著者
冨田 明子
出版者
衆議院調査局
雑誌
Research Bureau論究
巻号頁・発行日
vol.5, pp.187-202, 2008-12
著者
廣橋 容子 李 相済
出版者
大阪国際大学
雑誌
国際研究論叢 : 大阪国際大学紀要 (ISSN:09153586)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.55-66, 2009-03-31

The state of support for parents and children in Finland was investigated because ofthat country's famously generous social welfare system. Visits were made to the citiesof Savonlinna and Turku in August 2008, with research being conducted at apreschool and a school for disabled children in the former city and at the Turku central library. Key factors are: respect for humanistic education, the importance of teacher quality,planning a personal program for each child, learning from nature and learning fromsociety itself, and the protection of parents. These suggest the importance that Finnishsociety places on the quality of life of both children and parents.
出版者
フレーベル會
雑誌
婦人と子ども
巻号頁・発行日
vol.3, no.12, pp.65-65, 1903-12
著者
神塚 淑子
出版者
東京大学東洋文化研究所
雑誌
東洋文化研究所紀要 (ISSN:05638089)
巻号頁・発行日
no.129, pp.53-118, 1996-02

本論文は後に、神塚淑子『六朝道教思想の研究』(創文社,1999年)に収録六朝時期作為道教教理、思想和教團組織的形成期,産生了大量道教經典。在六朝時期出現的道教諸流派中,上清派以東晉興寧年間發生在茅山許氏的山舘的降神為起点而逐歩興盛,為江南土豪所信仰。这次降神的记録以後由陶弘景集結為《真誥》。同時,東晉中期至六朝末期,經數人之手創作了上清派的經典《上清經》。上清派道教作為一種具有獨自的世界觀和救濟理論、重視存思之術的新宗教,在宗教思想史上具有重要的意義,而《真誥》和《上清經》在文學史上的地位也同様引人注目。本文第一章考察了《上清經》的形成過程。《上清經》的大部分最初僅確定了經名,以後才創作了實際的經文。其間起到重要作用的是《魏夫人内傳》之類的"内傳"。《上清經》根據"内傳"類所記載的經名目録進行再創作、而"内傳"類的故事性及其文體對《上清經》産生了影響。第二章對六朝時期《上清經》中的四部、即《皇天上清金闕帝君靈書紫文上經》、《上清後聖道君列紀》、《洞眞太上神虎玉經》、《上清金真玉光八景飛經》的思想内容及其文體特徴進行考察。其中後兩部推定為東晉末王靈期所作。以上四部經典中,來自"内傳"類的神秘、幻想的故事性内容和説明道術、儀禮等程序的實用性部分,都是以不同的文體写成的。經典作者在以文學創作方式写作的故事部分中,較多地使用了五言詩和駢文等修辭文體。這一点與上清派道教的主體是以江南土豪為中心的士階層有關。
著者
森田 啓義 古賀 勝敏 阪田 省二郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.31, no.5, pp.683-691, 1990-05-15

3次元物体計測法の一種である光パターン投影法は 物体に投影した2次元パターンの投影面と受像面における対応関係より 三角測量の原理を用いて 物体表面上の位置を計測する手法である.光パターン投影法は 計測が高速に行え 曲面物体の計測に適しているという利点をもつが 複数物体の同時計測においては 受像側では必ずしも投影側と同じ順序のパターンが観測されるとは限らず 一般には 欠落 ずれといったパターンの乱れが生じる.パターンの乱れが存在するもとで 両パターンの正確な対応付けを行うため 本論文では 投影パターンに多値 M 配列を用いた計測方法を提案する.M 配列はある一定サイズのウインドウを配列に沿ってすべらせたとき すべての可能な (全零パターンを除く) パターンが 一周期内に必ず一度 しかも一度だけ現れるというウィンドウ性をもつ2次元周期配列である.このウィンドウ性を利用すれば 投影パターンと受像パターンの一意的な対応は原理的に可能である.しかし 受像パターンに乱れた部分が存在すると 一義的には対応付けられない部分が生じる.この対応付けのあいまいな部分の大きさはウインドウサイズと密接に関係しており できるだけ小さなウィンドウを使用することによって あいまいな部分が減少し 結果的に誤対応パターンの発生を抑えることができる.そこで 従来使用していた2値 M 配列を7値 M 配列に拡張してウィンドウの小型化を図った.提案方式の有効性をいくつかの測定例から明らかにする.
著者
小形 岳三郎 堀口 尚
出版者
茨城県立医療大学
雑誌
茨城県立医療大学紀要 (ISSN:13420038)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.1-11, 2000-03

