7 0 0 0 OA 良将達徳鈔

著者
古賀小太郎 編
出版者
修文協会
巻号頁・発行日
vol.巻之9, 1882
著者
木村 恵 古本 良 遠藤 圭太
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.78-84, 2019-04-25 (Released:2019-04-25)
参考文献数
29

シードバンクとは種子を施設内に保存する方法で、成長すると大型になる森林遺伝資源の保存に特に有効である。一方で、効率的な収集と保存のためには対象種の生活史、種子の乾燥耐性や発芽条件などの様々な情報が必要だが、遺伝資源の中でも野生種ではこれらの情報が限られるため困難である。本論文ではシードバンク事業による遺伝資源の持続的な活用を目指し、イギリスの王立キュー植物園で行っているミレニアムシードバンクおよび日本国内のシードバンク施設(農業生物資源ジーンバンク、絶滅危惧種の種子保存、林木ジーンバンク)を紹介し、野生種を扱う上での課題について考察した。野生種の保存には効率的な収集と種子特性に対応した適切な保存処理が必要である。予測モデルや簡易実験などの新しい手法の活用が期待される。また、国内外のシードバンク施設の連携によって、保存に関わる様々な情報をデータベース化し活用することで、収集と保存の効率化とコレクションの品質向上が期待できる。こうした連携の実現を目指した準備が必要である。
著者
矢澤 順根 古川 善也 中島 健一郎
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.16-24, 2020-07-31 (Released:2020-07-31)
参考文献数
36

Although previous studies suggest that critical thinking may be beneficial to interpersonal relationships (e.g., Hirooka et al., 2000), no empirical studies investigated this effect. Therefore, to investigate the same, we focused on empathic accuracy as an important factor in establishing and maintaining good interpersonal relationships. One hundred and forty-three individuals participated in our web experiment and survey via a crowdsourcing service. We measured critical thinking ability and orientation using the Japanese Watson-Glaser Critical Thinking Appraisal and the critical thinking orientation scale. We conducted the Asian Reading the Mind in the Eyes Test to assess participants’ empathic accuracy. We also measured systematic thinking skills using the Cognitive Reflection Test as a relevant variable. Multiple regression analysis showed that empathic accuracy was positively related to critical thinking ability, but not to critical thinking orientation and systematic thinking. These results suggest that critical thinking ability, especially reasoning ability, may be particularly important for increasing empathic accuracy toward nonverbal information.
著者
草野 凌 吉川 憲一 宮田 一弘 Neil David Parry 石本 立 古関 一則 冨田 洋介 佐野 歩 矢吹 惇 水上 昌文
出版者
一般社団法人日本理学療法学会連合
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.12304, (Released:2022-12-09)
参考文献数
23

【目的】Spinal Cord Injury Functional Ambulation Inventory(以下,SCI-FAI)を翻訳し,信頼性を検討した。【方法】国際基準に準じてSCI-FAIを日本語へ翻訳した。不全脊髄損傷者34名を対象とした。評価者2名が動画上でSCI-FAI評価を2回実施した。級内相関係数,Cronbachのα係数,Weighted K係数,Bland-Altman分析を用いて信頼性を確認した。【結果】検者内信頼性Intraclass Correlation Coefficients(以下,ICC)(1, 1)は0.928~0.973,α係数0.967~0.986,K係数は0.713~1.00,1名の評価者に固定誤差・比例誤差が確認された。検者間信頼性ICC(2, 1)は0848,α係数は0.916,K係数は0.349~0.899,固定誤差,比例誤差は確認されなかった。【結論】日本語版SCI-FAIは本邦の臨床設定において信頼性を有する評価であることが確認された。

