1 0 0 0 OA 神代物語

著者
佐藤小吉 著
出版者
大日本図書
巻号頁・発行日
1910
著者
佐藤 善信 中島 光裕 星井 輝之 布原 史翔 桑田麻衣子 今泉 正樹 福田 清貴 岩﨑 洋一
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.395-400, 2015-12-31 (Released:2016-01-26)
参考文献数
30

神経筋疾患患者に対する呼吸ケアの一つとして,通常の救急蘇生バックを用いたlung volume recruitment(LVR)があるが,air stackingが困難な患者では効果的に実施できない場合がある.われわれは,患者をair stacking可能群と不可能群に分け,2種類の救急蘇生バックを用いて吸気量と咳のピークフロー(CPF)値を測定し,効率的なLVRを実施するために,どちらの救急蘇生バックを選択すべきかを検討した.その結果,air stacking可能群では通常の救急蘇生バック,air stacking不可能群ではPEEP弁付き救急蘇生バックが有用であると考えられた.また,MIC>1,170 mlとなるように肺吸気量を維持することは,救急蘇生バックを用いた吸気介助と,呼気時胸部介助を併用した咳嗽介助を実施するにあたり,重要であることが示唆された.
著者
星野 正生 新城 健 佐藤 一紘
出版者
Japanese Society for Tropical Agriculture
雑誌
熱帯農業 (ISSN:00215260)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.248-252, 1989-12-01 (Released:2010-03-19)
参考文献数
7

アカメガシワ, ウラジロアカメガシワ, オオバギ, ウラジロエノキの4樹種を飼料資源として利用するため収穫方法を検討した.その結果, これらの木本植物の再生長は草本の牧草に比し緩るやかであり, ウラジロアカメガシワを除く樹種で年2回刈り取り利用 (7か月間隔) , ウラジロアカメガシワで年3回 (3.5か月間隔) で最高の収量が得られた.樹種により再生力に差があり, オオバギの再生力は他の樹種に比べて劣った.アカメガシワを供試して, 刈り取り程度が再生収量に及ぼす影響について検討した.その結果最も実用的と思われる新梢を緑色部分から生長点, 未展開葉ともに刈り取る方法が最も多収であった.樹幹を1.2mの高さから切り取るような収穫方法では, 再生は著しく劣った.アカメガシワは再生力が強く, 樹幹を切断するような強度の利用方法, また年3回刈の利用にも耐え正常な再生を示した.
著者
佐藤 重穂 谷地森 秀二
出版者
特定非営利活動法人 四国自然史科学研究センター
雑誌
四国自然史科学研究 (ISSN:13494945)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.30-33, 2007 (Released:2021-06-01)
参考文献数
12
被引用文献数
1

Two specimens of the Tube-nosed bat Murina hilgendorfi, which was a vulnerable species on Red Data Book of Japan, were collected from Ino Town, Kochi Prefecture on September 2006. Those bats were trapped on adhesive sheets which were set for collecting insects. The environment where the bats were collected was a mature plantation of Hinoki Cypress Chamaecyparis obtusa with poor understory vegetation.
著者
澤内 大樹 坂本 有希 高橋 治 佐藤 真里 八木 一正
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.11-14, 2007 (Released:2018-04-07)
参考文献数
15

近年、温室効果ガス増加による地球温暖化防止のため、カーボンニュートラルの観点からバイオマスを用いたエネルギーが注目されている。また、今年度から前倒し施行された学習指導要領では環境教育の一層の充実とともに学習内容が自分たちの生活と結びつく実感を伴った理解が強調されている。このような背景の下、本研究では岩手県の特産であるリンゴを用いた効率的なエタノール合成および教材への応用を視野に入れた研究を行っている。品種や酵母ごとでの検討の結果、糖度の高いリンゴほどエタノールの生成量が多く、酸度の高いリンゴほどエタノールの生成量が抑制される傾向が見られた。今後はサンフジについて、時間ごとでの生成量の変化や精製条件のさらなる検討を行う予定である。また、12 月上旬に授業実践を行い、生徒たちの環境・エネルギーへの意識の変化を調査する予定である。
著者
佐藤 伸一
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.118, no.9, pp.1691-1695, 2008-08-20 (Released:2014-12-03)

