著者
山田 泉
出版者
法政大学キャリアデザイン学会
雑誌
生涯学習とキャリアデザイン = 生涯学習とキャリアデザイン (ISSN:13493051)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.41-48, 2008-02

It is very difficult to live far away from one’s own country, in a foreign country with a different language and culture, most advanced nations that accept immigrants encourage them to learn the language used in that country, and run public services offering language and cultural education. In Japan, however, such services rarely by well-intentioned citizen volunteers. The Kawasaki city board of education conducts an activity called “Shikiji class” at the Kawasaki city Fureaikan facility and seven other public pavilions. The purpose of this activity is to enable foreigner residents to meet the Japanese citizens, to accept “the other “ just as they are, to talk about what they wish to, and consider what the society they both live in should be, and to aim toward achieving it. The basic idea is “study together” and “live together.” However, in reality the number of residents who attend the “shikiji class” wanting to improve their Japanese ability for everyday life is hot few. It is clear that additional Japanese educational institutions besides the existing “shikiji class”, where they can learn the Japanese necessary to live in Japan should be made. Such organizations should be set up. By the Japanese government, managed by local governments, with NPOs that esteem the idea of the “Shikiji class” taking charge of the education.
著者
池田 潔彦 山田 雅章 鈴木 滋彦 鍋田 孝
出版者
静岡県林業技術センター
雑誌
静岡県林業技術センター研究報告 = Bulletin of the Shizuoka Prefecture Forestry Technology Center (ISSN:09162895)
巻号頁・発行日
no.32, pp.29-35, 2004-03

静岡県産のスギ中日材や大径材と南アフリカ産グランディスの丸太より単板切削を行い,高分子イソシアネート樹脂接着剤を用いた単板積層接着により,28mm厚3タイプと9mm厚2タイプの化粧性を重視した構造用合板を製造した。全タイプについて構造用合板JASの2級曲げ試験と同1級曲げ試験を行い,28mm厚タイプは釘1面せん断試験,床組の面内せん断試験を行った。曲げ試験等の結果から,28mm厚の全層スギ合板では,JAS2級のヤング係数基準値を下回る個体が見られ,ヤング係数の大きな丸太を一定量合板原料に加える,表裏層の単板厚を大きくする,第2層の単板方向を表層と同一方向にするなど,原料面や製造面での対応が必要と思われた。一方,表裏単板と心板にグランディス,添え心板にスギ単板を用いた同厚のタイプはJAS1級の曲げ性能基準値を満たす製品製造が可能と考えられた。合板製造ロット内における変動係数は,ヤング係数が5~15%,密度が3~4%であった。また,スギを原料とした28mm厚合板の釘接合性能や水平構面のせん断性能は,木造住宅の剛床組等に用いる構造用面材として十分な性能を有していると思われた。
著者
米谷 民雄 鈴木 資子 岩崎 恭子 久保田 浩樹 山田 隆
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
衛生化学 (ISSN:0013273X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.241-247, 1996-06-30
参考文献数
29
被引用文献数
1

Maltol is a food additive used worldwide, while it enhances the brain toxicity of aluminum (Al). Al injected with maltol is primarily transferred to the liver and so it may also cause hepatic injury. Kojic acid is used as a food additive in Japan and is structurally related to maltol. Therefore, the hepatotoxicity of Al with maltol was compared to that of Al with kojic acid in mice. Al injected intravenously with maltol in a 1 : 4 molar ratio at a dose of 0.25 mmol Al/kg caused an increase in the plasma activities of aspartate aminotransferase (AST) and alanine aminotransferase (ALT) despite lower hepatic Al concentration than those found after administration in a 1 : 2 molar ratio and with Al only. At the same time, hepatic phosphorus and sulfur (S) levels decreased. The decrease in the S level was ascribed to that in the taurine content. The increase in urinary taurine was also observed. Al alone, maltol alone, or Al : kojic acid at a ratio of 1 : 4 did not alter the plasma activities of AST and ALT or the hepatic element levels. These findings may suggest that tris (maltolato) aluminum (III) (Al (maltol)_3) is a hepatotoxin.
著者
山田 康輔 笹野 遼平 武田 浩一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.B-K22_1-12, 2020

