著者
立屋敷 かおる 杉田 泰葉 今泉 和彦
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.350-354, 2005-08-05 (Released:2013-04-26)
参考文献数
17
被引用文献数
1

The difference was studied between use of the dominant hand and non-dominant hand in the transfer time of a cotton sample by using chopsticks and a spoon. The effect of training on the transfer time of the cotton sample by chopsticks in the dominant hand and non-dominant hand was also examined. The transfer times of a sample by chopsticks and spoon were significantly shorter when held in the dominant hand than in the non-dominant hand.. The transfer time of a sample in the dominant hand was significantly longer by spoon than by chopsticks. However, no significant difference was apparent in the transfer time of the sample between the chopsticks and spoon in the non-dominant hand. Training in manipulating the chopsticks significantly reduced the transfer time of a sample in the period from 6 to 10 days after starting the training, and this reduced transfer time was maintained 45days after the cessation of training. These results suggest that the hand dominance for using chopsticks was more prominent than that for spoon use and that training for chopstick use was more effective for the non-dominant hand, with the effect being maintained for a long period of time.

1 0 0 0 OA 故実叢書

著者
今泉定介 編
出版者
吉川弘文館
巻号頁・発行日
vol.尚古鎧色一覧(本間百里), 1906
著者
今泉 宏之 南部 直樹 永井 恒司
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.28, no.9, pp.2565-2569, 1980-09-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
13
被引用文献数
66 96

An X-ray diffraction method for determination of the degree of crystallinity of indomethacin was established, and the transition rate of indomethacin from amorphous to crystalline form was investigated. The transition of the amorphous form to crystalline form at 20°, 30°and 40°followed first-order kinetics and the Arrhenius plot showed good linearity. The amorphous form was shown to change to form I at 100% relative humidity (RH), to form I or II at 89% RH and to form I at 79% and 69% RH at 30°. The transition rate of the amorphous form to form II at 100% RH was larger than that at 89% RH. A good linear relation was observed between the maximum amount of water absorbed (log scale) and the degree of crystallinity at 100% or 89% RH at 30°. The dissolution rate of the amorphous form was higher than those of forms I and II. The amorphous form showed better tablet-forming properties than the crystalline form.
著者
斎藤 正明 今泉 洋 加藤 徳雄 石井 吉之 高橋 優太 斎藤 圭一
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.1-6, 2007-01-15 (Released:2011-03-01)
参考文献数
12

濃縮試料の計数率から未濃縮試料の計数率を差し引いたものは, 正味の計数率に (濃縮倍率-1) を乗じたものである。この関係を利用して, バックグラウンド計数を差し引くことなく正味の計数率を得ることができる。トリチウムの電解濃縮測定法に適用し, その結果を検証した。環境濃度レベルにおいて, 測定値及び測定誤差は従来法と同程度であった。この測定法はトリチウム濃縮分析において実用的にも有効であることが確認できた。
著者
河合 貴未央 Beaucamp Anthony 今泉 紀幸 櫻井 正俊 竹内 芳美
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.855, pp.17-00162-17-00162, 2017 (Released:2017-11-25)
参考文献数
11

In recent years, the drill used to make holes is expected to exert both high machining accuracy and good processing capability. In order to meet those requirements, it is necessary to develop a new drill shape with good properties requested by designers. There is a strong need for a new system to shorten the drill fabrication time, to reduce material costs, and to create new drill configurations by predicting their characteristics. Current drill shape prediction systems cannot comprehensively and mathematically treat drill cross-section shape including the cutting edge, groove and so on. The prediction system would become more practical if the drill specification was mathematically formulated. This study reports the development of a system to predict not only the cross-sectional shape but also various parameters from the information of grinding wheels used in drill fabrication. Furthermore, this study proposes the new system to predict the most suitable grinding wheel setting from the grinding wheel shape and some drill specifications as the reverse process.
著者
石田 聡 土原 健雄 吉本 周平 皆川 裕樹 増本 隆夫 今泉 眞之
出版者
農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所
雑誌
農村工学研究所技報 (ISSN:18823289)
巻号頁・発行日
no.210, pp.1-9, 2010-03
被引用文献数
1

