著者
香川 修見 片山 薫 神谷 泰宏 今井 裕之 上林 弥彦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.5-6, 1997-03-12

遠隔教育システム VIEW Classroom は, ネットワークで接続したコンピュータを介し地域的かつ時間的に分散した教師と学生による教育・学習を効果的かつ円滑に支援する仮想教室システムである. 著者らは, 教師が文字・図形・動画で構成されたハイパーメディア教材を学生の画面ヘ提示して講義し, 学生がその上ヘアンダーライン・メモ・リンクを迫加して自分向きのテキスト(ノート)を作成しながら受講するシステムを開発中である. 専門教育では会話や討論が重要な役割を果している. ネットワークに接続したコンピュータがあれば参加できる遠隔教育では, 現実の教室より遥かに多数の学生が参加する可能性がある. 現在運用されている遠隔教育はビデオ技術を中心としたものが多く, 多数の学生から教師の方向への情報伝達手段が十分でないため同期型の会話が容易ではない. VIEW Classroom は多数の学生が参加する遠隔教育での会話をデータべース技術に基づいて支援するシステムであり次の特徴を持っている. (1)教育・学習環境を同期と非同期の会話が複合する「1対多」の会話モデルとしてとらえる. (2)互いに遠隔地にいる参加者のリアルタイムな会話による教育・学習を支援する. (3)多数の学生との同期会話環境を支援するため, 収集した学生の反応を抽象化し教師及び参加者にリアルタイムで提示する. 本稿では遠隔教育支援システムにおける同期・非同期モデルに基づく会話支援機構を説明する.
著者
一條 彰子 奥村 高明 岡田 京子 寺島 洋子 藤田 千織 上野 行一 藤吉 祐子 室屋 泰三 今井 陽子 細谷 美宇
出版者
独立行政法人国立美術館東京国立近代美術館
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

国内外の主要美術館で行われている鑑賞教育のスクールプログラムについて調査し、米国と豪州から教育責任者を招聘してシンポジウムやワークショップを4回開催、海外の先進的事例を日本に紹介した。また、国立美術館と博物館の所蔵作品49点から、小・中学生の発達段階にあわせて作品を選べるウェブプログラム「鑑賞教育キーワードmap」を開設して、学習指導要領に準じた鑑賞授業をどこでも行うことのできる環境を整えた。これらの成果は、美術科教育学会等で発表した。
著者
岡田 倫明 清地 秀典 永岡 智之 中川 祐輔 山内 達雄 石田 直樹 今井 良典 中村 太郎 岡田 憲三 梶原 伸介
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.350-356, 2015-04-01 (Released:2015-04-17)
参考文献数
19
被引用文献数
2

症例は20歳の男性で,抗生剤抵抗性の発熱,咽頭痛,激しい乾性咳が2週間継続し,突然の左側腹部痛を主訴に当院救急受診した.採血にて肝機能異常,リンパ球優位の白血球上昇,異型リンパ球の出現,EBV-VCA-IgM抗体の陽性,EBNA抗体陰性を認めた.また,CTにて脾腫,脾損傷,腹腔内出血を認めた.Epstein-Barr virus感染による伝染性単核球症(infectious mononucleosis;以下,IMと略記)からの脾腫に伴う脾破裂と診断し緊急手術を行った.腹腔内に500 mlの出血を認め,脾腫,被膜損傷を伴っていた.術後IMに非典型的な,咳嗽が続き,マイコプラズマ抗体が入院時の8倍の上昇を認めた.マイコプラズマ肺炎の合併による咳嗽からの腹圧の上昇が脾破裂の誘因と考えられた.IMによる脾破裂はまれであり,マイコプラズマ肺炎の合併から脾破裂に到った報告例はなく,非常に貴重な症例と考えられた.
著者
今井 竜也
出版者
日本生命倫理学会
雑誌
生命倫理 (ISSN:13434063)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.38-45, 2013-09-26 (Released:2017-04-27)

