著者
黒川 公平 今井 強一 柴山 勝太郎 山中 英寿 篠崎 忠利 登丸 行雄 北浦 宏一 高橋 溥朋
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.659-666, 1986
被引用文献数
7

上部尿路外溢流の5例を報告し診断治療について論じた.5例のうち3例が原因不明であり,うち2例は数日の安静で治癒し,他1例も約2週の安静で治癒した.残り2例は尿管結石,子宮癌術後の尿管狭窄の症例であり,前者は持続した疼痛,微熱のため切石術を行ない,後者は溢流尿による麻痺性イレウスを伴なったため狭窄部の手術を行なった.1968年〜1984年までの上部尿路外溢流の報告のうち記載の不十分な症例を除き,自験例を含む104例を検討した.腎盂自然破裂,自然腎盂外尿溢流,あるいは尿管自然破裂は鑑別することが非常に困難であるため,経皮的腎手術の経験をもとに,それらの新しい臨床的診断基準を提唱し,104例を再集計し診断治療にも言及した.
著者
福永 陽 柚本 玲 今井 綾乃 田中 辰明
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.238, 2004 (Released:2005-04-02)

<目的>衣類保管時に、市販防カビ・防虫剤を使用するが、それらの中にはシックハウスの原因の一つとされるパラジクロロベンゼンなどの化学物質が含まれているものも少なくない。一方、防カビ作用があるとされる天然物についての報告はあるが、居住環境中に見られる真菌に対する抗菌性の報告例は少ない。そこで本研究では衣類保管を想定し、衣類から分離した2種の真菌について、香味野菜の揮発成分による真菌の発育抑制効果を明らかにした。<方法>試料は香味野菜15種(ナガネギ・ショウガ・タマネギ・ニラ・セロリ・ミツバ・エシャロット・ローレル・サンショウ・カラシ・ワサビ・トウガラシ・シソ・パセリ・ローズマリー)。PDA培地にCladosporiumを三点培養したシャーレの蓋に、細かく砕いた試料を、培地に触れないように各1、3、5gずつ設置した。25℃で7日_から_30日間培養後、発育抑制効果により試料を以下のように分類した。_丸1_効果大;7日以上発育抑制。_丸2_効果小:7日未満で発育確認。<結果>ナガネギ・タマネギ・エシャロット・ワサビ・カラシの5種が効果大であった。今回、ニラを除くすべてのユリ科の試料で効果大となった。ニラに関しては、試料の腐敗によるコンタミが見られたので、効果が見られなかったと考えられる。
著者
今井 亜希子
出版者
日本転倒予防学会
雑誌
日本転倒予防学会誌 (ISSN:21885702)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.17-21, 2018

<p> 足の胼胝(たこ)・鶏眼(うおのめ)などの過角化性疾患や,陥入爪・巻き爪や肥厚爪などの爪疾患は,皮膚科医が日常的によく遭遇する疾患群である。各種の足変形および慢性疾患の合併,生活機能の低下を背景として,多数の高齢者がこのような足のトラブルを抱えている。近年,足部疾患の存在が歩行をはじめとする下肢の運動機能に影響すること,特に高齢者においては転倒のリスク因子となりうることが報告されている。筆者らが行った263 名の成人を対象とする臨床研究の結果,母趾の爪病変およびそれによる痛みは,下肢筋力と姿勢制御機能の両方の低下に有意に相関していた。また,爪病変を持つ対象者に対しフットケアを行うことにより,低下していた運動機能の回復が認められた。</p><p> 従来,医療におけるフットケアは,壊疽などの重症足病変やそれによる下肢切断を予防・治療するための技術として発達してきた。しかし足のケアを行い健康に保つことは,起立・歩行という運動機能を守るという観点から言えば,糖尿病や末梢動脈疾患など,ハイリスク患者だけでなくすべての高齢者にとって不可欠なものである。転倒予防,介護予防の一環としてのフットケアの位置づけは,ようやく認知されてきたばかりであり,今後,医療者・介護者が協力して取り組むべき課題と考えている。</p><p> 足の皮膚・爪所見は,循環障害,関節の変形や筋力アンバランス,歩容異常などのさまざまな異常を反映している。現在皮膚科医が行っている足の診療は,外用や処置などの局所治療にとどまらない。足の変形や関節可動域の低下,歩行状態などを総合的に評価し,その上で適切な靴や矯正・除圧作用を持つ下肢装具を装用することや,個人の能力に応じた運動療法を指導することが有効と考えている。</p>
著者
今井 翔 吉田 磨 河野 恒平 豊田 栄 藤井 彩子 山田 桂大 渡邉 修一 吉田 尚弘
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.267, 2008

