著者
岡崎 正
出版者
駒澤大学
雑誌
駒沢短大国文 (ISSN:02866684)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.22-36, 1989-03
著者
Tomohiro Yoshida Shigeru Harazaki Hiroyuki Motomura
出版者
The Japanese Society of Systematic Zoology
雑誌
Species Diversity (ISSN:13421670)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.189-193, 2019-09-25 (Released:2019-09-25)
参考文献数
10

Two specimens (68.8–72.3 mm standard length) of Ostorhinchus chrysotaenia (Bleeker, 1851), previously recorded from Indonesia, northwestern Australia, Papua New Guinea, Solomon Islands, northern Borneo, Philippines, and Taiwan, and recently collected off Yaku Island, Osumi Islands, Kagoshima Prefecture, Japan, represent the first records of the species from Japan supported by voucher specimens, and the northernmost distributional record of the species. The holotype and an additional non-type specimen of O. chrysotaenia were determined from two Bleeker specimens registered under the same catalog number.
著者
松永 和浩
出版者
大阪大学
雑誌
待兼山論叢. 史学篇 (ISSN:03874818)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.55-81, 2007-12-25
著者
奥村 萬亀子
出版者
京都府立大学
雑誌
京都府立大学学術報告. 理学・生活科学 (ISSN:0075739X)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.63-69, 1977-11-30

時代の変革期に際し, その先がけとして現われるものに風俗の現象がある。歴史を振り返る時, "ばさら"と"かぶき"はその顕著な例である。いずれも変革期における反逆性を精神的基調とする。本稿では"ばさら"について述べる。"ばさら"は, 主として舞や楽を評するのに使われる"ばさ"を語源とし, 正統なる調子から逸脱したところに表われるある種の美的状況を示すものである。こうした表現は当然のことながら, 正統なる世界の枠外のものによって担われているものであった。これが一時代の風俗を示す語となるには, "ばさらぶり"の担い手たちを先導とする経過がある。ここに展開される服飾の様相は伝統的な服飾美からは逸脱した, 異質の主張をもったものである。
著者
鈴木 良威
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1-2, pp.12-14, 1956-01-30 (Released:2010-06-28)
参考文献数
8

(1) この報告はカマツカ口唇の粒状突起を組織学的に研究したものである。(2) 粒状突起上にはその構造から考えて味感球が存在する。そしてこの味感球は突起の先端部附近に多く集つており, その他の部位には比較的少ないかまたはまつたくない。(3) 味感球の形態および構造は, マドヂョウやシマドヂョウのそれと大差はない。(4) この研究結果から, カマツカ口唇の粒状突起は摂餌行動に際して有効に役立つことが推察される。
著者
大澤 剛士
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.11-19, 2017-04-01 (Released:2017-04-03)
参考文献数
24

G8オープンデータ憲章以降,オープンデータという言葉が広く流通するようになり,主に行政や研究の分野においてすでに定着したようにもみえる。しかし,オープンデータという言葉自体には厳密な定義が存在しないため,それらがもたらす恩恵や,何によって恩恵がもたらされるのか,その可能性を担保するために必要なこと等,オープン化のソフト面について,興味はもちつつも具体的なイメージを描きにくい方が多いのではないだろうか。今後さらにさまざまなデータのオープン化を推進していくにあたり,具体事例の提示や現状の課題を広く共有することは重要である。本稿は,筆者がこれまで実施してきたオープンデータの再利用にかかわる研究の紹介を通し,オープンデータがもたらす恩恵の具体例を提示するとともに,その恩恵は何によってもたらされうるのかについて議論したい。
著者
Sho Toshino Jun Nishikawa Khwanruan Srinui Supattra Taleb Hiroshi Miyake
出版者
The Plankton Society of Japan, The Japanese Association of Benthology
雑誌
Plankton and Benthos Research (ISSN:18808247)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.143-149, 2019-08-26 (Released:2019-08-17)
参考文献数
29
被引用文献数
2

