著者
Mwaura Jelvas 梅澤 有 中村 隆志 Kamau Joseph
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2017
巻号頁・発行日
2017-03-10

The sources of anthropogenic nutrients and its spatial extent in three fringing reefs with differing human population gradients in Kenya were investigated using stable isotopes approaches. Nutrient concentrations and nitrate δ15N in seepage water clearly indicated that population density in the catchment and tourism along the coast contributed greatly to the extent of nutrient loading through the groundwater to adjacent reefs in Kenya. Although water column nutrient analyses did not show any significant difference among the 3 studied reefs, the chemical contents (i.e., δ15N and N contents) in the macroalgae and complementary use of seagrasses and sedimentary organic matter clearly indicated the different nutrient regime among the sites in higher special resolution. Higher δ15N and N contents in macrophytes showed terrestrial nutrients affected primary producers at onshore areas in Nyali and Mombasa reefs, but were mitigated by offshore water intrusion especially at Nyali. On the offshore reef flat, where the same species of macroalgae were not available, complementary use of δ15N in sedimentary organic matter suggested input of nutrients originated from the urban city of Mombasa. If population increases in future, nutrient conditions in shallower pristine reef, Vipingo, may be dramatically degraded due to its stagnant reef structure. This study represent the first assessment of the Kenyan coast that integrates water column nutrients and macrophyte δ15N analyses, showing direct evidence of the use of terrestrial nutrients by macrophyte and providing basic information for surveying the link between anthropogenic enrichment and ecosystem degradation including macroalgae proliferation in nearshore reefs.
著者
近藤 剛弘 中村 潤児
出版者
一般社団法人 日本真空学会
雑誌
Journal of the Vacuum Society of Japan (ISSN:18822398)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.245-249, 2008 (Released:2008-06-04)
参考文献数
19

Significant improvement of the Pt-electrode in polymer electrolyte fuel cells has been found by replacing the support material from carbon black to multi-walled carbon nanotube (CNT). In order to explore the origin for the better performance of the Pt/CNT catalysts, model studies using Pt nano-particles deposited on a highly oriented pyrolytic graphite (HOPG) have been carried out as a surface science approach. It is suggested that monolayer of Pt nano-particles show a quite different electronic nature, leading to very high catalytic activity.
著者
中村 崇 植田 安昭 Toguri James M.
出版者
公益社団法人 日本金属学会
雑誌
日本金属学会誌 (ISSN:00214876)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.456-461, 1986 (Released:2008-04-04)
参考文献数
33
被引用文献数
5 35

A new scale of the theoretical optical basicity was established by means of the concept of the average electron density (D) expressecl in eq. (1).(This article is not displayable. Please see full text pdf.) \ oindentThe value of α in an oxide system was defined unity, and the values of α in alkaline earth fluoride and chloride systems were determined by measurments of Pbs-p spectra of CaF2 and CaCl2 using photoacoustic spectroscopy.The basicity moderating parameter values were found to have a linear relation with the values of the average electron density, as shown in eq. (2).(This article is not displayable. Please see full text pdf.) The theroretical optical basicity values of transition metal oxides were able to be calculated in the new scale, for example, ΛFeO=0.94, ΛFe2O3=0.72 and ΛTiO2=0.65. It was possible to explain the sulfide capacity values in the systems containing iron oxides using these optical basicity values. The theoretical optical basicity values of alkaline earth fluoride and chloride were also obtained in this study. The values of the optical basicity showed a good correlation to logarithmic values of the phosphate capacity at a constant temperature in the systems consisting of oxide and fluoride compounds. It is suggested that the theoretical optical basicity developed in this study was a resonable scale for a wide range basicity in slags and fluxes.
著者
平木 敬 稲葉 真理 中村 誠 玉造 潤治 西村 亮 青嶋 奈緒 Felix Marti Wael Noureddine 来栖 竜太郎 坂元 眞和 古川 裕希 生田 祐吉 加藤 朗 山本 成一 長谷部 克幸 根尾 美由紀 稲田 友 村上 満雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PN, フォトニックネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.8, pp.1-6, 2005-04-13