WOCEの2ラインにおけるメタンの空間的特徴や起源、大気海洋フラックスについて明らかにすることを目的とし、北太平洋において溶存メタン濃度と炭素安定同位体比を測定した。 海水試料は海洋地球研究船みらいによる2005年10月~2006年2月のMR05-05航海(WHP-P03)と、2007年7月~9月のMR07-04航海(WHP-P01)で得た。研究室に持ち帰り海水試料を脱気・精製し、FID-GCを用いてメタン濃度、GC/C/IRMSを用いて炭素安定同位体比(δ13C-CH4)を測定した。通常濃度の試料から得られた測定精度はそれぞれ~5%と~1‰となった。P01観測ではメタンの極大及び20-50%の過飽和が、表層300 m以浅において観測された。炭素安定同位体比から水柱での生成が示唆され、東部では生成経路が異なることを示唆している。P03観測東部沿岸域では沿岸湧昇にともなって現場でのメタン生成が表層に限定されることがわかった。密度躍層を境界に表層では生成、深層では酸化され、表面水のメタン過飽和により大気へ逃散していることがわかった。
著者
村上 温子 田中 美貴 今井 裕子
出版者
広島文化学園大学
雑誌
広島文化短期大学紀要 (ISSN:13483587)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.31-37, 2003-07-31

At the request of the Society of Fiber Science and Technology, Japan during their 32nd summer seminar in Onomichi City, we organized the fashion show. The fashion show emphasized the use of denim fabrics made in Hiroshima Prefecture and pile fabrics made in Ehime prefecture. (September 5, 2001) 1. Since there was no time allowed for planning for the fashion show in the fashion course curriculum for enrollees in the year 2000, the teachers selected the materials to be used and decided on the theme 'Simple Modern Ethnic - Relaxation in City' for the fashion show. 2. As an assignment in apparel manufacturing, a lesson plan was developed in order to master the process from design to finish work under the agreed upon condition that the materials to be used are limited. 3. From the teachers' viewpoint, the image that the students cherished regarding the theme at the planning stage had a weak feeling in respect to relaxation, but had a powerful feeling relating to leisure wear. Since we had a new understanding that the younger generation sees relaxation as a situation in which body and mind are relaxed by actively enjoying something, we changed the subtitle of the show to 'Happy relaxation in City.' 4. Even though the rehearsals on summer holidays and the early morning activity on the day of the show were a difficult workload for them, the students fulfilled their roles in an orderly manor. We realized that the educational effect that this chance for presentation of their work would have to help heighten their desire to continue on in manufacturing. 5. Mr. Yuzuru Masuda, a guest speaker at this seminar from the Production and Industry Bureau of the Ministry of Economy, Trade and Industry, suggested that manufacturing should get a higher evaluation. 6. In order to develop the educational effect pointed out in number 4 above from individual creativity into team creativity, we added fashion creation, promotion planning and make-up drills to the curriculum.この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
今井 欣一 丸本 龍二 小林 邦夫 吉岡 義夫 戸田 準 本庄 美喜男
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.576-586, 1971-03-25 (Released:2008-03-31)
被引用文献数
11 19

Ring closure of 5-amino-1-β-D-ribofuranosylimidazole-4-carboxamide (AICA-riboside) with phenyl isothiocyanate afforded 2-mercaptoinosine (I) in good yield. Similarly, the ring closure of AICA-riboside 5'-phosphate (AICAR) led to the formation of 2-mercaptoinosine 5'-phosphate (II). Various 2-substituted inosine 5'-phosphates were prepared from I and II or starting with AICA-riboside. It was found that 2-furfuryl-thioinosine 5'-phosphate possessed a flavor enhancing activity of about 17-times that of inosine 5'-phosphate. The chemical structure-flavor enhancing activity relationship was presented.
著者
谷本 隆一 朝倉 孝征 今井 守之 鶴見 康昭 安田 仁彦
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.69, no.686, pp.2550-2555, 2003

