著者
森本 栄一
出版者
日本科学史学会
雑誌
科学史研究. 第II期 (ISSN:00227692)
巻号頁・発行日
vol.36, no.202, pp.85-95, 1997-06-27
参考文献数
69
被引用文献数
3
著者
上村 幸雄
出版者
学習院大学
雑誌
人文 (ISSN:18817920)
巻号頁・発行日
no.6, pp.247-291, 2007

これは2006 年6 月24 日に東京の学習院大学において(付記参照)、また2007 年1 月27、28 の両日に沖縄県那覇市の沖縄大学で開かれた沖縄言語研究センター(OCLS)の月例研究会での2度の講義の記録であり、呼気圧・呼気流に関連しながら以下のことが述べられている。(1)呼吸一般、(2)発話時の呼気、(3)喉頭下の気圧と、喉頭の筋肉的制御、(4)声道における母音・子音を発する際の調音運動とのかかわり、(5)結論、および今後の研究への示唆 筆者が以前に国立国語研究所で行なった実験音声学的研究(国研報告60、同100)から、Ⅹ線映画フィルムトレース図、動的人工口蓋図、その他各種の調音的、音響的な資料が引用、提示されている。また、主題に関連して、日本語、およびいくつかの言語のフォネーム、およびいわゆる超分節的なフォネームの研究方法に関する補足説明が加えられている。This is a record of the two lectures given at Gakusyūin University in Tokyo on June 24, 2006, and at Okinawa University in Naha City, Okinawa, in a regular monthly meeting of Okinawa Center for Language Studies(OCLS)on January 27 ~ 28, 2007. The topics discussed are as follows: (1)respiration in general,(2)expiration at the time of speech,(3)sub-glottal air pressure and muscular controls of the glottis,(4)articulatory movements in the vocal tract when producing the vowels and the consonants,(5)conclusions, and some suggestions for further research. Various kinds of articulatory and acoustic data provided by experimental phonetics are shown, including tracings of X-ray cinema films, dynamic palatographic data, etc. In addition, based on these discussions, supplementary remarks are made on the studies of segmental and suprasegmental phonemes of Japanese and some other languages.
著者
三田 克彦
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築學會論文集 (ISSN:03871177)
巻号頁・発行日
no.48, pp.121-129, 1954-03-30

鳥居の名称の起源については一応、既往の諸説を略記してその「架木」説に同意し、伊勢神宮に見られる諸鳥居がその有蓋門と同様に長押を構造の本体として発足したことを説き尚、一般の神社鳥居も長押構造の原型から発展したと説べる。一方、それらの有蓋門の本柱上方の長押構造は、後代の屋蓋門の冠木として変遷し又、その下方の長押構造は、変転して後代の所謂唐居敷となつたことを、その変遷実例から推定するのである。更に、長押構造を本源とした一般鳥居も時代と共に種々の変形を生じ之が形式化し且つ、後世工匠の技巧の末はこれらを甚だしく多様性のものとした。そして、これらの多様式化した鳥居の現状を分類することの無意味であることを事例をあげて述べる。
著者
井上 賢治 森 美紀 志村 和可 千葉 マリ 桑波田 謙 間瀬 樹省
出版者
日本ロービジョン学会
雑誌
日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集
巻号頁・発行日
vol.9, pp.4, 2008

【目的】ロービジョン者ならびに高齢者が、駅からお茶の水・井上眼科クリニックまでのアクセス環境において、不便に感じていることはないかを調査した。<BR>【方法】JRお茶の水駅あるいは東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅を通院のために利用しているロービジョン者あるいは高齢者20名(男性9名、女性11名)を対象とした。「駅から当クリニックに来るまでに困っていること」を駅構内、横断歩道、ビル入り口までの通路・階段、ビル入り口からのエレベーターに分けて、各地点の不便を調査した。<BR>【結果】JRお茶の水駅を利用している患者10名(男性5名、女性5名)は、平均年齢74.0±7.4歳、疾患は緑内障および白内障7名、糖尿病性網膜症 2名、黄斑上膜 1名であった。駅からクリニックまでに困っている場所は、駅構内80%、通路・階段50%、横断歩道30%、ビル入り口からのエレベーター 10%で、駅構内が一番多く、特にホーム・階段が狭い、案内が見づらいなどの声が多かった。東京メトロ新御茶ノ水駅を利用している患者10名(男性4名、女性6名)は、平均年齢70.8±5.4歳、疾患は緑内障8名、糖尿病性網膜症 1名、ぶどう膜炎1名であった。駅からクリニックまでに困っている場所は、駅構内70%、通路・階段 50%、ビル入り口からのエレベーター 30%で、駅構内が一番多く、特に千代田線のお茶の水口は駅ホームから改札までが長いエスカレーターのため不便と言う声が多かった。<BR>【結論】JR、東京メトロ利用者に共通していたのは、駅構内で困っていることが多かった。特に駅ホームから改札へのアクセスが階段や長いエスカレーターのみで利用しづらく、案内表示が見づらいと感じていた。患者さんのことを考えると、クリニック内にとどまらず、まち全体のユニバーサルデザイン化を検討すべきである。
著者
西村 春夫 松本 良夫
出版者
科学警察研究所
雑誌
科学警察研究所報告 防犯少年編 (ISSN:04511999)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.53-61, 1969-03
被引用文献数
2
著者
辻 憲男
出版者
神戸親和女子大学
雑誌
親和國文 (ISSN:02879352)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.1-25, 1997-12-01

