著者
倉住 薫
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.54-57, 2013 (Released:2018-06-14)
著者
平嶋 裕輔 浅井 武 深山 知生 中山 雅雄
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
pp.17088, (Released:2018-04-16)
参考文献数
13
被引用文献数
2

The present study was verify of reliability and validity the regression equation constructed using the game footage from the 2010 FIFA World Cup. Formulated using multivariate logistic regression analysis, this equation’s purpose was to predict the probability of a goalkeeper’s failure to stop shots at goal. The 2014 dataset consisted of 587 shots at goal from within the frames during 64 games played by 32 teams that participated in the FIFA World Cup in Brazil. The results showed that for the probability of failing to block a shot predicted by the regression equation, the two inter-rater interclass correlation coefficient was high (0.91), thus demonstrating reliability. Furthermore, when a contingency table was created with a cut-off value of 0.5, accuracy was high (85.9%); when an ROC curve was drawn and the area below the curve was measured (0.874), it was notably distinct, indicating generalizability. Therefore, the regression equation predicting the probability of failure to block a shot has high generalizability for predicting world-class goalkeepers’ probability of failure to block shots. This is considered a useful formula for evaluating goalkeepers’ blocking ability.
著者
橋本 行洋
出版者
大阪大学国文学研究室
雑誌
語文 (ISSN:03874494)
巻号頁・発行日
vol.75, pp.97-106, 2001-02

前田富祺教授退官記念国語学特輯
著者
河田 了
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.95, no.8, pp.874-875, 2002-08-01 (Released:2011-11-04)
参考文献数
4
被引用文献数
1 1
著者
水上 浩一 加藤 めぐみ 加藤 秀之
出版者
一般社団法人日本獣医がん学会
雑誌
日本獣医がん学会雑誌 (ISSN:18843344)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.8-11, 2019-10-31 (Released:2019-10-31)
参考文献数
8

Parathyroid adenoma is a relatively rare disease in dogs. However, hypercalcemia caused by excessive secreted parathyroid hormone occurs as a paraneoplastic syndrome, and significantly lowers the patient’s quality of life Therefore, prompt diagnosis and treatment are required in this condition. In this communication, we report two canine parathyroid adenoma cases in Miniature Dachshunds, with one case showing delayed postoperative functional recovery of the parathyroid, and another case having multiple adenoma lesions.
著者
日別府 元日
出版者
広島史学研究会
雑誌
史学研究 (ISSN:03869342)
巻号頁・発行日
no.227, pp.1-22, 2000-01

Zokumyoin is a weary travelers lodging what was established by Minemori Ono (小野岑守). I intend to study, in this paper, the reason for the establishment and financial base. When Minemori started to assume change in the Dazaifu (大宰府 Kyusyu regional office) Vice-Minister (大宰大弐), Saikaido (西海道 ancient name of Kyusyu) provincial governorment's business was delayed by misgovernment of The Central Government, and the region was devastated by annual failed and espidmic. The expressly point out is the wretched life of travelers who were remainingin Dazaifu Capital for official business. Minemori tried to solve the matters by the establishment of Zokumyoin. Financial base of Zokumyoin was the cultivated area what was abandoned by annual failed. The place name 'Zokumyoin', there's few in Kyusyu, is derived from this area.
著者
木口 智美 石原 由香 多田 由紀 古庄 律 内藤 信 日田 安寿美 川野 因
出版者
公益社団法人 日本栄養士会
雑誌
日本栄養士会雑誌 (ISSN:00136492)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.415-422, 2012 (Released:2012-05-18)
参考文献数
13
被引用文献数
1

学校給食は食育を行う場として重要な役割を担っているが、残食の要因についての報告は少ない。給食の喫食時間の短さは残食率の高さと関連すると考えられるが、実際に給食の喫食時間と残食の関連を検討した研究は見られないため、その関連性を検討した。自校給食の小学校で、全25 学級を対象とした22 日間の残食量および給食の喫食時間の測定、児童844 名を対象としたアンケートを行った。その結果、対象校の残食率の平均値は4 . 3± 3 . 7% であった。給食の喫食時間(片付け時間も含む)は、残食率との間には有意な正の相関を示し、アンケートで給食をいつも全部食べると回答した児童の割合との間には、有意な負の相関を示した。一方で、給食を残すと回答した児童は、給食時間が短いと感じている割合が給食をいつも食べる児童より有意に多かった。したがって、給食を全部食べる児童は食べる速さが速く、そのような児童が多い学級は喫食時間が短くなると考えられた。しかしながら、給食を残す児童にとっては、喫食時間の短さが残食の一因となっていることが示唆された。
著者
橋本 昌典 横田 晃 松岡 成明 島 史雄
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.481-485, 1989-09-01 (Released:2011-08-10)
参考文献数
18

