著者
富岡 修
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.7, no.22, pp.88-92, 2008-10-21

今回の発表者は、ソニーに勤める長坂剛さん。以前は、画像を多用し、文字を最低限しか使わない独特のプレゼンを展開。その自己陶酔ぶりから小室さんに「ナルシスト」と言われた。しかし、今は立派なプレゼンターに成長した。
出版者
京都大学大学院人間・環境学研究科
雑誌
人環フォーラム (ISSN:13423622)
巻号頁・発行日
vol.30, 2012-03-24

<巻頭言>「総合人間」とは / 吉田忠<特集 : リスクと向きあう>科学技術コミュニケーションとSF的想像力 : 小松左京が遺した問いをめぐって / 吉田純<特集 : リスクと向きあう>東日本大震災後の日本のリスクを考える : ストック型文明からフロー型文明へ / 鎌田浩毅<特集 : リスクと向きあう>放射線リスクと生物研究 / 小松賢志<特集 : リスクと向きあう>一度きりの事象に確率を振れるか : 保険のメカニズムから考える / 大瀧雅之<リレー連載:環境を考える>価値の衝突をいかに調整するか/佐野亘<サイエンティストの眼>生体機能を可視化する : 蛍光センサー分子の論理的開発について/多喜正泰<知の息吹>アジール・無縁・自然法 / 舟木徹男<社会を斬る>他者理解とミラーニューロン / 佐藤義之<フロンティア>中国語の習得を考える : 日本語母語話者の場合 / 劉志偉<フロンティア>運動中に《周りは見えなくなる》のか : スポーツ科学からのアプローチ / 安藤創一<世界の街角>或る遠い夏の一日から / 服部文昭<国際交流セミナーから>日本漢籍の中国古典文学研究における役割 / 卞 東波<フィールド便り>熱帯雨林の巨木でアリの地図を作る / 田中洋<書評>高橋義人・『人環フォーラム』編集委員会編『教養のコンツェルト 新しい人間学のために』 / 佐藤正樹<書評>石岡学著『「教育」としての職業指導の成立 : 戦後日本の学校と移行問題』 / 有賀暢迪<書評>大倉得史著『「語り合い」のアイデンティティ心理学』 / 西平直<書評>鯖江秀樹著『イタリア・ファシズムの芸術政治』 / 土肥秀行<書評>アナトーリイ・ナイマン著、木下晴世訳『アフマートヴァの想い出』 / 酒井英子<書評>大木 充・西山教行編『マルチ言語宣言 : なぜ英語以外の外国語を学ぶのか』 / 三浦 淳<書評>佐藤泰子著『苦しみと緩和の臨床人間学 : 聴くこと、語ることの本当の意味』 / 浜渦辰二<書評>鎌田浩毅著『火山と地震の国に暮らす』 / 岸本利久<書評>福間良明著『焦土の記憶』/井上義和<書評>内藤真帆著『ツツバ語 記述言語学的研究』 / 梶茂樹瓦版
著者
須藤 ありさ 片桐 誠一朗 赤羽 大悟 大月 俊輔 山田 晃子 勝呂 多光子 浅野 倫代 吉澤 成一郎 田中 裕子 古屋 奈穂子 岡部 聖一 藤本 博昭 後藤 守孝 後藤 明彦
出版者
一般社団法人 日本血液学会
雑誌
臨床血液 (ISSN:04851439)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.83-88, 2022 (Released:2022-03-08)
参考文献数
15

剥離性食道炎は食道扁平上皮組織のシート状脱落を特徴とする稀な疾患である。抗凝固薬など薬剤性の報告があるが,造血幹細胞移植に合併した報告は少ない。今回,移植後早期に剥離性食道炎を発症した急性骨髄性白血病(AML)を経験した。症例は52歳,女性。FLT3-ITD変異陽性AML第一寛解期にFBM(fludarabine 180 mg/m2,busulfan 12.8 mg/m2,melphalan 80 mg/m2)による非血縁者間同種末梢血造血幹細胞移植を実施した。GVHD予防は,tacrolimusおよび短期methotrexateを実施した。前処置中よりCTCAE grade 3の嘔吐を認めていた。移植後5日目に嘔吐した際,長さ10 cm,幅1 cmの白色帯状物を口腔内より排出した。上部消化管内視鏡検査で食道全域の粘膜剥離を確認し剥離性食道炎と診断した。保存的加療で改善を認めた。前処置関連毒性を背景に,頻繁な嘔吐による食道への機械的圧力が粘膜剥離に寄与した可能性が考えられた。移植前処置として普及しているFBMにおいても剥離性食道炎に対し,十分な注意が必要である。
著者
川人 潤子 上田 夏生 神原 憲治 三木 崇範 黒滝 直弘
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.61, no.6, pp.540-545, 2021 (Released:2021-09-01)
参考文献数
4

