著者
國弘 暁子
出版者
群馬県立女子大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

インドのヒジュラとカナダのベルダーシュを考察の対象に据え、異性装の比較研究を実施した結果、当該社会において、異性の衣装を身に纏う行為が、単なるジェンダーの逸脱や倒錯としてではなく、異なる力や聖性を表現する実践として認識されている、あるいは、されていたことが明らかとなる。
著者
河津 弘二 槌田 義美 本田 ゆかり 大田 幸治 緒方 美湖 吉川 桂代 山下 理恵 山鹿 眞紀夫 古閑 博明 松尾 洋
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.23-29, 2008-02-20

本研究は,地域における一般高齢者向けの,介護予防を目的とした運動プログラム「長寿きくちゃん体操」の紹介をするとともに,地域主体での教室運営による運動プログラム介入前後の身体機能面と精神活動面で変化がみられたことを報告する。教室の対象は,老人クラブの21名(74.1±3.7歳)で,期間は3ヶ月問であり,教室は他機関の健康運動指導士が運営した。身体機能面の変化に対し,教室の前後で,10m全力歩行,開眼片脚立ち,握力,長座位体前屈,Timed Up & GO Test (TUGT),6分間歩行を評価した。また,日常生活活動や精神活動の変化に対し,アンケート調査で,主観的健康観,FallsEfficacy Scale (FES), MOS Short-Form-36-Item Health Survey (SF-36),グループインタビューを実施し,また痛みの変化ではNumeric Rating Scale (NRS)を実施した。結果は,身体機能面で,10m全力歩行,TUGT,6分間歩行,握力で有意な改善を認めた。また,精神活動面は,主観的健康観で有意な変化を認め,他項目でも改善傾向があった。地域リハビリテーションでの介護予防教室に対し,ポピュレーションアプローチでの間接的な運動プログラムの提供により,心身の変化の可能性を示唆したと考えられた。
著者
田宮 信雄
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.23, no.10, pp.728-732, 1974-10-01 (Released:2011-09-21)
参考文献数
57
被引用文献数
1
著者
島田 武彦 土師 岳 山口 正己 武田 敏秀 野村 啓一 吉田 雅夫
出版者
園藝學會
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.543-551, 1994
被引用文献数
14 20

95種類の10m erのオペロンプライマーを用いて, RAPD分析法により59品種•系統のウメの品種分類を行った. ウメを小梅•台湾梅品種群, 中梅品種群, 大梅品種群, 杏梅品種群に分け, 各々の品種群について分類を行った. 小梅と台湾梅のグループは遺伝的変異が小さく, アンズの形質をほとんど含んでいなかった. 台湾野生梅は中梅品種群とは遠縁で, 明らかに異なっていた. '室谷'と'藤之梅', '小向'と'古城', '鈴木白'と'太平'では相互の識別ができず, これらは異名同品種である可能性が高いと考えられる'豊後'はウメとアンズの雑種であることが証明された. '高田梅'はアンズにかなり近縁であることが確かめられた.RAPD分析法は近縁な品種問でもDNA多型を十分に検出できるので, 従来の方法では識別できなかった異名同品種や同名異品種を識別することも可能であると推察される.<BR>RAPD分析の結果, 実ウメは次の7つのグループに分類できた. 1) 台湾梅品種群, 2) 小梅品種群, 3) 中梅品種群, 4) 大梅 (白花) 品種群, 5) 大梅 (桃花) 品種群, 6) 杏梅品種群, 7) 李梅品種群. 花ウメは実ウメと遺伝的特性は近いものと考えられ, 中梅品種群, 大梅品種群, 杏梅品種群のいずれかに属するものと推察される.
著者
黒川 利明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.20, no.6, pp.524-526, 1979-11-15

いわゆるブロック構造をもっているプログラミング言語における局所変数の束縛方式について検討する.いわゆる「浅い」変数束縛と「深い」変数束縛について まずそれぞれの定義を与える.次にAlgol系のプログラミング言語で用いられる「display」方式の変数束縛を取り上げて これが上の定義に照らして「深い」のか「浅い」のかを考える.この3方式を比較して「浅い」束縛の利点を 処理速度 デバッグ インタプリタとコンパイラの共存の3点について示す.最後に「浅い」束縛での問題点を述べ この問題の背景について触れる.
著者
関 満博
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.209, pp.64-66, 2002-02

城県日立市といえば、日本を代表する総合電機メーカー、日立製作所の発祥の地であり、街全体が日立グループの企業によって形成された典型的な企業城下町だ。約二〇万人いる市民の大半は日立グループ関連の仕事をしており、「日立にあらずんば、市民にあらず」といった雰囲気すら漂う。
著者
井上 順孝
出版者
神道学会
雑誌
神道学 (ISSN:05830680)
巻号頁・発行日
no.130, pp.p17-36, 1986-08
著者
井上 順孝
出版者
神道学会
雑誌
神道学 (ISSN:05830680)
巻号頁・発行日
no.131, pp.p37-62, 1986-11
著者
井上 順孝
出版者
東京大学文学部宗教学研究室
雑誌
東京大学宗教学年報 (ISSN:2896400)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-19, 1986-02-25
著者
坂本 友子 由比 顕之介
出版者
九州女子大学・九州女子短期大学
雑誌
九州女子大学紀要. 自然科学編 (ISSN:0916216X)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.31-40, 1997-03

幹線道路沿いの二酸化炭素濃度に及ぼす交通量との要因の関与を解明するために、また北部九州にある2都市の地勢、気象要因、交通量が二酸化炭素濃度に与える影響を解明するために、北九州市31ケ所、福岡市11ケ所におけるテドラバック水酸化バリウム法による二酸化炭素濃度の測定を行い次の結論を得た。1.北九州市の住宅地における幹線道路沿いの二酸化炭素濃度を測定の結果、国道3号線沿いでは384ppm、199号線沿いでは381ppmであった。両国道の値は近似していた。また道路沿いのマンション屋上(30m)での二酸化炭素濃度は406ppmで国道沿いの平地(1.5m〜2.0m)と差が見られなかった。2.交通量に差がある北九州市と福岡市についての昼及び夜の二酸化炭素濃度は、北九州市の昼間の二酸化炭素濃度は375ppm、夜間は432ppmで昼間より夜間に高い値を示した。一方福岡市においては昼間は409ppm、夜間は374ppmであり交通量との間に有意な相関が見られた。北九州市では交通量が減少する夜間に二酸化炭素濃度の有意な増加が見られたことから、交通量の影響は小さいことが考えられ、他の要因が影響したものと考えられた。3.福岡市では風向が東または南東の風のとき二酸化炭素濃度が高値を示し、北九州市では北または北西の風のときに二酸化炭素濃度が高値を示した。風力に関しては両市とも風速2.1m/s以上のときに二酸化炭素濃度は低下し、北九州市では有意の低下を示した。降雨については両市とも降雨の後に有意な低下が見られたが、緑化率が60%の北九州市の方が福岡市より低下が大きかった。福岡市では気象条件による二酸化炭素濃度の変動は少なかったが、北九州市では降雨、風力、風向のすべてと関係が見られた。北九州市と福岡市の変動要因には差があり、都市によってそれぞれ地域特異性があるものと考えられた。