淡水レンズは、島や半島において海水を含む帯水層の上部に、密度差によってレンズ状に浮いている淡水域を指し、カリブ海、太平洋、インド洋などの低平な島嶼や、我が国における沖縄県大東島や多良間島などの南西諸島などでは重要な水資源となっている。淡水レンズは降雨浸透水と海水の微妙な圧力バランスによって形成されていることから、降水量の変化、揚水量の変化、海水準の変化に対して、その賦存量が大きく影響を受け、水資源として脆弱である。一方で、我が国では沖縄県を対象として淡水レンズを水源として保全・開発する予定であること、アジア・太平洋諸国の経済成長によって島嶼地域においても水需要量の増加が予想されることなどから、淡水レンズ水資源への関心は国内外で高まりつつある。淡水レンズは井戸からの取水によって利用されるが、揚水に伴って井戸周辺の圧力が低下するため、揚水量が大きいと帯水層下部から塩水がくさび状に浸入し(アップコーニング)、やがて井戸水が塩水化する。帯水層が一度塩水化してしまうと、粒子間の微小間隙に塩水が残留すること、塩水浸入の水みちが形成されることなどから地下水環境は復元せず、当該帯水層からの淡水利用が不可能になる。この様な帯水層の塩水化は近年の生活様式の近代化・人口増などで揚水量が増加した島嶼で起こっており、地下水環境の保全と水資源の持続的利用を両立させることが重要な課題となっている。筆者らは沖縄県多良間島を対象として淡水レンズの賦存状況を調査するとともに、電磁探査法の琉球石灰岩帯水層への適用性について評価を行った。形状。

1 0 0 0 OA 平家物語講義

著者
今泉定助 述
出版者
誠之堂
巻号頁・発行日
vol.第4冊, 1901

1 0 0 0 OA 故実叢書

著者
今泉定介 編
出版者
吉川弘文館
巻号頁・発行日
vol.貞丈雑記(伊勢貞丈), 1906
著者
松尾 亮輔 今泉 貴史
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2017-IOT-39, no.11, pp.1-6, 2017-09-22

SDN では,大規模なネットワークを制御するために,複数のコントローラによる分散制御を行う手法がいくつか提案されている.また,ネットワーク内のトラフィックの偏りに対応するために,スイッチの管理権限をコントローラ間で移動させる手法が提案されている.しかし,この手法は少数のスイッチの集団にトラフィック量が集中する場合,効果的に機能しないことがある.また,近年では SDN-DoS 攻撃という,帯域を圧迫せず効果的に制御プレーンのリソースを消費させる手法も提案されている.複数のコントローラによる分散型制御プレーンにおいて,この攻撃を緩和するために,コントローラ間で処理を分担する手法を提案し,性能の検討を行う.
著者
吉村 雅仁 今泉 眞之 佐倉 保夫 唐 常源
出版者
公益社団法人 日本地下水学会
雑誌
地下水学会誌 (ISSN:09134182)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.19-40, 2003

割れ目の幾何(パターン)が岩盤の透水性や内部の物質挙動に与える影響について明らかにすることを目的とした.アクリル製の角柱ブロックを水槽内に異なるパターンで並べることによって,6種類の模擬割れ目岩盤を作り,トレーサー試験を行った.トレーサーの挙動は,最大64箇所の割れ目交差部でトレーサーの電導度を計測することによって把握した.解析の結果,割れ目パターンの違いは流路長や有効間隙率を変化させ,異なる透水性やトレーサープルームの形状を示すこと,平行板からなる割れ目内における機械的分散現象が生じていることを明らかにした.トレーサープルームの形状の成因については,交差部における流線と拡散ゾーンの概念を導入して考察した.
著者
東郷 正美 池田 安隆 今泉 俊文 佐藤 比呂志
出版者
一般社団法人 日本活断層学会
雑誌
活断層研究 (ISSN:09181024)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.15, pp.9-16, 1996-11-29 (Released:2012-11-13)
参考文献数
14
被引用文献数
1

The Kamishiro fault, extending for at least 20 km from the north Hokujyo basin to the south of Lake Kizaki, is one of major active faults along the Itoigawa-Shizuoka Tectonic Line in central Japan. We investigated detailed features of fault morphology along this fault, by interpretation of large scale aerial photographs. It became clear that faulting characteristics at the both ends of the Kamishiro fault are essentially different. At its northern end, the fault has become inactive progressively southward with time. However, the southernmost portion of the fault is still active in Holocene time, and continues southeastward to the Eastern Boundary fault of Matsumoto basin.At the southernmost portion of the Kamishiro fault, we also found evidence that remarkable thrust-front migration have occurred recently. Young offset features along the main portion of the Kamishiro fault suggest that at least one or two faulting events have occurred in Holocene time, and the latest event occurred probably in historic time.
著者
中田 高 木庭 元晴 今泉 俊文 曹 華龍 松本 秀明 菅沼 健
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.29-44, 1980
被引用文献数
40