本稿では,全国的に実施事例のない,心理職志望学生の解剖実習見学による教育効果を報告する.2020年1月に公認心理師養成課程である香川大学医学部臨床心理学科に在籍する2年次生が,同大学医学部医学科における解剖実習を見学した.見学後のアンケートの結果,15名のうち8割の学生は,人体の形態・機能に関する理解を深めた.さらに,献体への敬意を含む生命倫理の理解,心理士としての職責の理解,ならびに学習意欲に関しては,すべての学生の意識が促進された.また,自由記述による回答では,主に「心理士に必要な知識・技能・態度」「実感による学習」「献体への敬意」に関する記述が報告された.見学を通じて,学生の人体の形態・機能の理解が促進され,さらに生命への慈愛の精神や対人援助職として必須である倫理観が育まれた.解剖実習見学による,心理士養成課程の学生への高い教育効果が確認された.
著者
水野 弘元
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤史学 (ISSN:04506928)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-18, 1953-11

3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1920年03月08日, 1920-03-08
著者
柴田 圭子 高見 朋子 渡邉 容子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 2019年度大会(一社)日本調理科学
巻号頁・発行日
pp.134, 2019 (Released:2019-08-26)

【目的】食品添加物として市販されるホタテ貝殻焼成カルシウム(以下,貝殻Ca)は,主成分が酸化カルシウムで,水と反応すると強いアルカリ性を呈し,野菜・果物類の抗菌洗浄に利用される。この貝殻Caの特性を利用し,洗米に使用することで貯蔵米の食味の向上を図ることが可能と考え,その有用性を検討した。【方法】貝殻Caは洗浄用に0.03% (w/v)の水溶液(以降,貝殻Ca水)に調製して使用した。試料米にはコシヒカリ(2013年度,山形県産)を用い,実験は2017〜2018年に実施した。米300gを脱イオン水1L/回×5回洗浄したものを対照試料,同じ5回洗浄のうち2回目のみ貝殻Ca水を用いたものを貝殻Ca水洗浄試料とした。飯は米の1.5倍加水して60分浸漬後,電気炊飯器で炊飯した。米粒のSEM観察および脂肪酸度の測定,飯粒の力学的測定(テクスチャー解析),飯の食味評価は分析型と嗜好型の官能評価を行い,更に飯のテクスチャーと味の評価はTDS法,におい評価はTI法を用いた。【結果および考察】貝殻Ca洗浄水はpH11.9だが,炊飯直前の浸漬液はpH7.4となった。米粒表面の構造は,貝殻Ca水洗浄試料と対照試料に顕著な差はないが,米の脂肪酸度は前者が有意に低値であった。飯の炊上り倍率・飯粒の形状に有意差はなかった。飯粒を80%圧縮した際,貝殻Ca水洗浄試料は最大荷重と凝集性で低値,付着性は高値の傾向がみられ,飯粒外周がかため,内部はやわらかめである事が示唆された。TDS法では,貝殻Ca水洗浄試料はもちもちして,後味の甘味が持続する傾向であった。TI法による対照試料と比較した貝殻Ca水洗浄試料の古米臭の強度は,約45%と評価され,低減効果が認められた。
著者
中井 義勝 任 和子 鈴木 公啓
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.69-74, 2017 (Released:2017-01-01)
参考文献数
18

食行動異常のため受診した患者を対象に, DSM-5診断基準を用いて回避・制限性食物摂取症 (ARFID), 神経性やせ症摂食制限型 (AN-R) とAN過食・排出型 (AN-BP) の診断を行い, その臨床症状を3群間で比較検討した. ARFIDは, 食行動障害および摂食障害群570例中83例 (14.6%) で, 全例が女性であった. ARFIDはAN-BPに比し初診時年齢が若く, 罹病期間が短かった. 精神病理を検討した結果ARFIDが3群間で最も低いことを示唆する結果であった. 今回検討した思春期以降のARFIDの臨床症状は欧米で報告されている小児のARFIDの臨床症状と異なる点があった.
著者
小野 修三
出版者
慶應義塾大学
雑誌
法學研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.67, no.12, pp.203-224, 1994

内山秀夫教授退職記念号一 はじめに二 『刑法改正案ノニ眼目 : 死刑及刑ノ執行猶予』(明治三五年)三 『未成年者二対スル刑事制度ノ改良二就テ』(明治三六年)四 おわりに