2004年10月から12月にわたり実施した、超遠距離TCPシングルストリーム実験の実験環境、実施状況を述べ、実験結果を示す。その結果、TCP層とデータリンク層が適切に協調することにより、超遠距離のTCPシングルストリーム通信速度が、ネットワークの端点にあるサーバのバス(PCI-Xバス)で決定され、TCP方式自身は通信のボトルネックでないことが示された。これは、今後の超高速ネットワークの利用にとり重要な結果である。
著者
大津 孝佳 中村 啓輔 Ohtsu Takayoshi Nakamura Keishuke
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料: 第13回「宇宙環境シンポジウム」講演論文集=JAXA Special Publication: Proceeding of the 13th Spacecraft Environment Symposium (ISSN:1349113X)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-SP-16-010, pp.71-74, 2017-02-15 (Released:2017-02-15)

プラズマと中性粒子の相互作用として、核融合の分野では、中性粒子が炉壁からプラズマ内に侵入し、プラズマ内で衝突を繰り返し、加速される現象が報告されている。この現象は、人工衛星などの宇宙空間放電によって発生するプラズマと、宇宙空間に存在する微細なデブリに於いても生じることが懸念される。そこで、この現象をシミュレーションによ って解析し、下記のことが明らかとなった。①微細なデブリがプラズマによって加速される、②プラズマ温度が高いほど、加速後の速度が速く、加速される粒子数が増加する、③質量が炭素原子の 10 倍以下の微細なデブリに顕著に生じる。 会議情報: 第13回宇宙環境シンポジウム (2016年11月1日-2日. 情報通信研究機構 本部 国際会議室), 小金井市, 東京 形態: カラー図版あり Meeting Information: The 13th Spacecraft Environment Symposium (November 1-2, 2016. National Institute of Information and Communications Technology), Koganei, Tokyo, Japan Physical characteristics: Original contains color illustrations
著者
井内 善臣 中村 利男
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.47, pp.371-372, 1993-09-27
被引用文献数
1

利便性や省力化をもたらす情報化の波が、我々の身近に迫ってきており、情報システムは、社会生活を行なう上でなくてはならないものとなってきた。しかし、急速な情報化では、情報の混乱や機密漏洩などといった、個人のプライバシーを侵害する事態も数多く見られるようになってきた。こうした情報化は、地域住民の生活向上をめざした地域医療分野でも例外でなく、いくつかの地域では実際に情報システムの構築が行われている。医療分野における情報化には、教育分野における情報公開の課題などと同様に、医療情報が持つ特殊性があること、医療倫理などが必ずしも確立されていない、開示が可能な医療情報はなにか、など多くの課題がある。現在運用されている医療情報システムは、こうした問題に対して明確な指針を提案しているとは必ずしもいえない。本論では、加古川市を中心とする地域医療情報システムを構築するに際して、「地域住民のプライベシーを保護するためにシステムはいかにあるべきか」といった立場から概観し、プライバシー保護の指針となるべきガイドラインについて論じたものである。
著者
中村 克典
出版者
森林立地学会
雑誌
森林立地 (ISSN:03888673)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.21-26, 2014-06-25