B細胞は以前考えられていたより,免疫反応の制御において多彩かつ重要な機能を有していることが明らかとなった.さらにB細胞は自己抗体とは関係なく,抗原提示細胞やサイトカイン産生細胞などとして働き,膠原病の症状発現に必須の役割を果たすことも示された.今後,皮膚自己免疫疾患に対してもB細胞をターゲットとした治療が急速に拡大することが予想される.
著者
鞍貫 心美 佐藤 夏妃
出版者
日本霊長類学会
雑誌
霊長類研究 Supplement 第76回日本人類学会大会・第38回日本霊長類学会大会連合大会
巻号頁・発行日
pp.84, 2022 (Released:2022-10-07)

2つの食品を組み合わせて味が変化する現象はさまざまなものが知られている。その中で、お餅を食べた後にアクエリアスを飲むと、灰汁っぽい苦みが残るという話を聞き、味覚のひとつである苦味について興味を持ったためこのテーマの研究に着手した。私たちはお餅に苦味を生じさせる原因があると考え、2つの仮説を立てた。その後、それぞれの仮説に基づいた実験を行った。1つ目はお餅の粘り気が舌の甘味受容体を塞ぐと考え、実験1を行った。実験1は、粘り気のある食べ物を口に含んだ後に、アクエリアスを飲み、味の変化を確かめた。2つ目は、お餅の成分であるアミロペクチンがアクエリアスの甘味を抑えるはたらきをすると考え、実験2を行った。実験2は、アミロペクチンを口に含んだ後に、アクエリアスまたはアクエリアスに含まれている苦味成分や甘味成分を組み合わせて作成した溶液を飲み、味の変化を調べた。実験1では、アクエリアスの甘味が減じ、苦味がより強く感じたという結果を得た。実験2も同様に、アクエリアスの甘味を感じなくなった。もしくは、苦味を感じるという結果を得た。結果よりお餅の粘り気や成分であるアミロペクチンが、アクエリアスの甘味を抑えるはたらきをする可能性が考えられる。そのため、お餅を食べた後にアクエリアスを飲むと苦味を感じる原因は粘り気のみか、アミロペクチンのみか、もしくは両者による増幅効果だと考えられる。
著者
佐藤 倫子
雑誌
鹿児島純心女子大学大学院人間科学研究科紀要
巻号頁・発行日
vol.2, pp.20-28, 2007-03-31

本研究では,友人に対する意識の性差と発達的変化を明らかにし,それら友人に対する意識と精神的健康との関連を導き出すことを通して,子どものより健康なこころの状態の実現について検討した。友人に対する意識の性差は,発達段階により異なることがあきらかになった。小学生で性差の見られた項目は,中学,高校でも継続して性差があり,発達にしたがって性差のある項目が増えていた。つまり友人に対する意識の性差は,高校生でピークになる。性差は女子が男子よりも友人に対しより肯定的な意識をもつ傾向にあった。友人に対する意識と精神的健康との関連においては,友人に対する意識が影響を及ぼす精神的健康要因と,及ぼさない要因があることがあきらかとなった。及ぼさない要因は身体症状がほとんどであり,身体化現象の複雑性がうかがえた。友人に対する意識が精神的健康に与える影響は,小・中・高及び性別により異なっていた。友人関係に最も性差のあらわれるのは高校生であった。しかしその友人関係の影響が最も精神的健康に及ぶのは,中学生の時期だった。つまり,友人に対する意識における性差が精神的健康にそのまま影響するわけではなく,友人に対する意識における性差を含めた友人関係のありようが,精神的健康に影響を及ぼしているのである。子どもの呈する症状には複雑な要因が絡んでおり,周囲がどのように子どもの姿を受け止め, どのようにあろうとするかが問われている。
著者
坂村 博康 佐藤 泰史 宇都野 太 安井 至
出版者
社団法人 環境科学会
雑誌
環境科学会誌 (ISSN:09150048)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.163-169, 1995-05-31 (Released:2010-06-28)
参考文献数
19

