な関わりはほとんど見えてこなかった。本稿では、国立歴史民俗博物館蔵旧田中家本『転法輪鈔』や金沢文庫蔵の澄憲草の表白を中心に、高松院との関わりが見られる表白の内容を検討し、二人の関係性を捉え直した。澄憲は、高松院の病を癒すための祈祷をしたり、美福門院のための追善供養の導師を勤めたりして、出家後の高松院の人生を導いてきた。二人の関係は、導師と施主という信仰を媒介とした積み重ねをとおして深まっていったといえる。高松院は後半生の導き手として、十五歳年上の優れた唱導僧である澄憲を尊敬、信頼し、彼を重用した。澄憲もまた、聖天供表白に見られるように、高松院に対して導師という立場以上の感情を抱いて接し、女院の死後も懇ろな追善供養を営んで、女院とのつながりを保ち続けていたのである。澄憲の表白は公や他者のために作成したものが大半を占め、それらからは澄憲の教養や巧みな表現力、教説や信仰などを読み取ることができるが、澄憲の心情や内面を示すものは数少ない。そういった意味でも、高松院との関係性の中で自身の率直な心情を述べて祈願した天供の表白は大変貴重であり、今後の澄憲研究にとって有用な資料となり得ることを指摘した。Takamatsu'in Shushi was the empress of Emperor Nijō, but their married life together lasted a mere four years. Thereafter, she took the tonsure and was elevated to the ranks of the nyoin (retired empresses) and came to be called Takamatsu'in. She was thought to have spent a serene life in Buddhist practice, but, as Tsunoda Bun'ei and Tanaka Takako have made clear, she secretly had two children (one, Kaie was to become an important monk at Ninnaji and the other Takakura became a lady-in-waiting for Hachijō'in) with the famed Buddhist preacher Chōken, and her early death was the result of giving birth to Chōken's child.Based on these studies, the sexual relationship between Takamatsu'in and Chōken has been made clear, but because this scholarship was based chiefly on analyses of fragmentary records in diaries and temple documents, the specifics of the relationship have not been clarified. In this article I chiefly examine the contents of the hyōbyaku (pronouncements read out at Buddhist services) found in the manuscript of the Tenpōrinshō in the Kyū-Tanaka-ke collection at the National Museum of Japanese History and also those composed by Chōken at Kanazawa Bunko as they reveal the relationship with Takamatsu'in and then re-evaluate relationship between the two.Chōken offered prayers to cure the illness of Takamatsu'in and led memorial services for Bifukumon'in, her mother, thus playing a leading role in the life of Takamatsu'in. One can rightly say that the relationship between the two grew deeper through the repeated experience of being sponsor and officiating monk in these religious contexts.In the latter part of her life, Takamatsu'in came to respect and rely on the 15-year-older Chōken, who excelled as a preacher, for guidance. Chōken, too, as can be seen in his "Shōten-gu hyōbyaku," (Pronouncement for the offering service to Shōten), felt more for Takamatsu'in than would be expected of an officiating monk. After her death, he attentively led memorial services and thus maintained his bonds with the nyoin.The majority of Chōken's hyōbyaku were composed for the court or others, and while one can discern Chōken's cultivation, the eloquence of his preaching, and faith in these efforts, those that reveal his true feelings and inner thoughts are few in number. In this sense also, the hyōbyaku for the Shōten offering service in which he states forthrightly his own feelings regarding his relationship with Takamatsu'in is extremely valuable, and is indicative of the potential of hyōbyaku as useful sources in future studies of Chōken.
著者
松岡哲史 著
出版者
和甲書房
巻号頁・発行日
1934
著者
岩下 篤司 市橋 則明 池添 冬芽 大畑 光司
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.31 Suppl. No.2 (第39回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.A0129, 2004 (Released:2004-04-23)