非感染性の肺傷害の多くは, 病理学的にびまん性肺胞傷害と呼ばれる病変をきたす。このびまん性肺胞傷害は肺胞組織の崩壊・炎症に続く持続的な肺線維化を特徴とする。本稿では, 先ず, びまん性肺胞傷害を病理発生的に上皮傷古型と内皮傷古型の2型に分類し, 炎症及び線維化の進展様式に差異のあることを示した。次に, 肺傷害の発生にはオキシダントが深く関与していることを種々の肺傷害について説明した。最後に, びまん性肺胞傷害の特徴である持続性線維化の機序について考察した。(1)肺胞上皮の傷害にもとづく上皮傷古型肺胞傷害は, 硝子膜形成とマクロファージを主体とする溶出性肺胞炎をきたし, その後急速に肺胞の器質化・再構築を起こす。これに対し, 肺胞中隔の毛細血管内皮の傷害にもとづく内皮傷害型肺胞傷害は, 基本的には間質性肺炎をきたすため, 肺胞中隔は次第に線維性肥厚におちいる。内皮障害型の場合には, 更に二次的肺胞上皮傷害が生じる。(2)高酸素による肺傷害は活性酸素よる外因的なオキシダント肺傷害である。 ARDSの際の肺傷害の如く, 系統的に血管内にて白血球が活性化することによって内因的にもオキシダント肺傷害をきたす。また, 化学物質や薬物による肺傷害の場合においても, 二次的に抗酸化機構の破綻によるオキシダント傷害が深く関与する。原因如何にかかわらず, 内皮傷害型にみられる二次的上皮傷害は, 抗酸化機構の破綻によると考えられる。(3)肺傷害の修復に関与する肺胞間質細胞は, マクロファージから放出されるサイトカインにより増殖するとともに, 活性化した肺胞間質細胞はオートクリン機能を獲得することによって自己増殖する。この肺胞間質細胞のオートクリン機能獲得が, 肺傷害後の肺線維化が進行性である理由と解釈される。また, 肺胞間質細胞はレチノイド貯蔵細胞の一つで, その細胞増殖に対してレチノイドは抑制的に働く。
著者
服部 春子 村田 務 真保 雅子 任海 真実 熊谷 てるみ
出版者
白梅学園短期大学
雑誌
白梅学園短期大学紀要 (ISSN:0286830X)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.205-218, 1995

本学女子学生を対象に,保健行動と健康への意識等について質問紙調査を実施し,保健行動の実態を知るとともに,その背景となっている生活要因について分析した。(1)毎日,通学に3時間以上を費やす学生が約2割みられた。健康状態に特に問題となる特徴はなかったが,生活時間の配分などについて相談する機会を設ける等,追跡調査をする必要がある。(2)睡眠時間が短い人の特徴は,自宅からの通学者,通学に長時間要する人,起床時刻が早い人,就寝時刻が遅い人,自炊をしていない人,健康に関心のある人である。(3)就寝時刻が午前2時を過ぎる者が約1割いる。就寝時刻が遅いほど睡眠時間が短くなる傾向があり睡眠不足を招く。また,概して,朝食を抜く傾向もあり健康を維持する上で問題となる。(4)食事が不規則な者は約3割,朝食を「毎日食べないときもある」者は約3人に1人の割合である。健康に関心のない者,アパート等に居住する者に朝食を抜く割合が高い。(5)食事バランス尺度が低かった者の特徴は,アパート等に居住する者,就寝時刻が遅い者,健康に関心のない者などであった。寮生,専攻科生は高かった。(6)ダイエットは,半数が経験していた。その情報源は,雑誌や本,友人からの話が殆どで,誤った方法によることも危惧される。そのためか,約2割の者がダイエット実施後に体調に何らかの弊害があったと回答している。(7)月経痛について,約半数の者が「ひどい」と回答している。その対応としては,「我慢する」が6割弱である。計画的総合的な予防対策が必要であると思われる。(8)アレルギー性疾患は,約3割の者が有しており,殆どが結膜炎,鼻炎を伴った花粉症である。(9)AIDSに関して,漠然とは心配しているが,予防行動への意志が明確でなかったり,学習への意欲が少ないなど,「自分の問題」としては認識していない。(10)以上のことから,保健室,保健管理室の指導・相談の内容として,睡眠時間,食事のバランス,ダイエットの仕方,月経痛の対策,アレルギー対策,AIDSへの理解等があげられる。(9)指導・相談を特に要する対象としては,アパート等から通学する学生があげられる。