著者
菊池 幸大 山本 孝志 才所 敏明 生沼 達哉 岡本 郁子 並木 敦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.865-866, 1989-03-15

Lispの言語仕様統一の目的で1984年に発表されたCommon Lispも、現在では多くの処理系が実現され、使用されるようになった。日本においてもこの仕様に準拠した国産システムが作成され、利用者の数も増大している。当社では、この実質的な世界標準であるCommon Lispを、社内の標準処理系とし実務に供することを可能にすべく、京都大学よりKCLを導入し、これをもとにAI応用システムの開発環境の整備を行なっている。当社のAS3OOOシリーズはサン・マイクロシステムズ社のSUN3に日本語機能を強化したエンジニアリング・ワークステーションであり、社内のAI応用システム開発の標準ツールとしてKCL/EWSを利用している。現在までにこの処理系に対し、グラフィック・システムの国際標準であるGKSをリモート・システムとして実行可能なKCL/GKS、リレーショナル・データベースUNIFYをLisp環境から使用することを可能にしたKCL/Unifyほか様々なシステムを開発し、AI応用システムの開発を行っている。
著者
岡本 充洋
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.197, pp.106-111, 2009-09

岡本 充洋セールスフォース・ドットコム アライアンス事業本部 Force.com Developer Programs / AppExchange スペシャリスト Force.comとは,米Salesforce.comが提供する「PaaS(Platform as a Service:サービスとしてのプラットフォーム)」です。CRM(Customer Relationship Management)などの既製アプリケーションをインターネットを介して提供するサービスを「S…
著者
湯本 英二 岡本 和憲 佐々木 裕美 丘村 熙
出版者
The Japan Society of Logopedics and Phoniatrics
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.145-151, 1987-07-25 (Released:2010-06-22)
参考文献数
8
被引用文献数
1

H/N比計算法あるいは測定システムに由来する, 真のH/N比との差およびピッチや振幅の変動が測定値に与える影響等について検討し, 以下の結果を得た.(1) 平均波を用いて調波成分を推定することはみかけ上の調波成分エネルギーを増加させ従ってH/N比を大きくする. (2) 基本周波数および振幅のゆらぎは雑音成分として計算され従ってH/N比を小さくする.また, 正常声にみられる程度の基本周波数のゆらぎは振幅のゆらぎよりも雑音成分に大きく寄与していた. (3) AD変換を含めた測定システム全体の誤差は無視しうる程度であった.たとえば, 基本周波数160Hz, 基本周波数のゆらぎ0.5%, 振幅のゆらぎ0.1dBで真のH/N比が10dBの仮想的音声はH/N比法によって10.9dBと測定されることになっる.
著者
遠藤 茂寿 山口 賢治 岡本 祥一
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.34-39, 1979
被引用文献数
1

海綿状ニッケルの磁気濾過用フィルターマトリックスへの応用性を, マグネタイトスラリーを用いて実験的に検討した.7種類の厚さ1 cmのユニットについて捕集効率を測定した.磁場はソレノイドによって0.5, 1, 1.5 kOeに変えて印加された.流速を0.3~3 cm/secに変えた.骨格径が108μmの海綿状ニッケルを用いた場合, 最大99%以上の捕集効率を得た.マトリックス単位表面積あたり, 5 mg/cm<SUP>2</SUP>以上のマグネタイトが沈着した.海綿状ニッケルは, 磁気濾過用フィルタマトリックスとして用いることができる.またその濾過機構は, 標準閉塞濾過であった.
著者
津田 正史 岡本 由美子 嶌田 智
出版者
高知大学海洋生物教育研究センター
雑誌
Bulletin of marine sciences and fisheries, Kochi University (ISSN:03879763)
巻号頁・発行日
no.25, pp.1-4, 2007-03