<p>It has been reported that a person's remarks and behaviors reflect the person's personality. Several recent studies have shown that textual information of user posts and user behaviors such as liking and reblogging the specific posts are useful for predicting the personality of Social Networking Service (SNS) users. However, less attention has been paid to the textual information derived from the user behaviors. In this paper, we investigate the effect of using textual information with user behaviors for personality prediction. We focus on the personality diagnosis website and make a large dataset on SNS users and their personalities by collecting users who posted the personality diagnosis on Twitter. Using this dataset, we work on personality prediction as a set of binary classification tasks. Our experiments on the personality prediction of Twitter users show that the textual information of user behaviors is more useful than the co-occurrence information of the user behaviors and the performance of prediction is strongly affected by the number of the user behaviors, which were incorporated into the prediction. We also show that user behavior information is crucial for predicting the personality of users who do not post frequently.</p>
著者
山田 結香子 地神 裕史
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.H4P1229, 2010

【目的】本研究の目的は,立位及び歩行時における足圧分布を測定し,外反母趾変形による足部及び足趾へかかる圧を明らかにすることで,変形の増悪や有痛性外反母趾を引き起こす要因となりうるか検討することである.<BR>【方法】対象は日常生活における歩行に影響を及ぼす疾患のない健常成人女性18名とした.年齢21.6±0.6歳,身長160.1±3.5cm,体重52.9±6.2kg(平均値±標準偏差)であった.足部の形態学的評価として足長,第1趾側角度,アーチ高,アーチ高率,Leg-heel angle(以下LHA)を測定した.今回,X線計測に最も近い外反母趾角測定法とされている第1趾側角度において15°の基準を設け,15°以上を外反母趾群,15°未満を正常群として2群に分配した.足圧分布測定機器(BIG-MAT1/4,Nitta株式会社製)を使用し,静止立位を10秒間測定後,10m歩行路上にセンサーシートを固定し,歩行時に踏むように指示した.数回練習を行い,自然歩行にて3回測定した.前足部に加わる足圧分布を母趾球エリア,母趾エリア,第2~5趾エリア,その他のエリア,に4分割した.更に足趾を除いた部分を均等に3分割し,中間にあたる部分を土踏まずエリアとして,計5エリアに分割した.解析項目は,母趾に対する母趾球の圧を調べるために,それぞれに加わる圧の比率を母趾球/母趾比として算出した.歩行時における解析区画は,蹴り出し時に相当するheel off~toe off(以下HO~TO)とした.なお,各エリアにかかる荷重値を被験者の体重で除して正規化し,各エリアで得られたデータはそれぞれ加算平均した.<BR>【説明と同意】全被験者に対し,本研究の目的及び内容について事前に説明し,同意を得た.<BR>【結果】形態学的評価の結果,足長を除く,第1趾側角度,アーチ高,アーチ高率,LHAの項目で群間において有意差がみられた(p<0.01).母趾球と母趾に加わる圧の比率を母趾球の圧/母趾の圧(母趾球/母趾比)で算出した.静止立位及び歩行共に群間に有意差は得られなかった.しかし,各群でそれぞれ母趾圧に対する母趾球圧の大きさを検討したところ,静止立位では両群において,歩行時では外反母趾群において,母趾に対する母趾球の圧が有意に大きな値であった(p<0.01). <BR>【考察】静止立位及び,歩行における蹴り出し(HO~TO)の際の母趾と母趾球の使用割合を母趾球/母趾比として算出し,群間での比較と母趾圧に対する母趾球圧の割合を検討した.静止立位における体重の全体量は,まず距腿関節で距骨にかかり,そこからアーチの支持点方向へと3箇所に分散されていく.静止立位では足趾への荷重量は小さく,相対的に母趾球の荷重量が大きくなったことが考えられる.変形の増悪や有痛性外反母趾を引き起こす要因となり得る程の圧が加わっているとは考えにくく,外反母趾変形が静止立位時に足趾や足部に及ぼす影響は極めて小さいことが推察された.歩行における蹴り出し時,外反母趾群では母趾球にかかる圧が母趾にかかる圧に対し有意に大きい結果となった.これは外反母趾変形を有する足部では,歩行における蹴り出しの際に母趾球により多くの圧が加わることを示唆している.外反母趾変形では,形態学的変化に伴う母趾作動筋の位置変化により,母趾の機能不全が生じるといわれており,加えて,外反母趾変形を有する者の歩行では,母趾での蹴り出しが消失するとの報告もある.以上のことから,外反母趾変形を有する者は母趾球で踏み切っていると考えられる.この母趾球部での離床が歩行時推進期の度に生じるということは,母趾球部へ日常的に反復的なストレスが加わることになる.外反母趾の疼痛発生のメカニズムは,形態的異常の生じた部分と靴等との外部環境の間に過剰な負荷や異常な圧上昇が生じることによる.このことから,今回本研究で得られた,外反母趾変形を有する者の蹴り出しの際にみられる母趾球圧上昇は,更なる変形の増悪やそれに伴う有痛性外反母趾を引き起こす要因に成り得ることを示唆していると考える.<BR>【理学療法学研究としての意義】本研究において,第1趾側角度が15°以上の者は,18人中7人みられたが,外反母趾を自覚し何らかの対策を講じている者は1人もみられなかった.このように,外反母趾は身近な問題でありながら,軽度で無痛性の場合,放置されがちである.有痛性外反母趾成因の一つとして,外反母趾変形を有する足部での歩行を検討していくことは,二次的な疼痛の出現や,更なる変形の進行を防ぐ上で非常に重要であると考える.<BR>
著者
山田 祥恵
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.48, no.12, pp.684-688, 1998
参考文献数
1