In recent years one-box-cars are very popular in the market. So their interior noise level is required to be the same as that of passenger cars. To find an effective way to reduce the noise level, we studied why the noise level is high in a one-box-car as compared with a passenger car. We found that, because the diesel engine is placed under the front passenger seat, only narrow space is allowed between the engine and the engine cover, and this narrow space amplifies the noise. We confirmed by numerical simulation that this conclusion is appropriate. Based on the conclusion, we proposed to set up a silencer to lower the noise level, and found that it works effectively.
著者
太田 伸一郎 橋本 邦久 仲田 祐 佐藤 博俊 斎藤 泰紀 薄田 勝男 菅間 敬治 佐川 元保 佐藤 雅美 永元 則義 今井 督 須田 秀一
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.122-130, 1986
被引用文献数
9

自験例13, 222件の気管支造影像で発見された気管支分岐異常71例, 85件について検討した。分岐異常は, 中枢気道に関係する区域支までの異常に限定し, 右B^7の欠如・左B^7の存在・左右Bは分岐異常にいれなかった。分岐異常の出現頻度は0.64%であり, 右上葉の異常が全体の75.3%を占めていた。転位気管支の頻度は過剰気管支の7.2倍であり, 気管気管支が全体の31.8%を占め最も多かった。中支から上葉区域支が分岐していたものが10例あり, そのうち8例は, 残る上葉区域支も気管気管支で異常分岐であった。極めて稀な分岐異常としてdouble right tracheal bronchusの1例を経験した。気管支分岐異常に合併した奇形(ASD, 頸肋, 肋骨欠如)を検討し, これら奇形の発症時期と気管支の発生時期とが符合していたことから, 胎生5週初めから6週末までの子宮内環境が気管支分岐異常の発生誘因になりうると考えられた。
著者
秋山 信彦 今井 秀行 小笠原 義光
出版者
Japanese Society for Aquaculture Science
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.231-238, 1994-06-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
17
被引用文献数
1

ミヤコタナゴの繁殖用産卵基質として用いるカワシンジュガイの有効性を調べ, ほかに6種の淡水産二枚貝と比較検討した。7種の二枚貝をミヤコタナゴの産卵用水槽に入れた場合, ミヤコタナゴは, カワシンジュガイに対して最も多く繁殖行動を行い, 産卵した卵・仔魚数もカワシンジュガイが最も多かった。しかし, カワシンジュガイを除くと, ミヤコタナゴは特定の種だけに繁殖行動を多く行うことはなく, 産卵した卵・仔魚数も極少数であった。実際にカワシンジュガイを用いて, ミヤコタナゴを繁殖した結果, 雌1個体・1か月あたりの浮出仔魚数は6.65と6.81個体であり, 従来用いられてきた産卵基質二枚貝で繁殖した場合より多かった。以上の結果から, カワシンジュガイは, ミヤコタナゴを増殖させるための産卵基質として有効であると, 考えられる。
著者
島村 剛 宮前 亜紀子 今井 絢美 平栁 こず恵 岩永 知幸 久保田 信雄 澁谷 和俊
出版者
日本医真菌学会
雑誌
Medical Mycology Journal (ISSN:21856486)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.J141-J147, 2016
被引用文献数
6

近年,外用爪白癬治療薬が次々に開発・上市され,長年抗真菌薬の経口投与に限られていた爪白癬治療法に新たな選択肢が増えてきている.本研究では,わが国で上市されている5%ルリコナゾール外用液および10%エフィナコナゾール外用液の特性把握のため,薬剤塗布後の爪中薬物濃度および爪中薬物の抗真菌活性を比較した.<I>In vitro</I>ヒト爪薬物透過性試験では,薬剤をヒト爪に単回投与後,爪を表面から薄切したサンプルの薬物濃度を測定し,爪中薬物濃度分布を算出した.また,<I>in vitro</I>ヒト爪スライス阻止円試験では,薬剤を1日1回14日間投与し,爪スライスを含菌培地にのせ,阻止円の有無から阻止円形成率を算出した.その結果,ヒト爪薬物透過性試験では,5%ルリコナゾール外用液は,10%エフィナコナゾール外用液にくらべ,爪全層において高い爪中薬物濃度を示し,測定ポイントごとの比較では,1.7~8.4倍の濃度差が認められた.また,ヒト爪スライス阻止円試験における,5%ルリコナゾール外用液および10%エフィナコナゾール外用液の平均阻止円形成率は,それぞれ71.0%および12.6%を示し,両剤間で統計学的な有意差が検出された.以上の結果から,2つの外用爪白癬治療薬は特性が異なり,5%ルリコナゾール外用液は,爪中への移行性および貯留性の良さが示されるとともに,爪中のルリコナゾールが抗真菌活性を維持していることが確認された.
著者
小林 亜矢香 今井 範子 牧野 唯
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.60, pp.96, 2008