これまで内服および外科的治療が無効であったchorea-ballism様不随意運動重積状態の9歳女児に対し, 経静脈的に3週間, 最大量533mg/kg/日のGABAを投与して不随意運動を完全に消失させることができた.choreaやballismは大脳基底核GABAニューロンの機能低下が原因と考えられているが, GABA自体は血液脳関門 (BBB) を通過しにくいことからこれらの不随意運動には無効であると言われる.本例の場合, どのような機序でBBBを通過したのかは明らかではないが, GABAの大量静脈内投与はGABAニューロンの機能低下に基づく不随意運動に有効である可能性を示唆している.
著者
兼本 浩祐 馬屋原 健
出版者
日本失語症学会 (現 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会)
雑誌
失語症研究 (ISSN:02859513)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.230-236, 1993 (Released:2006-06-14)
参考文献数
20

本院にてんかんを主訴として来院し,単純部分発作を示した 563人の患者から失語発作を呈した 42人の患者を対象として選択した。その内訳は,言語理解障害が 24人,言語表出障害が 25人,喚語困難が 5人,錯語が 4人,読字困難が 2人であった。夢様状態(dreamy state)を訴えるてんかん患者群と比較して,失語発作を呈した症例群は,(1) 脳波上前頭部焦点を示す率が高い,(2) 複雑部分発作の合併率が低い, (3) 部分運動発作の随伴率が高く, (4) 複合視覚発作,不安発作の随伴率が低いことが統計的に確認された。この結果から,両群とも脳波上側頭部焦点を示すことが多いが,夢様状態は大脳辺縁系が深く係わっているのに対して,失語発作は新皮質との関わりが深いことを論じた。
著者
小嶋 知幸
出版者
日本失語症学会 (現 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会)
雑誌
失語症研究 (ISSN:02859513)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.177-184, 2001 (Released:2006-04-25)
参考文献数
2

19世紀末から今日に至るまで,古典論を代表とする失語学では,失語症は症状の組み合わせ,すなわち「症候群」という観点で分類・整理されてきた。古典分類の中に位置する代表的な失語タイプの1つであるウェルニッケ失語も例外ではない。本論では,はじめに (1) 「症状」と「障害」は同義ではなく,「症状」の背景にあって「症状」を発現させている原因が「障害」であること, (2) 障害のメカニズムを推定することなしに失語症への「対策」の立案はありえないことを述べた。続いて,これまで「症候群」の考え方の中で論じられてきたウェルニッケ失語を,「障害メカニズム」の立場から定義し直した。そして,定義をほぼすべて満たす典型的な症例1例の,約6年間の訓練経過を報告し,ウェルニッケ失語が長期にわたって機能回復を続けることを明らかにした。最後に,失語症者が安心して長期間集中的かつ適切な訓練を受けられる体制作りの必要性や,臨床上見逃してはならない失語症者の精神・心理的問題とその対策の重要性についても言及した。
著者
田中 和彦
出版者
日本福祉大学社会福祉学部
雑誌
日本福祉大学社会福祉論集 = Journal social Welfare, Nihon Fukushi University (ISSN:1345174X)
巻号頁・発行日
vol.136, pp.143-152, 2017-03-31

2013 年(平成25)年にアルコール健康障害対策基本法が成立し,わが国のアルコール依存症を含めたアルコール健康障害対策は新たなステージに入った.2016(平成28)年に閣議決定された「アルコール健康障害対策推進基本計画」では,「アルコール健康障害に対する予防及び相談から治療,回復支援にある切れ目のない支援体制の整備」が挙げられており,地域におけるアルコール依存症治療における連携体制の確立が急がれる.わが国では,アルコール依存症が医療化した1961(昭和36)年以降,自助グループの誕生と相まって,各地の実情に合わせたアルコール依存症治療のための連携が取り組まれていた.その代表的なものが,大阪方式,世田谷方式,三重モデルである.本稿では,この3 つのモデルのレビューと比較検証を行った.その結果,3 つのモデルは二次予防から三次予防に比重を置いた連携体制であることがわかり,アルコール依存症の「医療化」という目的に基づいた連携体制であることが分かった.一方でそれぞれのモデルが進化,発展を遂げており,一次予防を含めた取り組み,すそ野の広がるアルコール問題への対応などに取り組んでいることも明らかになった.今後の課題として,医療化してきたアルコール問題を,医療化の視点のみならず,地域課題としてとらえていく視点の重要性,アルコール問題の予防から,早期発見,介入,治療,回復支援と地域生活を支えるアルコール問題トータルサポートネットワークの必要性が示唆された.