弊社は「メッセージを伝えたい人とメッセージを受け取る人を『つなげて』, メッセージを『伝える』」コミュニケーションのコンサルティングを行っている。コミュニケーションの媒体として企業のホームページを制作する機会が増えてきた。1996年に「ウィメンズ・ゲートウェイ」という"世界中で活躍するプロ意識のある女性のためのホームページ"を開設し, 情報提供やオンライン上での交流の場の提供も行っている。その他, 働く女性のネットワーク「NAPW」の運営や国際女性ビジネス会議の開催など, 女性を対象とした活動も多い。それらの活動を通して, 「リンクする」「リンクを作る」ということについて日頃感じていること, 考えていることを述べたい。
著者
山田 容三 安樂 怜央
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.131, 2020

<p>インドネシアのEfi Yuliati Yovi博士が開発した林業安全ゲームを基に、ボゴール農業大学とのJSPS二国間共同研究(2016〜2018年度)を通して、日本版の林業安全ゲーム・チェーンソー伐木作業編を作成した。林業安全ゲームは、5人のプレーヤーと1人のゲームマスターで進めるボードゲームであり、初心者向けの安全編と技術編、熟練者向け、経営者向けの4つのレベルで構成される。林業安全ゲームの学習効果を確かめるために、ゲーム前後に選択式の10問の小テストを行い、チェックリストにより質問カードの出現頻度と正答率を調べた。調査は、静岡県で熟練者向けを、愛媛県で初心者向けの技術編を試行した。小テストの得点は、熟練者向けと初心者向けともにゲーム後に2ポイント前後の向上が見られ、林業安全ゲームの効果が確認された。特に、ゲーム中に16〜18枚程度の質問カードが全て出ると、ゲーム後の小テストの得点が高くなることが確認され、5人のプレーヤーでプレーすることが効果的である。また、質問カードはゲーム中に順不同で現れ、質問の解答中にゲームマスターからのヒントやプレーヤー間の知識や経験の情報交換が促進され、学習効果を高めていると考察された。</p>
著者
三上 雄一郎 牧方 康裕 北脇 信彦 山田 武志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.121, pp.49-54, 2009-07-02
参考文献数
7

