著者
趙 蔚青
出版者
愛知大学中日大辞典編纂所
雑誌
日中語彙研究
巻号頁・発行日
no.6, pp.107-122, 2017-03-31
著者
堀 光代 長野 宏子 阿久澤 さゆり 下山田 真 吉田 一昭
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.31-37, 2010 (Released:2014-12-05)
参考文献数
22

岐阜県産小麦粉(中国152号)の製パン性を製粉方法による粒度の面から検討した。ロール製粉機による製粉(中国152号(I)),テストミルによる製粉(中国152号(II))の2種類で製粉し,これらの小麦粉粒度,色差,製パン性等を比較した。小麦粉の平均粒度は,中国152号(I)95.5μm,同(II)56.9μmであった。粒度分布タイプも異なり,中国152号(I)にふすまの混入が示唆された。小麦粉の色差は「感知できるほど」の差がみられた。製パン結果では,比容積は中国152号(II)が(I)より高い結果であった。パンの色差は,小麦粉の色差結果より差が大きかった。パンのクリープ試験結果では,中国152号(II)は1CWに近く,中国152号(I)と(II)には顕著な差がみられた。パンの品質評価は,中国152号(I)の焼き色と色相の2項目が低かった。官能評価では中国152号(I)は(II)と比較して香り以外のすべての項目で低い評価であった。
著者
柳澤 慧 高橋 陸 中村 文彦 住谷 陽輔 飯田 良 新田 明央 倉 千晴 戸口 侑 小島 遼人 藤吉 隆雄
出版者
北海道大学高等教育推進機構 高等教育研究部 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
雑誌
科学技術コミュニケーション (ISSN:18818390)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.145-154, 2015-12

記者発表による市民への情報伝達過程では,情報はおおむね研究者,広報担当者,ジャーナリスト,市民の順で伝わる.そこで,記者発表に関与する専門職と考えられる研究者,広報担当者,ジャーナリストの役割を考え,情報伝達過程における課題と解決策を博士後期課程1 年次の大学院生の視点から考察した.市民に研究成果を届ける記者発表をする理由は二つある.税金を原資として運営する研究の市民に対する説明と,「トランス−専門知」が関わる領域での社会の意思決定のための情 報提供である.ここで記者発表をめぐる課題は六つ挙げられるだろう.研究成果の間違った理解と伝搬,研究成果の強調,社会からの関心の研究成果以外への集中,研究者個人と組織の立場の相反,研究不正や倫理的問題の発覚,そして,市民・ジャーナリスト・科学者の態度の違いである.これらの課題の解決策はおおむね,それぞれの専門職としての役割の認識と倫理教育,情報のフィードバック回路の形成に大別できる.ここから,記者発表に関わる三者の役割の違いを認識したうえで, 規範と現実の食い違いは生じるとの前提でシステムの設計をするのが重要である.そして,その設計において大事なことは認識のずれを許容し吸収する仕組みの準備である.そのためには,バッファーとしての役割を担う中間的専門家が活動できる基盤が必要である.
著者
高橋 政美
出版者
足利工業大学
雑誌
足利工業大学研究集録 (ISSN:0287086X)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.97-101, 2008-03

I compiled this report to observe the difference between the ideal and the reality, and to propose the methods to bring the reality as close to the ideal as possible about what "a representative of the nation means" in Constitution of Japan Article 43. Therefore I point out the importance to continue to make an effort to reduce the gap between the reality and the ideal "a representative of the nation" means in the context of the election system.
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1152, pp.56-60, 2015-02

第3部:常識を超える技術に挑戦ITER計画の進捗を待てないのは国だけでなく、民間企業も同様だ。あたかもゴールドラッシュのように、米国を中心に多くのベンチャー企業が独自の技術で核融合発電技術に参戦している。それらの技術の多くは実現性の実証が必要だが…

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著者
岡田米夫著
出版者
東京堂出版
巻号頁・発行日
1993
著者
松島 肇
出版者
日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.72, no.5, pp.825-828, 2009
被引用文献数
1

我が国の砂浜海岸は古くから生活の場として利用されていたが、レクリエーションの場として海水浴の利用が定着したのは明治期(19世紀後半)とされている。以来、海水浴場を中心とした海洋性レクリエーションは国民の代表的レクリエーションとなり、現在に至っている。今井によると、海水浴場が立地可能な砂浜海岸は約6,900kmと我が国の海岸総延長の21%に相当し、うち約777km(1400カ所)が海水浴場として整備されている。一方、海水浴場に指定されていない砂浜海岸においても、海水浴場のようなレクリエーション活動は確認されており、安全管理上、たびたび問題となっていた。本研究では札幌市近郊に位置する砂浜海岸である石狩海岸を対象地とし、ほぼ同じ環境条件を有しながらも管理形態の異なる、隣接した3つの海岸区域について、利用者を対象とした意識調査を行い、各区域の有する課題を抽出し比較することを目的とした。さらに対象地域の持続的な利用を行ううえで、求められる適正な利用管理手法について検討した。
著者
日置 佳之 百瀬 浩 水谷 義昭 松林 健一 鈴木 明子 太田 望洋
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.759-764, 2000-03-30
被引用文献数
7 6

