著者
栗原 隆 加藤 尚武 座小田 豊 尾崎 彰宏 野家 伸也 伊坂 青司 山内 志朗 鈴木 光太郎 佐藤 透 城戸 淳
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

「主体」は空間の中で、形の認知に感応する中でこそ自覚されるものであって、自我の自己措定のような機序によって成り立つものではないことが確認された。
著者
南 陽介
出版者
名古屋大学
雑誌
若手研究(スタートアップ)
巻号頁・発行日
2008

Ph陽性白血病幹細胞の薬剤耐性検討のため、患者細胞を免疫不全NOGマウスに移植継代する系において、静止期CD34陽性分画は、BCR-ABL脱リン酸化にも関わらずABLキナーゼ阻害剤イマチニブ不応性を示し、mTOR阻害剤エベロリムスはそれらの分画を含めて細胞死を誘導し、T315I変異をもつ耐性細胞株に対しても有効であった。詳細なバイオマーカーの検討、in vivo効果を検討中であるが、Ph陽性白血病幹細胞とT315I変異によるイマチニブ耐性に対して、エベロリムスが有望な選択肢となることが示唆された。
著者
by Anthony Kaldellis
出版者
Brill
巻号頁・発行日
1999
著者
北村 次一
出版者
関西学院大学
雑誌
經濟學論究 (ISSN:02868032)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.21-37, 1992-07-20
著者
武井 秀史 西井 鉄平 前原 孝光 角田 幸雄
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.183-187, 2004-06-20
参考文献数
14

背景.小細胞肺癌や肺カルチノイドが異所性ACTH産生によりGushing症候群を引き起こすことはよく知られている.しかしながらGushing症候群を呈した胸腺カルチノイドは報告が少なくまれである.症例.58歳女性.満月様顔貌,下腿浮腫,低K血栓の精査のため入院.血中ACTH, cortisolの高値を認めGushing症候群と診断された.画像上前縦隔に2cm大の腫瘍を認めた.異所性ACTH産生縦隔腫瘍の疑いで胸腔鏡下腫瘍切除術を行った.病理検索で胸腺spindle cell carcinoidと診断した.免疫染色でACTH陽性であった.術後速やかに血中ACTH値は低下し臨床症状も改善した.結論.非常にまれなCushing症候群に関連した胸腺spindle cell carcinoidを報告した.
著者
春山 元寿 下川 悦郎 井上 利昭
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿児島大学農学部演習林報告 (ISSN:03899454)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.65-92, 1977-03-31
被引用文献数
1