7 0 0 0 OA 衣裳と着附

著者
古田むめ 著
出版者
ヒノ楽社
巻号頁・発行日
1925

7 0 0 0 OA 紀伊続風土記

著者
仁井田好古 等編
出版者
帝国地方行政会出版部
巻号頁・発行日
vol.第2輯 伊都,有田,日高,牟婁, 1911
著者
古金 遼也 藤野 明浩 内田 佳子 狩野 元宏 野坂 俊介 金森 豊 笠原 群生 梅澤 明弘 義岡 孝子 要 匡
出版者
特定非営利活動法人 日本小児外科学会
雑誌
日本小児外科学会雑誌 (ISSN:0288609X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.838-845, 2022-08-20 (Released:2022-08-20)
参考文献数
20

症例は13歳男児.突然の上腹部痛と嘔吐を主訴に近医を受診した.血液検査では異常はなかったが,腹痛が強く当院に紹介となった.独歩で来院したが,診察中にショック状態となった.超音波検査にて上腸間膜動脈起始部から広がる後腹膜の広範な血腫を認めた.血圧維持が困難となり,救急外来でバルーンカテーテルによる大動脈遮断を行い,緊急手術に移った.腹部血管は脆弱で剥離操作にて次々と動脈が断裂し止血は困難であった.下半身血流遮断3時間が経過し,腹部臓器への虚血による損傷が非可逆的となり救命困難と判断し閉腹した.術後3時間で死亡した.剖検時に摘出した動脈の組織像で,壁内の弾性線維の著しい断片化を認め,また血液検体のゲノム解析にてCOL3A1遺伝子に新規病的バリアントを認め,血管型Ehlers-Danlos症候群と確定診断された.急性発症で原因不明の後腹膜血腫の場合,稀だが本疾患も鑑別に加えて診療する必要がある.
著者
渡邉 英一 古田 均 佐藤 郁
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木情報利用技術論文集 (ISSN:13491040)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.53-64, 2003-10-28 (Released:2011-12-20)
参考文献数
20

ADSLに代表される高速で安価なインターネット接続が急速に普及しているが, 建設現場の現場事務所 (作業所) と本支店等とのネットワーク接続はISDNが主流であり高速化が図れていない. まず, 作業所のネットワーク接続の特性を分析し, 一般消費者向けインターネット利用に必要とされる要件をまとめた. 次に, セキュリティーや安定性が不足しているため企業には不向きとされていたIntemet VPNをセキュリティーと安定性を確保した方策について説明する. 約200拠点の接続を実施した結果, 通信速度を従来のISDNの5倍以上に, コストを従来の28%に削減することを可能とした.
著者
岩間 信之 浅川 達人 田中 耕市 駒木 伸比古
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
E-journal GEO (ISSN:18808107)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.70-84, 2016 (Released:2016-06-23)
参考文献数
39
被引用文献数
1 3

本研究の目的は,住民の買い物利便性(食料品アクセス)および家族・地域住民との繋がり(いわゆるソーシャル・キャピタル)を基にフードデザート(以下FDs)を析出するとともに,FDsの特徴を地理学的視点から明らかにすることにある.研究対象地域は,関東地方の県庁所在都市A市の都心部である.分析の結果,低栄養のリスクが高い高齢者は,全体の49%に達した.地区別にみると,都心部のなかでも市街地中心部と市街地外縁の一部において,低栄養高齢者の集住がみられた.なかでも,市街地中心部において食生活の悪化が顕著であった.市街地中心部ではソーシャル・キャピタルの著しい低下,市街地外縁では食料品アクセスとソーシャル・キャピタルの相対的な低さが,高齢者の食生活を阻害する主要因であると考えられる.従来,FDs問題研究では買い物先空白地域に注目が集ってきた.しかし本研究から,ソーシャル・キャピタルが希薄な大都市中心部でも,FDsが存在することが明らかとなった.
著者
清田 雅史 米崎 史郎 香山 薫 古田 彰 中島 将行
出版者
日本哺乳類学会
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.255-263, 2008 (Released:2009-01-06)
参考文献数
24
被引用文献数
1