海外に渡航して医療を受ける、いわゆる「医療ツーリズム」は、自国の医療水準では十分な治療を受ける機会を得られない人が先端医療を受けるため、先進国に渡航するという構図がこれまで一般的であった。だが今日では、単に機会格差を解消するためだけでなく、規制格差や経済格差を利用する形で、医療技術の発展した発展途上国に渡航し、自国よりも格安に、あるいは自国では受けられない、受けにくい治療を受けるために渡航するケースが増えている。とりわけ第三者生殖医療、臓器移植のように、人間の身体を医療資源として利用する医療ツーリズムは、医療技術の性質に付随する様々な問題や、規制格差・経済格差利用の問題が色濃く反映され、医療ツーリズム全体の規制の方向性を考える上でも、色々と参考になる論点が多い。本論文では、規制の方向性が固まりつつある渡航移植・移植ツーリズムとの比較から、第三者生殖ツーリズム規制の方向性を提唱する。
著者
堤 竹蔵 今井 俊吾 山田 勝久 山田 武宏 笠師 久美子 小林 正紀 井関 健
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.139, no.7, pp.1055-1061, 2019-07-01 (Released:2019-07-01)
参考文献数
20
被引用文献数
2

Linezolid (LZD), an antimicrobial agent against methicillin-resistant Staphylococcus aureus, demonstrates good bone and joint penetration, and is used for prosthetic bone and joint infections. Recently, we observed vomiting in several patients administered LZD. However, there are few reports on the incidence rate of, and risk factors for, LZD-induced nausea and vomiting. In this study, we aimed to verify the relationship between LZD administration and vomiting. Patients administered LZD at the Department of Orthopedic Surgery of Hokkaido University Hospital between November 2008 and December 2017 were enrolled in the study. The primary endpoint was the comparison of the vomiting rate between patients administered LZD (LZD group) and those administered other antibiotics (non-LZD group). For the secondary endpoint, to verify the risk factors of vomiting, a univariate logistic regression analysis was performed. In total, 130 patients were included in this study; 77 patients in the LZD group, and 53 in the non-LZD group. Vomiting occurred in 18 patients in the LZD group and 4 patients in the non-LZD group (23.4% and 7.5%, respectively); this was significantly higher in the LZD group. In the univariate logistic regression analysis, LZD administration, gender (female), age ≥65 years, renal impairment (creatinine clearance <60 mL/min) and concomitant use of rifampicin were extracted as potential risk factors of vomiting. The results of this study reveal a possible relationship between LZD administration and vomiting.
著者
今井 美和 吉田 和枝
出版者
石川県公立大学法人 石川県立看護大学
雑誌
石川看護雑誌 = Ishikawa Journal of Nursing (ISSN:13490664)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.51-62, 2018-03

HPV ワクチン接種が推奨されていた世代の高校2,3 年生女子を対象として,子宮頸がんとその予防に関する知識,子宮頸がんと子宮頸がん検診に対する態度の状況を把握するため,2014 年度にヘルスビリーフモデルを用いた質問紙による調査を行い,179 人の結果について分析した.HPV ワクチン接種者は66.5% であった.半数以上の者は子宮頸がん,HPV ワクチン,子宮頸がん検診の用語,子宮頸がんの発症年齢を知っていたが,HPV の用語,子宮頸がんの症状,HPV,HPV ワクチン,子宮頸がん検診に関する知識のすべての項目については半数に満たなかった.子宮頸がんに罹患する可能性と子宮頸がん検診の有益性を認識していた者は20% 前後で,20 歳からの子宮頸がん検診受診の意識があった者は24.6% であった.子宮頸がんとその予防に関する教育を受けた者は38.5%,20 歳からの子宮頸がん検診の受診を周囲から勧められた者は15.1% であった.それ故に,子宮頸がんとその予防に関する情報を女子高校生に合った方法で提供して理解と認識を深める必要があると考えられた.
著者
美添一樹 今井 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ゲーム情報学(GI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.87, pp.63-70, 2005-09-05
被引用文献数
1