The stings of box jellyfishes can be fatal, so knowing the fauna of a certain area is important to save lives. Five described and two still-undescribed species of Cubozoa have been reported from Thailand: Chironex indrasaksajiae, Chironex sp., Chiropsella sp., Chiropsoides buitendijki, Copula sivickisi, Morbakka fenneri, and Tripedalia cystophora. We made detailed observations of the morphology of two of the species newly recorded in Thailand: Alatina morandinii and Tripedalia binata. The molecular phylogeny of these species is also discussed. Additional investigations are needed to understand the diversity of Cubozoa in Thailand.
著者
EMILIANO BRUNER OSBJORN PEARSON
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
Anthropological Science (ISSN:09187960)
巻号頁・発行日
pp.120927, (Released:2012-12-27)
被引用文献数
15 43 4

Jebel Irhoud 1 represents an almost complete cranium from the North African late Middle Pleistocene. Despite the good preservation of most of its anatomical regions, its phylogenetic position is still uncertain, particularly its relationship to the emergence of the modern human lineage. The present paper supplies a basic morphometric description and comparison of the endocast of Jebel Irhoud 1. The endocast’s maximum width is large when compared with the hemispheric length, with values similar to those of Neandertals. Conversely, the frontal width is less pronounced, showing proportions compatible with modern and non-modern human taxa. The vertical proportions are similar to those displayed by Homo erectus, while the lateral proportions are comparable to Neandertals. Furthermore, the upper parietal areas show a certain parasagittal lateral bulging, as in European Neandertals. It remains to be established if this trait evolved independently in both the Neandertal and modern human lineages, or if it was already present in a common ancestor of these two groups. Given that Jebel Irhoud 1 in North Africa and Herto in East Africa have similar geological age, similar facial morphology, but different vault proportions, it seems likely that the origin of the modern human lineage may have predated the origin of many aspects of the modern human brain.
著者
安達 一寿 中尾 茂子
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.11-20, 1995

一般情報処理教育におけるプログラミング学習での学生のつまずき箇所を,その学習過程から抽象化プロセスと構造化プロセスに大別し,学生のつまずき箇所からグルーピングを行い傾向を分析した.その結果,つまずき箇所が抽象化プロセスにある学生はプログラミング以外の要因による理解不足が見られ,コンピュータ親和度も低い.つまずき箇所が構造化プロセスにある学生は,意味論的知識に関わる部分では問題のモデル化ができ,コンピュータ親和度も高いことが明らかになった.
著者
村松 照男
出版者
Meteorological Society of Japan
雑誌
気象集誌. 第2輯 (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.259-272, 1986 (Released:2007-10-19)
参考文献数
17
被引用文献数
13 17

レーダーと衛星で決定した台風眼(T8019, WYNNE)の移動軌跡上にトロコイダル運動による顕著な周期変動が観測された。周期は5~8時間,最大振幅は23kmであった。周期の減少とともに振幅も減少した。レーダーエコーの解析の結果,台風眼の中心は台風系全体の中心とは一致せず,約20km偏位し系の中心に対し反時計回りに回転していることが明らかとなった。この間,外側と内側の eye wal1の直径が各々260kmと30kmである二重眼構造と,それに対応する風速分布の二重極大が観測された。特に,気圧と風速場で楕円状の循環が見られ,その結果としての矩形状エコー構造が外側 eye wal1の内側で観測された。この矩形と楕円状循環は台風系の中心に対しトロコイダル周期と同周期で,外側 eye wal1に内接しながら回転していた。台風眼は楕円の一方の焦点を追うように移動し,この結果としてトロコイダル軌跡となった。しかしながら,なぜ眼が系の中心から偏れるのかはまだ明らかとなっていない。

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1936年12月02日, 1936-12-02
著者
斎藤 公明 遠藤 章
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.63, no.12, pp.585-602, 2014-12-15 (Released:2014-12-27)
参考文献数
32
被引用文献数
2 3

環境中における適切な外部被ばく線量評価に必要な基本情報を提供する。まず,環境中に分布する典型的な線源から放出されるγ線の基本的な性質について説明するとともに,この性質を考慮して行われた被ばくシミュレーションにより得られた,広い年齢層に対する線量換算係数をまとめて紹介する。さらに,様々な要因による被ばく線量の変動の様子,また,空間線量率の測定値と被ばく線量の関係についても議論する。