著者
岡本 健
巻号頁・発行日
2012-12-15

コンテンツ文化史学会 2012年大会 シンポジウム「記憶と場所」. 2012年12月15日. 明治大学.
著者
岡本 一志 董 芳艷 吉田 真一 廣田 薫
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18840833)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.11-21, 2010 (Released:2011-08-10)
参考文献数
20

Families of t-norm based histogram intersections and a corresponding content-based image retrieval system are proposed. It is shown that the retrieval performance varies depending on the semantic category of the image and the usage of different t-norms results in a performance increase. Computational costs are determined as both the complexity and the average of 106 calculation times needed to calculate each similarity on a personal computer. To evaluate retrieval performance, precision and recall on the Corel image databases are determined, and Friedman test and Scheffe′s method are used to find difference between similarity measures. The results suggest that the proposals have the best average Friedman ranks in some categories (implying improved precision) having only 125 ms overhead when compared to the basic histogram intersection. Due to observed performance of families of t-norm based histogram intersection, system performing boosting of such norms could increase the overall accuracy in content-based image retrieval.
著者
岡本 雅巳 合田 憲人 宮沢 稔 本多 弘樹 笠原 博徳
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.513-521, 1994-04-15
被引用文献数
32

本論文ではFortranプログラムにおける、基本ブロック・ループ・サブルーチン間の粗粒度並列性を階層的に利用する階層型マクロデータフロー処理手法について述べる。筆者らは既に粗粒度タスク間の並列性をマクロタスクの最早実行可能条件解析を用いて自動抽出する単階層のマクロデータフロー処理手法を実現している。階層型マクロデータフロー処理は、従来の単階層マクロデータフロー処理では利用していなかったループやサブルーチン等のマクロタスク内部の粗粒度並列性も抽出することを可能にする。特に、本論文では階層型マクロデータフロー処理手法におけるマクロタスクの階層的定義手法、マクロタスク間の階層的並列性抽出手法、および階層的に定義されたマクロタスクの階層的なプロセッサクラスタヘのスケジューリング方式について述べる。また、本手法のOSCAR上での性能評価の結果についても述べる。
著者
児玉 ひとみ 竹宮 孝子 竹内 千仙 加藤 郁子 村越 薫 大久保 由美子 斎藤 加代子 大澤 真木子 岡本 高宏 小原 孝男
出版者
東京女子医科大学
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.80, no.3, pp.65-68, 2010-03-25
被引用文献数
1

多くの医師(特に女性医師)にとって仕事と育児の両立は難しい。そのため、乳幼児を対象とした保育所の整備や保育支援が進められてきた。しかし、小学校低学年の学童児を対象とした保育(学童保育)については選択肢が極めて少なく、女性医師の離職や職場変更につながることも少なくなかった。そこで、女子医大では、平成19年3月に同学50歳以下の医師1069人と医学部学生500人を対象に学童保育設置の必要性に関するアンケート調査を行った。調査には、医師315人、学生56人が回答し(回収率各29.5%、11.2%)、「学内に学童保育施設があれば、すぐに利用したい」31人(全て医師)、「今後利用するかもしれない」135人(医師111人、学生24人)、「利用はしないがあった方がよいと思う」205人(医師173人、学生32人)であった。学童保育の利用を検討した医師は、早朝、夜間、土・日曜日を含む長時間保育を希望していることがわかった。この結果は、医師に対する学童保育支援の必要性を強く示した。学生に対しては、育児と仕事の両立、学童保育の必要性など将来的な問題提起の機会になった。
著者
安田 咲子 岡本 栄司 阿部 亨
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.54, pp.17-22, 1998-05-29

近年,インターネットおよびディジタルAV機器の普及により,誰にでも簡単にディジタル著作物を複製することが可能となった.これに伴い,著作物の著作権を巡っての問題が発生しつつある.これに対し,著作権保護の目的で,画像中に別の画像を隠蔽する電子透かし技術について最近研究が行われている.この中でも,画像の周波数領域に透かし情報を隠蔽する方式は,透かし情報の除去が困難であり安全性が高い.しかしこのとき,安全性と画質とのトレードオフが問題となり,そのために透かし情報を特定の周波数帯域に正確に埋め込むフィルタを考える必要がある.そこで本稿では,周波数分離特性の優れたフィルタであるQMFを用いた電子透かし隠蔽法を提案し,その安全性と画質の関係を計算機実験により検証する.In recent years, the progress of Internet and digital AV equipment makes copying of digital contents easy. From this reason, copyright troubles have become a subject of discussion. In order to protect the copyright of digital contents, watermark techniques that hide the copyright information into an image are researched. Especially the method that hides watermark into the frequency domain of an image has the high security, because it is difficult to remove the copyright information from the watermarked image. In this method, a trade-off between the security and the quality of the image comes into problem. In this article, we propose a novel method for hiding watermark with QMF, and evaluate the security and the quality of the proposed method.
著者
岡本 央 広渡 俊哉
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.15-26, 2002-01-10