3 0 0 0 OA J波の機序

著者
相庭 武司 河田 宏 横山 光樹 日高 一郎 高木 洋 石橋 耕平 中島 育太郎 山田 優子 宮本 康二 岡村 英夫 野田 崇 里見 和浩 杉町 勝 草野 研吾 鎌倉 史郎 清水 渉
出版者
一般社団法人 日本不整脈心電学会
雑誌
心電図 (ISSN:02851660)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.345-351, 2015 (Released:2015-07-27)
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

これまで良性と考えられてきた早期再分極(J波)だが,一部の症例で突然死との関係やBrugada症候群,QT短縮症候群との合併が注目され,必ずしも予後良好とはいいきれない.その成因は,主に動脈灌流心筋切片(wedge)モデルの実験結果から,心外膜側の活動電位第1相notchに起因する「早期再分極」異常と,臨床の電気生理学的検査から得られた心室内伝導遅延による「脱分極」異常の両方が考えられている.しかし,脱分極と再分極は相反するものではなく,ひとつの心筋細胞の活動電位において表裏一体であり,両者が密接に関係し,特徴的な心電図異常と心室細動発生に至ると考えるべきであろう.遺伝子レベルでも特発性心室細動(早期再分極)やBrugada症候群が,必ずしも単一の遺伝子異常では説明不可能な点もこれを裏付ける考え方である.今後,心電図学のさらなる研究によって,より具体的に良性J波と不整脈の原因となる悪性J波の鑑別が可能となることを期待したい.
著者
宮田 雄史 茂手木 浩
出版者
宝石学会(日本)
雑誌
宝石学会誌 (ISSN:03855090)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1-2, pp.24-34, 1991-07-30 (Released:2017-01-16)

Colourimetric investigations were made on Au-Ag-Cu ternary alloys by spectrophotometry. Test pieces of alloy are prepared at 5 wt% intervals in compositions.Chromaticity coordinates of test pieces are calculated by weighted ordinate method from spectral reflection factor. Results are represented on either Munsel renotation system or CIE standared colourimetric system. In the eutectic region, colours of the alloy can be explained on the basis of additive mixture of the colours at end-members.
著者
平石 和昭 蓼沼 慶正
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.663-670, 1998-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
8

海外、特に欧州の諸都市圏に比較して、日本の地方都市圏の都市鉄道整備水準は低い。地方都市圏において都市鉄道サービスを改善するための問題点の一つとして、投資の目安となる適切な整備水準指標がないことが指摘できる。そこで、地方都市圏における交通政策上の重要な課題であるCBDへのアクセスに着目し、一般化費用概念に用いて、都市鉄道整備水準を表す新たな指標の提案を行い、50万人以上の29地方都市圏を対象としてその有効性の検討を行った。さらに、この指標を用いて、札幌、仙台、広島、福岡とドイツのフランクフルトとの間で都市鉄道整備水準の試算・比較を行い、目標水準設定に関する検討を行った。
著者
吉本 好延 大山 幸綱 浜岡 克伺 明崎 禎輝 吉村 晋 野村 卓生 佐野 尚美 橋本 豊年 佐藤 厚
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.245-251, 2009 (Released:2009-05-28)
参考文献数
14
被引用文献数
8 4

[目的]本研究の目的は,在宅における脳卒中患者の転倒の有無と,入院中の身体機能との関連性を調査し,入院中から在宅での転倒予測が可能かどうかを検討した。 [対象]入院中に歩行可能であった脳卒中患者79名であった。[方法]身体機能の評価として,Brunnstrom Recovery Stage,片脚立位時間,10 m歩行時間などを発症から3ヶ月以降(発症から身体機能評価までの平均期間111.1 ± 19.6日)に測定し,退院後1年間の転倒状況は,郵送法を用いたアンケート調査を行い,入院中の身体機能との関連性を検討した。[結果]転倒者は50名(63.3%)であった。転倒群は,非転倒群と比較して,Brunnstrom Recovery Stage,麻痺側片脚立位時間,非麻痺側片脚立位時間,麻痺側膝関節伸展筋力,非麻痺側膝関節伸展筋力,Barthel Indexの項目が有意に低値であった(p<0.05)。10 m歩行時間の項目は有意に高値であった(p<0.05)。ロジスティック解析の結果,麻痺側片脚立位時間は最も重要な転倒関連因子(オッズ比:0.902,95%信頼区間:0.829~0.981)であると考えられた。麻痺側片脚立位時間3.5秒をカットオフ値とした場合,感度86.0%,特異度69.0%であった。[結語]在宅における歩行可能な脳卒中患者の転倒予測として,入院中の麻痺側片脚立位時間の測定が有用である可能性が示唆された。