著者
中西伊之助 著
出版者
改造社
巻号頁・発行日
1922
著者
和田 正義 森 俊二
出版者
日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.15, no.8, pp.1139-1146, 1997-11-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
11
被引用文献数
7 13 5

This paper presents a new type of holonomic and omnidirectional mobile robot. A steered driving wheel for holonomic and omnidirectional robots is proposed which has an offset distance between the steering axle and the wheel axle along a direction of wheel traveling like a caster which can use a conventional tires (a rubber tire or a pneumatic tire) . A kinematics of the wheel mechanism is analyzed and a new control strategy is introduced to avoid a nonholonomic constraints on the wheels. The driving wheel realizes an active ”caster motion”which enables 2DOF motions in the two dimensional plane. The concept of a holonomic robot with the proposed driving wheels is implemented and tested on a two-wheeled vehicle prototype. Experimental results show that the prototype robot realizes smooth holonomic and omnidirectional motions and precise mobility.

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出版者
巻号頁・発行日
vol.第522-523,
著者
瀬口 正晴
出版者
神戸女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究では、Celiac 病を回避するために、グルテン同様の粘着性を有するジネンジョや過熟バナナを用いてグルテンフリーパンを調製した。ジネンジョを凍結乾燥後、小麦デンプン、砂糖、イーストなどと混合、発酵、焼成して製パンを行った。さらに過熟バナナを同様に用いてパンの調製をすすめた。その結果、何れも小麦粉パンに相当するパンが得られた。さらにジネンジョを高分子区分(多糖類)と低分子区分(ペプチド)に分画し製パンすると、何れの区分も製パンに必要なことがわかった。バナナは過熟のもの(黒)で膨化した。この過熟バナナをオートクレーブ処理するとパンはできなかった。
著者
中島 剛
出版者
杏林大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2012-08-31

疾病や外傷による脊髄障害後の運動機能回復は、適切かつ効果的なリハビリテーションを行うことが重要である。本研究は、障害後の脳から脊髄への運動系下行路システムの再構築を見据えた、神経リハビリ法の開発を目指す。特に、そのシステムの一部を構成し、脊髄障害後の代償機構の主役となる可能性を秘める「脊髄介在ニューロン」を含む神経ネットワークに焦点を絞り、この神経回路の活動励起とその可塑性を生じさせる方法論について検討することを目的とする。本年度は、その基礎研究として健常成人を対象に、ヒト脊髄介在ニューロンの活動を可視化するための最適刺激パラメータの検討を行った。まず、方法論として、上部頸髄に位置する脊髄介在ニューロンが1.運動野上肢領域から入力を受けること、さらには同じニューロンが、2.末梢性感覚入力を強く受けること、を利用し、組み合わせ刺激(1+2)で誘発筋電図の増強が起こり、これが介在ニューロンの活動を反映すると考えられている(空間的促通法)。そこで、今回は、運動野磁気刺激・末梢神経刺激の刺激間間隔を系統的に変え、誘発筋電図上(上腕二頭筋:BB)に得られる促通条件を検討した。その結果、尺骨神経(刺激強度:運動閾値の約1.0 倍)と運動野磁気刺激(運動閾値付近)の同時刺激による促通効果は、その刺激間間隔が7.5ミリ秒付近から観察され、10ミリ秒で最大となった。よって両刺激による神経伝導時間等を考慮すると、脊髄内、特に前運動ニューロンレベルにおいて空間的促通が生じている可能性が考えられる。また、この効果は、BBと手指筋の共収縮が重要であった。これらの結果は、ヒト間接的皮質脊髄路を効率よく賦活させるために重要な基礎データであり、今後これらのパラメータを用い、繰り返しの連発刺激によって当該神経機構に可塑的変化を引き起こす予定である。
著者
渡邉 浩一郎 白尾 国昭 波多野 豊 大津 智 森永 亮太郎 平島 詳典 久松 靖史 西川 和男 河野 桜
出版者
大分大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

2012年10月1日UMINへ「上皮成長因子受容体(EGFR)阻害薬の耐性獲得に対して制御性T細胞が及ぼす影響」(受付番号:R000010551)として登録を行った。皮膚及び血液検体の免疫組織学的検索の解析から、EGFR阻害薬投与後の皮疹の出現に伴い、制御性T細胞マーカーであるFOXP3およびCTLA-4陽性細胞の真皮への浸潤が経時的に増加していることを確認した。皮膚のmRNAレベルでも制御性T細胞のマーカーであるCTLA-4の発現が亢進していることが証明された。同時に測定した炎症性サイトカインや炎症抑制サイトカインは個体差が大きく一定した傾向をみることができなかった。
著者
森田 浩一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.82, no.8, pp.1515-1522, 1999-08-25
被引用文献数
7 6

