著者
住田 健
出版者
大阪体育大学
雑誌
大阪体育大学紀要 (ISSN:02891190)
巻号頁・発行日
vol.37, 2006-03

本研究の目的は、スポーツ観戦者の「投資の評価」が「再観戦意図」に与える影響を明らかにすることである。具体的には、「再観戦意図」、「チームロイヤルティ」、「満足度」、「サービスクオリティ」、「投資の評価」の関係をモデル化することで再観戦意図への影響を明らかにする。本研究は、測定尺度の開発を行なった。投資の評価に関しては、一般の消費者行動研究の先行研究をレビューした後、Cronin et al. (1997)で用いられた測定尺度をスポーツ観戦者に適用できるよう改良を行なった。他の測定尺度に関しても、先行研究を参考に開発を行なった。開発した尺度の信頼性と妥当性を確認するために予備調査を行なった。予備調査の結果、投資の評価とサービスクオリティで信頼性が低い結果となった。この問題を解決するために、投資の評価に関しては、質問用紙を改良し、サービスクオリティに関しては、項目間の相関を検討した後、4項目を削除した。本研究の対象者は、ガンバ大阪の試合の観戦者である。2005年10月22日、万博記念球技場で行なわれたJリーグ・レギュラーシーズンのガンバ大阪の試合で調査を行なった。試合終了後に調査用紙を配布した。351部を回収し、有効回答数は238部(67.8%)であった。因子の信頼性を確認するために、クロンバッハのα係数による信頼性分析を行なった。チームロイヤルティ、サービスクオリティ、投資の評価の3つの因子のα係数は.553から.916の値を示した。共分散構造分析の結果、「投資の評価」から「再観戦意図」へのパス係数は-.045 (n.s.)、「投資の評価」から「満足度」へのパス係数は.038 (n.s.)であった。また、「投資の評価」と「チームロイヤルティ」には有意な相関(r=.225, p<.05)が確認された。「チームロイヤルティ」から「再観戦意図」へのパス係数は.377 (P<.001)であった。本モデルは、x^2/df (2.931)、RMSEA (.090)、GFI (.844)、AGFI (.788)であり、一定の適合度は認められた。以上のことから、投資の評価は直接的に、再観戦意図に影響するのではなく、満足度を介しても影響を与えないが、チームロイヤルティと有意に関わることによって、間接的に再観戦意図に影響をあたえていることが考えられる。
著者
田中 和子
出版者
一般社団法人 日本助産学会
雑誌
日本助産学会誌 (ISSN:09176357)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.279-289, 2013 (Released:2014-03-05)
参考文献数
15

目 的 インドネシアバリ島の現地男性と結婚した日本人女性が,バリ=ヒンドゥー教の思想と子育てとの関係をどのように捉え,子育てをめぐりどのような生活体験をしているのかを明らかにする。対象と方法 研究者はインドネシア,バリ島に約3ヶ月間滞在し,ヒンドゥー教の思想をもつ男性と結婚した日本人女性11名を対象に,バリ=ヒンドゥー教の思想に関連した生活体験がどのように子育てに影響を与えているか,半構造的面接を行い,帰納的に分析し検討した。結 果 分析の結果,12個のカテゴリーと39個のサブカテゴリーが抽出された。 【バリの生活に馴染む努力】を積極的にする女性たちは,【ヒンドゥー教を受容】することが容易であり,【子どもに民間療法を取り入れる】ことも受容的であった。一方,ヒンドゥー教の受容が難しい場合,【子どもに民間療法を取り入れない】傾向があった。女性たちは,【ヒンドゥー教受容の難しさ】を感じながらも,【みんなで子どもを育てる】バリは日本よりも【子育てに適した環境】と捉えていた。また,女性たちは肯定的に【ヒンドゥー教と子どもの健康は関係する】と考えており,【大家族の生活に戸惑い】ながらも,【みんなで子どもを育てる】ことに感謝していた。女性たちは,【男児尊重の思想を否定】し,かつ思想に関して【子どもに選択肢を与えたい】という思いが,【ヒンドゥー教受容の難しさ】の要因として考えられた。ヒンドゥー教の受容の程度はさまざまであったが,女性たちは【バリで子どもを育てる覚悟】があった。結 論 バリ島で現地男性と結婚し,そこで暮らす日本人女性にとって,バリ=ヒンドゥー教の思想が子育てに大きく影響していた。
著者
石崎 恒夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1224, pp.113-116, 2004-01-12