囲碁においては、盤面全体に対する、速く正確な評価関数を作ることは困難である。そのため、小目標ごとのサーチが、囲碁プログラムの間では広く用いられている。ここで問題になるのが小目標間の依存関係である。小目標の勝敗に影響を与える範囲を求めて依存関係を解決するアプローチが研究され始めている。relevancy zoneという概念が使われ始めているが、この求め方を改良することを目標としたアルゴリズムを提案する。二つの小目標についてそのような範囲が重なっていれば、そこが両利きの候補となる。It is difficult to make a fast and accurate evaluation function for the whole board in the Game of Go.Therefore sub-goal directed search is used widely among Go playing programs. One problem of sub-goal directed search is dependencies between sub-goals. There are several researches which aim to resolve the dependencies by obtaining the area which involves with the result of sub-goals. An idea called relevancy zone is being used in some researches. In this paper, we introduce an algorithm which search for an area which would improve relevancy zone.The intersection of two such areas will be the candidate for double threat.
著者
本廣 孝 河野 信晴 富永 薫 石本 耕治 原田 素彦 中島 哲也 今井 昌一 西山 亨
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.49, no.7, pp.296-305, 1975-07-20 (Released:2011-09-07)
参考文献数
9

Urinary tract infection in children is a world-wide problem and some management is required in correct bacteriological diagnosis. Recently, dip-slide culture method is conveniently used in Europe for systematic screening of bacteriuria and its reliability for detection of bacteriuria has been reported by many investigators.The authors tested the accuracy of a dip-slide system “Uromedium” developed in our country by comparing the results with that from the pour-plate method.In 57 to 100 percent of 545 cases, results obtained from Uromedium were accorded with that from the pour-plate method, and the specificity of Uromedium was estimated 73 percent. Bacterial numbers in urine specimens determined by both method ranged below 102 to over 106 per ml and several species of gram-positive cocci, gram-negative bacilli, and fungus were isolated. For all the organisms linear regressive lines were obtained between bacterial numbers determined by both methods and the coefficients (γ) were 0.82 to 0.98. These findings suggest that “Uromedium” is a satisfactory method for systematic screening of bacteriuria and diagnosis of urinary tract infection.

1 0 0 0 OA 史学概論

著者
今井登志喜 講述
出版者
東京プリント刊行会
巻号頁・発行日
vol.第3分冊, 1937

1 0 0 0 OA 史学概論

著者
今井登志喜 講述
出版者
東京プリント刊行会
巻号頁・発行日
vol.第2分冊, 1937
著者
チョウ ヨンマン 今井 俊夫 高見 成昭 西川 秋佳
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本トキシコロジー学会学術年会
巻号頁・発行日
vol.35, pp.178, 2008

