著者
堀米 仁志
巻号頁・発行日
2012

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:基盤研究(C)2009-2011
著者
岩堀 修一 大畑 徳輔 イワホリ シュウイチ オオハタ IWAHORI Shuichi OOHATA J.T
出版者
鹿児島大学
雑誌
南海研紀要 (ISSN:03895351)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.67-73, 1981-11-10

Two experiments were conducted to evaluate the alleviative effects of calciumacetate on defoliation and fruit drop induced by the spray of Ethephon (2-chloro-ethylphosphonic acid)solution which is used to accelerate the degreening of ponkan, Citrus reticulata Blanco, fruit. The effect of Figaron (Ethyl 5-chloro-1 H-3-indazolyl acetate) on degreening was also investigated.In experiment 1, a split-plot design was employed where the main plots consistedof three levels of Ethephon concentration (0, 200, 400, ppm) and six replicates, whilethe sub-plots consisted of four limbs designated to four levels of calcium acetateadded (0, 0.2, 1.5%). The spray treatment was done on November 1, and Ethephonand calcium acetate were mixed just before the spray application.Ethephon substantially increased defoliation and fruit drop, however, this wasalmost completely prevented by the addition of calcium acetate. Ethephon markedlyincreased the coloration of ponkan fruit. The addition of calcium acetate slightlydecreased the color acceleration, but the color was still considerably increased whencompared with the unsprayed control group.In experiment 2,200 ppm Ethephon with 1% calcium acetate and 200 ppmFigaron treatments were compared as a factorial combination consisting of fourtreatments. Figaron was sprayed on September 9, and Ethephon on November 4.No defoliation and fruit drop were observed in any treatment plots. Ethephonwith calcium acetate remarkably accelerated degreening and coloration of ponkanfruit. Figaron also appreciably improved fruit color but no additive effects ofEthephon and Figaron treatments were observed over Ethephon treatment alone.It is suggested that spraying 200 ppm Ethephon mixed with 1% calcium acetatein early November accelerates degreening and coloration without defoliation andfruit drop, and the method is commercially feasible.ポンカン(Citrus reticulata Blanco)果実の着色促進にエスレル(2-chloroethylphosphonic acid)を散布する際の,酢酸カルシウム混用による落葉・落果防止効果を検討した。またフィガロン(Ethyl 5-chloro-1 H-3-indazolylacetate)の着色促進効果も試験した。実験1では分割区法でエスレル濃度(0, 200, 400ppm)と酢酸カルシウム濃度(0, 0.2, 1, 5%)を組みあわせ,11月1日に散布した。高濃度のエスレルで落葉・落果が増加したが,酢酸カルシウムの混用により,落葉・落果が抑制された。エスレルによる着色は著しく促進されたが,酢酸カルシウムの混用はいく分その効果を弱めた。実験2では要因配置法で1%酢酸カルシウム混用200ppmエスレル散布,無散布と,200ppmフィガロン散布,無散布をくみあわせ,4処理の試験を行なった。フィガロンは9月9日,エスレルは11月4日に散布した。どの区でも落葉・落果はほとんど認められなかった。エスレルは着色を著しく促進した。フィガロンも着色を促進したがエスレルには劣った。エスレル,フィガロンともに果実中の糖やクエン酸含量に影響を及ぼさなかった。1%酢酸カルシウム混用200ppmエスレルの11月上旬散布がポンカンの着色促進のため実用化できると考えられる。
著者
堀川 和彦 小野寺 武 三浦 則雄 松本 清 都甲 潔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OME, 有機エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.228, pp.85-88, 2006-09-01
被引用文献数
1

現在,爆発物の探知には訓練された犬や金属探知機などが使用されているが,これらの方法には信頼性,コストなどの面で多くの課題がある.そこで本研究では,抗原抗体反応と表面プラズモン共鳴(SPR)センサを組み合わせたSPR免疫センサを用いて,爆薬であるトリニトロトルエン(TNT)の検出を行った.このとき置換法と呼ばれる検出方法を用い,この置換法に用いる複合体抗原の種類を変えることでTNT検出下限にどのような影響が現れるかを調べた.その結果,複合体抗原-抗体の自然解離が大きい複合体抗原を用いることで検出下限を低下させられることが示唆された.
著者
堀田 美保 佐藤 望 西村 香奈絵 加治 増夫 ハタノ リリアン テルミ
出版者
近畿大学総合社会学部
雑誌
近畿大学総合社会学部紀要 (ISSN:21866260)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.1-11, 2012-07