東日本大震災およびこれに伴う巨大津波が東北地方太平洋沿岸地域にもたらした被害については筆舌に尽くしがたい。この地域の,特に砂丘海岸地を広く覆っていたクロマツを主体とする海岸林は,風や砂,塩の害から沿岸の生活を守り続け,さらには津波に対する防災効果も期待されてきたものであるが,今回の災害では「壊滅」とも表現される激甚な被害状況を呈するに至った。この事態,というよりむしろ「壊滅」というキャッチコピーとともに伝えられたショッキングな映像の印象により,「海岸林は役に立たなかった」「そもそも,マツの植林がよくなかった」といった画一的な観念が人々の間に広まってしまったことに,長く海岸林に関わってきた研究者の多くは強い危機感を感じている。東日本大震災津波により「壊滅」したとされる海岸林であるが,実際に発生した被害の状況や形態は地域により様々であり(中村,2011),一概に壊滅・消失したわけではない。また,津波被害を受けた樹木のほとんどがクロマツ・アカマツ(東北地方太平洋沿岸では,磯浜海岸を中心にアカマツが広く分布する)であったのは事実だが,それは単に元の海岸林でのこれらの樹種の優占度を反映したものに過ぎず,マツが他樹種に比べ津波に弱いことを示しているわけではない。一方,マツであれ他の樹種であれ,被災直後には生き残ったように見えた木でも,津波に伴う海水への浸漬と土壌への塩類の付加,海砂のよ堆積,漂流物衝突による物理的損傷などで生じたストレスにより時間をかけて衰弱が進行する可能性があり,一時期での観察結果をもって津波による樹木被害のあり方を断ずることはできない。結局のところ,海岸林を構成する樹木,中でもその主体を成していたクロマツ・アカマツが津波に強かったのか,弱かったのかを判断するには,様々な条件下におかれていた木について,一定期間の継続的な調査を実施して,科学的な検討に耐えるデータを集積する必要がある。そのような観点から,筆者らは青森県から宮城県にかけての樹種,樹齢や津波被害状況の異なるクロマツ・アカマツ林に固定調査区を設置し,マツの衰弱・枯死経過に関するモニタリング調査を行った(中村ら,2012)。しかしながら,そのような科学的な検証を経た結論が示されるより前に,被災前の海岸林で主体となっていたクロマツ人工林に対する否定的な見解が広く行き渡り,反動として広葉樹を主体とした海岸林再生が主張されるようになった(磯田,2013;齋藤,2013)。あるいは,技術的に確立されたクロマツ植栽を中心に海岸林再生を考えようとする立場からも,より高い防災機能や松くい虫被害への備え,ないし多様な生物相の醸成といった観点から広葉樹の導入・活用に向けた期待は高まっている(日本海岸林学会,2011;東日本大震災に係る海岸防災林の再生に関する検討会,2012)。海岸林への広葉樹導入についてはすでに相当な研究の蓄積があるが(金子,2005:宮城県森林整備課,2012),津波影響の残る海岸砂丘地や決して理想的とは言えない外来土砂による盛土面など,津波被害跡地という特殊な状況下での植栽技術については,広葉樹のみならずマツに関しても再検討されることが必要であろう。実際,すでに多くの研究機関や団体がそのような観点からの試験植栽に取り組んでおり,森林総合研究所東北支所は東北森林管理局と共同で青森県三沢市の津波被害跡地に海岸防災林植栽試験地を設定し,広葉樹を含む植栽木の活着・成長やその生育基盤である土壌環境について調査研究を行っている。本稿では,森林総合研究所東北支所が取り組んでいる上記の試験研究について,2013年3月28日~29日に開催された森林立地学会現地研究会での訪問先との関連で説明する。ただし,ここで示す内容には未公表のため詳細を示せないものや,調査継続中のため今後結論が変わる可能性のあるものが含まれる点,あらかじめご了承いただきたい。
著者
中村 春木
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 : FOLIA PHARMACOLOGICA JAPONICA (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.116, pp.18P-22P, 2000-11-01

ゲノム、プロテオーム、フィジオームという、全体とネットワークとを解析する"-ome"研究が意味を持つのは、たとえばプロテオーム研究においては、素子としての個々の蛋白質分子と、素過程としての分子間相互作用がそれぞれ物理化学的に詳細に明らかにされていることが前提である。単なる部品の名前と結果としての各部品の機能だけでは、モデルとしてのネットワークを超えることはできない。そのための実体を明らかにする研究こそが、構造生物学およびそのゲノム・スケールでの構造ゲノム科学であり、創造的な薬物設計につながる。
著者
川口 安郎 中村 芳正 佐藤 俊幸 武田 節夫 丸中 照義 藤井 節郎
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.98, no.4, pp.525-536, 1978
被引用文献数
8