伊豆三津シーパラダイスにおいて飼育され1988年から2005年までに死亡した,ラッコ22個体の外部形態の計測値を解析した.年齢と体長から推定した成長式は,雄が雌より速く成長して大型になる傾向を示し,体サイズの性的二型が確認された.飼育下における雌雄の成長速度は,自然界の良好な栄養条件において記録された値と同等以上であった.体各部位の体長に対する相対成長に一般線形モデルをあてはめ,相対成長のパターンと雌雄差をモデル選択により分析した.雄には優成長を示す部位はなく,体の大型化以外に二次性徴は認められなかった.一般に頭,口,前肢は劣成長を示し,後肢や尾部は等成長を示した.頭部や前肢の相対成長パターンは,本種の早成性仔獣の水中生活への適応に関係している可能性が考えられる.
著者
石川 耕資 南本 俊之 一村 公人 本田 進 蕨 雄大 古川 洋志
出版者
一般社団法人 日本創傷外科学会
雑誌
創傷 (ISSN:1884880X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.22-26, 2014 (Released:2014-01-01)
参考文献数
14

壊死性筋膜炎と重症蜂窩織炎の鑑別に LRINEC (Laboratory Risk Indicator for Necrotizing Fasciitis) score の有用性が報告されている。われわれは 2005 年から 2012 年までの間に経験した壊死性筋膜炎 11 例と重症蜂窩織炎 110 例を後ろ向きに解析し,LRINEC score の有用性について検討した。壊死性筋膜炎群の LRINEC score (6~12,平均 9.2)は,重症蜂窩織炎群(0~10,平均 2.7)と比較して有意に高値であった。LRINEC score 6 以上を壊死性筋膜炎とするためのカットオフ値とした場合,感度 100%,特異度 85.5%,陽性的中率 40.7%,陰性的中率 100%であった。LRINEC score は,臨床,画像所見に加えた壊死性筋膜炎の補助的診断ツールとして有用であると考えられた。
著者
神田 育子 古山 歩 若林 郁夫 若井 嘉人 船坂 徳子 吉岡 基 Kanda Ikuko Furuyama Ayumi Wakabayashi Ikuo Wakai Yoshito Funasaka Noriko Yoshioka Motoi
出版者
三重大学大学院生物資源学研究科
雑誌
三重大学大学院生物資源学研究科紀要 = The bulletin of the Graduate School of Bioresources Mie University
巻号頁・発行日
vol.47, pp.13-23, 2021-12

In this study, we aimed at clarifying the recent trends in narrow-ridged finless porpoise stranding on the west coast of Ise Bay. We analyzed the annual/monthly change in the number of stranded individuals, the status found, the length and sex of the individuals, and the seasonality of the geographical distribution data from 486 individuals collected along the northern central coast of Mie Prefecture for 10 years from January 2011 to December 2020. The annual number of stranded individuals fluctuated between 2011 and 2015, although it was stably around 60 individuals after 2016 when a local stranding network of universities, aquariums, museums, and local governments were established. As for the status of stranding, 96.5% of the individuals were found alone and they were dead except one. More males were observed among the stranded individuals than females with a sex ratio of 1.4. The body length frequency data showed that 75-85 cm individuals, approximately of birth length, accounted for 51.1% and 39.1% in the male and female groups, respectively, and stranding during the newborn period was overwhelmingly predominant. Several individuals below the birth length were found in April-July while the peak of calving season was considered to be April-June. The monthly number of stranded individuals peaked in May-June every year, and dead newborn calves were major factors in boosting the number of stranded individuals found during this period. The geographical distribution of stranded individuals displayed seasonal changes. Most stranded animals were recorded in the central part of the west coast of Ise Bay in April-June, exhibiting a gradual decrease and becoming scarce by January-March.
著者
木下 古栗
出版者
河出書房新社
雑誌
文芸 (ISSN:05251885)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.403-430, 2018