地球環境およびリサイクルの問題として,廃プラスチックの処理が世界的に重要な課題となってきている。日本でも年間500万トン以上の廃プラスチックが発生しているが,そのリサイクル量は3割以下であり,かなりの部分が埋立処分や熱回収をしない焼却処分となっている。近年廃プラスチックは焼却してそのエネルギーを回収して有効利用しようとする考えが多くみられるようになってきた。本研究所では,将来廃プラスチックがエネルギーとして回収されるであろうことを予測し,焼却による問題点の一つである燃焼灰に含まれている金属元素の溶出状況を模擬的環境中で調べた。有害金属としては,pb,cdとsbの溶出が比較的顕著に認められた。燃焼灰中の有害金属元素の溶出という観点でみれば,上記3種の有害金属元素を含むプラスチック添加剤の使用を減らすことにより,燃焼灰の安全性は高まるものと推察された。
著者
仲田 里瀬 佐藤 三佳子 友永 省三
出版者
日本微量栄養素学会
雑誌
微量栄養素研究 (ISSN:13462334)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.66-72, 2019-12-13 (Released:2021-12-13)
参考文献数
26

Carnosine is a dipeptide composed of β-alanine and l-histidine. Carnosine is an antioxidant and has buffering capacity. In addition, the dipeptide could improve glucose metabolism in animal models. However, the effect of dietary carnosine on various metabolisms has not been clarified in detail. In this study, to explore the effect of carnosine on various metabolisms, we investigated liver and cecal contents in mice given graded amount of carnosine by non-targeted metabolomic analysis. Carnosine didn’t affect body weight while the perirenal fat weight was decreased dose-dependently. In liver and cecal contents, some metabolite levels were significantly influenced. Among them, carnosine levels were increased dose-dependently. These results suggest that dietary carnosine can affect not only carnosine metabolism but also other metabolisms including lipid metabolism. We need further study on the relationships among some metabolites including carnosine and the reduction of fat.
著者
内藤 隆文 川上 純一 佐藤 聖 石田 卓矢
出版者
浜松医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

がん悪液質を有する患者では、うつ、傾眠、せん妄などの中枢症状を生じる。これらの中枢症状にはがんの組織浸潤に伴い分泌されたサイトカインによる影響が関連することが推測されている。さらにはサイトカインの濃度上昇は、肝臓のチトクロムP450(CYP)の活性を低下させる。しかし、がん悪液質の病態時におけるオピオイドの薬物動態、中枢症状の発現および血中サイトカインとの関係は十分に明らかにされていない。本研究ではCYP3A4により代謝を受けるオピオイドのオキシコドンをモデル薬物として、がん患者における悪液質の進行度に基づきオキシコドンの薬物動態、中枢症状の発現およびサイトカインの血中動態について評価した。
著者
谷垣 武彦 佐藤 健二 佐野 栄春 羽倉 明 湯通堂 満寿男 樋口 冨士夫 池永 満生 渡辺 信一郎
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.94, no.1, pp.15, 1984 (Released:2014-08-20)

著者らは今までに疣贅状表皮発育異常症(EV)の患者から3種類の異なるHPVを分離し,EVは数種類のヒトイボウイルス(HPV)に起因していることを明らかにしてきた.今回本邦におけるEVの実態調査を行った結果,その臨床像,皮膚悪性腫瘍の併発にも差異があることを明らかにした.本調査患者66例の家系中,近親結婚が44%を占め,本疾患は高い確率で遺伝が背後にあり,劣性遺伝といえる.患者分布は北海道,東北のような寒い地方は少なく,暖かい九州では多数見られた.皮膚悪性腫瘍の併発も南ほど多い傾向か見られた.癌の発生部位は,いわゆる露光部位が72.2%も占めた.本疾患は血族結婚をはじめとする遺伝的背景の上に,HPV感染が生じ,太陽紫外線らの環境因子によって皮膚悪性腫瘍が発生,つまりウイルス・紫外線及び宿主という三者の相互作用が発癌に関与していることが本疫学調査から明らかにされた.
著者
高橋 佳史 大森 浩志 小池 誠 佐藤 仁俊 北角 泰人 田窪 健二
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.72, no.12, pp.3089-3093, 2011 (Released:2012-07-24)
参考文献数
28
被引用文献数
1 1