プロサッカーチームである京都パープルサンガ(以下、サンガ)は、2003年11月29日に行われたガンバ大阪との最終戦に1対5と大敗しました。これで、サッカーJリーグ1部(J1)の年間順位が最下位となり、同2部(J2)への降格が決まってしまいました。この結果を受けて、私は12月3日に辞表を提出、同月31日付で退任しました。
著者
室勝著
出版者
ジャパンタイムズ
巻号頁・発行日
1973
著者
小野武夫 著
出版者
巌松堂書店
巻号頁・発行日
1924
著者
佐藤 康行
出版者
日本村落研究学会
雑誌
村落社会研究ジャーナル (ISSN:18824560)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.23-35, 2010 (Released:2013-01-26)
参考文献数
65

This article considers contemporary conditions of warichi in both irrigation and forests in Nishikanbara-gun, Niigata prefecture, from the perspective of the commons. The warichi , allegedly established in early modern Japan, is a redistribution system of arable land and forest to share risks associated with natural disasters and to pay land taxes proportionally among landholders in each village. Therefore, the warichi is a corporate form of landholdings. This article presents research from the contemporary conditions of warichi in two cases. I found that the warichi formally remains in the mountain forest, while it has been eliminated in the cultivated land holdings. Considering the landholders’ managing irrigation systems today, warichi could be called a commons. The mountain forest can be said to continue to be commons in that ordinary people can access the areas and enjoy climbing the mountain. Furthermore, this research finds that the mountain forest would be better managed by a cooperative network between mountain landholders, local public administration, and volunteer groups.
著者
三好 孝典 今村 孝 上 泰 真下 智昭 石橋 豊 小山 慎哉 上木 諭 寺嶋 一彦 兼重 明宏 青木 悠祐 北川 秀夫 三枝 亮 大場 譲 河合 康典
出版者
豊橋技術科学大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

マスターである人間の運動や力覚を遠隔地において忠実に再現しようとするロボットをテレコピーロボットと定義したとき,自身のコピーロボットが遠隔地に存在し,その遠隔地に居る人間(マスター)のコピーが目前に存在する環境において,1.テレコピーロボットの概念の提示と,それを実現するための全方向移動機能を有した双腕コピーロボットの製作.2.通信遅延に対して安定な4chバイラテラル制御アルゴリズムの提案と実装.3.コピーロボットによるバイラテラル遠隔制御の実現.を行い,目前のコピーロボットを通じてあたかも遠隔地のマスターと直接力学的インタラクションをしているかのような体験が実現可能であることが実証された.

1 0 0 0 OA 観光信濃

著者
高日本社 編
出版者
高日本社
巻号頁・発行日
1936

1 0 0 0 弘明集

著者
(梁)僧祐编撰 刘立夫 胡勇译注
出版者
中华书局
巻号頁・発行日
2011
著者
笹屋 孝允 SASAYA Takayoshi
出版者
三重大学教育学部
雑誌
三重大学教育学部研究紀要. 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践 = BULLETIN OF THE FACULTY OF EDUCATION MIE UNIVERSITY. Natural Science,Humanities,Social Science,Education,Educational Practice (ISSN:18802419)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.251-257, 2018-01-04

本研究の目的は、小学校の複式学級における「渡り」の指導時における、教師による児童の学習活動のモニタリングに着目し、複式学級における渡りの指導形態のあり方を検討することである。多様なパターンの渡りの指導形態を、教室内の座席配置から「L字型」、「横並び型」、「背面型」の3種類に分類し、それぞれの座席配置における教師と間接指導の状況にある児童との距離、教師の視線の向きの特徴を比較しながら分析した。その結果、(1)L字型、横並び型は教師と間接指導の状況にある児童との距離が近く、直接指導と間接指導の転換時に教師の移動距離が小さくなる特徴があること、(2)背面型は教師の視線の向く先に直接指導の状況にある児童と間接指導の状況にある児童の両方が位置づく点に特徴があること、(3)背面型は、直接指導の状況にある児童とは音声的情報によってやり取りをしながら、目線を間接指導の状況にある児童に向けて視覚的情報により間接指導の状況にある児童の活動をモニタリングして、直接指導と間接指導の転換のタイミングをはかることが可能であること、の3点が明らかとなった。間接指導の状況にある児童の活動をモニタリングするには、音声的情報と視覚的情報を使い分けながら直接指導と間接指導を並行することが渡りの指導の特徴であるとの実践的示唆を得た。
著者
堀田正敦 編
出版者
巻号頁・発行日
vol.[285],