After oral administration of 5-fluoro-1, 3-bis (tetrahydro-2-furanyl)-2, 4-pyrimidinedione (FD-1), the level of 5-fluoro-2, 4-pyrimidinedione (5-FU) was 5 to 7 times higher in the plasma and normal tissues and 8 to 12 times in tumor tissue than after administration of 5-fluoro-1-(tetrahydro-2-furanyl)-2, 4-pyrimidinedione (FT). Moreover, these levels were maintained longer than after administration of FT. In tumor tissue, the concentration of 5-FU was still as high as 1.42 μg/g 12 hr after administration of FD-1. FD-1 was degraded to 5-fluoro-3-(tetrahydro-2-furanyl)-2, 4-pyrimidinedione (3-FT) by liver microsomal drug-metabolizing enzymes in vitro and to FT spontaneously. Subsequently, FT was converted enzymically to the active substance, 5-FU, and 3-FT changed to 5-FU spontaneously. Conversion of FD-1 to 5-FU via 3-FT was greater than via FT. It is concluded that a large amount of 5-FU formed after administration of FD-1 is formed via 3-FT. γ-Hydroxybutyric acid was found to be formed in vivo and in vitro from the tetrahydrofuranyl group of FD-1.
著者
中村 勘九郎 深田 武志
出版者
日経BP社 ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.412, pp.62-64, 2016-10

やはり、彼らがいるからこそ、いろんなことができるというのがあったんですけれども、(2人を)亡くして、いろんなことをやりながら芸も守るというか、受け継いでいかなきゃいけないという、その苦しさというのか、そういう中に立たされているので。まあ、…
著者
中村 隆雄
出版者
Japan Society of Calorimetry and Thermal Analysis
雑誌
熱測定 (ISSN:03862615)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.78-83, 1979-05-25 (Released:2009-09-07)
参考文献数
14

Since the time of pioneer work of Lavoisier in 18th century, calorimetry have been one of the fundamental approaches in the study of bioenergetics. A review of the historical background of the calorimetric investigations in the field of bioenergetics was briefly described. Our recent construction of a twin-type microcalorimeter equipped with rapid response microthermistors and oxygen electrode, which allows simultaneous recording of heat production and oxygen consumption in a small volume (5cm3) of biochemical reaction systems, was introduced. Performance of the apparatus was tested with acid base neutralization reaction and some enzymatic reactions. Results from the measurements of the energy balance in the energy transducing reactions of rat liver mitochondria under various respiratory states were described with special interest on the mechanism and control of heat production in mitochondria by long chain unsaturated fatty acids.
著者
宮脇 成生 伊川 耕太 中村 圭吾
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.343-347, 2014
被引用文献数
3

主に 2001~2005年度の期間に実施された河川水辺の国勢調査の植生図より植生タイプ別面積を集計した。その結果,全国 109水系における外来植物が優占する群落の面積は,調査範囲における陸域の 8%を占めることが明らかになった。また,外来植物が優占する群落面積の 4割以上を緑化植物の優占する群落が占めていた。外来種別の優占群落面積では,上位 10種のうち 6種が緑化植物 (ハリエンジュ,カモガヤ,シナダレスズメガヤ,オオアワガエリ,オニウシノケグサ,イタチハギ) で占められており,日本の河川域において,外来の緑化植物が広範囲に拡大していることが明らかになった。
著者
夏目 誠 村田 弘 杉本 寛治 中村 彰夫 松原 和幸 浅尾 博一 藤井 久和
出版者
社団法人 日本産業衛生学会
雑誌
産業医学 (ISSN:00471879)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.266-279, 1988 (Released:2009-03-26)
参考文献数
14
被引用文献数
10 8

