出版者
珍書刊行会
巻号頁・発行日
vol.第4冊 1, 1915
著者
友澤 和夫 岡橋 秀典 石丸 哲史 加茂 浩靖 鍬塚 賢太郎 加藤 幸治
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、知識経済化の下で成長しているビジネスを取り上げて、それらの成長ダイナミズムを明らかにするとともに、立地や人的側面の把握を試みた。その結果、「ものづくり」の伝統がある地域では、知識の創造や導入により第2・第3の創業がみられ、それらが成長ビジネスとなっていること、およびそれを支える地域的ネットワークの存在が確認された。一方、地方圏ではこうした地域は少なく、知識経済化のもう1つの特徴であるアウトソーシングを支える企業・業者の成長に負っていることが示された。
著者
寺田 照子
出版者
文光堂
雑誌
臨床スポーツ医学 = The journal of clinical sports medicine (ISSN:02893339)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.263-269, 2002-03-01
被引用文献数
2
著者
倉重 龍一郎 棚田 一郎
出版者
室蘭工業大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1992

我々は、平成4年度から3年間にわたり、「動的メディアの援用による階層学習系CAIシステムの開発」と云うテーマで取り組んで来た。ここに、その研究成果を報告する。1.学習者は自然な感覚で個別学習授業が受けられる。学習者は、通常のテレビと同様の動画方式で、録音された教師の肉声を聴きながら自然な感覚で授業を受けられる。2.学習者は自分の学力に合った学習レベルを選択することが可能である。分からない箇所を、学習者がメニューから指示するだけで、本CAIシステムが自動的に多数の動的メディアの中から特定のメディアを選択して頭出しを行う。これにより、本システムは、学習者へ速やかに学習に必要な映像及び音声を提供する。3.学習する技術レベルをはっきり認識させる授業システムである。英会話に例えると、ナチュラルスピードに相当する授業(これをナチュラル技術レベルと呼ぶ)を学習者が受講することにより、現在の自分のレベルが分かり、努力すべき目標をはっきりと認識することが出来る。4.動的メディアの教材が容易に製作・更新できる。覆っている前画面をリビールすることにより、その下にかきこまれていた文章や数式が次第に現れてくるリビール法によって、容易に綺麗な動的教材を製作・更新することが出来る。
著者
長尾 智晴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.97, no.458, pp.17-24, 1997-12-18
被引用文献数
2

本稿では, 画像中の2次元図形・3次元物体の位置・大きさ・回転角度などを決定する処理である図形・物体のポジショニング処理について概説している. 本処理に対して従来から提案されているいくつかの手法について述べた後, 本処理には最適化手法が有効であることについて述べ, 遺伝的アルゴリズムを用いた手法を提案している. そして, 遺伝的アルゴリズムを用いた図形・物体のポジショニングの事例として, モデルを用いた2次元図形と3次元物体のポジショニング, 人物の顔領域抽出, 画像中の左右対称領域の抽出について, それらの適用方法と実験例を示すことによって遺伝的アルゴリズムを用いる手法の有効性を示している.
著者
南方 博視 杉本 和敏
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.41, pp.281-282, 1990-09-04

紙上に描かれた図面をオペレータにより会話型入力するには、入力に時間がかかりオペレータの人件費も高く熟練度も要し、またその作業も苦痛を伴うものである。そこで、図面自動入力システムが種々開発されてきており、輪郭線抽出後芯線化するものや、細線化後折れ線近似するものなどが考えられている。ところが、特殊なハードウエアを用いているシステムが多く、そのため価格も高価になり、ユーザーも限られていた。ここでは、ハードウエアに依存しない折れ線近似によるラスターベクター変換の高遠アルゴリズムについて述べる。
著者
武田 浩二 涌井 文雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, 1995-09-05

コンピュータグラフィックスなどでのべクタプロセッサーとラスタプロセッサーの稼動効率を高めるには,ベクタ,ラスタ変換器の高速化が重要である.このため直線描画については,実数演算で線分を描画するDDA方式に加えて,整数演算のみで高速処理できるBresenham方式などが報告されている.ここでDDAは傾きを求めるための除算が必要になるのに対して,Bresenham方式は除算を乗算に置換する等演算の高速化が図られ,かつ量子化娯差のみで線分描画を可能としている.更に同方式の高速化を実現するには,繰り返し使用する加算段数の削減が重要な意味を持っている.本小文では以上の点を改善すべく浮動基数に基づく高速ディジタル直線描画アルゴリズムを提案し,本アルゴリズムの特徴を活かした構成法について検対したので報告する.
著者
五味 照義 武田 浩二 涌井 文雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-03-11