症例は68歳,女性.8年前に悪性リンパ腫と診断され,化学療法と末梢血幹細胞移植施行後に再発したが,長期間のプレドニゾロン内服による治療で寛解状態にあった.2週間前からの食欲不振を主訴に当院を受診.腹部CTで小骨盤内の直腸周囲に腸管外ガスを認め,直腸穿孔の診断で緊急手術施行した.穿孔の原因は病理検査によってサイトメガロウイルス(CMV)腸炎と確定診断した.すでにガンシクロビル内服中であったため,同薬を増量したが,CMVアンチゲネミアの陰性化は得られなかった.2カ月後に症状が再燃したが,全身状態が不良であったため保存的治療を行い,手術加療は回避できた.以後の治療は再燃を防止するため,ガンシクロビル内服維持療法とし,在宅療養へ移行した.免疫抑制患者の消化管穿孔では同疾患を積極的に疑い,早期の抗ウイルス剤投与が望まれる.
著者
沖津 卓二 堀 富美子 佐藤 直子 清水 麻里
出版者
Japan Audiological Society
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.141-147, 2000-04-28 (Released:2010-04-30)
参考文献数
9
被引用文献数
2 3

小学生の難聴の推移を, 仙台市における昭和43年度から平成9年度までの30年間の検診データにもとづいて検討し, 考察を加えた。1) 対象人数は, 昭和56年度を境に減少に転じ, 少子化を反映して, その後も減少傾向が続いていた。2) 難聴者は昭和47年度の1.94%をピークに年々減少していた。 その主な原因は滲出性中耳炎, 慢性中耳炎などによる伝音難聴の恒常的な減少であった。 感音難聴にも減少傾向がみられたが, 平成1年度以降は0.22-0.26%で大きな変化は認められなかった。3) 難聴者は伝音難聴, 感音難聴ともに男子に多く, また片側性が多かった。4) 一側高度感音難聴は平成1年度以降は徐々に減少し0.04%前後であった。5) 滲出性中耳炎による難聴は減少しているが, 伝音難聴の50-60%を占め依然として伝音難聴の主要な原因疾患であった。
著者
伊藤 政幸 池島 義昭 白石 忠男 佐藤 隆一 田中 勲 市橋 芳徳
出版者
MATERIALS LIFE SOCIETY, JAPAN
雑誌
マテリアルライフ (ISSN:09153594)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.37-43, 1992-01-25 (Released:2011-04-19)
参考文献数
8
被引用文献数
1

研究用原子炉圧力容器とその本体の上から下へ貫通している実験用の配管との間に3個のシリコーンゴム製のOリングが装着されて13年間使用された.この間にOリングに加えられた諸因子を計算によって求めた結果, 放射線は最も高い位置で3.46kGy, 熱は原子炉運転時には50℃であり, 摺動は比較的少ないことが明らかになった, 同じ使用状態での余寿命を推定するために, 70℃で50kGy/hの線量率で同じ材質のOリングを線量を変えて時間加速照射を行い, 試料の機械的性質の変化を実機試料と比較した.その結果, 実機試料と同程度の劣化を時間加速試験試料に与えるためには前者より一桁以上高い線量が必要なことが判明した.得られた物性値を総合的に検討し, 破断伸びが50%に低下するまで使用可能と判断し, 同じ使用環境での余寿命を26年と推定した.
著者
鈴木 智子 後藤 友美 橋本 英樹 佐藤 繭子 豊岡 公徳
出版者
公益社団法人 日本顕微鏡学会
雑誌
顕微鏡 (ISSN:13490958)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.90-93, 2022-08-30 (Released:2022-09-07)
参考文献数
18

中性水圏に生息する鉄酸化細菌が作る酸化鉄について,特にGallionella ferrugineaが作るらせん状酸化鉄に着目し,HRTEM,STEM-EDX,STEM-EELSによりその結晶構造,構成元素,微細構造について明らかにした.さらに,菌体から酸化鉄が生成される場面について空間的に解析するため,アレイトモグラフィーによる3次元再構築を試みた.