【目的】Zucker fattyラットは突然変異レプチン受容体遺伝子faのホモ接合体(<I>fa/fa</I>)で、若齢期から著しい肥満を呈し、単純性肥満/糖尿病モデルとして用いられている。一方、ヘテロ接合体(<I>Fa/fa</I>)及び野生型(<I>Fa/Fa</I>)のZucker leanラットは肥満にならないことから、ホモ接合体の対照として用いられているが、その生理学的/解剖学的な違いについての詳細は明らかではない。今回、Zuckerラットが乳腺発がんモデルとして応用可能か否かを検討する目的で、各遺伝子型動物の血清生化学的検査及び肝臓/乳腺/脂肪組織の組織学的検査を実施した。【材料と方法】6-7週齢の各遺伝子型の雌ラットあるいは10%コーン油添加飼料で5週間飼育した<I>Fa/fa</I>及び<I>Fa/Fa</I>雌ラットを対象とした。【結果】血清総コレステロール、インスリン及びレプチン濃度は、<I>Fa/fa</I>及び<I>Fa/Fa</I>に比し<I>fa/fa</I>では有意に(p<0.05)高値を示した。中性脂肪及び血糖値には遺伝子型間の明らかな差はみられなかった。組織学的には、<I>Fa/fa</I>及び<I>Fa/Fa</I>に比し<I>fa/fa</I>では乳腺組織の発達が著しく乏しく、脂肪組織においては細胞肥大が認められた。<I>Fa/fa</I>と<I>Fa/Fa</I>の比較において、基礎飼料飼育下では主な血清生化学値に明らかな差はみられなかったが、10%コーン油飼料を与えることにより、<I>Fa/fa</I>ではHDL-コレステロール値は僅かながら有意に(p<0.05)低下したのに対し、<I>Fa/Fa</I>では変化を示さなかった。<I>Fa/fa</I>及び<I>Fa/Fa</I>のいずれにおいても、コーン油を与えることによる肝臓/乳腺/脂肪組織の組織学的変化はみられなかった。【結論】<I>fa/fa</I>は乳腺発がんモデルへの応用には適さないが、<I>Fa/fa</I>及び<I>Fa/Fa</I>は脂肪負荷により脂質代謝と乳腺発がんとの関連性を解析するモデルとしての応用が可能であることが示唆された。
著者
渡辺 和美エリゼッテ 鈴木 一臣 山下 敦 繁田 真人 今井 誠 矢谷 博文 中井 宏之
出版者
一般社団法人 日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.187-191, 1996
参考文献数
16
被引用文献数
5

歯質被着面に一定期間作用した仮着材は, 接着における阻害因子になることが懸念されている.そこで, 仮着材を作用させた象牙質に対する接着性レジンセメントの接着強さを測定し, 残留仮着材が接着に及ぼす影響について検討した.すなわち, ウシの歯象牙質に種々の仮着材を24時間作用させた後, エキスカベーターを用いて仮着材を肉眼的に付着していない状態まで除去し, この被着面と接着材(パナビア21, クラレ)との接着強さの測定および接着界面の形態をSEM観察した.その結果, コントロールの接着強さは6.9MPaであったが, ハイボンドテンポラリーセメント作用面に3.6MPa, フリージノールテンポラリーパック作用面に4.9MPaおよびテンパック作用面に5.3MPaの値を示し, いずれの仮着材においても低い値を示した.一方, 接着界面のSEM像から, コントロール試料においては約0.5μmの樹脂含浸層が確認されたが, 仮着材を作用させた後の接着界面には樹脂含浸層が生成されていなかった.
著者
今井 亨 奥 貴裕 小林 彰夫
雑誌
研究報告音声言語情報処理(SLP)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.4, pp.1-6, 2011-10-21
被引用文献数
1

テレビ番組の音声を文字で伝える字幕放送は,聴覚障害者や高齢者への重要な情報保障手段の一つである.1985 年の字幕放送開始以来,リアルタイムの日本語文字入力方法が確立されていなかったため,字幕が付与される番組は長い間事前収録番組に限られていた.NHK では,他の研究機関とも連携してニュース音声認識の研究を進め,世界に先駆けて 2000 年に音声認識によるニュース番組のリアルタイム字幕放送を開始した.番組音声を直接認識する本ダイレクト方式の実用化後,スポーツ番組の実況アナウンス等の復唱音声を認識するリスピーク方式の字幕制作システムの実用化などにより,リアルタイム字幕放送は年々拡充されるようになった.また,両方式を併用して認識性能と運用性を高めた,ハイブリッド方式のニュース番組用字幕制作システムの実用化も,現在検討を進めている.本稿では,字幕放送の現状と音声認識を利用した各種字幕制作システムを紹介するとともに,その技術的特徴と実用化の経緯について述べる.Closed-captioning for broadcast, which displays spoken words as texts on the TV screen, is one of important media for the hearing impaired and the elderly. Since starting in 1985, closed-captioning has been provided only to prerecorded TV programs due to lack of a real-time input method of Japanese texts. NHK has done extensive research on speech recognition for news with other research institutes and led the world in real-time closed-captioning for broadcast news by speech recognition in 2000. Besides the direct method recognizing the original program sound, NHK realized a re-speaking method where rephrased utterances by another speaker are recognized for captioning of sports programs, resulting in expansion of live closed-captioning every year. Also a new hybrid method combined with both methods will be put into practical use for more accurate and efficient captioning of news programs soon. This paper introduces current situation of closed-captioning for live broadcast and the real-time closed-captioning systems with their technological features and the ways how they were implemented.
著者
三谷 知広 土井 俊祐 横田 慎一郎 今井 健 大江 和彦
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第33回全国大会(2019)
巻号頁・発行日
pp.2N3J1303, 2019 (Released:2019-06-01)