【目的】 我々はこれまで、ペダリング動作における負荷量や回転数の変化が膝・足関節筋の筋活動量に及ぼす影響を検討してきた。しかし、体幹および股関節周囲筋の筋活動については未解明であった。本研究の目的は、負荷量と回転数を変化させてペダリング動作を行ったときの体幹および股関節周囲筋の筋活動を検討することである。【対象と方法】 対象は健常成人9名(年齢25.0±2.7歳、身長164.8±6.7cm、体重56.0±7.9kg)とした。筋電図の測定筋は右側の脊柱起立筋、腹直筋、外腹斜筋、大殿筋、中殿筋、大腿筋膜張筋、大腿直筋、半膜様筋の8筋とした。表面筋電図を双極導出するため銀塩化銀電極(直径8mm)2個を電極中心間距離20mmで筋線維の走行に沿って貼付した。筋電図の測定にはフルサワ・ラボ社製筋電計を使用し、整流平滑化筋電図(Rectified Filtered electromyography:以下RFEMG)を求め、AD変換しパソコンに入力した。自転車エルゴメーターはコンビ社製のPOWER MAX Vを使用し、サドルの高さは、下死点にて膝屈曲30度に設定した。また、体幹の前方傾斜角度を60度とした。負荷量1.0kp、2.0kp、3.0kpと、回転数60rpm、120rpmの組み合わせにて、6設定とした。ペダリング動作を行ったときのRFEMGを測定し、5周期分の筋活動量をデータとして用いた。筋電図データは、各筋の最大等尺性収縮時の筋活動を100%として正規化した。統計処理には反復測定二元配置分散分析及び、Tukeyの多重比較を用いて、負荷量と回転数を変化させたときの影響を分析した。【結果及び考察】 負荷量と回転数の変化により、脊柱起立筋の%RFEMGは9.4~22.3%、腹直筋は21.4~80.7%、外腹斜筋は28.9~74.4%、大殿筋は12.1~46.2%、中殿筋は7.2~30.9%、大腿筋膜張筋は9.1~37.4%、大腿直筋は15.4~39.9%、半膜様筋は13.2~40.7%の筋活動量を示した。回転数を増加させることにより、全ての筋で有意に筋活動量は増加した。負荷量を増加することにより、外腹斜筋を除く全ての筋で有意に筋活動量は増加した。多重比較の結果、脊柱起立筋と腹直筋は1.0kpから2.0kpへ増加しても有意な影響を認めなかった。大殿筋は2.0kpから3.0kpへ増加しても有意な影響を認めなかった。中殿筋と大腿筋膜張筋、大腿直筋と半膜様筋は全ての負荷量増加で有意に筋活動量は増加した。今回の結果、負荷量2.0kpと回転数120rpmにおいて腹直筋と外腹斜筋は77.4~80.7%と高い筋活動量を示し、高負荷でのペダリング動作では体幹屈筋の高い筋活動が必要であることが示唆された。また外腹斜筋の筋活動量を高めるには負荷量よりも回転数を増加させるほうが有効であると考えられた。
著者
有田 英子 小川 節郎 花岡 一雄
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.35-42, 2009-01-15 (Released:2009-02-07)
参考文献数
14
被引用文献数
2 1

痛みは主観的な感覚であり, その測定・評価は難しい. 痛みの強さの測定についても, visual analogue scale (VAS) など, これまでにいくつかの評価法が提示されているが, いずれも主観的な測定法であった. この度, 患者がもつ痛みを, 痛みを伴わない異種感覚に置き換えて定量評価する知覚・痛覚定量分析装置が考案された. これにより, より客観的に痛みの強さを測定することができ, 患者間の痛みの強さや, ある患者の長期にわたる痛みの強さの比較・検討が可能になると考える. VASと比較した臨床データの一部を提示する.
著者
山口 哲生
出版者
日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会
雑誌
日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌 (ISSN:18831273)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.7-10, 2014-10-10 (Released:2015-02-02)
参考文献数
7
被引用文献数
1

サルコイドーシス治療において,抗菌薬,免疫抑制剤,吸入ステロイド薬は,各々有効率は低いものの明らかに有効な例が存在することは確かである.抗菌薬の中ではドキシサイクリンが最も使いやすく,隆起性の皮膚病変や筋肉病変などに有効性が高いが肺野病変やBHLにはほぼ無効である.メトトレキサートは単剤治療でも肺野病変やBHLにも有効な例がある.フルチカゾンの吸入は末梢型肺野病変例には無効であるが中枢型病変例では有効例がある.経口ステロイド治療では症例に応じて少量ステロイド,十分量ステロイド治療を使い分ける.本症の全身症状は,不定愁訴と考えずに本症特有の治療の対象となる病変と考えるべきであり,ステロイド薬や抗菌薬が有効な例がある.
著者
高村 峰生
出版者
神戸女学院大学
雑誌
女性学評論 (ISSN:09136630)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.51-69, 2015-03