<B>【目的】</B>住宅内には,さまざまな種類の衣類が持ち込まれており,住まいにおいて衣類の収納は常に問題となっている.また,衣生活は多様化しており,居住者の生活と整合性のとれた収納計画がよりいっそう求められる.本報では,コートと外出着の帰宅後の更衣から収納までの流れに着目し,衣類の収納の現状と問題点を明らかにすることを目的とする.<BR><B>【方法】</B>全国各地の,独立住宅の居住者を対象に,質問紙調査を実施した.有効サンプルは,世帯票256 ,個人票505である(2007年11月実施).<BR><B>【結果】</B>1)コートの脱衣場所は,玄関の割合が最も高く,続いて,リビング,主寝室の割合が高い.玄関で脱ぎ,収納している世帯では,1階にコート用収納のある割合が高く,脱いだコートを「すぐに収納」している割合が高い.また,コートをリビングで脱ぎ,主寝室など個室に収納している世帯では,1階にコート用収納が「あると便利」と感じている割合が高い.2)一方,主な外出着の脱衣場所は,主寝室の割合が最も高く,次いで,リビングの割合が高い.夫妻が,主寝室で脱ぎ,主寝室に収納している世帯では,「収納スペースが足りないこと」や「更衣時に就寝中の家族のじゃまになること」に対する不満が比較的多い.また,外出着の収納について,不便を感じている世帯では,1階に外出着用収納が「あると便利」としており,とくに,「収納場所が分散していること」や「更衣場所と収納場所が離れていること」について,不便を感じている世帯では,1階の外出着用収納に対する要求の割合が高い.コートや外出着の収納に関しては,更衣場所も考慮し,計画することが必要である.
著者
古谷 時春 鎌田 則夫 今井 政人 關 豊 喜久里 政宏
出版者
コンクリート工学
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.46-54, 1994

大都市部における鉄道高架化工事では, 狭隙, 各種作業の競合, 使用重機の制限といった制約条件が多い。このような条件のもとでプレキャスト化を行うために, 東北線赤羽駅付近高架化工事を例にとり, 構造, 工期, 経済性等について在来工法と比較検討した。このなかで, 東北客貨線の高架橋は, RCのプレキャスト板を使用するハーフプレキャストスラブを採用した。その後に建設される東北本線の2線2柱式ラーメン高架橋等に対しては, 穴あきPC板の適用を計画している。本報告は, 各種検討結果および東北客貨線のハーフプレキャストスラブの工事概要について述べるものである。
著者
眞鍋 欣良 猿渡 和彥 重信 文男 添原 治夫 今井 維準
出版者
医学書院
雑誌
臨床外科 (ISSN:03869857)
巻号頁・発行日
vol.11, no.7, pp.471-474, 1956-07-20

緒言 原爆被爆者の皮膚毛細血管に"荒癈失調状態"が観られることは既に数次に亘り発表して来たが今回は広島に於ける原爆被爆者の10年後の皮膚毛細血管像について調査した成績を大略記載し皆様の御参考に供し度いと思う. 扨て原爆被爆者の皮膚毛細血管像について観察した成績は今迄に幾つか報告がある.即ち被爆後早期の検索では東大坂口内科,粥川,熊取,椿,尾山,京大真下,舟岡及び富田,横田の記載があり所謂後遺症期に於ける観察では吾々の成績のほか東大中泉津屋の報告がある,粥川等は原爆後81日目の被爆者について皮膚毛細管抵抗を検査しその中異状のある者13名に皮膚毛細管像の顕微鏡観察をなして6例に出血を認めたと云つており,真下,富田等は被爆1ヵ月後の15例について火傷部の皮膚毛細管像を観察し中央部では毛細血管の荒癈,周辺部では乳頭毛細血管の延長,その中間移行部では乳頭毛細血管の増加,口径拡大,延長異常屈曲,充盈度増強並に血流遅延を観たと云い火傷中央部及び周辺部は治癒過程を示し移行部は炎症が存在すると述べている.此の両者はいずれも特殊例についての早期の観察であるがその後の後遺症期に於てはどうであろうか.此れについては吾々の今迄の発表や津屋の報告でも明らかなように被爆後数年を経た者にも猶皮膚毛細管像の変化が多数に観られており,津屋は形態上からその変化を数型に分類して考察している.