ホソヒゲマガリガ科(改称)Prodoxidaeは全北区,特に新北区を中心に分布することが知られている.日本では本科に含まれる種としてヘリモンマガリガGreya marginimaculata 1種のみが知られていたが,筆者らは本科に含まれる2属4種を日本から新たに確認した.Lampronia Stephens,1829マダラマガリガ属(新称)L.altaica Zagulajev,1992アルタイマガリガ(新称)開張9-10mm.前翅は暗い黄褐色で金色の弱い光沢を帯び,特徴的な白斑をもつ.雄交尾器のvalvaは中央で著しくくびれ,腹面側には刺毛が櫛歯状に並ぶ.雌交尾器のcorpus bursaeに一対の放射状のsignaをもつ.1998年7月に杉島一広氏によって北海道の大雪山で採集された.L.corticella(Linnaeus,1758)キマダラマガリガ(新称)開張10-11mm.前翅は暗い灰褐色で,淡黄色の細かいまだら状の斑紋をもつ.雌交尾器の産卵管の先端は平たく,corpus bursaeに一対の放射状のsignaをもつ.北海道の糠平で採集された雌のみを確認した.L.flavimitrella(Hubner,1817)フタオビマガリガ(新称)開張11-12.5mm.前翅は暗褐色で赤褐色の弱い光沢を帯び,2本の白い帯紋をもつ.雄交尾器のvalvaは中央で著しくくびれ,先端には鋭く尖った硬化部をもつ.雌交尾器のcorpus bursaeに一対の放射状のsignaをもつ.北海道および長野県で採集されている.Greya Busck,1903モンマガリガ属(新称)G.marginimaculata(Issiki,1957)ヘリモンマガリガ開張12.5-14.5mm前翅は黄褐色で金色の光沢を帯び,縁に白い斑紋をもつ.本種はIssiki(1957)によってLamproniaの種として記載されたが,Kozlov(1996)が本種をGreya属に移した.雄交尾器のvalvaは太く,腹面側に1-2個のpollexをもつ.長野県および石川県の白山で採集されている.G.variabilis Davis and Pellmyr,1992アラスカマガリガ(新称)開張16mm.前翅は黄褐色で金色の光沢を帯び,縁に白い斑紋をもつ.斑紋は非常に多くの変異をもつ(Davis et al.,1992).雌交尾器のcorpus bursaeにはsignaをもたない.本種はこれまでアラスカを中心とした北米ならびにシベリア東部(チュクチ半島)に分布することが知られていたが,平野長男氏が1986年9月に長野県の安房峠で採集した雌一個体を確認した.
著者
小林 享夫 岡本 崇
出版者
東京農業大学
雑誌
東京農業大学農学集報 (ISSN:03759202)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.89-104, 2003-12-30
被引用文献数
1

本報告は1998年8月および2000年3月に東京都小笠原村母島において,著者の1人岡本により採集された28点の植物病害標本上に認められた,植物寄生菌類の同定結果とそれらに関する若干の菌学的補遺について述べたものである。すなわち16科19属19種の植物上に22種の菌類と未同定2属の菌類による28種類の病害が観察された。これらのうちハチジョウススキ紫眼斑病菌Ascochyta miscanthi, マルバツユクサ斑点病菌Cercospora japonica, リュウケツジュ赤斑病菌Microsphaeropsis boninensis, シマギョクシンカ褐斑病菌Mycosphaerella tarennicola, およびヘクソカズラ灰褐斑病菌Phyllosticta boninensisの5種はそれぞれ新種として発表した。また日本新産種としてホウライショウ灰色葉枯病菌Fusicoccum vagans(Dothiorellaより転属処理),シュロガヤツリ灰色葉枯病菌Ascohyta papyricola, ムニンセンニンソウ褐斑病菌Ascochyta vitalbae, グアバ・モモタマナペスタロチア病菌Pestalotiopsis toxica, マンゴー灰色葉枯病菌Phomopsis mangiferae, パパイアホモプシス葉枯病菌Phomopsis papayae, マンゴー褐色葉枯病菌Phyllosticta anacardiacearumの7種を記録した。そのほか小笠原未記録種としてColeosporoum eupaederiae(ヘクソカズラさび病菌,種名変更),Colletotrichum capsici(パッションフルーツ炭疽病菌),Fusicoccum aesculi(キュウリ褐色葉枯病菌),Pestalotiopsis adusta(ヘクソカズラペスタロチア病菌),Pseudocercospora paederiicola(ヘクソカズラ角斑病菌),Pseudocercosporella oxalidis(ムラサキカタバミ褐斑病),Septoria pastinacina(パッションフルーツ円斑病菌,種名変更)の7種が加えられた。上記の菌類を加えて小笠原産の植物寄生菌は約170種となる。
著者
今津 篤志 下村 慧 内藤 直樹 岡本 上二郎 山浦 富雄
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp."2P2-D03(1)"-"2P2-D03(4)", 2008-06-06