鳥類の生息環境保全の観点を取り入れた湿地植生計画の立案手法を開発する目的で,国営みちのく杜の湖畔公園のダム湖畔湿地(面積約38ha)において鳥類の潜在的生息地の図化とそれに基づくシナリオ分析を行った。まず,鳥類の分布と現存植生の関係をGISによって分析し,類似の植生を選好する鳥類のグループ(ギルド)を,サンプルエリア内の植生の面積を説明変数とするクラスター分析で抽出した。次に,植生の面積を用いた正準判別分析により,各ギルドが選好する植生の組合せを求め,ギルドの分布予測モデルを構築した。3番目にこれを適用して調査地全域における鳥類の生息地タイプ図を作成した。最後に,人為的に植生を変化させる2種類のシナリオによって,潜在的生息地がどう変化するか予測し,これを基に植生計画を検討した。
著者
佐川 暢俊 金野千里 梅谷 征雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.36-45, 1989-01-15
被引用文献数
15

スーパコンピュータによる大規模な数値シミュレーションの要求が高まっているが そのソフトウェア環境は必ずしも満足すべきものではない.著者らはプログラム生産性の大幅な向上とスーパコンピュータの有効利用とをねらいとしてDEQSOL(Differential EQuation SOlver Language)の開発を進めている.DEQSOLは 問題仕様書レベルの記述からFORTRANによる数値シミュレーションプログラムの自動生成を行う問題向き高水準言語である.入力となるDEQSOL言語はシミュレーション対象を簡潔に表現するとともに解法アルゴリズムを柔軟に表現できるように設計されている.すなわち 空間メッシュの生成 境界条件の取り込みを自動的に行うのみならず 繰り返し 条件分岐と微分演算子を含む計算式を組み合わせて広範囲の解法スキームを構築することができる.連立偏微分方程式の一括離散化 Body Fit用プリプロせッサの装備などの拡張を加え さらなる適用範囲の拡大を図りつつある.一方生成されるFORTRANコードはスーパコンピュータを意識したものであり ループ長の拡大 コンフリクトの少ないデータ構造の採用などの配慮がなされている.その結果 各種の問題に対して記述効率(記述行数比)でFORTRANの10倍以上 ベクトル化率で90%以上のコードの生成を可能としている.
著者
福地 佳代子 濱田 淑子
出版者
東北福祉大学
雑誌
東北福祉大学芹沢[ケイ]介美術工芸館年報
巻号頁・発行日
vol.3, pp.67-84, 2011

昭和35(1960)年6月22日〜12月12日にかけて朝日新聞に連載された佐藤春夫の小説「極楽から来た」で、芹沢[ケイ]介は挿絵を型絵染の技法で表現するという初の試みに挑戦した。新聞連載「極楽から来た」は好評を博し、翌年2月に単行本が刊行、7月には挿絵のみを独立させた芹沢[ケイ]介作「極楽から来た挿絵集」が頒布されたが、その都度一部の挿絵には改変が加えられた。「極楽から来た」の制作において、芹沢と佐藤との間をとりもった明石・無量光寺の住職小川龍彦師は、連載の開始前から終了後まで、約130通の書簡を芹沢に送っており、その中には佐藤春夫の意向を受けた改変依頼をはじめ、図様の誤りや出版社による掲載順の間違いなど、重要な指摘がある。小川師書簡の精査を通して、「極楽から来た」制作のいきさつと、芹沢の試行の跡をたどる。
著者
森田 成也
出版者
一橋大学
雑誌
一橋論叢 (ISSN:00182818)
巻号頁・発行日
vol.133, no.6, pp.670-693, 2005-06-01
著者
濱野 司
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.217, pp.64-69, 2011-05

業務システムで比較的広く使われているLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」に搭載される仮想化ソフトが「KVM」に一本化された。Linuxベースのシステム構築経験が豊富なオープンソース・ソリューション・テクノロジの濱野司氏に、KVMによる仮想化で生じるオーバーヘッドはどの程度なのか報告してもらう。
著者
吉田正一著
出版者
芸能発行所
巻号頁・発行日
1974
著者
鈴木 尊丸 丸山 優馬 廣垣 俊樹 青山 栄一
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.849, pp.16-00518-16-00518, 2017 (Released:2017-05-25)
参考文献数
7
被引用文献数
5

Recently, a novel manufacturing technology has spread out with a five-axis machining center, which is controlled by three linear axes and two rotary axes, because the synchronous control technologies make it feasible agilely to create a three-dimensional and complicated surface such as propellers and hypoid gears using it. By making use of the characteristics, a method to maintain a machined surface quality of a curved surface shape by synchronous motion between two linear axes and a rotary axis with the five-axis machining center was suggested because it is difficult for a three-axis machining center to accomplish that. Moreover, it was demonstrated that a proposed method made it feasible to prevent a machined error due to the quadrant glitch caused by friction of the ball screw and linear guide of feed drive system. However, we have not discussed the influence of servo characteristic difference between linear axis and rotary axis on the machined shape error by this method. In the present report, we aimed at maintaining feed speed vector at milling point by controlling two linear axes and a rotary axis with a five-axis machining center, to improve machined surface quality and suggested a method to reduce shape error of machined workpiece considering differences of three axes's servo characteristics with an advanced control. As the results, it could be seen that shape error greatly decreased based on the proposed method.