著者専攻(堀田 美保): 社会心理, 著者専攻(佐藤, 望): 産業心理学・人間工学, 著者専攻(西村, 香奈絵): 理論言語学, 著者専攻(加治増夫): 熱・エネルギー工学, 著者専攻(ハタノ, リリアン テルミ): 在日外国人研究・多文化共生論
著者
堀田 美保 佐藤 望 西村 香奈絵 加治 増夫 ハタノ リリアン テルミ
出版者
近畿大学総合社会学部
雑誌
近畿大学総合社会学部紀要 (ISSN:21866260)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.1-11, 2012-07

著者専攻(堀田 美保): 社会心理, 著者専攻(佐藤, 望): 産業心理学・人間工学, 著者専攻(西村, 香奈絵): 理論言語学, 著者専攻(加治増夫): 熱・エネルギー工学, 著者専攻(ハタノ, リリアン テルミ): 在日外国人研究・多文化共生論[Abstract] Second year students in our department participated in a workshop on human rights. Upon completion of the workshop, a survey was conducted to measure attitude changes in participants' views and images of human rights. The results revealed that, on attending the workshop, students showed an improvement in their understanding of human rights. They learned that the term "human rights" is not just an abstract concept related to philosophical principles such as virtue and justice, and became aware that human rights affect and permeate their daily lives. Finally, students recognized the need to give more importance to the practice of human rights. Based on these results, possible directions for human rights education were discussed.
著者
奥野 孝英 小澤 弘和 堀尾 喜彦 合原 一幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.37, pp.37-42, 2003-05-01
被引用文献数
2

最大で1万ニューロン・1億シナプスを有する大規模カオスニューロコンピュータシステムの階層的構成要素である,「ボード」,「ユニット」,「システム」のそれぞれの実現法を提案すると共に,それらのハードウェア実装について詳しく述べる.ボード階層は,ニューロンボートとコントロールボードから成り,さらに,最大10枚のニューロンボードと1枚のコントロールボードによりユニット階層を構成する.システムは,ユニットを最大で100台,特別に設計したバケツリレー式バスにより接続して実装する.次に,2つのユニットから成る200ニューロン・40,000シナプスプロトタイプシステムを構築する.大規模カオスニューロコンピュータシステムの構成が階層的である事に加え,各階層を実装するハードウェアがモジュール化されているため,この2ユニットシステムの動作を検証する事により,1万ニューロンシステムの動作検証に代える事が可能である.2ユニットシステム全体の動作確認は,169個のニューロンから成る動的連想記憶ネットワークにより行なった.その結果,提案したカオスニュ一ロコンピュータプロトタイプシステムの正常な動作を確認した.
著者
小林 千織 堀尾 喜彦 合原 一幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.464, pp.13-20, 2001-11-21
被引用文献数
7

1万個のカオスニューロンを1億個のシナプスで完全相互結合させた, 大規模カオスニューロンコンピュータを構築するためのカオスニューロン集積回路を提案する.この回路はスイッチトキャパシタ(SC)回路技術を用いており, 3つの内部状態を持つカオスニューロンモデルを実装している.ニューロンモデル内の全てのパラメータは, プログラマブルキャパシティブアレイ(PCA)によりディジタル信号で制御可能である.また, ニューロンの出力関数特性は双極あるいは単極のいずれかの特性を選択でき, その伝達特性は外部バイアス電圧により調節することができる.ニューロンのアナログ出力値は軸索伝搬関数回路により2値化し, 外部のディジタルシナプス集積回路へ伝達する.一方, シナプス回路で加算された重み付き加算値は符号付き8-bit信号としてニューロン回路に渡される.このディジタルプロセスを用いてニューロン回路を集積化し, その特性を測定した.その結果, 提案した回路の特性が1万ニューロンシステムに必要な仕様を満たしていることが確認された.
著者
小沢 弘和 中村 俊紀 堀尾 喜彦 合原 一幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.609, pp.45-50, 2001-01-26
被引用文献数
4

一万ニューロン一億シナプスカオスニューロコンピュータを構築するため, スイッチト・キャパシタ(SC)カオスニューロン回路一万個を相互結合するディジタルシナプス集積回路を設計製作した.一万個の入力を可能とするため入力には時分割多重を用いた.さらに, 一万入力の重み付き加算を高速に計算するため, メモリベース構成を採用し, これに加算器も併用した.また完全な線形加算を行うため, 内部のデータ表現は22bitとした.さらに, SCカオスニューロンチップの入力仕様を満たすためのデータコンバータ回路を内臓した.また, チップの機能テストを行うための回路も内蔵した.このシナプスチップはVerilog-HDLにより設計し, ASICで実装した.さらにテストベンチを二種類製作し, シナプスチップの検査および評価を行った.
著者
中原 淳 西森 年寿 杉本 圭優 堀田 龍也 永岡 慶三
出版者
放送大学
雑誌
メディア教育研究 (ISSN:13441264)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.61-74, 2000