全IP(Internet Protocol)技術を特徴の一つとする次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)における音サービスの主たる品質要因は,時間連続的な符号化ひずみ,時間離散的なパケット損ひずみ,及び信号の周波数帯域制限ひずみである.筆者らは,これまで楽音信号に対して,連続ひずみ,離散ひずみ,帯域制限ひずみを考慮した客観品質評価法を検討してきた.本稿では,同じ構造の客観品質推定尺度を用いて,音声信号の客観品質推定について検討し,楽音と音声の双方に適用できる客観品質評価尺度の開発を目指す.
著者
山田 杏菜 菊池 司
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 映像表現&コンピュータグラフィックス (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.235-236, 2021 (Released:2021-07-07)
参考文献数
6

仮面ライダーとは1971年から2017年現在も続く特撮ヒーロー番組に登場する仮面をつけたヒーローの総称である.45年もの間続く番組はあまり存在しない.その魅力の1つとして変身シーンが挙げられるのではないだろうか.そのため,本研究では変身シーンのカメラワークに着目し分析,考察を行う.昭和12人,平成18人,計30人,約120シーンの抽出をし,8つの項目(カット数,アングル,画角サイズ,カメラワーク,被写体から見たカメラの位置,被写体の画面内位置,映像内容,時間)に分けて分析する.その結果を元に,ライダー毎の特徴や類似点,相違点,昭和ライダーと平成ライダーの違いなどを抽出していく.
著者
稲葉 敦 島谷 哲 田畑 総一 河村 真一 渋谷 尚 岩瀬 嘉男 加藤 和彦 角本 輝充 小島 紀徳 山田 興一 小宮山 宏
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.5, pp.809-817, 1993-09-10 (Released:2009-11-12)
参考文献数
15
被引用文献数
5 5

太陽光発電の大規模導入を前提として, 多結晶シリコンとアモルファスシリコンの太陽光発電システムのエネルギー収支を検討した.本試算には, 開発中の技術の導入, 太陽電池セル製造プロセスの効率向上が仮定されている.系統連系することを仮定し, 蓄電設備を持たない集中配置型の発電所を建設する場合のエネルギーペイバックタイムは, 年間10MWの生産規模で, 多結晶では5.7年, アモルファスでは6.3年となった.100GWの場合は, さらに技術開発が進行すること, およびスケールアップ効果により, 多結晶で3.3年, アモルファスで3.0年となる.集中配置による太陽光発電システムでは, 発電所を建設するためのエネルギー投入量が大きく, 生産規模に応じた発電システムを構築することが重要である.
著者
山田 和範 小池 崇文
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.769-770, 2019-02-28

本研究では,動画ライブ配信中のコメント入力により車型ロボットを制御しゴールへ導く視聴者参加型ゲームを提案する.視聴者参加型ゲームは多くの人が同時に楽しめるゲームで,その一つにスイカ割りがある. スイカ割りは,目隠しをした挑戦者が周囲の声だけを頼りにスイカを割る遊びである.本研究では,スイカ割りと同様の体験をインターネット上で実現するために,車型ロボットをその挑戦者, 周囲の声を視聴者のコメントと見なす.視聴者らはコメント入力で車型ロボットを操作し,車方ロボットをゴールに導くことで,スイカ割りの面白さをインターネット上で実現する方法について提案する.

1 0 0 0 OA 6. Felty症候群

著者
山田 昭夫
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.88, no.10, pp.1924-1928, 1999-10-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
4

Felty症候群は慢性関節リウマチ,脾腫,白血球減少の3主徴を有する疾患であり,顆粒球減少などのため感染症を繰り返し,予後不良な疾患である.また血管炎を伴うことが多く,下腿潰瘍,間質性肺炎などを合併することも多い.治療は多量の副腎皮質ホルモン薬が中心であるが,脾摘の可否について論議のあるところである.