近年, 環境問題の対策として電子通信機器用電源に対して省電力や低ノイズの重要性が指摘されている. 本論文では, これらを満足するソフトスイッチング電源を実現できたので報告する. 製作した電源のノイズレベルは公的に決められているCISPRのClass-Bの伝導ノイズ規制値よりも更に30dBも低く, 輻射(ふくしゃ)ノイズも非常に低い. また低ノイズスイッチング電源を製作するときに増加しがちな漏洩(ろうえい)電流も0.2mA以下に抑えることができ, 更に電力効率も今までの方式に比べて5%程度良好になった. 回路方式は, ハーフブリッジ方式で構成され, ソフトスイッチングで動作し, メイン回路の部品点数も非常に少ない. またトランスは漏洩インダクタンスを利用できるので, 1次2次間の巻線を分離して巻くことが可能で, 1次2次間の浮遊容量を非常に小さくすることができた. このためノイズが発生しても発生したノイズが外部に伝わりにくいという特徴をもっており, 超低ノイズスイッチング電源に特に適している. 特に, ここでは, この超低ノイズ電源の動作原理, 動作解析, 発振周波数特性, 効率特性, ノイズデータ等を紹介するとともにノイズ発生のメカニズムとその低減法について説明する.
著者
庄司 学 八木 勇治 永田 茂 丸山 喜久 村尾 修 藤井 雄士郎
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では、ライフラインシステムの中でも電力、都市ガス、上水道・下水道、道路網、通信に焦点をあて、東日本大震災のような地震と津波の作用が複合化する「地震津波複合災害」を対象とした上で、ライフラインシステムの物理的及び機能的被害と復旧支障の相互連関を精度よく表現する数理モデルを構築し、被害を受けた後の応急復旧過程の問題構造を定量的に明らかにした。
著者
王 鋒 佐川 貢一 猪岡 光
出版者
日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.191-200, 2000-08-15
被引用文献数
9
著者
王 鋒 佐川 貢一 石原 正 猪岡 光
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌. D, 産業応用部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. D, A publication of Industry Applications Society (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.122, no.7, pp.730-735, 2002-07-01
被引用文献数
9 11 5

This paper describes the development of a driver assistance system for improving passenger ride comfort of automobiles. Based on results of psychophysical experiments of subjective ride comfort evaluation, a linear multiple regression model that evaluates the ride discomfort index (RDI) is proposed using longitudinal acceleration and jerk of the automobile as explanatory variables. In order to reduce the ride discomfort caused by the velocity fluctuation of an automobile, a microcomputer-based driver assistance system that evaluates the RDI and informs the driver of the RDI in real time by both visual and auditory means is developed. Experiments show that, with the help of the system, a driver can improve his/her driving skills and modify his/her driving behavior to provide passenger-friendly maneuvers and improve passenger ride comfort, thus verify the usefulness of the proposed driver assistance system.
著者
園池 公毅
出版者
北海道大学低温科学研究所 = Institute of Low Temperature Science, Hokkaido University
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.67, pp.507-524, 2009-03-31

クロロフィル蛍光はその起源となる光化学系の種類や量,そしてエネルギー移動を反映するため,光化学系の量比やステート遷移に関する情報をそこから得ることができる.また,室温での蛍光測定にパルス変調測定法を適用することにより,植物の光合成の状態を非破壊的に測定することができる.この場合,クロロフィル蛍光自体は光化学系IIから発光するが,電子伝達の相互作用を通して,系II以外の光合成の状態に関する情報を蛍光から得ることもできる.本稿では,クロロフィル蛍光測定の原理と,測定結果を定量化する方法,そして結果として得られたパラメーターの解釈の方法について解説し,さらにパルス変調法の吸収測定への応用についても触れる.
著者
相原 玲二 竹中 強 小柳 光正
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム
巻号頁・発行日
vol.93, no.16, pp.47-53, 1993-04-23

光インターコネクションを用いた3次元集積回路の応用として,ニューロチップを提案する.今回は,ホップフィールドニューラルネットワークを取り上げ,4層構造の3次元集積回路で実現することを検討した.設計した回路では16種類の結合重みをプログラム可能であり,結合重みの変更を高速に行なうことができるようになっている.さらに,今回設計した光インターコネクションを含むニューラルネットワークに対し,光結合等価回路を用いた回路シミュレーションを行ない性能評価も行なったので合わせて報告する.
著者
ハイエン E.M. (2007 2009) ハイエン E M (2008)
出版者
大阪大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2007

本研究の目的は、PCクラスタやグリッドやボランティアコンピューティング環境で稼働する生体シミュレーションを作成することである.この生体シミュレーションは、大阪大学基礎工学研究科の野村研究室と大阪大学臨床医工学融合研究教育センターと共同でinsilicoIDEモデル開発プラットフォームとinsilicoSimの生体シミュレーションプログラムを開発した.今年度はinsilicoIDEの外部のinsilicoSim生体シミュレーションのためのプログラムに開発を集中に行った.insilicoSimとは、様々な記述言語で記載されているモデルを読み込んで、モデルの動きとシミュレーションの流れを表示するデータ構造に変換し、数理的なシミュレーションの計算を行うプログラムである.プログラム開発のため複数の技術を利用した.モデル記述言語で共通点があるので、共通のパーザーを開発した.これで様々な言語を読み込む場合でも、パーサーが早くモデルを分析できる.モデル計算のためデータ構造を利用するけど、メモリとキャッシュの影響で比較的に遅いである.従って、シミュレーション速度を改善するためにモデルのデータ構造は簡単なバイトコードに変換する.ボランティアコンピューティング環境でのシミュレーションの開発も困難である.複数の大規模環境でプログラムを開発するため、Python言語でPyMWのライブラリを開発した.不信頼計算資源を利用するため、スケジューリング方法と理論も開発した.不信頼資源のスケジューリング理論とPyMWライブラリでボランティアコンピューティングやグリッドの環境で生体シミュレーションを開発できるようになった.