著者
グワルチエリ 著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1933
著者
執印 康裕 松英 恵吾 有賀 一広 田坂 聡明 堀田 紀文
出版者
JAPANESE SOCIETY OF REVEGETATION TECHNOLOGY
雑誌
日本緑化工学会誌 = Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.27-32, 2010-08-31
被引用文献数
1 1

宇都宮大学船生演習林内の約310 haのヒノキ人工林を対象に林齢分布の経年変化が表層崩壊発生に与える影響について,分布型表層崩壊モデルに確率雨量を入力因子として与え検討した。同地は1998年8月末豪雨によって,20年生の林分を中心に表層崩壊が多発しているが,この豪雨の確率雨量評価を行った結果,継続時間72時間雨量で確率年約170年の降雨であることが確認された。次に2年確率72時間雨量を用いて1939年から2008年までの林齢構成の経年変化が表層崩壊発生に与える影響について,分布型表層崩壊モデルから出力される潜在表層崩壊発生面積を指標として検討した結果,指標値の範囲は約0.8 haから4.9 haの範囲にあり,降雨条件が同じ場合に1970年から1980年にかけて表層崩壊発生の可能性が高い状態にあると評価された。さらに1979年から2008年までの年最大72時間降水量をモデルに入力して検討した結果,1998年時点で表層崩壊発生の可能性が最も高いことが示された。
著者
西山 秀人
出版者
上田女子短期大学
雑誌
上田女子短期大学紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
no.34, pp.15-28, 2011

紀貫之の和歌には、諸先学が指摘するように『万葉集』の影響が色濃く認められる。その傾向は『土佐日記』所載の和歌についても同断であるといえるが、『古今集』入集歌や『貫之集』所載歌に比して具体的な考察が立ち遅れているようである。本稿は『土佐日記』歌について万葉歌との表現的関連を検証することで、本作品における万葉歌摂取の具体相をより明らかにしようとしたものである。
著者
福島 隆寛 内海 彰
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.239-249, 2007-06-15 (Released:2007-08-24)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1

本論文では,Web ページに記載されている情報の信頼性(Web ページの信頼性)を,そのWeb ページやそこに含まれているテキストのさまざまな特徴から推定する手法を提案する.提案手法は,信頼性判断に影響を与える各特徴が推定対象のWeb ページで成立しているかどうかを自動判定する処理と,成立すると判断された特徴からそのWeb ページの信頼度を求める処理から構成される.どのような特徴が信頼性判断に影響を及ぼすかについては,アンケート調査を実施して,68個の特徴とWeb ページの信頼性への影響度を得た.本研究では,それらのうちの40個の特徴(信頼性の尺度)の成立を自動判定する手法を開発した.また信頼度を計算する手法として,影響度の総和を取る方法とSupport Vector Machineを用いた機械学習により信頼度を求める手法を開発した.そして,評価実験を通じて,信頼性の尺度の判断処理の有効性と信頼できる/信頼できないページの二値分類に対する提案手法の有効性を確認した.
著者
張玉潔 尾関 和彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.85, pp.1-8, 1997-11-12
被引用文献数
3

従来の文節分割法では,人手で規則を与えていたため,規則全体の一貫性を保持するのが困難であり,また規則の適用順序の定め方に問題があった.ここでは形態素解析された日本語文を,分類木により文節単位に分割する方法を提案する.この方法によれば,分割規則をコーパスから自動的に獲得することができる.また,統計的な側面と論理的な側面から同時に分割規則を捉えることにより,効率の良い規則適用順序が得られる.さらに対象領域や形態素の分類体系などが変更されたときも,学習データを入れ替えるだけで,新しい状況に対応する分割規則を容易に獲得することができる.ATRコーパスとEDRコーパスを用いた実験により,この方法の有効性を確認した.In conventional bunsetsu segmentation methods of Japanese sentences, segmentation rules have been given manually. This causes difficulties in maintaining the consistency of the rules, and in deciding an efficient order of rule application. This paper proposes a method of automatic bunsetsu segmentation using a classification tree, where the knowledge about bunsetsu boundaries can be automatically acquired from a corpus without the need of handwork on rule making. It can also adapt quickly to a new task domain and a new system of morpheme classification. Results of experiments on ATR corpus and EDR corpus show the effectiveness of this method.
著者
桑野 聡
出版者
郡山女子大学
雑誌
紀要 (ISSN:13415840)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.33-59, 2002-03
著者
森岡 敬一郎
出版者
創価大学人文学会
雑誌
創価大学人文論集 (ISSN:09153365)
巻号頁・発行日
no.10, pp.A53-A79, 1998-03