本論はスウェーデンの映画監督であるイングマール・ベルイマンの『秋のソナタ』(1978)において顔がどのように表現され、映画の時間性と結びついているかを、特に母娘の口論の場面に注目して分析している。序論ではベルイマンのクローズアップの典型例として『不良少女モニカ』(1953)における主人公モニカの顔を捉えたシーンに触れ、この場面が表情の微細な変化に観客の関心を向けさせ、ステレオタイプ化された表情と対立するような顔を持続的な時間のうちに表現していると論じた。このモニカのショットは現在時間の持続を捉えているが、『秋のソナタ』においては過去が重要な意味を持っている。夫を失ったばかりのシャルロッテは娘のエヴァの家を訪問するが、そこでいままで目を背けていた過去と対面させられる。たとえば、シャルロッテは重度の障害者であるエヴァの妹ヘレーナが家にいるとは知らず、対面することに苦痛を感じる。ヘレーナはしかし母との再会を喜び、うめくような声で「顔を持って、よく見て」と頼む。このことは「顔」こそが真実を明らかにするものであることを示唆している。シャルロッテはしばしば表情を作ってその場を取り繕うとするが、その試みは過去の記憶の充満したこの屋敷という空間においては挫折する。母と娘の口論のシーンは、家庭を顧みることなくコンサートピアニストとして世界を飛び回っていた母親シャルロッテへのエヴァの非難と、それに対するシャルロッテの自己弁護から成り立っている。二人の間の緊張が最も高まった瞬間において、両者は互いに向き合うのではなくカメラの方を向いており、自我を喪失したように宙を見つめるだけの顔面が我々に向けられることになる。エヴァは4歳を直前にして死んだエーリックの記憶に寄り添いながら生きており、彼女のシャルロッテへの言葉は死の世界からのメッセージでもある。二人がカメラを向くシーンにおいて観客に伝えられるのは過去の重みであり、死の気配である。ベルイマンは顔のクローズアップによって過去が顔面のうちに身体化する様子を捉えたのである。The essay analyzes the embodiment of past memories in human faces in Ingmar Bergman's Autumn Sonata (1978), with a particular focus on close-up shots in the scene of a ferocious argument between a mother and a daughter.For the sake of critical comparison, the essay begins by introducing a famous close-up shot of the heroine's face in Bergman's earlier work Summer with Monika (1953). While Monika emphasizes the present time through a shot of the title character's intense gaze at the audience, Autumn Sonata demonstrates the tenacity of the past experiences by showing the ways in which the characters' remembrances bring changes to their facial expressions.Set in an enclosed space of a house, Autumn Sonata depicts how the mother Charlotte, who has recently lost her husband, is forced to encounter the unfavorable family history which the daughter Eva incessantly attempts to evoke. Shortly after the mother's arrival at the daughter's home, for example, Eva tells Charlotte that her handicapped sister Helena is living in the same house. This news is unsettling enough for Charlotte to break her habitual artificial smile. Eva has believed that no boundary exists between life and death since her son's premature death, and she herself has been living as if she was half alive, half dead.The intense argument between the mother and the daughter mostly consists of Eva's denunciation of the self-centered mother who traveled around the world as a concert pianist without much concern for her family. At the most intense moment in their argument, their faces are directed in the direction of the camera, exposing their total absence of self through their facial expressions. What are communicated to the audience in the scene are the gravity of the past and the invisible existence of death. Through the close-up shots of the two women's faces, Autumn Sonata captures the mysterious moments in which the past memories and others' deaths seize human faces.
著者
藤田 昌也 松見 淳子 平山 哲
出版者
一般社団法人日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.195-204, 2011-09-30

本研究は、最重度知的障害を伴う自閉症成人女性に対して、1時間単位の時計の読みと時系列の順序を指導した事例研究である。対象者は、28年間施設を入所利用し、)し2年から重症心身障害児施設を入所利用する41歳の最重度知的障害を伴う自閉症のある女性である。モデル提示、弁別訓練、プロンプトを用いた約30分の指導セッションを45試行、フォローアップを5試行実施した。介入の結果、アセスメントでは7以上の数字を読むことができなかった対象者が、段階的な指導を行うことにより1時間単位の時計の読みと時系列の順序を獲得することができた。3カ月半後のフォローアップでは時計の読みスキルの維持と他の時計への般化も確認された。本研究の結果から、段階的な行動的支援方法を用いることにより、最重度知的障害を伴う自閉症成人に対して、日常生活に応用可能な新たなスキルを形成できることが示された。