日本には、緑藻237種、褐藻307種、紅藻869種の計1413種の海藻類が生育している。各地域により生育する海藻類は異なり、例えば琉球列島にはカサノリ類を代表する緑藻類が多く、緑藻109種、褐藻72種、紅藻194種の計375種が生育し、一方、北海道にはコンブ類などの褐藻類が多く、緑藻42種、褐藻98種、紅藻172種の計312種が生育している。海藻類は食用としての利用が多いが、最近は、機能性食品、化粧品、医化学用基剤、肥料、飼料など多岐にわたって利用されている。また、医薬品としての利用につながるような海藻類のMRSAに対する抗菌性や、抗腫瘍活性も報告されている。ヒトヘルペスウイルスの一種であるEpstein-Barrウイルス(EBV)は、バーキットリンパ腫や免疫抑制患者の日和見リンパ球増殖症、ホジキンリンパ腫などのB細胞性腫瘍だけでなく上咽頭癌、胃癌などの上皮性腫瘍やさまざまな組織腫瘍に関連していることがわかっている。また、小児に多くみられる慢性活動性EBV感染症や種痘様水疱症の原因ウイルスでもある。エイズの日和見感染症であるカポジ肉腫は、カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス(KSHV)感染により発症する。これらウイルスは、既存の抗ウイルス薬は無効であり、通常の抗がん化学療法や放射線療法に対しても抵抗性や易再発性のものが多い。本研究では、北海道沿岸から30サンプル27種の海藻類を採集し、これらヘルペスウイルスに対する抗ウイルス活性について調査した。
著者
岡本 裕幸 山田 勝紀 米澤 洋
出版者
The Society of Instrument and Control Engineers
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.26, no.6, pp.620-625, 1990-06-30 (Released:2009-03-27)
参考文献数
7
被引用文献数
1 2

An Image Processing System (IPS) for an automatic Surface Plate (SP) scraper system has been studied. First, the SP was took a red lead print, then the IPS made two images of the SP using a monochromatic ITV camera. One image was photographed through a blue filter glass, another was photographed through an orange filter glass. Secondly, values of densities of the image was subtracted from another. And the subtracted image was binalized at a threshold level which was determined by the new preprocess and OTSU method. Thus the red lead area was separated with a base area of the SP. Thirdly, the IPS calculated positions to be scrape in consideration of characteristics of a scrape unit and a robot control system.Before introduction of the IPS, it took 3 days to determine the scrape positions, but now it takes only 20min (max). As the IPS automatically processes all jobs except photographing, a beginner can treat the IPS.
著者
岡本 拓司
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
大学の物理教育 (ISSN:1340993X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.10-14, 2019-03-15 (Released:2019-04-15)
参考文献数
16

1.はじめに2019年から数えれば51年前,約半世紀前となる『物理学史I,II』の刊行された1968年,廣重徹(1928-1975)の所属する日本大学(日大)や,東京大学(東大)は,学生紛争の渦中にあった.
著者
上村 郷志 稗圃 泰彦 小頭 秀行 岡本 泉 竹原 啓五 中村 元
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.81-86, 2008
参考文献数
8

テレビ・ラジオ番組など特定のイベントを契機として発生するアクセス要求は,短時間に特定のサーバに集中する傾向があり,そのアクセス数は平常時のそれをはるかに上回るため,当該サーバの不安定動作あるいはシステムダウンを引き起こすことがある.本稿では,整理券を用いることにより,特定のサーバに集中するユーザからの大量のアクセスを所望のレート以下に制御するアクセス制御システムを提案する.提案システムでは,新たに導入するアクセスパスサーバにおいて,ユーザ端末がエンドサーバにアクセスするまでに待機すべき時間を整理券に記載して発行することにより,エンドサーバにおける同時接続セッション数を所望の数以下に制御する.また,提案方式を実装したプロトタイプシステムは,モバイル端末向けスクリプトであるFlash Liteを用いてユーザ端末の動作を制御し,ユーザ端末およびエンドサーバへ特別な改修を施すことなく,実稼働中のシステムへ導入することが可能である.
著者
岡本 佳乃 野村 明 山中 晶子 丸山 進
出版者
一般社団法人 日本食品工学会
雑誌
日本食品工学会誌 (ISSN:13457942)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.149-154, 2009-09-15 (Released:2015-06-27)
参考文献数
13

エンドセリン-1(ET-1)は強力な血管収縮因子や表皮メラニン細胞の分裂促進因子として知られており,紫外線刺激による色素沈着の原因物質の一つとして知られている.我々は,以前にハヤトウリ(Sechium edule)果実抽出物に紫外線で誘導される表皮角化細胞でのET-1産生を抑制する効果があることを報告した.今回,ハヤトウリ果実抽出物のメラニン生成への影響を検討し,さらに,含まれているポリフェノール量を測定したので報告する.本実験では表皮角化細胞と表皮メラニン細胞から構成されているヒト皮膚三次元モデルを使用し,色素沈着の観察とメラニン定量を行った.ハヤトウリ果実抽出物は黒色化を抑制し,メラニン生成量も抑える効果が観察された.また,ハヤトウリ果実抽出物にはチロシナーゼ酵素活性の阻害は見られなかった.ポリフェノールのHPLC-クーロアレイ法での分析結果から,乾燥物重量1gあたり,ルテオリン6.6μg,フェルラ酸5.6μg,p-クマル酸3.3μg,バニリン酸6.1μg,プロトカテク酸1.5μg,p-ヒドロキシ安息香酸0.8μgが含まれていることが明らかとなった.これらのポリフェノールなどの複合物がメラニン生成抑制作用を示しているのではないかと考えられる.
著者
岡本 洋子 吉田 惠子
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.97-102, 2014