桜島火山地域における土砂害発生のメカニズを究明するうえで, 基礎的資料となる降灰および渓床滞積土の物理的性質を検討した。その結果は次のように要約される。(1)試料降灰のうち細粒子部分を火山灰と呼び, 粗粒子部分が多いものを火山砂と呼ぶことにする。試料としては火山灰, 火山砂, および渓床滞積土を用いた。とくに火山灰は各種の試験に供した。(2)試験行なわれた試験は, 土粒子の比重試験, 粒度試験, 現場密度など, 透水試験, 不飽和透水試験, 排水・乾燥試験, スレーキング試験, 膨張・収縮試験, 三軸圧縮試験, および最小密度試験である。(3)土粒子の比重これは, 火山灰, 火山砂ともに2.66,渓床滞積土は2.62である。(4)粒度組成火山灰は粘土分9%, シルト分24%, 砂分67%のシルト質砂, 火山砂はシルト分以下が7%, 砂分59%, レキ分34%の細粒分まじり砂である。渓床滞積土の粒度は場所によって大きく変化し, レキ質土, 砂質土, 細粒分まじり砂などとして分類される。(5)乱さない渓床滞積土の状態地獄河原では, 含水比15.4〜24.6%, 湿潤密度1.53〜1.69g/cm^3,乾燥密度1.22〜1.46g/cm^3,間ゲキ比0・80〜1.14,軽石が多い古河良川では, 含水比25.4〜36.6%, 湿潤密度1.22〜1.26g/cm^3,乾燥密度0.89〜1.00g/cm^3,間ゲキ比1.61〜1.93である。(6)火山灰の最小密度降雨などの影響を受けていない降灰の滞積密度を知るために, 火山灰の最小密度を測定した。その値は, 滞積状況で異なるが, 乾燥密度の最小値という点から決定すると1.31g/cm^3程度である。そのときの間ゲキ比は1.030である。(7)透水性火山灰と火山砂について透水試験を行なった。火山灰の透水係数は時間とともに増加する傾向を持ち, 間ゲキ比と透水係数の対数の間に直線関係が認められ, さらに10^<-4>〜10^<-5>(cm/sec)のオーダーの範囲にある。火山砂の透水係数は, ゆるい状態では時間とともに減少し, 密な状態ではわずかながら増加する傾向がみられる。また, 間ゲキ比の平方と透水係数の間に直線関係を認めることができる。透水係数は10^<-2>〜10^<-3>(cm/sec)の間にある。(8)不飽和時の透水性これは火山灰についてだけ試験した。不飽和火山灰の透水係数は飽和したものに比べて小さく, (4.5〜8.5)×10^<-5>(cm/sec)である。(9)重力排水・蒸発乾燥特性試料として火山灰と火山砂を用いた。重力排水は火山灰, 火山砂とも24時間以内でほとんど終了する。重力排水後の含水比は, 間ゲキ比によって異なり, 火山灰で13〜18%, 火山砂で10〜12%である。空気乾燥状態での含水比は0.38%程度である。火山砂は火山灰より水分消失速度が速い。含水比の時間的変化は, w=at^bによって表わされる(w=含水比, t=経過時間)。(10)スレーキング崩壊火山灰についてスレーキング試験を行なった。供試体の乾燥とともにスレーキング崩壊の時間は短かくなる。崩壊所要時間tと含水比wの間には, logt=m1ogw+hの関係があり, 含水比が低いほど崩壊時間は小となる(m, h=定数)。(11)吸水膨張・収縮特性火山灰に吸水させて体積変化状況を試験した。間ゲキ比が0.6〜0.7では吸水によって収縮も膨張も生じなく, それよりゆるい状態では収縮し, 密な状態では膨張(膨潤)する。収縮・膨張は吸水開始後5〜10分でほとんど全量を終了する。吸水による供試体高さの変化率Rと経過時間tとの間には, R=αlogt^2+βlogt+γの関係がある。収縮のときα>0,膨張のときα<0,体積変化を生じないときα=β=0となる。(12)セン断抵抗角火山灰, 火山砂について, 供試体の密度をいろいろかえて, 拘束圧が0.5および1.Okg/cm^2のもとで圧密排水三軸圧縮試験を行なった。火山砂はセン断を受けると膨張傾向が強く, 火山灰は収縮傾向が強い材料である。したがって外力を受けたとき, 火山灰は火山砂に比較して不安定になりやすい。火山灰のセン断抵抗角φ_dは30〜36度, 火山砂のφ_dは40〜50度であり, いずれも間ゲキ比eが小さいほどφ_dは大きい。φ_dとeの間には, φ_d=ne+lの関係があり, eを知ることによってφ_dを推定できる。粒子のかみ合いの補正を行ったときの摩擦角は34度内外である(n, l, =定数)。
著者
黒須 正明
出版者
放送大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は、ISO9241-210やUX白書等を参考にしたうえで、2011年度には目標達成に関してGOB, POB, SOBという行動パターンを区別した。2012年度には品質特性と感性特性を区別し、さらに意味性を位置づけた。またUXの概念を拡張し、ハードウェアやソフトウェアだけでなく、サービスというヒューマンウェアをも含めることとした。この時点で経験という一般的概念に関して経験工学の概念枠を提唱した。2013年度には、品質特性と感性特性を客観的品質特性と主観的品質特性と言い換え、また意味性についての考察を深め、以前提唱した人工物発達学が意味性を見いだす上で重要であり有用であることを指摘した。
著者
雁屋F著
出版者
ブロンズ社
巻号頁・発行日
1972
著者
浅尾 恒徳 上田 恵亮 村尾 哲 帖佐 博文
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.712-715, 1994-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
4

We heve treated 4 cases with pyogenic cervical spondylitis associated with paralysis over the last 5 years. Three males and 1 female were treated, ranging in age from 56 to 74 years. Anterior spinal fusion was carried out in 2 cases, and anterior and posterior spinal fusion were concomitantly used in 2 cases. Magnetic resonance imaging (MRI) was very useful in deciding on the surgical technique because it clearly showed the range of destruction of the vertebral body, degree of oppression of dural duct and range of extension of inflammation. Early favorable prognosis was obtained in 2 cases which had anterior spinal fusion of 3 intravertebral spaces plus the combined use of posterior spinal fusion. Kyphosis was not observed, and favorable osteorrhaphy was obtained.

1 0 0 0 OA 有部の極微説

著者
佐々木 閑
出版者
日本印度学仏教学会
雑誌
印度學佛教學研究 (ISSN:00194344)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.932-926, 2009-03-20