レーザプリンタ等Hardwareで直線描画の稼働効率を高めるには、ベクタ-ラスタ変換器(VRC:Vector Raster Converter)の高速化が重要である。そのためデジタル直線描画については、整数演算で高速処理を可能としたBresenham方式などが報告されている。更に同方式の高速化を実現するには、繰り返し使用する加算段数の削減が重要な意味を持っている。ここで筆者らは、加算段数の削減に有効な新しい浮動基数型デジタル直線描画アルゴリズムを報告してきた。本小文では、浮動基数型高速デジタル直線描画アルゴリズムに基づいたHardwareを、加算時に桁上げの連鎖を生じない2進SDFA(2-SDFA)を用いて高速型のVRCを構成し、これを評価する。
著者
谷川 智秀 堀 修
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.215-216, 1993-03-01

既存の図面を計算機で有効に利用するために、スキャナから光学的に読みとった二値画像データをCADシステム等で扱えるグラフィッタデータ(ベクトルデータ)に自動的に変換するラスタ・ベクタ変換手法が種々提案されてきた。高品位なラスタベクタ変換を行なうためには、直線、円・円弧等の基本図形の効率的な抽出が重要となる。従来、円を抽出する方法としてHough変換を利用した方法をはじめ、種々の方法が提案されている。しかし、これらの方法には抽出する円の大きさの範囲が限定されていたり、メモリ・計算量が非常に大きくなったりするものや円弧抽出には適さないものがある。図形の交点で実際は一つの図形要素であるはずの円や円弧が途切れて複数の図形に分割されるといった問題もあった。今回、次のような特徴を持った円・円弧抽出手法について報告する。・抽出する円・円弧の大きさに制限がない。・図形の交差部において途切れない。本手法では、線図形の連続性を保存する細線情報と線図形の形を保存する輪郭線情報の両方を用いている。これにより接触・交差部においても安定して円弧を抽出することが可能になった。
著者
朴 培根
出版者
九州大学
雑誌
法政研究 (ISSN:03872882)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.351-381, 1996-11-21
著者
石原 光則
出版者
独立行政法人国立環境研究所
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究では,衛星データを用いた陸域植生による炭素吸収量推定手法を高精度化することを目的に,地上で観測された分光反射率データ,二酸化炭素フラックスデータ,衛星データを用いて検証を行った。その結果,MODIS(Moderate Resolution Imaging Spectroradiometer)データを用いて,光化学反射指数(Photochemical Reflectance Index, PRI)の算出が可能であり,この指標から光利用効率(Light Use Efficiency, LUE)を推定して用いることにより,衛星データを利用した陸域植生の純一次生産量広域推定の高精度化が可能であることが明らかとなった。
著者
城岡 竜一 上田 博
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
Journal of the Meteorological Society of Japan. Ser. II (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.461-470, 1995-06-15
被引用文献数
1

TOGA-COAREの集中観測期間中、西部熱帯太平洋上のパプアニューギニア、マヌス島において1992年11月19日から1993年1月19日までの2ケ月間、全天日射量の観測を行なった。日射量の日変化の特徴から観測期間を4つに分割した。GMSのT_<BB>からみた対流の活発度やウインドプロファイラーから得られた東西風にも各期間の特徴がみられた。観測期間を通して地上風の変動は激しかったが、12月下旬から1月上旬にかけて強い西風が観測された。最も対流活動が活発であった期間は午後の日射量の低下で特徴付けられ、西風強化の前に現れていた。一方、西風が強化された期間では午前中の対流活動が支配的であった。日射量の日変化を渦相関法によって求められた顕熱や潜熱のフラックスと比較すると、陸上におけるエネルギーフラックスの変化は日射量の変動に30分程度ですばやく対応していた。潜熱と顕熱のフラックスは、夜間はほとんど零であり、昼間の最大値は潜熱で約270W/m^2、顕熱で200W/m^2であった。
著者
村上 真理 佐竹 範夫 江村 正仁
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, 2005

症例は62歳男性, 2004年11月初旬より血痰が出現し, 他院で胸部CT所見より肺癌を疑われ, 2005年1月5日当院を紹介された. 気管支鏡検査で左主気管支入口部の狭窄を認め, 同部の生検で扁平上皮癌と診断した. 1月19日左無気肺となり, 呼吸困難のため緊急入院し胸部放射線照射(66Gy)施行した. 3月15日から化学療法開始したが, 再度左無気肺となった. 左主気管支狭窄に対し, ステント留置を行うためアルゴンプラズマ凝固法(APC)で焼灼するも開存せず, 化学療法を続行した. 化学療法により無気肺は改善したため, 再々狭窄予防のためステント留置を検討した. 5月26日気管支鏡実施したところ, 左主気管支は開存し腔内の腫瘍は消失していた. 自覚症状もなかったためステント留置は見送ったが, この症例での留置の適応と時期について考察する.