私たちは勤労者のストレス度,特に職場生活のそれを数量化するために,下記のストレス調査表を作成した.Holmesが作成したストレス度を測定する,社会的再適応評価尺度の主要項目に,職場生活ストレッサー18項目,および「私の耐えられるストレス度」,「現在の私のストレス度」の2項目を追加した67項目より構成されている.1,630名の勤労者を対象に結婚によるストレス度を50点とし,それを基準に0~100点の任意数値記入方式により自己評価させた,得られた結果は以下のとおりである.1. 各項目について1,630名と性,年齢,職種,職階,勤続年数(以下,各条件とする)別対象者数から得られた点数の平均値を求めた.私たちは,このようにして得た各項目の平均点数をストレス点数と仮称した.65項目のストレス点数を,高い順にランキングした. 1位は「配偶者の死」82.7で,「収入の増加」が24.7と最下位であった.27項目が50点以上の得点を示した.次に65項目を,個人,家庭,職場,社会生活ストレッサーの4群に分類した.2. 職場適応力をみるために私たちが考案した「私の耐えられるストレス度」は73.7で「現在の私のストレス度」は48.8であった.3. ストレス点数の平均値から,各条件別でt検定により比較検討を行い,差異を求めた.その結果は, 30歳代では20歳代に比べ,課長と班長は部長より,点数が高かった.同様に,上記の4群間でそれを求めたところ職場生活ストレッサー群のみ差が認められた.同群において, 30, 40, 50歳代は20歳代よりも,課長と班長は一般職に比し,高得点であった.勤続年数では, 21年以上の勤務者は, 10年以内の者に比較して点数が高かった.以上の結果や調査表の意義と活用を中心に考案を加えた.
著者
中村 周作
出版者
人文地理学会
雑誌
人文地理 (ISSN:00187216)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.310-331, 1985
被引用文献数
2 3

Itinerant peddling has played an important role in the retailing of seafood predating shop-selling in Japan. The origins of peddling forms we find today go back to the early Meiji Period (the late 19th century). In this period, the goods dealt with by peddlers were salt, fish and shellfish, which included fresh, salted and dried varieties. The author has classified the retail forms from the viewpoint of the relationships in the goods, the place of purchase, and markets:I: salt-peddling.II: peddling of fresh fish and shellfish, II-a: from the suburban fishing villages to urban region, II-b: from the fishing villages located in the region which distibutes the salted and dried fish to urban region, to the neighbouring farming villages, II-c: from the remote fishing villages to their neighbouring farming villages, II-d: activity within the urban region.III: the peddling of salted and dried fish (from the remote fishing villages to the broader hinterlands).Since modern times, however, such trade forms of peddling have been largely transformed along with the changing socio-economic circumstances. For instance, first the salt-peddling disappeared through the enforcement of the salt monopoly-system. Also, the peddling areas of fresh fish expanded and the remote fishing villages were included in the distribution-networks of the cities with the development of transportation facilities.The aim of this paper is to consider the spatial pattern of such behaviour, because some past studies on peddling in Japan have been lacking in this viewpoint. For this purpose, the writer first tried to make clear the distribution and distinctions of the peddling forms all over Japan and next investigated in detail the distribution and behavioural patterns of peddling in the San'in District, Western Japan.The results are as follows:1. The peddling forms according to how the goods are carried are classified as follows; a), carrying poles with hanging bamboo baskets ("Ninaiuri"), b), bamboo baskets carried on the head ("Kaberi" or "Itadaki"), c), handcarts, d), bicycles, e), motorcycles, f), automobiles.But a) and b) disappeared about 1960; c) and d) have been used since about 1960; e) and f) since about 1965.2. The number of peddlers who can be observed today is estimated to be roughly 37, 600 persons. Among them, the number using automobiles is about 15, 500 persons.3. The peddlers, except for those using automobiles mostly distribute to the markets located at the place of seafood production and the fishing villages in the metropolitan suburbs. On the other hand, the automobile-using peddlers are mainly working in the inland and isolated regions. Furthermore, in the San'in District, the latter spread remarkably from seashore inland.4. The motives for forming a peddling group are to purchase the goods in the same place, or to use the same transportation facilities.5. Finally, the behavioural patterns of peddling are classified as follows according to the distinctions among peddling forms and purchase-place:I: peddling in the place of production, II: paddlinng in the place of consumption, A: peddling without automobiles, B: peddling with automobiles.Therefore, these combinations make four types; I-A, I-B, II-A and II-B. In the San'in District, with respect to the age structure of peddling groups, in general, A) consists mainly of an old-aged class and B) of a middle-aged class. Concerning the sex of the peddlers, females predominate in I-A. On the other hand, the number of males increases more in proportion as the types tend towards I-B, II-A and II-B. These groupings can be further divided into twelve behavioural patterns.I hope that such results gained from this case study can be applied to more general issues.