誤った患者からの採血は再検査や誤診などの原因となり,提出された検体の0.1%〜0.3%に発生すると言われている.検体検査結果のチェック機構としては、各項目が前回値とどの程度変化したかを比較するデルタチェックと呼ばれる手法が広く用いられているが,その精度は十分とは言えない.当院における実際の採血結果から人工的な取り違えデータを作成し,主に前回値との差を特徴量として機械学習モデルによる取り違えの検出システムを構築した.デルタチェックによるROC AUCは0.9408であったのに対し,XGBoostによる最終モデルにおけるROC AUCは0.9986であった.
著者
尾形 隆 今井 大 市毛 明彦 山川 光徳 山田 和彦 大類 広 柘植 通 新野 恵司 鈴木 明彦 角田 卓哉 湯田 文朗
出版者
日本リンパ網内系学会
雑誌
日本網内系学会会誌 (ISSN:03869725)
巻号頁・発行日
vol.35, no.6, pp.319-331, 1995

The expression of adhesion molecules on human tonsillar follicular dendritic cells (FDCs) <i>in vivo</i> on cryostat sections and <i>in vitro</i> on isolated FDCs on cytospin preparations was studied. Isolation of FDCs was performed using a magnetic cell sorter (MACS). Immunochemically, FDCs were positive for Mac-1 (CD11b), sialyl-Le<sup>x</sup> (CD15s), CD22, integrin &beta;1 (CD29), CD40, VLA-&alpha;3 (CD49c), VLA-&alpha;5 (CD49e), VLA-&alpha;6 (CD49f), ICAM-3 (CD50), ICAM-1 (CD54), B7 (CD80), and VCAM-1 (CD106). These adhesion molecules, except ICAM-3 (CD50) which was weakly positive only in the light zone (LZ), were positive with a lacy pattern in all zones of secondary lymphoid follicle, especially strong in the LZ. ICAM-3 (CD50) was positive on more than half of isolated FDCs, but other molecules were positive on almost all isolated FDCs. Concerning the ligands on B cells for these adhesion molecules, the Mac-1 (CD11b)-ICAM-1 (CD54), the ICAM-3 (CD50)-LFA-1 (CD11a/18), and the VCAM-1 (CD106)-VLA-4 (CD29/49d) interactions in the LZ, the sialy-Le<sup>x</sup> (CD15s)-L-selectin (CD62L) and the VCAM-1 (CD106)-VLA-4 (CD29/49d) interactions in the mantle zone, and the ICAM-1 (CD54)-LFA-1 (CD11a/18) interaction in the entire lymphoid follicle may participate in FDC-B cell adhesion. Furthermore, above mentioned immunohistochemical evidence that FDCs were positive for fibronectin-receptor (CD29/CD49e) and laminin-receptor (CD29/CD49f), was confirmed with a frozen-section binding assay, using isolated FDCs and cryostat sections of tonsils. The numbers of FDCs binding to germinal centers (GCs) were reduced remarkably by pretreatment with monoclonal antibodies for CD29 (32.8&plusmn;4.1% of the control), CD49e (29.7&plusmn;2.5%), and CD49f (18.8&plusmn;0.8%). These data clearly indicated that FDCs bind to the reticulin or laminin fiber in GCs via either receptor.