近年、教師教育において情報技術を用いた学習環境が注目されており、その中のひとつの可能性としてCSCL(コンピュータを用いた協調学習支援)がある。本論文では、教師を対象としたCSCL環境を具体的にどのようにデザインすればよいのか、という問いに対して、状況的学習論とCSCLの先行実践、教師教育の知見を理論的に考察することを目的とする。より具体的には、CSCL上で展開されるべき教師同士の相互作用の室と、そうした相互作用を支援するインタフェースの2点に言及する。教師教育を目的としたCSCLは、学習者としての教師が自らの教育実践を他の教師と語り、批評しあい、それをもとに教育実践に対して内省を深めることができる環境としてデザインされるべきである。
著者
田中 聡 小林 郁夫 岡 秀宏 宇津木 聡 安井 美江 藤井 清孝 渡辺 高志 堀 智勝 竹内 正弘
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.10, pp.694-700, 2004-10-20

難治性の悪性グリオーマに関しては高レベルの治療上のevidenceは少ない.1997年より,広義のグリオーマ90例(low grade glioma 12 例, GradeIII glioma 30 例, glioblastoma multiforme 42 例,medulloblastoma 6例)に対してACNU耐性遺伝子であるMGMTのRT-PCRによる検出に基づいた103回の個別化補助療法(individual adjuvant therapy ; IAT)を行った.手術により摘出した-70°C凍結検体よりtotal RNA を抽出し,最初の51回は通常のRT-PCR,最近の52回はreal-time RT-PCRに代表される定量的RT-PCRによるMGMTmRNAの検出・定量を行った.MGMTの発現量が少なかった68回はACNUを,MGMTが高発現であった35回は白金製剤を治療の中心に用いた.ACNUを用いた治療群と白金製剤を用いた治療群との問に治療成績の有意差は認められなかった.全体の有効率(partial response + complete response率)は53.3%, glioblastoma 42例の2年生存率は51.1%であった.2002年4月以降にreal-time RT-PCRの結果に基づいてACNU-vincristin-interferon-β-radiationまたはcis-platinum-etoposide-interferon-β-radiationによる補助療法を行ったGradeIIIとglioblastomaで,年齢3歳以上70歳未満, Karnofsky's performance scale が50以上の初発20症例の有効率は60.0%であった.IATが高レベルのevidenceを獲得するためには,症例を選択し,統一された治療法によるrandomized controlled trialを行う必要がある.
著者
谷治 尚子 堀 貞夫
出版者
東京女子医科大学
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.82, no.1, pp.E78-E82, 2012-01-31

近年網膜再生治療研究が進展している。なかでも網膜色素上皮(RPE)細胞移植については、加齢黄斑変性や網膜色素変性症などで失われたRPEの機能を補うために様々な移植方法が試されてきた。,我々は温度応答性培養皿で作製した網膜色素上皮細胞シートの兎網膜下移植について発表した。有色家兎のRPE細胞を温度応答性賠償皿で培養し、色素を持ったRPE細胞シートを酵素処理を行わずに単純に温度を下げるのみで非侵襲的に回収できた。回収したシートは3ポート硝子体手術で白色家兎の網膜下に移植した。移植したシートは網膜下に生着し細胞懸濁液の注射よりも効果的に移植できた。,しかし、この実験ではRPEシートが単層のため脆弱で、広げたまま目的の場所に移植することが難しいことから移植方法の改良が課題であった。工学系の研究者の協力を得て、先端は流体圧の変化によってしなやかに曲げ運動を行うバルーンアクチュエーターで構成された移植デバイスが試作された。シート支持体の上でシートを保持したまま支持体を筒状にシリコンチューブの中に収納し、移動後また支持体をひろげ、角膜、水晶体、硝子体、神経網膜を除去した豚眼のブルッフ膜及びRPE上に細胞シートを貼り付けることが出来た。,今後、脆弱なRPE細胞シートをどのように移植するか、医学と工学の知恵が結集すればRPE細胞シート移植は飛躍的に進歩すると思われる。
著者
石森 紀子 川真田 明子 堀内 喜代美 飯原 雅季 岡本 高宏
出版者
東京女子医科大学
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.81, no.4, pp.272-275, 2011-08-25