ヨーロッパ中世社会における「家族」の役割は極めて大きい。例えば,かのMarc Blochは,名著『封建社会』(La Societe feodale)第一巻「従属の紐帯の形成」,第二部,個人間の紐帯,1,血の紐帯,第一章系族の連続性,の中でこの問題を取り上げている[我々の旧訳ではリニッジを系族としたが,これはリニッジ若しくは系譜の方が良い。改訳の機会があれば改めたい]。また,家族の問題は古今東西を問わず「諸個人の活動を統合し,調和させる」機構として常に重要な役割を果したことは否定出来ない。特に中世初期におい
著者
古河 恵一 長野 護 重吉 康史
出版者
近畿大学
雑誌
近畿大学医学雑誌 (ISSN:03858367)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.171-174, 2007-09

ハイテクリサーチ研究の中で,時差症候群がどうして起きるのかを明らかにしました.単純にいえば,体内時計の一部が,環境の明暗サイクルの急激なシフトについて行けないために出発地の時間が体に残っていて時差ぼけが生じるのです.といえば,当たり前のことなのですが,長い間どうしてこういった環境のリズムと体内時計の乖離が生じるのかわかっていませんでした.時差症候群の原因には体内時計中枢の解剖学的な構築が大きく関与しており,そういった観点からの解析技術を我々の教室が有していたために価値のある所見を得ることができました.この総論では哺乳類体内時計の場所である視交叉上核とその中に存在する小領域と,体内時計はどうして変位するか.すなわち,日々の時刻あわせをどのように行うかについて説明して,最後に時差症候群の成り立ちについて述べます.ほとんどの生物には体内時計が存在し,われわれの生理現象(睡眠,体温,行動,ホルモンなど)のリズムが存在します.このリズムの周期は,正確に24時間ではなく24時間より若干長かったり,短かったりすることからこのリズムは概日リズム(サーカディアンリズム)と呼ばれています.体内時計の中枢は,視床下部の視交叉上核という小さな神経核にあり,その視交叉上核の細胞が環境の明暗周期に同調しています.視交叉上核の一側には1万個弱の細胞が存在し,その内の半分以上が神経細胞です.その神経細胞のほとんどが自律的な約24時間のリズムを作り出すことができます.
著者
山内 正人 砂原 秀樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.437, pp.97-100, 2010-02-22
参考文献数
18

センサの低価格化や高性能化が進み、様々なセンサの設置が進んできている。また設置されたセンサをネットワークで繋ぐことでセンサ単体では困難なことが可能となった。例えば気象センサネットワークでは高密度な気象データを集めることで、低密度なセンサデータでは困難であったゲリラ豪雨などの高精度な予測が実現可能となる。しかし、センサデータを応用するためには、データの信頼性も重要となる。従来では人手によってセンサデータの信頼性を確保していたが、本稿ではMicro blogを用いることで、自動でセンサデータの信頼性が向上できることの可能性について示した。これにより、今後規模が爆発的に増大するセンサネットワークヘも対応が可能となる。
著者
橋本 太郎
出版者
The Ornithological Society of Japan
雑誌
(ISSN:00409480)
巻号頁・発行日
vol.17, no.79-80, pp.163-171, 1962-12-31 (Released:2008-12-24)
参考文献数
2
被引用文献数
2

1. 年令の識別についてこの地域における幼鳥成鳥の識別は季節的に分けるのが適当であると考える。1) 4月~7月 腮腺の羽色のちがいと,嘴色のちがいを標識として識別できる。2) 8月~9月 成鳥の嘴色は変化して幼鳥と同色になるので標識としてつ(170)1962 農村地帯に於けるスズメ群の生態 171かえない。腮腺は旧羽の残存するかぎり標識としてつかえるが以後は脱羽のため適当な標識がないから8月下旬から9月下旬の調査は除外したほうがよいと考える。3) 換羽の終った幼鳥は若鳥として区別したい。また嘴色全黒色となれば成鳥としたい。4)10月~翌年3月 若鳥と成鳥の識別は再び嘴色のちがいを標識として識別できる。2. 性の識別について1) 野外観察において群全体を区別する標識はないと考える。生殖腺による識別は正確であるが新鮮な個体によらねばならない。