醍醐寺本『諸寺縁起集』所載の淡海三船撰「大安寺碑文一首并序」の本文翻刻と略注。後に付録として、『文選』所収の「頭陀寺碑文一首」の本文を掲げた。
著者
鬼束 芽依 オニツカ メイ
出版者
西南学院大学博物館
雑誌
西南学院大学博物館研究紀要 (ISSN:21876266)
巻号頁・発行日
no.8, pp.41-49, 2020-03

日本における考古学の始まりは、一般的にE・S・モースによる大森貝塚の発掘だとされ、「近代科学としての日本考古学の出発にふさわしい」(大塚・戸沢・佐原編『日本考古学を学ぶ』1988 有斐閣:57頁)とされている。しかし、国学や本草学が盛行 していた時代には、趣味や研究の1 つとして石器や勾玉などの古器物を集め、研究・考察結果を論文として書き遺した人物が多数存在していた。そのような人物たちは、現代において考古学の先駆者として評価されており、研究も多くなされている。江戸時代に考古学が学問的に成熟したわけではないが、学問の隆興と好古思想の流行から多くの学者が古い事柄を考える取り組みを行い、それらの人々はしばしば「好古家」と呼称される。具体的な好古家の例を挙げると、福岡藩の好古家として有名なのが青柳種信である。彼の考古学的業績としてもっともよく知られているのがその著作『柳園古器略考』である。これは、1822(文政5 )年に怡土郡三雲村で偶然発見された、甕棺と同時に出土した銅剣・銅戈・鏡・銅矛・勾玉・管玉・ガラス璧について記録・考証したもので、その図版の正確さや考証の精緻さで高く評価されている。そのような人物たちに個人的に興味を持ち、好古家として著名な伊藤圭介と彼が所属していた本草家グループ・嘗しょう百ひゃく社しゃの活動を調べていた際、メンバーの1 人である吉田雀じゃく巣そう庵あん(以下雀巣庵とする)の活動に興味を持った。彼が主催し自宅で行っていた博物会には石器や古器物の出品が多い(磯野2001)という情報を手に入れ、幸いにも国立国会図書館デジタルコレクション(http://dl.ndl.go.jp/)でその博物会の目録を閲覧することができた。雀巣庵は『虫譜』『貝譜』『魚譜』などの自然科学分野に関する名著を遺したことで名高いが、本稿では『尾張名古屋博物会目録』という史料を通して、雀巣庵を考古学の先駆者として再評価したい。
著者
湯地 宏樹
出版者
鳴門教育大学情報基盤センター
雑誌
鳴門教育大学情報教育ジャーナル = Journal of information education, Naruto University of Education (ISSN:18823661)
巻号頁・発行日
no.17, pp.1-8, 2020-03

本研究は,スマートフォンを用いてインタラクティブな参加型授業の可能性を探ることを目的としている。学部1 年生95 名,大学院生26 名の計121 名を対象として,Forms とパパパコメントの使用状況や授業評価への影響について検証した。その結果,Forms の利用に関しては肯定的な意見が多かったが,パパパコメントに関しては評価が分かれていた。SNS 使用頻度の高群はパパパコメントの回数も多かった。パス解析の結果,パパパコメントに参加しているほど授業時間が長いと感じていること,Forms の入力文字数が多いほど授業時間が短いと感じていること等が明らかになった。
著者
淵上 愛子
出版者
神戸女学院大学
雑誌
女性学評論 (ISSN:09136630)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.167-188, 2007-03-31

本論文は、小学生を対象にしている学年別学習雑誌にみられる、女の子が好む傾向の内容、男の子が好む傾向の内容がどのようなものであるかを比較する。また、女の子と男の子がどのように描かれているのかということを考察する。これらを10歳前後の女の子に焦点を当てて進めていく。考察の結果、「女の子」と「男の子」にはさまざまな違いがみられ、それぞれの性別で興味があることや、好まれる内容には特徴があるということが言えた。また、友人関係の築き方の違いなど、人間関係における性別ごとの特徴などもみることができた。そしてこれらの違いの中には、しばしば女の子はかわいらしく、守られる存在、男の子は強くてたくましいというジェンダー・ステレオタイプがみられるものもあり、それをもとにして描かれた内容のものがこの学年別学習雑誌には多くみられる。また、女の子向け、男の子向けの両方の内容を盛り込んでいることで、女の子も男の子も読むことができ、性別による極端な読者の偏りがなくなると言えるだろう。
著者
吉田 裕之
出版者
同志社大学
雑誌
同志社商学 (ISSN:03872858)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.766-792, 1999-03

研究安岡重明教授古希祝賀記念号