原発性副甲状腺機能亢進症に対しては副甲状腺ホルモン(PTH)を過剰に分泌する病変を摘除することが唯一の治療であり、成功のためには術前の局在診断が重要であるが、異所性病変ではこれが困難な場合がある。通常の画像診断に加えて超音波ガイド下穿刺吸引液のintact PTH測定が術前の局在診断に有用であった原発性副甲状腺機能亢進症の1例を経験したので報告する。症例は58歳、女性。高血圧で入院した際に高カルシウム血症(血清Ca 11.6 mg/dl)が見つかり、血清intact PTH値 105 pg/mlと高値を示して原発性副甲状腺機能亢進症と診断された。局在診断を目的とした頸部超音波検査および頸部造影CT検査では典型的な副甲状腺腫大の所見はなく甲状腺左葉内に内部が均一で血流を伴う腫瘤像を認め、Tl-Tc副甲状腺シンチグラフィでは同部位に集積を認めた。画像所見より甲状腺内の副甲状腺腺腫を疑い、局在診断を確定するため、同腫瘤を超音波ガイド下に穿刺し、吸引液のintact PTHを測定したところ8651 pg/mlと極めて高値を示し甲状腺内副甲状腺腺腫と確定診断した。甲状腺左葉切除術を施行し、術前血清Caは正常化し経過良好である。病理診断は副甲状腺腺腫であった。本症例では、超音波ガイド下穿刺吸引液中のintact PTH測定により甲状腺内副甲状腺腺腫と術前に確定診断し手術にて治癒した。本来副甲状腺病変への穿刺は播種の原因となる危険があり避けるべきとされているが、術前に局在診断を確定し確実な外科治療に臨むためには、適応を十分検討したうえでの穿刺吸引液中のintact PTH測定は有用であると考えられる。
著者
横堀 学
出版者
北里大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006

モルモット咽頭粘膜および輪状咽頭筋におけるニューロペプチドの動態に関する研究において定量的評価方法の手技の獲得ができた。また形態学的に免疫染色を用いて咽頭粘膜組織上のspの染色、および染色されたspの定性的評価方法について検討し。
著者
北野 皓一 寺本 晃司 堀田 忠義
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告システムLSI設計技術(SLDM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.7, pp.75-79, 2009-01-22

商用のクラスタシステムは,高価だが OS や開発環境のバージョンが古いことが多く,また高価ゆえに他の研究室と共用での運用となるため, OS や開発環境のバージョンアップの実施は困難である.さらに,多ノードのシステムは広い物理スペースを占有し,かつ多大な電力が必要なため,特別な電源工事や冷房設備工事などが必要となる.本研究では,玄人志向社製の複数台の 「玄箱」 から成るクラスタシステムを提案する.このクラスタシステムは,計算能力の観点からは低スペックではあるが,多ノードのシステムを安価で低消費電力,かつ小さい物理サイズで構築できる.これを,新しいバージョンの OS や並列計算環境のテストを含めた並列化プログラムのテスト用のシステムとして提案する.Most computer cluster, which is produced by a company, is so expensive compared to a PC, and the versions of its operating system and parallel programming development tools are old. But in most cases, a user cannot install and test the higher version OSs and tools, because most cluster is shared by multiple laboratories or sections inside universities, institutes, or companies, because of its high cost. In addition, a cluster which consists of a lot of computers repuires huge physical spaces, a special construction of the electric power, and suitable air conditioners, and these also repuires additional expensive costs. In this paper, the computer cluster, which consists of multiple KUROBOXes of Kuroutoshikou Inc., called "KUROBOX cluster", is proposed. Its performance is very low, but the cluster is very low cost, very low electric power, and very small physical size, comared to most cluster by a company. We propose this cluster as a tester of parallel computer programs, including operating systems and parallel programming development tools.
著者
堀江 秀樹 氏原 ともみ 木幡 勝則
出版者
日本茶業技術協会(農林省茶業試験場内)
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.91, pp.29-33, 2001
被引用文献数
1 4

キャピラリー電気泳動法を用いて,茶葉中の主要カテキン類,テアニン,カフェインの茶浸出液への溶出特性について解析した。主要カテキン類の中でも,エステル型カテキン類は遊離型カテキン類に比べて溶出されがたいこと,カフェインは低温では時間をかければ溶出され,また高温では極めて溶出されやすいことが明らかになった。
著者
堀之内 克彦 塩沢 俊之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C-I, エレクトロニクス, I-光・波動 (ISSN:09151893)
巻号頁・発行日
vol.76, no.9, pp.331-336, 1993-09-25
被引用文献数
23

開放型チェレンコフレーザにおいて,電磁波と電子ビームの運ぶ電力の総和が保存されるというエネルギー保存則を用いて,電磁波の電力増大の様子を数値的に明らかにし,電磁波の増大に伴うビームのドリフト速度の減少およびその影響,ならびに導波路を構成する誘電体の誘電率を変化させることによる増大特性の改善について調べている.まず,電磁波が増大するにつれてビームのドリフト速度が減少し,電子ビームと電磁波の同期がずれてくるため,初期に設定された周波数における空間的増大率が次第に減少し,電磁波の電力増大が妨げられることを示している.次に,電子ビームと電磁波の同期を維持するために,ビームのドリフト速度の減少に合わせて導波路を構成する誘電体の誘電率を電磁波の進行方向に徐々に増加させることにより,ビームのドリフト速度の減少による空間的増大率の減少を抑えることができ,電磁波の増大特性を改善できることを明らかにしている.