This paper proposes a new vehicle type mechanism which has 4-Wheel-Drive Omni-Wheels with 4-Wheel-Steering. This mechanism is a superset of conventional Omni-directional vehicle and some car type mechanism. Then with some DOF fixed, the mechanism can be applied many conventional driving methods. Steering and driving characteristics of the vehicle is illustrated with geometrical analysis. A straight driving method with non-step gear ratio by symmetric steering and a turning method by difference of driving speed are tested. Experiments are held with a vehicle model and some difference between the analysis and experiments caused by dynamic effect such as driving or cornering force.
著者
岡本 美子
出版者
茨城大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

惑星系形成の場としての星周円盤の性質を、円盤ダストの空間分布の観点から明らかにするため、8mすばる望遠鏡の中間赤外線観測装置COMICS等を用いた星周円盤ダストの観測を進めた。この結果、いくつかの著しく広がった円盤を発見し、特に大きな広がりを持つ天体の性質を詳しく調べた。10太陽質量星周の円盤1個については、その10-1000AUスケールの構造・フレア構造・温度分布・ダストの性質などを解明した。この円盤は、太陽質量程度の星の周囲の円盤でも期待されるような熱的構造を示す一方で、存在するシリケイトダストの種類は、低質量星周とはかなり異なり、プラズマ等による変性の可能性が示唆される。
著者
岡本 徹
出版者
大阪大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2012-08-31

日本脳炎ウイルス感染によってアポトーシスを抑制するタンパク質Mcl1が顕著にプロテアソームによって分解を受けることを示しCRISPR/Cas9を用いた遺伝子破壊技術を用いてヒトの肝癌由来細胞株であるHuh7で、Mcl1欠損細胞とBcl-x欠損細胞を作製し、各ウイルス感染における細胞死の変化を調べた。すると、日本脳炎ウイルス感染では、Bcl-x欠損細胞で顕著に細胞死が亢進したが、Mcl1欠損細胞では野生型のHuh7と同程度だった。Bcl-x欠損細胞では、その生存がMcl1に依存しているため、日本脳炎ウイルス感染によってMcl1が分解され、死に至ったと考えられた。
著者
坂本 薫 岩城 啓子 岸田 恵津 池田 ひろ 入江 一恵 平田 由美子 三崎 勝 太田 初子 岡本 佳子 安藤 孝雄 口羽 章子 金谷 昭子
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.399-406, 2001-11-20
被引用文献数
1

今後の炊飯方法や炊飯意義を探る研究の一環として,無菌包装米飯に焦点を当て,無菌包装米の利用状況や意識などに関するアンケート調査と代表的な3社の製品に対する食味評価を行なった。アンケート調査では,持ち帰り米飯に対する回答と比較し、以下の結果を得た。1.無菌包装米飯を知っている者は77.2%,そのうち,使用したことがある者は50.8%であった。中高年男性群に無菌包装米飯を知らない者が多い傾向が見られ,若年女性群との間に有意差(p<0.05)が認められた。2.無菌包装米飯と持ち帰り米飯を利用する理由は,両者とも「すぐ食べられるから」を挙げていたのに加え,無菌包装米飯には「保存できるから」が特徴的な理由として挙げられていた。無菌包装米飯の利用後の感想は,「満足」と「まあまあ」をあわせると84.4%となり,8割以上の者がほぼ満足していると考えられた。3.無菌包装米飯を今後利用したいか否かに対しては,「積極的に利用したい」あるいは「ときに利用したい」とした者は40.1%,「できれば利用したくない」は53.9%であった。利用したくない理由としては,「ご飯は家で炊くべきだから」,「おいしくないから」が多かった。4.3社の製品の食味評価は,普段食べている米飯とほとんど差がないと評価された製品もあったが,製品により評価に著しい差が見られた。また,香りに対する評価が,総合評価に影響を及ぼしている可能性が示された。5.テクスチャーについては,B,C社製品はコシヒカリに比較的近いかたさと付着性を示す結果となった。以上,白飯の無菌包装米飯は,製品によりテクスチャーや食味評価に差があり,香りが総合評価に影響を及ぼす要因であると示唆された。よい評価を得た製品は,普段食べている米飯と食味上遜色はなく,常温保存できるという特徴から,今後さらに需要が伸びる可能性があるものと思われる。
著者
安井 利一 竹下 玲 岡本 和彦 高野 安紀子
出版者
明海大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

歯周病原性細菌Porphyromonas gingivalis(P. gingivalis)が、直接、細胞内に侵入する能力を有することが広く知られている。近年、幾つかの研究は、実際の歯周炎患者において、本菌が細胞内侵入していることを示している。しかし、P. gingivalisの細胞内侵入が、どの様な病原性を有するのか完全に明らかにされていない。そこで、P. gingivalisの細胞内侵入が、如何なる生物活性を導き出すのかを検討する。また、細部内侵入したP. gingivalisは、一般の抗生剤で除去することは困難であるので、細胞内侵入した本菌を除去できる薬剤についても検討を行う。