房総半島南部の完新世海成段丘は,相模トラフに沿って発生する過去の大地震に伴う地殻変動の歴史を記録している.地形的証拠および36個の<sup>14</sup>C年代測定を含む年代資料をもとに,本地域の地殻変動の量と様式について考察した.<br> その結果,本地域は, 6,150年前, 4,350年前, 2,850年前および270年前に急激な海水準の相対的低下があり,これらは,大正・元禄型地震による地震性地殻隆起によるものであると考えられる.地震間の安定期間の長さは,前回の地震時における変位量と比例関係にある.各地震直前の年代と相対的海水準高度をもとに,長期的平均隆起速度を最小二乗法を用いて求めたところ, 3.0mm/年という値が得られた.また,長期的平均隆起速度と各地震間において求められた隆起速度との値の差は,当時の海水準変動の傾向を示すものと考えられる.これによれぽ,約2,700年前ごろには海水準は低下傾向にあり,それ以降,上昇傾向にあるとみることができる.なお,同様の地殻変動様式と海水準変動の傾向は,琉球列島・喜界島の離水サンゴ礁においても認めることができた.
著者
宮城 悦子 沼崎 令子 中西 透 片岡 史夫 猿木 信裕 井畑 穰 伊藤 則雄 吉田 憲生 新原 温子 村松 孝彦 今泉 明 山本 浩史 高須 万里子 光島 徹 杤久保 修 山門 實 青木 大輔 平原 史樹
出版者
公益社団法人 日本人間ドック学会
雑誌
人間ドック (Ningen Dock) (ISSN:18801021)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.749-755, 2012 (Released:2012-07-13)
参考文献数
17

目的:血漿中アミノ酸濃度はがんを含む各種疾患により変化する.血漿中アミノ酸プロファイルから健康状態や疾病の可能性を把握する「アミノインデックス技術」は複数がんのスクリーニング法として臨床実用化されている.本研究は多施設共同試験により3種の婦人科がん(子宮頸がん,子宮体がん,卵巣がん)の判別を行う指標式を「アミノインデックス技術」を用いて導出し,その有用性を検討することを目的とした.方法:複数施設で子宮頸がん患者208例,子宮体がん患者186例,卵巣がん患者102例,婦人科良性疾患患者305例,健康人1,631例を対象として採血し,血漿中アミノ酸濃度をLC-MSにより測定した.結果:3種の婦人科がん患者の血漿中アミノ酸濃度変化は共通性が高く,婦人科がんのいずれかに罹患している可能性を判別する一つの指標式を「アミノインデックス技術」を用いて導出し,その判別性能評価を行った.導出された指標式の特異度95%での感度は子宮頸がん52%,子宮体がん58%,卵巣がん77%であり,いずれもⅠ期症例から高い感度を示した.また,子宮頸がんでは腺癌も高い感度を示す,子宮体がんではCA125より有意に感度が高い,卵巣がんではCA125と同程度の感度を示すなどの特徴を有していた.結論:「アミノインデックス技術」により導出された,3種の婦人科がんのいずれかに罹患している可能性を評価する一つの指標式は,3種の婦人科がんの簡便な血液検査のスクリーニング法として有用であることが示唆された.
著者
三浦 猛 岡本 直幸 今泉 明 山本 浩史 村松 孝彦 山門 實 宮城 洋平
出版者
公益社団法人 日本人間ドック学会
雑誌
人間ドック (Ningen Dock) (ISSN:18801021)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.51-55, 2011 (Released:2012-08-03)
参考文献数
13
被引用文献数
2

目的:血漿中アミノ酸濃度は,生理学的な代謝状態を反映することが知られており,肝臓機能障害時や種々のがんで血漿中アミノ酸濃度が変化することが示唆されている.前立腺がんの早期発見,治療につながる新しい診断マーカーの開発を目的とし,前立腺がん患者と対照者との血漿中アミノ酸濃度の比較に基づき,アミノ酸を変数とした多変量解析により作成した判別式「アミノインデックス」による前立腺がん判別の可能性を検討した.方法:前立腺がん患者と対照として人間ドック受診者の血漿中アミノ酸濃度を測定した.患者群と対照群とのアミノ酸濃度を比較し,個々のアミノ酸濃度変化を,変数選択を伴う多重ロジスティック回帰により,前立腺がん患者を判別する判別式「アミノインデックス」を導出,前立腺がんの診断能の評価を行った.判別能の評価基準としては,ROC曲線下面積(ROC_AUC)を採用した.結果:対照群と比較し,前立腺がん患者は,Alanine, Histidine,Asparagine, Prolineの増加,Triptophanの減少が見られた.導出された前立腺がんを判別する「アミノインデックス」は,ROC_AUC=0.74の判別能を有し,早期がんも検出できた.またPSAとは有意な相関は見られなかった.結論:前立腺がんを判別する「アミノインデックス」は,前立腺がんの新しい診断マーカーとなる可能性が示された.また,PSAと独立した指標であることから,PSAとの併用による有用性が示唆された.