味の感じ方に及ぼす温度の影響を調べることを目的に,甘味料および市販甘味飲料を用いて官能評価法によって甘味強度を測定した。甘味料として,スクロース,D-グルコース,D-フルクトース,D-マルトース,エリスリトール,キシリトール,D-ソルビトール,マルチトールの8種類,市販甘味飲料としては11種類を用いた。実験参加者は年齢18~20歳の健康な女子学生27名である。検査の液温は,7&deg;C,25&deg;C(基準),43&deg;Cとした。8種甘味料のうちD-フルクトースおよびキシリトールについては,温度による甘味強度の変化がみられたが,それ以外の甘味料は温度による呈味性の変化はみられなかった。一方,市販甘味飲料については,7&deg;Cでは25&deg;Cに比べ甘味強度が弱く,43&deg;Cでは25&deg;Cに比べ甘味強度が強い飲料が多かった。また,甘味料群では,甘味強度について温度要因の統計的な主効果に有意性はなかったが,市販甘味飲料群では,その効果に有意性がみられた。市販飲料に含まれる甘味料以外の成分について,呈味性に及ぼす影響を検討する必要が示唆された。
著者
若林 慶彦 岡本 敏明 斉藤 浩一 工藤 寛之 三林 浩二
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.21, 2007

本研究では細胞膜での能動輸送のように、化学物質を認識しその化学エネルギーを力学エネルギーに、常温・常圧で直接変換する新規な駆動機構「有機エンジン」を生体材料と有機材料を用いて作製し、この有機エンジンを利用することで、液体成分やその濃度で駆動・制御可能な生化学式アクチュエータを開発した。
著者
南 夏代 平井 和子 武副 礼子 岡本 佳子
出版者
The Japanese Society of Nutrition and Dietetics
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.307-314, 1991 (Released:2010-04-30)
参考文献数
19
被引用文献数
2 1

大阪府下の高校1年生 (男子399人, 女子509人) を対象に, 排便回数及び食生活や食物摂取量に関する意識についてアンケート調査を行った。なお, 排便回数が週に3回以下のものを“便秘傾向”とみなして集計した。1) 毎日排便のある割合は, 男子 (54%) よりも女子 (27%) のほうが低く, 排便回数が3回以下の“便秘傾向”の割合は男子 (16%) より女子 (19%) が高かった。また“不規則”と答えた割合も男子 (11%) より女子 (23%) が高く, 排便回数に性差がみられた (p<0.001)。男子の68%, 女子の83%が“便秘と健康は関連性がある”と答え, 排便は“毎日するもの”と答えた生徒は男子68%, 女子60%であった。特に, 排便が“不規則”と答えた生徒の場合に排便への認識が低かった (男女ともに, p<0.001)。排便時刻は,“起床~朝食直後”が最も多く, 排便回数が“不規則”と答えた生徒では, 排便時刻も“不規則”と答えた割合が高かった (男女ともに, p<0.001)。2) 健康を保つのに適した食生活を,“している”あるいは“だいたいしている”と答えた生徒は男子55%, 女子61%であった。望ましい1日の摂取食品量を,“知っている”あるいは“だいたい知っている”と答えた生徒は, 男子26%, 女子27%であった。女子では両認識と排便回数との間に関連性がみられた (各々, p<0.001, p<0.05)。3) 食品群別摂取量への意識は, 男子では“多量”と“わからない”が多く, 女子では“普通量”が多く, 性差がみられた (p<0.05)。食品群別摂取量への意識と排便回数との関連性は, 女子よりも男子に高くみられ, 排便が“便秘傾向”の男子では, 穀類・いも類・野菜類の摂取量が“わからない”が多く, 女子では野菜類・乳類の摂取量が“少量”と答えた割合が高かった。